フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

大学生の息子たちとお泊り山スキー

年末に息子たちとスキーで一泊ハイキングに行った時のお話です。


3人分の泊り用の大きなザックやスキーで満員御礼の愛車デミたん。


19歳の次男に運転を任せました。付き添い運転システムで15歳の時から運転しているので山道や雪道も含めとっても安定感のある運転をしてくれます。


標高約1500mの村の駐車場に着いたのは9時半を過ぎたくらいでした。
スキーの滑り止めを貼る息子たち。慣れていないので準備にも結構時間がかかります。
次男とは昨年5月に一度だけ一泊で山スキー行ったことがありますが、長男は泊りは初めてです。親子3人で一度、1泊スキーハイキングに行きたいと思っていたのが実現されてとても嬉しいです。


しばらく除雪されている普通の道路を歩いたのち、冬季通行止めの林道に入ります。
林道とはいえ、視界が開けたところも多くあるのでスノーシューや山スキーで散策する人の多い場所です。


特に初めのうちはこのように景色が良いのです。この後しばらくすると森の中に入りますが、それでも鬱蒼としていないので、気持ちよく歩けます。


1時間半くらい歩いた地点。
水が汲めるので次男にお願いしました(^-^;
1泊で荷物がかなり重たいし、汲めるところが何箇所もあることが分かっているので水は初めからたくさん持って行かないことにしています。


休憩所になっている屋根付きのベンチ&テーブル。スノーシューで散策する人たちはここまでで往復することが多いみたいで、スノーシューの足跡はこのあとぐっと減っていました。


橋を渡ります。
この辺りもずっと林道ですが、未舗装の道路です。
雪が積もっていて全然様子が分からないものの、この少し先まで昨秋に路面工事がなされて、アスファルト舗装はされていないものの普通乗用車でもなんとか通れるくらいに改善されたと聞きました。


橋を渡り終えた地点で、振り返って。
スノーシューはもちろん、スキーのトレースもほとんどありません。確かこの前日だったかに少しだけ積雪があったので消されてしまったのでしょう。


だいぶ登ってきました。もうじき森を出ることができそうです。


一つ目の避難小屋はちょうど森林限界を超えた2000mくらいの地点にあります。


重たい荷物を背負ってついてくる息子たち。わたしの荷物を軽い目にしている分、負担がきています(^_^;)


避難小屋を見に行く長男。


ここは夏に泊まったことがあります。整然と片付けいるのは良いのですが、以前は薪ストーブがあったのになくなっていました∑(゚Д゚)

ここに泊まってもいいと思っていたのに、パスになりました。あと、川まで10分以上歩かないといけないのもこの小屋の不便なところです。休憩するだけならまだしも、泊まる時に水場が遠いのは面倒なものです。ちなみにこの避難小屋、「乾いた避難小屋」という名前なんですけど、理由がよく分かりますね(⌒-⌒; )

仕方ない、次の避難小屋までもう少し歩くしかありません。


午後編に続きます。

お読みいただいてありがとうございました。

みよん家のスペシャリティ&ベルナシオンのチョコレート

あんまりスキーの話ばかり続いても面白くないかと思うので日常の話題を挟みます。
それぞれに忙しくて揃うことが難しかった仲の良い友人たちを招きました。


生カリフラワーに味噌マヨネーズ&わさびマヨネーズ。
ワカモレ的ディップ(ワイングラスに隠れてるけど)とトルティーヤチップス。
飲み物はビール、ブルゴーニュのピノ・ノワール、ケランヌ(ローヌの谷の赤)です。
ブルゴーニュワインは招いた友達も一緒に買いに行ったことのある生産者さんのものだったので話が弾みました。


ブログを定期的に読んで下さっている方はタイトルから薄々お気づきであろう料理がメインです。


期待通りのチーズフォンデュです\(^_^)/
秋にヨーロッパで一番高いイズラン峠にロードバイクで登った時に、出発地点だったランスブールの町の農協で買ったボーフォールの一部を冷凍していたものを使いました。フォンデュなど火を通して使う場合、チーズは冷凍しても特に問題ないように思います。
ワインはボーフォールと同じサヴォワ県で作られているシニャン。フローラルで辛口、軽やかなワインです。秋にハイキングに出かけたときに直接生産者さんのところで買い求めました。
ワインもチーズも町中の専門店やスーパーでも簡単に手に入りますが、お出掛けしたときに買うとハイキングなりサイクリングなりドライブなりの思い出が鮮やかに蘇って楽しいものです。


お、おいしい(≧∇≦)
コクはあるけどまろやか、ヴァノワーズ国立公園の雄大な山々をバックにした広い放牧地で悠々と草を食む牛さん達の姿が目に浮かびます。
付け合わせにはマーシュのサラダ、キャベツと胡桃と生ハムのサラダ、ルッコラを準備しました。


デザートには友達が持参した手作りのチョコレートシフォンケーキ。
わたしもリンゴのタルトを焼きました。生地も作りました。焼き上がりに表面にアプリコットジャムを塗るつもりだったんですが、ちょうど焼き上がってオーブンから出したときに友達が到着したのでそのままになりました(;^_^A 


グランマルニエに漬けたオレンジピール入りでリッチなお味でした✨


これも手土産、リヨンが世界に誇る老舗ショコラトリー「ベルナシオン」の板チョコです。全部中に何か入ったタイプのものです。真ん中のはキャラメル&ビスケット入りで現在東京などで開催中のサロンデュショコラにも輸出された商品らしいです。


