フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

リュイトール山小屋(2038m)に1泊

子供たちふたりと一緒に出掛けた7月8、9日のハイキング記です。
ヴァノワーズ国立公園のすぐ隣に位置するタランテーズ地方、イタリアとの国境ともすぐ近くです。
夕方4時ごろ今晩のお宿リュイトール山小屋に到着しました。


あれ、15歳の次男(手前)がやたら老けて写っています(@_@)
写真を見た長男、「お前24歳って感じ!」って爆笑・・


山小屋にロゴがあるって珍しいです。しかもパンフレットもバーかなにかみたいにカッコいい。


山小屋の管理人さん。ファンキーなサングラスがお似合いの若者です。
靴箱&ザックやストックなどを置くスペースに案内してくれました。


上履きがサイズごとにたくさん準備されています。


普通の洗面台や水洗トイレ!!そんなのある山小屋に泊まったのは久しぶりです(^▽^;) しかも感知センサーで電気まで点きます✨大きなソーラーパネルがあるだけのことはあります。


入口にある黒板
「伝統的に作られている生ビール、ここの山小屋オリジナルのレシピ」と書かれているのを見逃しませんよ~


 

料金表です。素泊まりは16ユーロ、朝夕2食付きが41ユーロです。
生ビールは4ユーロ。


オリジナルレシピってどういうことですか?と管理さんに聞くと、ここからほど近いヴァノワーズ国立公園の麓の村で生産されているビールで、発注者の希望を取り入れたオリジナルのビールを作ってくれるんだそうです。
ちなみにこの窓のある部分が寝室になっています。


管理人さんカップル。生後3か月の男の子がいました。今日初めて山小屋に連れてきたんだそうです。きっと山好き、いや山のプロに育つんだろうな~


明日朝は湖のあるところまで登るつもりです。湖は3つほどあり、ハイキングコース上にある湖と他のふたつの湖はこれといった道はないものの、歩いて行けるそうです。地図上に鉛筆で大体の通り道を書き込んでもらいます。


今日の泊り客はわたし達だけです。日曜の晩だけど夏山シーズンに入ってるのでそれなりに宿泊客はいると思っていたので意外でした。


最近日本に帰っていた友達がお土産にくれたおせんべいとサラミをつまみつつご飯の支度です。


食堂の隣に自炊スペースがあります。ガス台もあり、使ってもいいよ、と言ってくれましたがバーナーとか調理器具は持って来ているので大丈夫です、と断りましたが食器はわたしたちのよりも大きくて使いやすそうだったので借りることにしました。


牛肉を焼きました。お肉は保冷ポーチに凍ったペットボトルと一緒に入れていたので無事夜まで保存できていました。


冷凍庫にあったガトー・バスクを持ってきました。10日ほど前にバスク地方の友達が遊びに来たときに手土産に持って来てくれたのを半分冷凍しておいたのでした。


ガトー・バスクとはサブレのような生地にアーモンド風味のカスタードクリームがたっぷり詰まっているバスク地方の名産品で、これはわたしも前回に行ったとってもおいしいお店のやつです😻
それにしても遠くにやって来たものです、ガトーバスク(^▽^;)1000キロくらい移動してますよ・・・スペインとの国境すぐ近くから、ここはイタリアまで2、3キロの地点です。


寝室。ここにわたし達3人だけ(^▽^;)
今の管理人さん夫妻は3年前にやってきたそうで、それまでしばらくの間は誰も管理する人がおらず無人山小屋(避難小屋)となっていたそうです。鍵は開けっ放しではなく、近くの集落に住んでおられる方が預かっていたのだとか。常駐する人がいない状態で建物も傷みが激しかったため、この3年間で少しずつ修理を進めてきたそうです。


夕食の準備をしているくらいの時からちょっとしんどくて、少し寒気さえします。あ、まずい。風邪の引きかけに近いしんどさです。心当たりはあります。最近猛暑のせいで職場の冷房がかなり効いていて、ここ2,3日喉の調子がおかしく前日位からはお腹も何となく痛くなってきてたのでした。しかも昨晩は(今回に限ったことじゃないけど)準備に時間を食って2時間弱しか寝ていません。


日の入り・日の出見たいけれど、明日しんどくて駐車場に速攻下りるだけ、になってしまったら面白くありません。いや、それどころか運転さえしんどくなる可能性だってあるわけです。思い切ってすっぱり諦め、さっさと寝床に入ることにしました。
翌朝は6時ごろに目が覚めました。山小屋ではどうもよく寝られなくて夜中に2、3回目が覚めたりするのですがぐっすりと朝まで眠ることが出来ました。そして体調は100%ではなくともほぼ回復していました。(´▽`) ホッ


朝ごはんです。
バターを持って来てないのでチーズを出しました。


日焼け止めを塗って出発です。


イタリアとの国境になる山々の後ろから日が昇ってきました。


リュイトール山小屋。


昨日はこちら側から山小屋へ下りて来ました。



次に続きます。

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