フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

マルコ・パンターニのいる峠へ

友人Cさんとのテント泊自転車旅、3日目の記録です。


ランチ休憩をしたエシスチェ峠(発音、よく分かりません😓Colle d'Esischie)。
目的地のファウニエラ峠の少し手前になります。


道路が谷の底へと続いてきますが、わたし達が通るのはこっちではありません。


峠から真横に山肌をトラバースするように出ている道路をしばらく走ったのち、別の谷へ入りました。つまり、先ほどの峠は三つ又になっていた形と言えると思います。
アドベンチャーっぽい楽しい場所でドキドキ(^^♪


幸い、ふたつの峠は100mほどしか高低差がなく、ほぼ平らな感じなのでランチでお腹いっぱいになったわたし達には優しい峠道でした😅


わ~い、着きました✨
ファウニエラ峠。2481mとの表記があります。
麓の町からは25㎞、高低差1700m以上と厳しい峠道でした。
👇

峠の2481mはめちゃくちゃ高いわけではないものの、麓の村の標高が700m台と低い目なことで、1709mという恐ろしい高低差の山道になっているんですね・・・
さて、この峠には名物の石碑があるとCさんから聞いています。


じゃじゃ~ん✨
なんと、伝説のサイクリスト、マルコ・パンター二の石像が堂々と建っています。
1999年のジロ・デ・イタリアでパンター二がここの登り坂でアタックをかけ、マリア・ローザ(総合トップ選手が着ることができるシャツ)を勝ち取ったことに由来しているんだそうです。


初心者過ぎて図々しいけど(;^_^A パンター二とツーショットしちゃいました✨
パンター二が亡くなってもう20年近く経っており、わたしは彼の活躍を直には知らないのですが、Cさんは昔からツールドフランスを見るのが好きだったらしく「アルプ・デュエーズの登りでよ?8%以上の登りでよ?彼はカーブ曲がる時ブレーキかけたんだよ、速過ぎて!」というようなエピソードをよく嬉しそうに話しています。途中の路肩で花を摘んで供えたかったらしいんですが、あいにく秋のお山にはお花はもうほとんど咲いておらず😥


そんな感慨深い!?ファウニエラ峠でしたが、この日も行程が長いのであまりのんびりとはしていられません。反対側に下り始めました。


フランスの峠道、山道にも似ているような、似ていないような・・・
初めて来る地方は新鮮で、次にどんな景色が現れるのかワクワクです。
ここに限らず、ロードバイクで行ける場所は車で来ることも可能ですが、自分の足でゆっくりと進むことで、また景色も違って見えるように思います。


しばらく下りていくうちに、別の峠を通過しました。


さらに下りていきます。
1500m以上の高低差を下りるので、かなり時間がかかります。


ところで、話には聞いていましたが、イタリア側の山道は舗装状態が酷いところが多く、スピードが出ないように注意する必要がありました。


Cさんはこの辺りでサイクリングをするのは初めてだけれど、以前に数週間かけてソロ登山でアルプス縦断したときに、ここからそんなに遠くないところを通ったんだそうです。


森に入るころから、道路の状態が本当に大変なところが多く、巨大な穴やら、舗装が剥がれて砂利道になっているところなどもいっぱいあり、下りるのに結構かかりました。


途中、ブルーベリーがありこちになっていたので、少し立ち止まってつまみ食いをしました。


峠周辺には全然給水スポットがなかったので、飲み水が底を尽きかけていました。
ようやく小川と交差する地点があったのでお水チャージすることができましたε-(´∀`*)ホッ


夕方~夜編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。

×

非ログインユーザーとして返信する