フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

モリエンヌの谷でお買い物

子供たちと出掛けたテント泊目的の週末ドライブ1日目、サヴォア県モリエンヌ地方へと向かいました。
モリエンヌと言われても日本にお住まいの方、フランスでもアルプス方面に行かない方には馴染みのない地方かもしれません。


アウトドア好きの方なら名前くらいは知っておられるであろうオピネルナイフや、フランスの代表的なお山のチーズであるボーフォールの故郷でもあります(ボーフォールは生産範囲が広いのでボーフォータンなど他の地方でも作られています)。


また自転車レースがお好きな方なら、この地方を毎年といってもよいくらいツール・ド・フランスが通っていることをご存じだと思います。


ハイキングをした先でテント泊をするのが普通ですが、複雑骨折が治っておらずハイキングはできないのでドライブ、ピクニックで日中の予定を埋めます(^^;)


朝早くに出たので、高速のパーキングエリアで朝ご飯にしました。
時間に余裕があるので途中で高速を降りモリエンヌの谷沿いの県道を進みます。
サン・ミッシェル・ド・モリエンヌの町でお昼ご飯のためのパンを買おうと思います。


こちら方面に来るときに毎回寄るのを楽しみにしているパン屋さんです♪ 生地が飛び切りおいしいのです。
日本に住んでおられる方は、フランスだとパンはどこで買ってもおいしいと思われるかもしれませんが、お店によってかなり差があります。


バゲットにも色々種類があります。お昼用に2種類、一本ずつ買いました。
晩ご飯用にバゲットでないパンもひとつ。


それにこのお店に来たら必ず買うボーフォールチーズがふんだんに入ったパンも1本。パン生地にチーズが練り込まれたパンはどこでも見られますが、ここはボーフォールチーズのみ使っているので特別おいしいのです。
値札には熟成カーブに並んだボーフォールチーズの写真が。


長男は後部座席で爆睡中だったので(;'∀')次男とお店に行きました。
かなり控えめなお買い物でした。これが帰りだったら盛大に買っていたところなのですが・・・


モリエンヌの谷を奥へと進みます。
鉄道では国境駅となっているモダーヌの町の周辺にはこの地方がイタリア(サルディーニャ王国)の一部だった時代の要塞がいくつもあります。


今日のお昼はヨーロッパで一番標高の高い峠道路のイズラン峠周辺で、と思っていたのですが時間に余裕があるばかりか、イズラン峠道路では先月初めにピクニックをしたところです。どこか別のところはないかと考えてて思いついたのは、こことイズラン峠の中間にあるモン・スニ峠道路。運転しているのは仮免中の次男なので聞いてみます。
「ちょっと余計に運転するのは大丈夫?」「いいよ!全然 (^^)v」
満場一致です・・・あ、後部座席で寝ていた長男が起きてきたので予定変更を伝えます( ̄▽ ̄;)


これはモン・スニ峠道路が始まるランスブールの町。この辺りまで来ると、オート・モリエンヌ地方と呼ばれます。モリエンヌの谷の奥になり標高も少しずつ高くなってきます。
ここでお昼ご飯に必要なお買い物をを済ませたいと思います。


やって来たのはボーフォールチーズの農協です。
モリエンヌの谷の各町にはそれぞれ農協があり、半分以上は行ったことがあるのですがここは初めてです。


サヴォアのワインやサラミ、その他加工品も色々揃っています。トム・ド・サヴォアをはじめボーフォール以外のチーズもあります。
サラミは5本だとちょっとお買い得なのでボーフォール入り、ヘーゼルナッツ入りなど色んな種類を混ぜて5本選びました。ワインは白を2本。


お昼ご飯に食べるボーフォールチーズを600gほど切ってもらいます。
うちにまだ少しあったのですが、こちら方面だと簡単に買えることが分かっているので持って来ませんでした。


他に名産のスモークソーセージ4本入りパックを買いました。晩御飯の食材調達のため午後に寄るつもりのお肉屋さんは今日は1日中開いているはずなのですが、万が一買えなかった時のための保険です(;'∀')


モン・スニ峠道路編に続きます。
今日も読んでくださってありがとうございました。

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