フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ボージュでの山歩きの後…

ボージュ山塊は牛の放牧が盛んで、トム・デ・ボージュなどのチーズが名産品のひとつです。
こっち方面で山歩きした後は馴染みのチーズ農家や農協に寄るのが習慣になってます。

めちゃくちゃ美味しいグリュイエール・ダルパージュ(放牧牛のグリュイエール)。
しかも安い(1キロ9ユーロ。今日現在1ユーロは115円)!

本日のお買い物。あ~幸せ。。

ボージュ山塊へ

最近ワイルドなエクランの大自然に圧倒されっぱなしだったので8月最終日の今日は個人的に癒し系だと思っているサヴォアのボージュ山塊へ行ってきました。


午後から雲が多くなるとの予報だったので早朝から歩き始めました。


森の中の駐車場。標高996メートル。


昨年11月に登ったPecloz(右)とArmenaz(その隣)。


両側を2200メートルほどの山に囲まれた緩やかな谷は牛の放牧地帯となっています。
茶色いのがタリーヌ、顔が白いのがアボンダンス。どちらもサヴォアの伝統的な牛の品種で搾乳量は少なめなものの味わい深いミルクを出すことで知られています。


シャレーと水場。


花食べまくりです。そのミルクはおいしいチーズになることでしょう。


そのまま進むとまもなく峠に到着。


ボージュ山塊の最高峰、アルカロ(Arcalod,2217m)
6月にも登りましたがガスってて何も見えなかったので再度挑戦。


峠を挟んだ向かいにはショリオンド(2173m)、その奥にはSambuy(2198m)が。
今日はアルカロのあとショリオンドにも登ろうと思います。


峠からアルカロに続く道。


もう9月になるというのに花が咲き誇っています。


シャモア…かと思ったんですが、どうやら若いムフロンの群れでした。


アステール。薄紫色で上品です。


途中からめっちゃ急傾斜になります。


絶壁のようです。


でも案外登れます。まもなく頂上です。


エーデルワイス…元気が出ます!


到着(変な角度…)。


ショリオンドとサンビュイ。


北側に伸びる尾根。どうやら上を歩いて行けるらしいのですがちょっと怖いのでやめておきます…


一度峠まで下りて、次はショリオンドに向けて歩き始めます。こちらはよじ登る必要はありません。


エーデルワイスはありませんでしたがラズベリーとブルベリーがたくさんあったのでまあ良しとします。


少しずつ登っていきます。アルカロがエキサイティングだったのに対しこちらはちょっと退屈な登りです。


頂上に到着。北側にはアヌシー湖が望めます。モンブランとかは雲のせいで全く見えませんでした…

山小屋でカフェオレを飲んでから帰りました。

ベルドンヌ第3弾

7月中旬に子供たちと1泊で出掛けたベルドンヌ山塊。シリーズ3回目にして初めて2日とも晴れました。
今回行ったのは一番北に位置する部分で、すぐ真向かいにはボージュ山塊が見渡せます。
同じベルドンヌでも南側はポピュラーな山や湖が多く、グルノーブルなどからの登山客が多いのですが、中部から北部にかけては特に手つかずの自然の残るエリアです。


駐車場周辺。
この日も土曜日仕事の後の出発だったので、歩き始めは17時くらいでした。幸い7月は日が長いので午後を有意義に使えます。


パラグライダーを楽しんでいる人たちがいました。


登り始めてまだ30分だというのにもう景色が高い山らしくなってきました。


さすがにまだ7月、お花だらけです。


お兄ちゃんはどんどん進んでしまい取り残された弟…


ヤマツツジが満開です。


野性のルバーブもいっぱいです。


まもなくお目当ての無人山小屋に到着。


山小屋の中にトランプが置いてあったので早速遊ぶ子供たち。


小屋の前の水飲み場。ルバーブだらけ、、


子供たちがトランプに興じている間にわたしは散歩。


夏の間よく見られるjoubarbe。色んな種類のものがあります。


なかなか可愛いです。


21時07分。
夕食の後に少し高いところに登ってみました。ルバーブ畑?に日が沈む…


21時18分。
奥はボージュ山塊。


モンブランも遠くに見えます。


21時53分。
山小屋に下りてきました。
奥はシャルトルーズ山塊。手前右の明るいのは山小屋に泊まっていた若い4人組のキャンプファイヤー。


翌朝5時46分。
夕暮れ時と同じ場所に登ってみました。しかし撮れた写真は夕暮れ時のものとほとんど同じ(汗)時刻が情報として入ってなかったらどちらか全然分かりません。。
左手は今日登る予定のLes Grands Moulins(2495m)。


小屋に下りてきました。子供たち起きてるかな…(答え→爆睡してました)


山小屋に戻り朝ごはんを食べてから出発です。大きな荷物は山小屋に置いていきます。


サクシフラージュ。


山の南側から登る一般的なコースもあるのですが、北東の稜線からアプローチするこちらのコースのほうが登り甲斐があるので下りは一般コースを使い周回することにしました。


めっちゃ直角みたいなところもあります。


頂上(2495m)に到着。


頂上にいた登山客からサヴォアの白ワインとボーフォール(サヴォアのチーズ)などを勧められました。眼下に見えるのはサヴォア県の県庁所在地、シャンベリー。その奥はボージュ山塊。


下りるのは一般コースから。



帰り道。駐車場はもうすぐそこです。