フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

峠から愛おしい避難小屋へ

今まで泊まったことのある中で、恐らく一番好きな避難小屋に初めてスキーで行った時のお話です。日がどんどん過ぎてしまって、1か月近く経ってしまいました・・・


合計1時間半ほどスキーを担いで歩き、雪が十分にあるところまで来てから1時間弱歩いた辺り。谷の右奥が峠になっていて、それを越えた反対側に避難小屋があります。


ここらへんで水汲んどこうか・・・
今日の行程は、駐車場が橋のある川沿いだったのをはじめ、ずっと谷沿いに歩くので水の調達には事欠きません。飲料水はなんとゼロでの出発でした( ̄▽ ̄;)
だって2泊するから、結構荷物重たいんですよね💦どこでも汲めると分かってるので、省略しました。


750㏄のペットボトルふたつ持って来てるうちのひとつをいっぱいに汲みました。
避難小屋のあたりは1900m台で、川は露出しているだろうから問題ないけど(最悪、雪を融かして水にできる)、このあと峠方面に向かうにつれて、雪深くなっていくだろうからしばらく水が汲めないことも考えられます。


振り返って。緩やかな谷ですが、それなりに登ってきています。


気が付けば、2時間半以上ノンストップで歩いています。
ちょっとお腹が空いたし、地面が露出しているところがあったのでおやつ休憩していくことにしました。


汲んだばかりの雪解け水でインスタントコーヒーをいれました。


先月から今月前半にかけて狂ったように何度も作っていたバナナ胡桃ケーキです。
この一回前は、クランベリーも入れてみたんですが、正直いらん感じだったので(;^_^A 今回はなしで。


おやつを食べ終わった後は、また峠目指して歩き続けます。
しばらく進んだところで、前からふたりの男性が歩いてきました。
この日初めて会うハイキング客でした。この場所に来るのはもう5回目なんですが、毎回不思議なほど人に会わないんです。きれいなところなのに、駐車場が大きな町から少し離れていること、林道歩きが長いことがあるのかもしれません。


帰っていくふたり。
すれ違いざまに、しばらくお話しました。超地元の方で、直接おうちから徒歩で出発したそうです。峠まで行って戻ってきている最中ということでした。
そして、驚いたことに山スキーでもスノーシューでもありませんでした。朝のうちなら、そんなに踏み抜くこともないからだとか。


暖かい日が続いていた時期で、結構高い辺りでも、小川が露出しつつありました。
登ってる時はまあ大丈夫だけど、滑ってる時にはスキーがはまらないように注意しないといけません。


谷の右手。新しい雪崩跡が見えます。
結構急なので、両側の斜面には近づかずに谷の真ん中を歩くようにしました。


わたしが越える峠は、このように緩やかです✨
反対側も同じような感じで、山スキーの難易度は低いとされています。


峠直前だけちょっとだけ急ですが、雪崩るほどではなさそうです。
それでも、午前中のほうが安心ですね。


いよいよ峠に到着です。
ハイキング用看板が見えています。


メルレ峠(2286m)に到着しました\(^_^)/


Myスキーを激写✨
峠の少し前から風が出てきていたのが、さらに強くなってきています。
残念ながら、楽しみしていた峠ランチは諦めざるを得ません(>_<)


登ってきた方面を見下ろして。
駐車場からの高低差は1300mほど、距離は10㎞ほどでした。


さて、ここから避難小屋目指して下りていきます。
結構デコボコのある地形なので、無駄にアップダウンのない辺りを選んで下りていく必要があります。


少し下りてから、峠を見上げて。
反対側はお日様がさんさんと当たってかなり雪が柔らかくなってきていたのに、この辺りは風が強いせいか、峠からしばらくは雪がガチガチのツルツルでちょっとドキドキしました💦そんな雪が待ち構えているとは思いもしなかったので・・・


この辺りまで下りてくると、もう雪は硬くありませんでした。
常に避難小屋の位置に注意しつつ下りていきます。


デコボコの多い辺りはクリアしたので、後は大体どこを通っても、登らないといけない羽目にはならなさそうです。


避難小屋に到着する直前👇

Arrivée au Chalet Merlet
小屋のすぐ前が小川になっていて、これはさすがに川を越えた後、よいしょよいしょとスキーで階段式に登る必要がありました(;^_^A


着きました💖
好き過ぎる避難小屋、メルレ避難小屋(1940m)に到着しました。


避難小屋案内&ランチ編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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