濃厚なおいしさにノックダウンされました(^-^;


別の友達が持って来てくれたテリーヌやスプレッド系の詰め合わせ。
今回は開けなかったのでまた別の機会に味わうのが楽しみです。


お読みいただいてありがとうございました。

お手軽(なはずの)コースで四苦八苦した

お正月前のスキーハイキング記です。


ひとつ前のブログと話が前後しますが、この日はお山地方に住む友人Oさんちに向かいつつ、寄り道して軽くスキー散策をしようと試みたのでした。


ツールドフランスなどで有名なイゾアール峠道の麓の集落がこの日のハイキングの出発地点です。峠道は10月に冬季閉鎖期間に入っており、ここが最終除雪地点なのです。
週末ということもあり、何人ものスキーヤーさんが出発準備をしていました。


以前、秋に車で来た時のイゾアール峠道👇

峠まであと少しという地点。
野性味のある個性的な風景が気に入っている峠道です。


ここは以前にスノーシューで2度登ったことがあります👇

峠の石碑。
2度とも、森の中を通って登り、峠道(道路)を通って駐車場まで下りました。
今日も同じように歩こうかな、と考えて出発しました。


この辺りはクロスカントリースキーのコースになっています。最初しばらくはコースをお借りしますが、できるだけ端っこを歩いて邪魔にならないように気を付けました。


奥に個性的なガタガタの稜線が見えています。
これは、この地方を代表する山、ロッシュブリュンヌの頂上へと繋がっている稜線なのです。昔、同僚で山友のS君と登ったことのある思い出の山です。👇

異国情緒・・いや、異星情緒!?漂うアドベンチャーでいっぱいの最高の山でした。
さて、先月末のスキー記に戻ります。


前に来たのは4年も前なので、どこを通って峠まで行きついたのか記憶があやふやなまま歩いていると、見覚えのある看板が。「イゾアール」とあります。そうそう、この看板の通りに右に曲がったんだった♩


そうそう、こういう摩訶不思議な木が混じった森に入っていったんだった・・・


前回はもっと早い地点で川の右側に移動していた気がするのですが、渡ることのできる場所が見つからないまま、だいぶ上流まで来てしまいました。
ここら辺でもスキーもスノーシューでもないツボ足のトレースはあるのですが、決してポピュラーな通り道ではないようです(・・;)


依然として渡れそうな場所がありません。川べりの近くは岩があったり、急になっていて雪が崩れそうだったりするので、すこし高い位置から川の形を見つつ進んでいます。
上流になったら川幅が狭いかも、と楽観していたけど、ぱっと見全く同じ川幅で、雪に完全に覆われていて渡れるような場所はありません(T_T)


川辺ギリギリは安定が悪いので、真上の森の中を登っていくことにしました。
もっと高いところまで行くと反対側に渡れるかも、という淡い期待を持っていましたが、森から岩壁に変わってきたので、もうこれ以上登れません。やはりもっと下で川を渡るしかないので、川辺に近づきつつ下りていきます。


川の上の氷+雪は乗ったら絶対に割れてしまうだろうし、雪のない氷の上はつるりと滑るでしょう。そして、凍っていなくても川から出っ張っている岩はぬめっていることが多く、これも危ないです。滑らないためには、凍って&ぬめっていないところをスキー靴で歩くしかありません。つまり、川の中です😓
かなり無理やり感があるけど、一番ましそうなところまで下りてスキー板を外し、ジャバジャバと川の中を渡りました。


振り返って。
積雪の翌日で、かなりの雪の深さだったのでした。
この少し後に悪夢が・・・
なんと渡らないといけないところがあと一か所ありました(一一")
下の方では一本だった小川が、上流では2本に分かれていたのでした。



たジャブジャブと😓

もう、靴の中かなり濡れてしまいました(;´Д`)



ようやく正しい方面にたどり着くことが出来ました。しかし、たかだか細い小川2本ごときに悪戦苦闘させられました
ところで、峠を目指すには、結構なアップダウンがあることにここからの景色を見て気付きました😓
濡れた足がとても寒くなってきて、もう正直、峠とかどうでもいいです💦



ってことで、今シーズン初のツリーランを楽しみつつ、谷底まで下りました。


足が冷たくて、ゆっくりとピクニックしたいような気分ではないのですが、お腹が空いてるので立ったまま自作のバナナ胡桃ケーキをモグモグ・・・映えませんね(;^_^A


さて、この後は峠道なり、行きに通ったクロスカントリースキーのコースなりに合流して駐車場まで戻りたいところです。
この日デビューのGopro(中古で購入)の映像です👇

Dans la forêt
スキーのトレースがあったので、真似して川沿いを滑りました。
途中でトレースがいつの間にか川の反対側に移っていることに気付いて立ち止まったところで映像が終わっています😅


無事デミたんのところまで戻ってきましたε-(´∀`*)ホッ
足が寒くて(;´・ω・)スキー靴を脱ぎ速攻靴下交換しました。
イゾアール峠はまた別の機会にリベンジしたいと思います(;^_^A



帰りに地元のチーズ工場に寄りました。この2、3日後に子供たちと1泊スキーハイキングに持って行く用でした(全部じゃないけど)。ちょっとお客さんが並んでいたのでお店の前の自販機で買いました(⌒-⌒; )


お読みいただいてありがとうございました。