フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

友人Oさんが起きなかったハイキング・下山編

お山地方に住むOさんからのお誘いでスポーツ合宿(ハイキング&ロードバイク)に行ったのに「俺は仕事で疲れてるからひとりで行ってきて」とまさかのボッチ登山となった日のハイキング記です。


*

2278mの頂上、ル・パラストル。雲が多いけど辛うじて雨は降っていません。お昼から雨がぱらつくという予報なので、Oさんが「昼からなら俺も行ける」と言ったけど一人で朝に出発したのでした。
まだ11時過ぎだけど、雨が降る前に下山したいので早い目のお昼ご飯にします。


サラミにコンテ(チーズ)、山羊チーズ、パンとインスタントスープです。


トレラン風な軽装のお姉さん二人が到着しました。頼まれて写真を撮ってあげたお返しに「あなたの写真も撮りましょうか?」と言ってくれたのでお願いしました。


上まで写っていないけれど、頂上の十字架の麓です。こうしてみると結構大きな十字架だったんだな~といまさら思いました😅


さて、元々雲が多かったのがもはや雲オンリーになってきたので(^-^; さっさと下りたいと思います。下り始めで振り返って。三角点がありました。


行きと同じコースで下りるので写真はほとんど撮りませんでした。しかも行きよりも空が暗いし・・・この1枚はお気に入りなので載せておきます。真っ赤に色づいたブルーベリーの葉っぱです。


羊の放牧地帯にもなっているなだらかな丘陵地っぽいお山を下りて、森の中に突入します。森と言っても狭くてスカスカしていて鬱蒼としていません。
この少し前から雨が降ってましたが、幸い駐車場はもうすぐです。


ローズヒップがいっぱい。


駐車場が見えてきました。
愛車デミたんが青く光っているのが見えます。


駐車場の近くにたくさんあったこの木。
オレンジ色の実がたくさんなっています。


これはフランス語でアルグジエ、日本ではザジーと呼ばれる果実で、ここオート・ザルプ県やお隣のアルプ・ド・オート・プロヴァンス県にも自生していると聞きます。そのままだとちょっと一癖あり(えぐみが多少感じられます)ジャムやシロップなどの加工品に使われることが多いです。
こんなの👇

今たまたまうちの冷蔵庫に入っていたアルグジエのシロップ。
ちなみに食用以外にもコスメなどにも使われています。


無事デミたんの待つ駐車場まで戻ってきました。


駐車場から下界に下りる途中に見かけたヴィンテージな感じのトラクター。現役っぽいです。
Oさんのおうちに戻ると、朝よりも多少元気そうでした。


雨が完全に止むまで一休みしてから、ロードバイクに乗ることにしました。
今度はOさんもくるそうです。


「自転車は久しぶり」というOさん。
わたしのほうが最近ではガンガン乗っています😅


Oさんちの近くの峠道から下りる最中。
自転車の時はほとんど写真がないのが残念です。これは辛うじてOさんに撮ってもらった一枚です。夕方の出発だったし、わたしは疲れることはしたくなかったので、近くのスキー場のある小さな村までの往復(約30㎞、高低差400mほど)にしました。


2日目に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。










次男の19歳の誕生日でした

友人Oさんとのスポーツ合宿記が途中ですが・・・
このブログにもよく出てくる次男が昨日19歳になりました。


11月1日はフランスでは祝日でした。


仲の良い友達夫婦をお昼ご飯に招待しました。
特に誕生日会というわけではなくて、お誘いしてから次男の誕生日だったことに気付きました(^▽^;)


ベーコンと胡桃入りのキャベツサラダ。


メインにはクスクスを作りました。


先週、ヨーロッパで一番標高が高いイズラン峠道を自転車で登った日に農協で買って帰ったボーフォール2種類(若いのと熟成されてるのと)、ブドウは友達夫婦からの手土産でした。


奥のブレス風タルト(生クリームと砂糖のかかったブリオシュ生地のタルト)は手土産、手前のプリンはわたし製です。


盛り付けがちょっと汚いけど💦
卵と牛乳、砂糖、バニラ棒という買い置きしてあるものだけで作れるから、一番よく登場するデザートのひとつです。
コーヒーで〆でしたが、写真はなしです。


誕生日ケーキっぽくないけど、一応ロウソク立ててみました(≧∇≦)


誕生日翌日の今日も、次男の大好きなものを作りました。

次男が、というよりか長男もわたしも大好きな巻き寿司です。夏の間作った覚えないので、ちょっと久しぶりです。


南ブルゴーニュの大好きなワイン、リュリーのプルミエール・クリュ。
写真に撮らなかったけど、玉ねぎとわかめのお味噌汁も作りました。


何か月かはっきり分からないけど、多分4~5か月くらい?の次男と3歳の長男。


2歳くらいのときの次男。わたしの実家にて。


1歳半の次男と4歳の長男。
わたしは珍しくショートカットでした。


フライシート乾かし中の次男(今年7月)。


お兄ちゃんとテント設営中の次男(今年8月)


避難小屋の暖炉用に木を集める次男(今年9月)


避難小屋の薪ストーブを点火中の次男(今年5月)


サラミ切り中の次男(今年5月)


友人Oさんに借りたランドローバーを運転中の次男(今年5月)


