フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

アルプスの山小屋にて次男とランチ&午後のお散歩

1か月前に大学生の次男と山小屋泊ハイキングをした時のお話です。


緩やかな谷沿いに登ってきて、山小屋(ヒュッテ)に到着したのはお昼過ぎでした。


2260mの地点にあるエギーユ・ダルヴ山小屋。
夏の3か月間に加え、2月から4月の雪の多い時期にも管理人さんがいます。スキーでハイキングすることが出来る山がまわりにいくつかあり、スキーヤーさん達に人気があります。


管理人さんが出てきてくれたので挨拶をします。その1か月前にもひとりで泊りに来てたので、わたしのことはよく覚えてくれていました。
前回は管理人さんカップルが二人ともいましたが、この日は彼氏のフロリアンさんは近くの別の山小屋に1泊ハイキングに出掛けているということでお留守、彼女のカネルさんのみでした。


テラスには昨晩泊まった後、ハイキングに出掛けていたというスキーヤーさんカップルが戻って来て休憩中でした。
ボーダーコリーちゃんが2匹写っています。一匹はここのわんこでアスカちゃん。もう一匹もメスで、カネルさんの従妹のわんこをしばらく預かっているんだそうです、
可愛い✖2になっていました(≧∇≦)
仲良しで、とっても楽しそうにウロウロしていました。


管理人さんに断ってテラスのテーブルでピクニックをさせてもらいます。


チーズはトム・デ・ボージュというサヴォワ地方のものです。このお山もサヴォワですが、ちょっと別のお山の辺で作られています。
左に写っているのは普段よく行くマルシェに売りに来ている農家の山羊チーズ。
サヴォワ地方のスモークサラミ、それに生ハム、ポテチ。
パンは行きにここから近い町で買ったライ麦が少し入ったバゲットと、右のはボーフォール(この辺りの主力チーズ)入りのもの。


ひよこ豆のクリームスープとパスタ入りトマトスープ。
東欧食材店で買ったものです。


暖かくて風もなく、気持ちいいのでインスタントコーヒーを淹いれて、デザートまで食べることにしました。


バナナチョコレートケーキ(作ったやつ)とボンヌ・ママンのレモンクリームが乗ったクッキー。


この日は山小屋に来る前に、手前にある山に登るつもりだったのが、雪が十分になかったため、直接ここに到着したのでした。
わたしは物足りないので、下にある谷をそのまま奥へと登っていってみるつもりです。
日陰の時間帯が長いため、ここら辺では一番雪の状態が良いみたいです。
次男はもう疲れたので小屋でゆっくりとしたいというので、ひとりで出かけました。


谷底に一度下ります。
雪が足りないところを通るので、最初のうちはスキーは脱いで歩きました。


なだらかな斜面をゆっくりと登っていきます。
奥に3つ見えているのが、山小屋の名前にもなっているエギーユ・ダルヴです。


まだ明るいけど、これ実はもう夕方近くて、近いうちに日陰になってしまいます。


日陰になると、あっという間に雪の表面が凍って滑りにくくなるので、適当なところでUターンしたいと思います。
と、いいつつ、この急斜面はクリアしておきたいな~・・・などと、キリのいいところが見つからずにダラダラと登っていきました。


下りてく最中。
やっぱり、みるみるうちにお日様が右手の稜線に隠れ、日陰になってしまいました(>_<)


雪が柔らかいと、こういう障害物の間を滑っていくのも楽しいんですが、さっそくガリガリになってしまってスピードが出るため、恐る恐る下りました。


山小屋近くまで戻って来て。
ツクモクサのつぼみをいくつか見つけました。
今シーズン初めての出会いでした。


今シーズン初といえば、この日は冬眠から起きてきたマーモットのピーピーいう声を2度聞きましたが、姿を見ることは叶いませんでした。でも、小屋の近くでマーモットの穴を見付けました。


山小屋の物置きにスキーを片付けます。
何人分かのスキーが置いてありました。


いきなり暖かい屋内に入ってカメラのレンズが曇りました💦


宿泊客がスキー靴(夏は登山靴)を履いて出入りしていいのは非常階段側の扉からです。入ってすぐが靴箱で、備え付けのスリッパに履き替えます。そのすぐ先が寝室です。
もうひとつの出入り口は食堂側なので、こちらにはスキー靴や登山靴で入ることはできません。


寝室は、前回は3つあるうちのひとつを一人で使わせてもらいましたが、この日も大して宿泊客がいないので、ふたりで一部屋を使ってくださいとのこと。ラッキー(^^♪
寝室に入ると、次男がベッドでゴロゴロしていました。
先程まではテラスでわんこたちと遊んでいたそうです(^▽^;)


寝室が少し寒かったので、食堂に行くことにしました。
何人かの宿泊客が本を読んだりおしゃべりを楽しんだりと、寛いでおられます。


食堂の薪ストーブに既に火がついていたので、スキーのシール(滑り止め)や靴下、手袋、インナーシューズを乾かします。


食堂の壁にはお山など自然の風景の写真が飾られています。
洗面所の壁にもいくらか貼ってありました。



山小屋滞在(夜~朝)編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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