フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

セカンドオピニオン

今まで左足に刺さったままの固定器具のせいで、途中で診てくれるお医者さんが見つからなかったのですが、来週ようやく外してもらえることになったため、続きを診てもらえそうなお医者さんを探しています。
セカンドオピニオンというか、手術以来治療を受けている病院の外科医以外と初めてじっくりと話す機会がありました。


リヨン市内にある私立のクリニックの外科医に会いに行きました。公立の病院では惜しげもなく!?バンバン出してくれる介護タクシー代がここでは手術時以外は出ないそうです。奴隷は日本に帰っているので、夏休み中の友達に頼んで運転してもらいました。


駐車場から。
こじんまりとしたクリニックです。普段行ってる大学病院とは全然雰囲気が違います。


待合室からはリヨンの町のシンボルともいえるフルヴィエール寺院と鉄塔が臨めます。


40になるかならないかというくらい若いドクターでした。とても感じの良い方で、じっくりとこちらの話を聞いてくれる姿勢が嬉しいです。最近のレントゲンがなかったので(今週撮ったものは手術のためなので病院でストックされててわたしの手元にはない)「すぐ下の階で撮ってきて下さい。それを見てこの後もう一度話をしましょう」
それでしょ、そうでしょΣ(´∀`;)これがグルノーブルだったら「レントゲンの処方箋を出しますから、撮ってからまた診察の予約を取って下さい」って言われることは確実です。これで1週間2週間と無駄に時間が経つんですよね・・・


レントゲンは1階です。ぬぬっ!?待合室には奇麗なお山の写真がっΣ( ̄□ ̄|||)
お山の麓の病院、グルノーブルにはそこら中の壁にお山の写真が飾ってあるんですけど、ここにもお山好きなドクターがいるのでしょうか。


少し待ってレントゲンを撮ってもらいました。


このレントゲン写真を持って階上に上がり再び外科医と話をします。
「もう手術から4か月も経ってますから、固定器具と中の釘類を抜くのは当然の処置ですね(来週に予定されている)。その後、次の手術に踏み込む前にリハビリをしてみます」
おっ?意外にも先週グルノーブルの病院で外科医のチーフが提案したのと同じことを言っています。リハビリが上手くいかなければ足首を固定する手術をしましょう、と先週言われたのです。
ただしその手術では足首を完全に固定してしまうため、柔軟性がゼロになってしまうので、最後の手段ということです。これは出来る限り避けたいので今回は器具や釘を外すに留めるということらしいのです。


「リハビリがうまくいかなかった時点で、完全に固定してしまう手術の他の手術方法があるかもしれませんが、今の時点ではまだはっきりした事は決められません。レントゲンやCTを見る限り、骨は確かに不安定な状態のようだし、なにせ足首を4か月間も使ってなかったわけだからリハビリは痛みを伴った厳しいものになるかもしれません。それでも一応頑張ってみて、上手くいかないならその時CTを新たに撮った上で最善の解決策を考えましょう」


こういうちょっとした説明をグルノーブルの病院ではしてくれなかったのでした。
方針としては先週、グルノーブルの病院でチーフの外科医が決めたことと大体同じとはいえ、説明がきめ細やかで話し方も全然違います。


そして秋に撮る用のCTの処方箋も既に書いておいてくれました。
グルノーブルの病院だったらおそらく手術後1度目の診察に行ったときにCTの処方箋が出るという流れだと思います。つまり1回目の診察が資料が十分にないまま(=かなり無駄に)行われ、その次の診察までの間、2週間だとか(CTもすぐに予約が取れるとも限らないので)が無駄に流れていく・・・というデジャヴ過ぎることになるのは目に見えています。


大きな公立の病院は仕事量が多くて、先生たちもオーバーワーク気味で苛立っているんだろうと思います。ささくれ立った態度も要領の悪さもきっとそこから来ているのだろう、と察します。
保険で全額払われず自費の部分が出てきたとしても、心穏やかに治療を受けリハビリに専念できるここのような私立のクリニックで続きを診てもらいたいです。


「器具類を外した後、夏の間リハビリをしてみてまた秋に診察しましょう」と言ってもらいました(´▽`) ホッ


うちに帰ったのはお昼時だったので、友達にはうちでご飯を食べて行ってもらいました。わたしも、今子供たちがいなくてひとりでご飯を食べるのは寂しいのでちょうど良かったです。



あんまりないような気がしていたワタスゲちゃんたちの写真ですが、少ししか咲いていないものや逆に枯れた後のものなんかも合わせると案外出てきました。そんなわけで第4回目です。


セルス山塊、2018年7月
子供たちと長男の彼女とで3日間かけて周回ハイキング。3日目にだいぶ駐車場に近い辺り(といってもこの後2時間近くはかかったかな・・)まで下りてきたところで通りがかった湖の畔にはポツポツとワタスゲのつぼみが。


ほんのすこし咲き始めたところでした。1週間や10日後にはもっと咲いていたことでしょう・・・タイミングが難しいですね。


セルス山塊、2018年8月
ひとつ上のハイキングの1週間後にひとりでポワント・デ・セルス(3097m)に周回で登った帰り道。コースからは外れた場所でしたがワタスゲが満開だったのが見えたので寄り道していきました。


上の2枚の少し手前。
ワタスゲとネギ(チャイブ。フランス語でシブレット)が混ざって咲いていました(^^;)



今日もお付き合いくださってありがとうございました。

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