フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ピレネーでハイキング・アイユス山小屋へ

初体験のピレネー国立公園でのハイキング。友達は特に山好きというわけではないのであまりたくさん歩かずにきれいなところでゆっくりしよう、という目的のお気軽なコースを選びました。


スイセンだらけの池の近くでランチをした後、山小屋に向かって再び歩き始めました。


最近よく見かけるようになったジョンシアン。たぶんジョンシアン・プランタニエール。


こちらも常連のグロビュレール。


こういう感じのところを歩いて行きます。ポピュラーなコースだけあって(夏には多くのハイキング客が訪れるようです)とっても分かりやすくて迷う心配もないハイキング道です。


相変わらずスイセンだらけです。


標高が上がるにつれ雪が少しずつ増えてきました。数日前に電話で話した山小屋の人曰く、小屋のひとつ手前の湖からはだいぶ雪が残っているけどスノーシューはなくても大丈夫だろう、とのことです。今回飛行機で来ているので(しかも機内持ち込み荷物だけ)アイゼンさえも持って来ていません。


ひとつ目の湖に到着しました。もう完全に融けています。


もう少しすると避けられない雪原が登場する模様です。


友達の分もゲイターを持って来ました。先日、次男に買った分です。


こんな雪のある所を歩くのは初めて、という友達。さすが暖かい沿岸部で生まれ育っただけあります(;'∀')


しばらく歩いていて友達が来ないので振り返ると・・しゃがみ込んで何かを見ています。わたしを呼ぶので引き返してみると・・・
(爬虫類苦手な人は閲覧注意)
カエル出てきます。

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冬眠中?のカエルです。
わたしは石か何かかと思って全く目に入っていなかったのですが・・・
ハイキング客が歩いたトレースからすぐ横で、カエルの周りにはストックの穴だらけ(*_*;
いつストックが突き刺さっても仕方がない位置です。

わたしが「生きてるの?」と聞くと「うん、触れたら瞼がヒクヒクってしたから寝てるだけだと思う」と友達。


スコップみたいなものがないので、友達は財布からプラスチックのカードを出してきて周りの雪ごと離れた位置に引っ越しさせてあげてました。

後ろから来たオランダ人ハイキング客ふたりも面白がって見ていました。


ひとつ目とふたつ目の湖の間。小川の幅が広くなって水溜りみたいになったところがいくつかあります。


その奥の山に囲まれた平たい感じのところに次の湖があるようです。


川沿いなので、落ちないように気を付けつつ(;'∀')・・・


もうそこを上がったところのようです。


あ、湖、見えてきた。


ジョントー湖に到着。この畔にアイユス山小屋があります。


カエルのところから一緒に歩いているオランダ人ハイキング客。そういや駐車場にオランダナンバーが一台停まっていて「えっらい遠征してきてるなぁ」って友達と言っていたのでした。オランダとスペイン寄りのフランスとではかなり離れているので、その中間にあるアルプスとか他の山にも行くんだろうと勝手に想像していたのですが今回、ピレネーのみに2週間滞在して歩いているそうです。写真が趣味らしく、ふたりともいいカメラを持っていました。山小屋には泊まらず、駐車場から往復だそうです。


湖畔をぐるっと半周してきました。もうすぐそこです。


最後が少し急で、ズルズルと滑りながらもなんとか目の前まで来ました(^^;


着きました、アイユス山小屋。標高1970mだそうです。


「ジャン=ピエール」の愛称を持つこのエリアを代表する山、ピック・デュ・ミディ・ドッソーが湖を挟んで真向かいです。


とりあえず、ビールだぜよ(;´∀`)
地ビールも通常は置いているそうなのですが、まだ先週末にオープンしたばかりで搬入のヘリが来ていなくて品物不足のため、一般的なメーカー「クロノンブール」のものでしたがおいしくいただきました。



次回に続きます。

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