ガリビエ峠そしてヴァルス峠へ
先月、友人Cさんとロングライドをしたときのお話です。
ツールドフランスでお馴染みのガリビエ峠(2642m)で休憩したところまで書きました。
下りていった側の道路。
数あるアルプスの美しい峠道の中でも、特にお気に入りです。
峠道の下の方に住むCさんのお友達が峠まで一緒に登ってくれましたが、休憩の後自宅へと下りていかれました。
夢のように美しい景色の中をダウンヒルして、ロータレ峠(2057m)に到着しました。
下りてきたガリビエ峠道を振り返って。
左手の大きな駐車場には、夏には特にキャンピングカーがよく停まっています。
オート・ザルプ県の第2の町・ブリアンソンへと進みます。この県道はブリアンソンとグルノーブルを結ぶ主要な道路で、通年で開通しています。
この辺りの雪深さを物語る、昨年の晩秋の写真を一枚載せておきます。👇
峠にて。昨年11月半ばですΣ(´∀`;)
たまたま悪天候の直後に通っただけで、11月からずっとこれだけ雪が積もっているわけではありませんが、周辺を3000m級のお山に囲まれた標高2000m以上ある道路なので、思わぬ季節に新雪が見られることはよくあります。数年前、8月に雪が降り、道路にまで薄っすらと積雪があったことも。
運転しているだけでハイキングに来たみたいな景色を見ることが出来る、とても美しい道路です。7、8月にはバカンス客の車がいっぱいなのですが、先月のこの時点ではまだ大した交通量ではなく気持ちよく自転車で走ることができました。
ロータレ峠からブリアンソンまでの約30㎞を無事に走り抜けました。幸い、緩い下り坂になっているため、結構なスピードで漕ぐことができました。
ブリアンソンからさらに数㎞走ったところにある村で水をチャージしました。
日本のようにコンビニや自動販売機はないので、水場を見付けたらすかさずお水を補給する必要があります。
ブリアンソンから、ケラ地方の入り口となる小さな町・ギレストルまでさらに38㎞走りました。ここも下り気味ですが、若干のアップダウンが時々あり、100㎞近く漕いできているので、しんどく感じました。しかも雨がいつ降りだすか分からない天気だったので、のんびりとは漕いでおられず💦
この自転車を停めた場所にテーブルがあるので、残っている食料でピクニックをしました。
デザートにはもちろん1㎏入り蜂蜜の登場です。
Cさんのお友達が作ったもので、濃厚でクリーミー✨
ボーフォールと一緒にも食べてみましたが、なかなかでした。
食後に登ったのは、この峠道です👇
19㎞ほどと、そこそこ長いうえ、前半がかなりきついです。最初の8㎞の平均は8,5%ほどあります。
しかも蒸し暑くて、きっついです。
この後、水がほとんどなくなってしまい、大ピンチだったのですが・・・
ちょうど峠までの中間らへんで、水場がありました。
ε-(´∀`*)ホッ
この後、少し下りになったり平坦が続き、元気を取り戻しました。
後半の部分はそれなりにまた勾配が上がってくるものの、前半に比べるとましです。
峠の3㎞くらい手前から急に寒くなってきたので、上着を着ました。
着きました、ヴァルス峠(2108m)。
つい先日、「高山植物ライド」というタイトルで書いた峠ですが、その時は反対側から登りました。こちらから自転車で登ったのは、実は初めてでした。
峠のテーブルで、またまた蜂蜜とパンを。
もうこれ以外に食料はほとんど残っていませんでした。
オート・ザルプ県からアルプ・ド・オート・プロヴァンス県に入ります。
朝にサヴォワ県を出発、ガリビエ峠でオート・ザルプ県に入っていました。3つの県に渡ってサイクリングをしたのは、これが初めてでした。
あと1時間弱といったところでしょうか。
下りと平坦ばっかりなので大丈夫🎵と思っていたら、雨が降りだすのを心配したCさんがえらく速いスピードで走るので、それについていくのに必死で疲れました😓
この日の記録。
距離約131㎞、獲得標高2521m、移動時間が6時間9分、平均時速が21,4㎞でした。
昨秋に133㎞、獲得標高2000m弱のサイクリングをしたときは、翌々日まで足が筋肉痛になったので、今回はもっとなるかな?と怯えていたけれど、なんと全く大丈夫でした。
お読みいただきありがとうございました。