フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

避難小屋未遂になった日

先月中旬のお話です。
避難小屋に泊まりたい病を発症し、やって来たのは、この1週間前に営業を終えたばかりの小規模なスキー場でした。ここからしばらくゲレンデを登ったのち、夏のハイキングコース通りに進むと、良さそうな避難小屋があるようなのです。


わたしが着いたときには、隣の白い車のおじさまお二人が出発するところで、少しお話しました。
その後、黒い車がやって来て、そちらの男性とも喋ってるうちに、リフトの最終地点まで一緒に登ることになりました。


Cさんとしておきます。すぐ麓の町に住んでいて、20分くらいで来られるので、よく来られるそうです。


来るのは地元の人が中心らしく、周辺に大きなスキー場にありがちなマンションみたいな大きな貸しアパートやホテルはありません。


最近まで開いていたというだけあって、4月の半ばでも結構雪が残っていました。


一緒に歩こうと言ったのはいいけれど・・・
あまりにも遅い(^-^;
Cさんは「気にせんと先に行ってや~」と言うけれど。この日泊まるつもりをしていた避難小屋は距離的にも近いし、難しいところもないみたいなので、むしろ時間をつぶさないといけないくらいです。何度か待ちつつ、リフトのてっぺんまで一緒に登りました。


1時間ちょっとでリフトの一番高いところまで来ました。
ここ以降はスキー場から出たことになります。
先ほど、駐車場で会った二人組に再会しました。今日が今シーズンのスキー納めかな~っとおっしゃっていました。
Cさんも本来はここまでのつもりだったみたいですが、もう少し一緒に歩くことにしたそうです。


Cさんが撮ってくださいました。


一緒にセルフィーしたやつ(^-^;
Cさんはお昼までの予定だったので、ここでUターンして行かれました。
連絡先を交換したので、またこの辺の山に来ることがあれば一緒に散策しましょうと言って別れました。


日当たりのいい場所は雪解けが進んで、辛うじて雪で繋がっている感じのところも。
もう翌日にはなくなってそうな場所がたくさんありました。


雪が融けるや否や、すかさず生えてくるクロッカス。


白、紫に加えてその中間みたいな子もいます。


少しずつ稜線を上がったのち、峠まで下りてきました。


左手に、避難小屋のある谷があります。
ここからしばらく下りた場所になるようなのですが、峠の少し手前でちょうどこちら方面から戻ってきたソロ男性スキーヤーさんとお話しました。
3、4日かなり気温の高い日が続いているので、午前中にも関わらず、雪崩が起きやすきなっているそうなのです。


左側の斜面。雪崩になっているのがご覧になれるでしょうか。
これはそのスキーヤーさんが引き起こした雪崩なんだそうです。


右側も雪崩気味です😱
その方にも「危ないから気を付けて」と言われましたが、こんなのを見て、ひとりで谷を下りていく気にはなれません(-_-;)
残念だけど、今日のところは避難小屋は諦めることにしました。


雪崩になりにくい反対側の斜面を少し下りた後、また滑り止めを貼り、元来た方面へと登っていきます。


めちゃ暖かくて無風✨
避難小屋には行けなかったけど、満足♩


後半に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

×

非ログインユーザーとして返信する