フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

気持ちよく目覚める雪山の山小屋の朝

もう1か月が経ってしまった、ソロ一泊スキーハイキング記です。


泊まった山小屋は標高2260mの地点にあるエギーユ・ダルヴ山小屋。ベッド数39という小規模な小屋です。
山小屋というと相部屋が普通ですが、この日はわたしを含めて7名しか宿泊客がなくて3つある寝室のうちのひとつを一人で使わせてもらい、めちゃくちゃ熟睡できました。
空が明るくなる前のキリリとした空気を感じたくて、外に出ました。


非常階段からでもこの絶景です(^^♪


小屋の後方の稜線がお日様に照らされつつあります。
そうだ、「あれ」をしなきゃ・・・


「あれ」の準備を取りに小屋に戻ります。
まだ宿泊客も管理人さんもいな食堂。
ストーブの上に掛かっているのは、みんなのシール(スキーの滑り止め)です。
ちなみに、夕方から夜にかけては薪ストーブに火を入れますが、朝は薪の節約のため点けないそうです(2月とかとても寒い時期は分かりませんが)。
食料や燃料、薪はヘリでの輸送になるためとっても貴重。薪一本が1000円くらいになる計算らしいです。シーズン初めにひと冬分の薪を運んでもらい、それを山小屋の冬季営業が終わるまで持たせることが必要なのです。


さて、「あれ」とはこのブログを読んで下さっている方だと薄々想像がついたかもしれませんが、コーヒーを飲むためのジェットボイルです(^^♪


お山の朝のコーヒー、とっても幸せになれるもののひとつです。たとえインスタントでも…


ふたつ上の写真の、テーブルにコーヒーをこぼしたようになっています。
「おかしいな~こぼした記憶ないけど?」と確認してみると、プラスチックのマグカップの底にひびがいっていました。なんと、こんな壊れ方もあるんですね。お山にハマり始めて間もなく買ったので、もう6年近く酷使していることになるので、仕方ないか・・・


足元は常に上履き(^-^;
滑って脱げそうになるし、決して雪の上を歩きやすくはありません。


日向になり、風もなく、寒くないので
そのまま朝ご飯をテラス席で食べることにしました。
ひびがいって、少しずつ中身がこぼれていくというのに、しつこくマグを使ってる(^-^;


昨日の朝、地元のパン屋さんで買ったパン。
とってもおいしいお店なので、来るたびに必ずパンやら、菓子パンなど大量に買い込みます。それに、イチゴジャムとコーヒーというごくごくシンプルな朝ご飯ですが、こんな気持ちの良い場所で食べるなら、なんでもご馳走になります。


昨晩、一緒にご飯を食べ、色々なお話をしたベルギー人カップル。
この週はベルギーはバカンス期間だったそうで、この山小屋に3泊したんだそうです。
ベルギーには山がないから、アルプスまで年1~2度スキーをしに来ると言ってました。
スイスの山も好きだけど、物価が高いから、フランスの方がよく来るんだそうです。


管理人さんカップルの愛犬、アスカちゃんがやって来ました。
ごめんねぇ、何もあげられなくって・・・


足元に来たっておんなじだから💦


正面に来ても同じだから~(;^_^A


諦めて、雪の上に遊びに行ったアスカちゃん。
太陽を浴びて、凛々しい(女の子だけど)💖


宿泊客の朝ご飯の世話を終えた管理人さんカップルも、テラスに朝ご飯を食べに出てきました。


昼食後、部屋に戻り荷物をパッキングしたらいよいよ出発です。
非常階段から下りかけると、アスカちゃんがスタンバってました。


スキーにシ―ルを貼ります。


一晩お世話になったエギーユ・ダルヴ山小屋。


ありがとう✨
また来るからね!
今日の予定は、山小屋のすぐ裏にある3200m台の山頂に登ってから、駐車場まで一気に下ります。


登頂編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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