3230mの山頂で手抜きランチ
初心者スキーヤーのわたしが先月、山小屋に一泊してスキーハイキングしたときのお話です。
泊まった山小屋のわんこ、アスカちゃん。
ボーダーコリーに4分の1ボースロンが混じったお転婆な女の子でした。
2日目は山小屋から出発して、真上のお山に登ります。
昨日、管理人さんが「今、雪質が最悪だよ。雪が古くなって、風も強くてガチガチになってる。スキーで下りるの大変だと思うよ」と言っていました。谷をまっすぐ登った先にある峠は雪の状態も悪くない、と別案も出してくれたのですが、景色的にちょっと退屈な感じみたいなので、少し考えたけれど元々登りたい真上の山に向かうことにしました。
なだらかな斜面がほとんどなので、まだ少し雪は硬かったけれど、スキー用のアイゼンを出すほどではありません。
振り返って。
谷のずっと下、左側に昨日の朝、出発した村があります。ここからは全然見えません。
黙々と登っていると、なんか落ちてます。
なんじゃこりゃ?
カ、、カシューナッツ⁉
少し上にはカシューナッツがふた粒(・・;)
その次にはアーモンドと胡桃・・・
シュプールを描きながらミックスナッツをまき散らしていったスキーヤーさんがいたみたいです(;^_^A 少し下で食べようとして、ナッツがほとんど残ってなくて、ガッカリしたことでしょうね・・・
登りつつ左手の景色。
そろそろモンブランが見える頃かな、と思ったら見事にそこだけ雲がまとわりついています😓
頂上が見えてきました。
あ、でも確か軽く偽ピークがあったんだったっけな・・・
最後に登った時から4年くらい経っているのであんまりハッキリとは覚えていません。
この辺りは雪の表面がシュカブラ気味になっていることで分かると思いますが、風が強かったです。頂上もこの風だったらイヤだなぁ・・・(ランチの心配😅)
いやいや、それより下りの心配をしなくては。こんなガチガチの雪の上を下りてくのかァ😓
左手にはエクラン国立公園最高峰のバール・デ・ゼクランが見えてきています。
モン・ブランの周辺以外ではフランス国内にはほとんどない4000m級のお山です。
あれ?
それって頂上・・・?
そうだっけ?そんな簡単に着くんだっけ??
はい、頂上でした(;^_^A
エギーユ・ド・レペスール(3230m)に到着\(^_^)/
小屋からの高低差は約1000mでした。徒歩での登山で一度、スノーシューでも一度登ったことのある山頂で、2度とも山小屋に泊まらずに日帰りで、高低差1600mだったことを思うとかなり楽勝でした。
特徴的な3つのとんがりを持つお山、エギーユ・ダルヴの真横になります。
一番高いので3514m、泊まった山小屋にも、このお山の名前が付けられています。
こんな形をしているので、遠くからでも簡単に見つけることができるのです。
以前にテント泊をした翌朝に撮った写真を一枚載せておきます👇
右端に写っています。
この山頂からとは反対側から見たエギーユ・ダルヴです。
こちらはエクラン国立公園方面になります。
先程は雲で全く姿が見えなかったモン・ブランの形が見えていました。
奥の左側がそれです。
嬉しいことに、登っている最中に吹いていた風は、山頂周辺では止んでいて、今も全くの無風です✨
この2度登ったことがある素晴らしいパノラマのお山に山スキーで来てみたい、とスキーを始めたころから漠然と夢見ていたのでした。実現して嬉しい。。。いや、まだ早過ぎます。
スキーだと、登れるかどうかより、下りられるかどうかが問題ですからね(^▽^;)
記念すべき3度目の山頂でのピクニックは、相変わらずの手抜きご飯。サヴォワを代表するハードタイプのチーズ、アボンダンス。サヴォワ産のサラミ、インスタントスープ、そして昨日寄った地元のお気に入りのパン屋さんのパンです。帰りにも寄らなきゃ・・・
午前中は色々と商品が揃っているのですが、午後は人気商品は売り切れていることが多いので、電波があった山頂から電話でお店に電話をかけて(番号は携帯に入ってる😅)いくつかのパンのお取り置きをお願いしておきました。
最終回に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。