フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

5月の新雪ハイキング

今年の冬~春は全体的に雪の多くないシーズンだった印象ですが、終盤になって盛り返してきた感があります。4月後半から5月初めにかけても結構積もりました。


5月の初めの週末に新雪ハイキングをすることができました。
途中まで開通している峠道は真冬のような景色です。タイヤ交換を面倒くさがってスタッドレスのままにしておいて良かったε-(´∀`*)ホッ


標高約2000mの地点に駐車。この日のお供はいつメンCさんです。
今日はCさんが今まで2度泊まったことがある避難小屋に連れて行ってもらう予定です♩避難小屋泊ハイキングは1か月以上ぶりだし、今シーズン2度しかしていなかったので禁断症状!?が出始めていたところでした( ̄▽ ̄;)


最初は道路沿いに歩いていきます。実は轍のある部分を少しデミたんで進んでみたのですが、この先停める場所がなくてバックで引き返してきたのでした。


湿って重たく歩きにくい新雪ですが、5月にこれだけの雪が積もること自体ありがたいので文句は言っていられません。


間もなく道路を離れて小川の露出したなだらかな斜面を歩いていきます。
少し前を行く二人の方(50代くらいの男女)に追いつき、少しお話しました。朝早くに出発して、既に稜線のひとつに登って下りてきて、また別のところへと登り返している最中ということでした。シーズン終盤は朝から気温が高いことが大半で、早朝から行動する人も多いです。雪が柔らか過ぎると登るのも、また滑るのも大変なんですよね。


対して、わたし達は1泊する準備に時間がかかって出発するのが遅くなったのでまだ1時間ほどしか歩いていませんが、適当な岩を見付けてランチ休憩をすることにしました。
パスタとご飯がメインです。


日本人の友達からもらったおいしいお煎餅も。


バナナとシリアル、ナッツバーがデザートでした。


岩の上の苔がオレンジ色のレンズ豆(茹でた後)にそっくりでした😅


ランチ後、再出発した場面。


マーモットの穴が。


可愛い足跡。
マーモットが冬眠する時期は9月末か10月初めくらいから4月初めくらい(わたし観察)です。今年も4月中頃にマーモットの穴を雪の上に発見したことがありましたが、間もなく数回にわたって結構な量の積雪があったためか、その後しばらくは穴も姿も見ることがなく、声を聞くことさえありませんでした。きっと寒過ぎて二度寝をしていたのでしょう(;^_^A


奥の斜面に向けてどんどん登っていきます。
積雪の直後で、雪崩の危険があるのでなだらかな斜面中心に歩く予定をしています。
雪が積もって2、3日以内は雪が安定せず急斜面は特に危険だし、あんまり待っているとシーズン終わりだとどんどん気温が上がって雪がなくなってくる、というジレンマがあります😓なんにしても、いくら良い雪があっても危ない斜面には近づかない、ということを常に念頭において行動するようにしています。


この辺りは危ないかもしれないギリギリの傾斜だったので、距離を十分において登っていきました。万が一雪崩に飲み込まれてしまった場合、ふたり共同時に埋まってしまうのを避けるためです。そしてそこそこ雪の量のある雪山に行く人はわたし達に限らず、スキーかスノーシューか登山靴かを問わず、ビーコン、スコップ、ゾンデ棒を持参しています。


峠に到着しつつあります。


峠の手前でCさんに撮ってもらいました。


峠のシュカブラ(風紋、雪紋)。
風が強い時が多いのでしょうが、この時はそこまででもありませんでした。


振り返った空は青空ですが、下りていく方面は残念ながら曇っています。


避難小屋に到着~午後編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。

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