わたしの車のタイヤ交換中の次男(今年5月。でも先週も冬タイヤに替えてくれました😅)


常に率先していっぱいお手伝いしてくれる(おそらくプレッシャーを感じて)次男。
19歳おめでとう。優しい子に育ってくれてありがとう(*´▽`*)


お読みいただいてありがとうございました。
次回からまたハイキング記に戻ります。

久々に友人Oさんとアウトドア合宿

9月下旬のお話です。常にタイムラグがひどくてすみません・・・


お山地方に住む友人Oさんからのお誘いで週末にハイキング&自転車をしに行くことに。
金曜夕方、自宅アパートの地下駐車場のデミたん。自転車等積み込まれてやる気満々な顔をしています。


Oさんちのガレージ。自転車を出して組み立てると、サドルの位置がちょっと後ろ過ぎる、といきなり直してくれました。心強い♩
以前からの記事を読まれていない方のために改めて書いておくと、山スキーもロードバイクも、この友人Oさんの影響で始めました。2年半前に山での事故で大怪我をして後遺症の出る複雑骨折をする以前は、山歩きオンリーで自転車もスキーもわたしの人生には関係ないものだったのです。どちらも車椅子や松葉づえ期間はもちろんほとんど歩けなかった時期に失われた足の機能・筋肉を回復させるトレーニングにとても役に立ったし、障害が残ったことで今までほどにはたくさん歩けないこれからの山生活に新しい可能性を見出すことができたので、Oさんには本当に感謝しています。


しかし、翌日朝。
7時に起きよう、と約束したのに階下に下りていくと全く物音がしません。様子を伺うと、「今週は仕事が忙しかったから疲れてる。今朝は寝ときたいから悪いけど勝手に行ってきて。」Σ( ̄□ ̄|||)


予定していたハイキングは半日コースなので、昼からだったら行く、とも言われたんですけど午後はお天気いまひとつという予報だったので、一人で出発しました。


初めは林道歩きです。
とはいえ、駐車場の標高が1500m台と高い目だし、放牧地帯で森の部分は少なさそうです。


林道は10分間ほど歩いた後、森の中の割と急な登山道に入ります。
森といっても透け感があって鬱蒼としていません。


駐車場でほぼ同時に出発した男性ハイキング客がありました。わたしのほうが少しだけ前を歩いていましたが、ほぼ同じ速度で歩いているので少し待っておしゃべりしながらしばらく一緒に登りました。


ちょっと単調な森の中の道も、人と話しながらだと退屈しません。
わたしにすぐ「日本の方ですね」とおっしゃっるのでちょっと驚きました。なんでも原子力関係の研究のお仕事をされていて東京の大学や、東北地方の原子力発電所で働いたことがあり、日本には何年間も住んでいたんだそうです。
ここからは少し離れたグルノーブルの方ですが、すぐ近くに別荘を持っておられるので週末にはよくこの辺を歩かれているんだとか。


しばらく日本の話などをしながら歩きましたが、行き先が違うのでこの川のところでお別れしました。男性はわたしが向かうのとは逆方向の羊飼い小屋まで往復するんだそうです。そのコースは看板にも、ハイキングサイトにも、なんなら地図にさえあまりちゃんと載っていないんですが、男性曰くちゃんと道になっているんだそう。よさそうな場所なので、また別の機会に行ってみようと思いました。地元の人と話をすると、ネットで見つからないような情報収集が出来ることはよくあります(*^^*)


この日は確か、午前中は曇り時々晴れ、お昼から下り坂、でも夕方から夜にかけて回復する、というような予報だったと思います。確かに雲はそこそこ多いものの、寒くもないし青空も辛うじて覗く、そう悪い日ではありませんでした。


9月も下旬ともなると、お花はもうほとんど見かけません。
代わりにこんなものの写真を。岩の隙間にギッシリ詰まったサボテンみたいなやつ。集合体恐怖症の方、すみません(いつも言ってる)。


森林限界を越えたお山の紅葉と言えば、ブルーベリーの葉っぱです。
だいぶ色づいてきていました。


峠に到着したようです。右手にも頂上があります。こちらはちょっと遠いので、今回は行く予定はありませんが、良さそうな感じのところです。今から向かう山も、この少し遠い山もどちらも山スキーで登れるらしく、ただ、南向きの斜面になるので雪の状態が悪くなるのが早いらしく(Oさん情報)、もし行きたいなら雪が降って間もない状態の良いときに限るんだそうです。この冬に行きたい候補になりました(^^♪


さて、こちらが今から向かう山頂です。


コース上になんか宗教的なことが書いてあります(^-^;
そして、その上の方に・・・


マリア様が~
先ほどの男性ハイキング客曰く、このマリア様、暗くなると光るんだそうです(゚Д゚;)
ちょっと怖い💦大体、こんな駐車場から離れた場所(2時間くらい)、真っ暗な時に人が歩いてることは、まずないと思うんですが、一体何のために・・・


ハイキング道が頂上からどんどん離れていっている気がしたので、不安になり、この道でも何でもない急斜面をガシガシ登って頂上を目指しました(^-^;


よかった、道に合流しました。頂上はすぐそこです。


秒読みです。


わーい、着きました。
ル・パラストル(2278m)。


後半に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。