フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

速報・新しい友人Bさんと自転車&ハイキング

先月の避難小屋泊ソロハイキング記が途中なんですが…近況を挟みます。

夏の終わりにハイキング中に知り合ったBさんはサヴォワ地方にお住まいで、山歩きや自転車が大好きだそう。今週末は一緒にお山アクティビティ三昧でした。



Bさんのロードバイク。初夏に新調したばかりなんだとか。カッコいい✨



山道を中心にしたサイクリングコースを一緒に走りました。



その後、Bさんの地元の山にハイキングに出かけました。



日帰りでも十分に行ける山ですが、避難小屋に泊まりました。



避難小屋の前で。

朝晩はそれなりに寒かったけど、午後は暖かく、山道を歩いていると汗ばむくらいでした。


また後日、ちゃんと記事に書きます。

お読みいただいてありがとうございました。

岩岩乗り越えて頂上へ

避難小屋にメインのザックを置いて身軽に向かったのはタイユフェール山塊最高峰のル・タイユフェール(2857m)。以前に2度登頂したときは別の斜面から登ったので、こちらからは初めてです。



しょっぱなから急です。



ピンクの下線が引かれているのが頂上。その上のピンクの線が今登っているコースです。出発した辺りは入っていませんが、等高線を見ていただくと急な登り坂であることが分かります。



土や草がなくなってザラザラした岩と石ころばかりになってきました。



こんな岩場にも健気に咲く可憐なお花、セレスト。名前まで可愛いといつも思います^^



振り返って。避難小屋があるのはもっとずっと右側で写真には全く入っていません。



途中、2度ほど水が流れている地点がありました。避難小屋のすぐそばにも小川があるんですが、今朝出発時に泊まり客の3人組とおしゃべりしてて、水を汲むのをすっかり忘れていたので助かりました😅



夏の後半から秋の初めに見られるアデノスチル。大柄な子たちです。



中年のご夫婦と出会いました。わたしは真上に見えている峠を越えるのに対し、おふたりは左手にある別の峠を経由して同じ頂上へと向かうそうです。



湖が見えなくなる地点まで登ってきました。



このハイキングコースは地図に載っている割には看板類が全くないのですが、このようにペンキマークがあります。ただ、ペンキの感覚が開いていたり、見えにくい場所だったりすることも多くて何度か見失い、違う場所を歩いてしまいました。



可愛らしいサクシフラージュ。



前述のセレストと、レノンキュール・ド・グラシエ。レノンキュールには白やピンク、黄色もあり氷河跡のようなザレ場を好んで咲きます。グラシエとは氷河のことです。



ペンキマークがなくなってしばらく歩いてて、こんなとこを通りました。



薄っすらと水が流れています。川の中かい💦

春の終わりから初夏にかけては恐らく雪解け水でたくさん水が流れているだろうから、とても通るのは無理でしょう。



帰りに見たら、川から少し離れた場所にペンキマークがあり、そこから下りましたが、川の中の方が岩岩が階段っぽくなっていて通りやすかった気もしました(⌒-⌒; )

上はもうしばらく登った地点から振り返った景色です。



峠が近づいてきました。



後ろからボーダーコリー連れのおふたりが登ってきました。女性は手ぶら!いいですね〜(//∇//)



峠周辺はちょっと平たくなっています。

こんな恐竜の背中のような山が。

前に登ってきた登山道はここに合流するようになっているので、覚えのある景色です。



全体的は晴れているものの、かなり雲が出ています。湖がいっぱいあるエリアなので水蒸気がすごくて雲が出やすいみたいです。



地面は赤っぽいです。鉄を含んだ土壌なんだそう。



峠から稜線を登りつつ。峠と頂上は近くて、20分ほどです。



頂上はこのように平たくてかなり広いです。あちこちにケルンがあります。



着きました、ル・タイユフェール頂上!


下山編に続きます。

お読みいただいてありがとうございました。

満員御礼だった避難小屋での朝

マットレスの数だけ泊り客があったという意味ですが、実際には詰めたらその倍くらいは泊まれる避難小屋です。3人組の男の子と、4人組の男女プラスわたしで8人でした。


若者たちは熟睡中です。そっと寝床を抜け出して外に出ます。
入り口からの景色。


椅子を小屋から持って出ました。
9月の前半のことでしたので、あまり寒くなくてゆっくり小屋前で朝の空を楽しむことができます。


ちょっと久しぶりに動画です。
小屋前での日の出👇

Lever du jour à la Cabane de la Jasse(Taillefer)
ゆっくり目に携帯を回したので、ちょっと長めで19秒です。


前日に袋にまとめておいた朝ご飯セットを運び出しました。
一人で泊まってる時なら自由だけど、他に寝ている人がいる時にゴソゴソするのは気が引けるので、晩のうちに必要なものだけひとまとめにしておきました。


インスタントコーヒーとパン、板チョコ、山羊チーズというちょっとわけの分からないメニューです(;^_^A


飛行機雲もピンクに染まり始めました。


ついに日の出です。
あ、そういえば昨日3人組の男の子たちが「明日の朝、朝日を見るのが楽しみ」って言ってたのに、起きてこないじゃないか~
どうしよ…起こしてあげるべきか、寝させておいてあげるべきか…
ちょっと迷ったけど、思い切って起こしに行きました。


「目覚ましかけるのすっかり忘れてた。ありがとう!」とすごいスピードで起きてきましたε-(´∀`*)ホッ よかった、起こしてあげて。
ちなみにこの写真、あとから送ってあげて喜ばれました。というのも、3人中ふたりは映像関係のお仕事に付いていて写真とか大好きなんだそうです。


朝日に照らされる避難小屋とお山。
山の中に泊まって幸せを感じる瞬間です。


ハイキングに出発です。あと1日泊まる予定なのでシュラフなどの荷物は小屋に残していきます。昨晩あとから来た4人組は女の子ひとりを除いてまだ寝ています。3人組とはインスタのアカウントを交換して別れました。


テント泊をしている人たちがいました。いいな~✨


なんとパラグライダーをしている人も。ちょうど着陸するところでした。早起きだな~(;^_^A


湖と駐車場を結ぶハイキング道から、今から目指す山頂へのハイキング道が分岐している地点に看板があるものばかりと思っていたら、何もなくて見過ごしてしまい、また戻ってきて見つかったのがここでした。左に上がっていく道がそうみたいです。


山塊最高峰の山なのに、ハイキングコースは看板もないし、こんなに細くて頼りない道です(-_-;) この山には2度登ったことがあるのですが、いずれも別の斜面から登ったのでここは初めてなのです。


振り返ると、眼下に昨日の朝におやつ休憩した湖が。ちなみに出発した駐車場はこの左側の谷底になります。


えらい急になってきました。
地図を見てて大体分かっていたのですが、全体的に急な斜面ばかりのハイキングコースのようです。


登頂編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。