フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

テント泊自転車旅・第2弾に出発

夏の前半に友人Cさんに誘われて、人生初のテント泊自転車旅を経験。あまり乗り気ではなかったわたしですが、案外楽しくて、すっかり虜に。
観光客の車やバイクが多い7、8月を避けて今月前半に再び自転車旅を企画してもらいました。
前回の旅が、南仏の低い目のお山の地味な峠(標高1000~1200mほど)を毎日1日3つほど越えるルートだったのに対して、今回は高いお山のそれなりに有名な峠を一日ひとつ越えるルートを組んでもらいました。


4泊5日の予定なので、荷物の準備はもちろんのこと、出発前に色々やっておくことがあって時間が押して・・・


午後3時過ぎの出発になってしまいました(;^_^A
Cさんの「色々やっておくこと」の内容は、もちろん仕事関係のことがメインだったのですが、ひとつ「人からもらったラズベリーの苗の植え替え」というのもあって、出発直前に!?と呆れたのですが、イライラしても仕方がないということを学んだ私は涼しい顔をして待ちました😑


ひとつめの峠は、今シーズン既に6回登っているボネット峠です。
いつもは800mほど登った2000mの地点で一度足つきするのですが、今回荷物があり、特にめちゃくちゃ重たい荷物を積んでいるCさんを待つために500mほど登った地点で一度停まりました。


あっ、来ました。
前回はわたしの3倍の荷物を積んでいるにも関わらず、わたしよりも速かったCさんですが「あかん、今回はキツい💦」と。恐らく、前回は低い目のお山ばかりだったので、ひとつの登り坂が6~7㎞以上続くことはなく、勾配もそこまでなかったからでしょう。
ここの峠道は平均6,8%が24㎞続きます。でも・・・行程を組んだのはCさんですからね😂


次にCさんを待ったのは、標高2100m台にある水場です。


ラズベリーがありました💖


ちっちゃいけど・・・
ラズベリー狩りをしつつCさんを待ちます。
少しして到着したCさん、途中で一緒に抜かした年配のサイクリストさんに抜かし返されないようにと必死の形相で登ってきました🤣
「俺の方がずっと若いのに・・・抜かし返されたら、俺落ち込んでこの続き、進めない」
いや💦荷物めちゃ重たいから(15㎏以上あります)、抜かされても普通なんだけど??
Cさんに限らず、わたしが関わるサイクリストさん、スキーヤーさんは皆、妙なプライドがあるように思います😅
「悪いけど、俺は今日は速くは登れないから(いや、誰も頼んでません…)、自分の登りやすいペースで登って峠で待ってて」


峠の少し前の、景色の良いところでマイ・バイクを撮影。
ここからはCさんは見えないけれど、少し前に下の道路を見たら、かなり遠くだったので、峠から1㎞弱、高低差で100m弱登った地点まで登ることにしました。何度もブログに書いていますが、ここは峠は2715mでフランス国内3番目の標高でしかないのですが、峠からループ状に出ている道路が2802mでヨーロッパで一番高い舗装路ということになっています。


バイカーさん達が数人いて、女性ライダーさんが「撮りましょうか?」と声をかけてくれました。
手前で一度自転車を降りたせいか、この最後の部分の坂道(10%あります)、5㎏の荷物を積んでいるにも関わらず今までで一番早く登れました(^▽^;)
この地点には2、3分しか滞在せずに峠まで下りました。


Cさんを待っていると、くだんの「年配のサイクリストさん」が峠に到着しました。あれ?Cさんはどうした?この人に抜かされたと思ったら「僕よりも随分と先を走っていたよ」と言います。
えっ、じゃあまさか・・・あ~っ、下りてきました!
わたしが2802mの地点に登ってる間に峠に到着して、15㎏以上の荷物に苦しみながらも、必要のない一番上まで登ってた🤣ループ状になった道路なので、下りてくるときにすれ違わなかったのでした。それにしても思ったよりも随分と速く登ってきた💦さすがです👏👏


峠まで下りてきたCさんの自転車と。


ここの峠には何度も来ていますが、大抵は往復しています。
今日は反対側に下ります🎵
1㎞ほど下りた地点で、峠方面を振り返って。日陰は寒っっ🥶


時々、日向になりますε-(´∀`*)ホッ
これは4~5㎞下りた地点です。


標高2000m台まで下りてきました。
クネクネの道路が美しい辺りです。


標高1900m台にある、峠に一番近い集落まで下りてきました。
7月末に一度、ボネット峠にクライムした際、ここまで下りてきて登り返したことがあります(長かった💦)


その時にランチ休憩した民宿兼カフェにて。
ダウンヒルで体が冷えたので、暖かいココアを飲みました。わたし以上に「寒い寒い」と防寒着を全部着込んだCさん、なぜか冷たいレモネードを注文(・_・;)
真ん中のお菓子・・・


羊のフレッシュチーズを使ったコルシカ島の伝統菓子、フィアドーヌをアレンジしたものでした。まあまあおいしかったけれど、ココナッツはちょっといらんかったかな・・・と個人的に思いました。


民宿カフェを後にします。もう7時半を回っていて、思っていたところまで行けそうにありません。あまり下りて町に近づいてしまうと、テント泊に適したところが見つかりにくくなるので、周り(特に右下)を見ながら下りていきます。


谷底まで下りられる小径があったので、しばらく自転車を押して歩いていきます。


10分ほど歩いたところにテントを張ることにしました。
道路からだいぶ離れることができたし、川が近くて水を汲むのにも便利です。


だいぶ暗くなっているので、Cさんがテント設営している間に急いでご飯を作りにかかりました。タッパーに入っているのはレンズ豆と野菜の煮込みです。持って来たもので(重たいのにCさんありがとう🙏)、ここに沸かした熱いお湯を入れて、スープ風にしました。
鍋に入れて煮込んだらもっと良いんだけど、鍋ひとつしかないから、洗うの面倒です😂


続いて、パスタを茹でました。スパイスや粉チーズをかけて半分ほど食べて、残りは翌日のランチ用にとっておきます。


ちょっとカメラが動いてしまってブレたけど・・・
星空とテント。


天の川✨


テント泊自転車旅1日目の記録
👇

ボネット峠道のクライム、ダウンヒルの一部がメインになったので、短い距離で結構な獲得標高になりました。


お読みいただきありがとうございました

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