フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

大好きなアニエル峠(2744m)へ

10月初めの南仏ドライブ旅行2日目。
予定にはなかったのですが民宿のご主人に勧められて、アニエル峠に寄り道していくことにしました。アニエル峠は標高2744メートルでフランスの峠道路では2番目の標高になります。


去年の10月下旬に来て、そこからハイキングをしてシーズン最後のテント泊をしました。テントを張った場所は湖がそばにある標高の高い(約2900m)峠の近くで、それはそれは美しかったのですが、峠道路からの景色自体すでに素晴らしく、お気に入りのひとつになりました。


民宿の近くのイゾアール峠同様、カラマツはようやく少し黄色く色付き始めたところでした。


先ほどは放牧の羊の大移動を目撃したところでしたが、この場所では牛も放牧されていました。


さらに進むと、カラマツはもう生えておらずひたすら草原が広がります。草紅葉していて黄金色になっていて美しかったです。
雪渓が高い位置には残り青々とした緑が眩しい初夏もきれいですが、秋の暖かい色の草の色が一番好きです。


峠が近づいてきました。小さな建物は昔税関だった建物だそうです。アニエル峠はイタリアとの国境になっているのです。


間もなく峠に到着します。


峠のフランス側、ケラ地方で林業は農業、観光業と並んで主要産業です。
それを象徴するかのようにサイクリストさんの木のオブジェがあります。他の峠道路と同じく、自転車をする人にとても人気があるのです。


こちらは割れてしまっているけれど、サイクリストさんが彫られた可愛い石板。


国境の石碑はシンプルでカッコいいです(#^.^#)


イタリア側での交通法規を示した看板、例によってバイクや自転車の愛好会などのシールが貼られまくっていて解読するのは困難です(^_^;)


イタリア側。清々しい景色です。
朝早い時間でもないのに雲海が残っていてラッキー(^^♪


雲海に誘われてちょっとイタリア側にも下りてみることにしました。


そうそう、ここらへんで去年はチーズフォンデュしたのでした。
駐車スペースから10分も歩かないくらいで楽勝で絶景ランチが楽しめました。


キリがないので、適当なところでUターンして峠に戻ります。
右にある山の低い方(3208m)に去年は上りました。


奥に写っている山はモン・ヴィゾ(3841m)。
難易度がかなり高い山ですが雪がないときならアルピニスムの装備と技術がなくても登頂可能だそうです。同僚S君と去年登るつもりをしていたのですが、日程が合わずそのうちに雪が積もってしまい行けなくなったのでした。こんな骨折をしてしまって外科医に「もう元通りにはならない」と言われているため、これレベルの山に挑戦するのは難しいかもしれません。


はい、ただいま~(*^▽^*)
フランスに帰ってきました🎵


誰もいないのをいいことに可愛い我が子(デミオ)を激写したりしていると・・・


フランス側からスポーツカー3台組がやってきました💦
ホンダS2000、マツダロードスター、ポルシェ911です。


どの車にも40歳前後くらいのカップルが乗っていました。
なんとっ。お姉さんのひとりはわたしみたいに松葉杖じゃありませんかっ(わたしは車にしまってありましたが)・・聞けば肉離れだそうです。
「すごく痛いのよ。あなたもびっこ引いてるけど、どうしたの?」と聞かれて、足首の複雑骨折が治っていないと答えると「あら、あなたの方がずっと重傷ね」と気の毒がられました(;^_^A



この方たちがとても気さくな方たちで、しばらく話をしました。
次回に続きます。

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