フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

久しぶりに息子ふたりと山歩き(前編)

以前は月に一度くらい3人揃って山歩きをしていた時期もありましたが、息子たちが成長してきて学業やアルバイト、彼女、下宿生活・・・と色々忙しくなり機会も随分と減ってきました。先週末は久しぶりに3人揃ってハイキングへ行ってきました。


長男と待ち合わせた駐車場。手前がわたしのデミたん、奥が長男の愛車プジョー206です。
ここからハイキングの駐車場まではデミたん一台で行きます。


行き先は、グルノーブルからほど近いヴェルコール山塊に決めました。


駐車場の標高は1200m台です。
わたしは何度か来たことのあるコースで、とても気に入っているので息子たちにも景色を見て欲しいと思ってここに決めました。


林道歩きから始めます。
先週末はとても気温が高く、直接半袖で歩き始めました。


これは30分ほど登った地点で、山小屋の隣にある水場です。
ズラーっと山頂というか稜線が連なっているのがここヴェルコール山塊の特徴で、距離は南北に約50㎞ほどにもなり、「Barrière(バリケード)」とか「Balcon Est(東のバルコニー)」とも呼ばれています。


おやつを出してきました。
アジア食材店で最近初めて買った黒胡麻風味のお菓子。ノーシュガーらしくて、ほぼ甘くありません。黒胡麻味はおいしいのだけど、ノーシュガーじゃなくていいから、普通にちょっと甘い方が良かったな・・・と思いました。
ここで小休憩をした後、さらに上の写真の右上方向に登っていきます。


10分間ほどちょっと急な斜面を登って平たいところに到着しました。


ハイキング用の看板。
ここから、斜面をトラバースする地図にも載っているハイキング道があるのですが・・・


バツ印のある方の小さな山道を登っていきます。
「こっちを歩いてはダメですよ」ではなくて「看板にある行き先に向かう道(地図に載っているメインの道)はこれではありませんよ」という意味です。そちらからでもわたし達の目的地方面へは行けるのですが、遠回りになるしあまり楽しい道ではないのです・・・


10分ほどで、新雪に出会いました。この2,3日前に少し積もったようでした。


もう少し雪の量があるところで雪遊びをする息子たち(;^_^A
雪渓と言えば、このブログのアイコンに使っている息子たちが小学生・中学生くらいの時の写真があります。
これ👇

初夏のヴァノワーズ国立公園を1泊で歩いた時のものです。
びっくりすることに、この時に次男が被っていた帽子、ふたりが担いでいたリュックサック(実は当時の二人がランドセル代わりに使っていた😂)は、9年経ったこの日のハイキングにも使われていました🤣🤣なんて物持ちが良いのでしょうか・・・


「東のバルコニー」の最後にある出っ張りは、ここヴェルコール山塊の最高峰、グラン・ヴェイモンです。ここも今日の目的地候補だったのですが、出発地点まで少し余計にかかること、標高が2300m台あるので、雪が残っていて歩きにくそうだな、と思ってやめました。


次男が携帯で撮ったアイベックスの足跡のある雪渓。
これは深さのない新雪だったので、まだ良かったのですが・・・


これは少し厚みのある古い雪の上に一部新雪が積もったものです。
アイゼンは持って来ていなかったので、ズルズルと滑るので少し下に下りて、残雪の幅が狭いところを通りました。


岸壁ギリギリに作られた細い山道を進んできました。


今から、このふたつの山というか巨大な岩の間の峠を越えたいと思っています。
後編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。

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