フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

この夏の一番大きな買い物、と日常少し

7,8月はほぼ毎週末山に行っていました。お出掛け記が停滞しているのですが、今日は違う内容にします。


今月初めに買ったもの・・・
少し前から探していてドイツのアウトドア用品サイトで見つけたものです。


ネット注文して5日ほどで到着しました。
テントの中に敷くマットレスです。


大手サーマレスト社のものを幅の狭いもの(51センチ)、広いもの(64センチ)と持っていますが、どちらも一人用。広いものでも二人で使うには狭すぎます。そもそも、一人用のテントをふたりで使うこと自体、ちょっと無理があるんですが、寝られないことはない、ただマットレスの幅が狭すぎるのがキツい…とわたしも子供たちも思っていました。


二人用のテントを買うのが一番正しい選択だとは承知の上ですが、軽い山岳用テントは高い(>_<)



これも一人用なのですが、幅76センチとかなり広いです。わたしの持っているMSRの一人用テントHubba NXにちょうどぴったり入る幅。サーマレストのだと、隙間がだいぶある感じです。

重さも771gと決して重たくありません。


このクライミットというメーカー、フランスで見かけないので知らなかったのですがアメリカのメーカーで、日本ではポピュラーみたいですね。


ただ、ひとつ誤算!?が。
勝手に膨らむタイプのものではなかった💦
幅の数値だけ(あと重量・・それと値段)に集中しすぎてて、それ以外の情報を全く無視していました。まぁ膨らますのはまずわたしではないからいいけど(^o^)丿ひとりで行くときはサーマレスト持って行くから・・・


サーマレストのマットレスに比べると厚みがあります。
このVの字型がここのメーカーのマットレスの特徴らしく、快適なんだとか。
実は、この後すでに使ったので後日のテント泊ハイキング記にレビュー⁉書きますね。


マットレスの写真だけってのもなんなので・・・
ある夏の日のご飯です。


去年の今頃、ワイン生産者さんのところを直接訪ねて買った白ワインを開けました。


ふたり分のワイングラスでラブラブな感じですが、長男が彼女のおうちに招待されていて次男とふたりでした😅
お山で大活躍のサラミはおうちごはんでもしょっちゅう登場します。
それとワカモレとトルティーヤチップス。


ワインが少し甘みのあるフルーティーなタイプのものなので、メロン生ハムによく合いました。


ワカモレに続いてアボカド続きだけど、サーモンとアボカドのタルタル。ケッパーとベランダのアサツキも入れました。


チーズはコンテとボーフォール、マルシェで買った近郊の農家の山羊チーズでした。


桃がデザートでしたが、ただそのままでしたので写真はなしです(^-^;


ある日曜日。珍しくお山に行かない週末でした。
子供たちと郊外で開催される「カッコいい車のミーティング」を見に行こうと思っていたのに、中止になっていることに当日の朝、出発前に気付き、お出掛けする気満々だったので、代わりに車で30分ほどの地方にドライブしました。
これはお城の前ですが、人が住んでるので中には入られません(;^_^A


ドンブ地方またはブレス地方といって、沼が無数にある地域です。比較的大きな沼の前のピクニックテーブルで、地元のお菓子屋さんやパン屋さんで売っている名物のお菓子「ガレット・ブレッサンヌ」を食べました。


家族みんなめちゃくちゃ好物のタルトです。
薄く伸ばしたブリオッシュ生地にこの地方名産の生クリームをたっぷり乗せて砂糖を振りかけて焼きます。


2軒のパン屋さんに寄って、タイプの違うものを2種類買いました。
上のよく焼けてるやつの方が生クリームの酸味が強めで、下の方は生地がふわふわでした。
かなり大きいものなのですが、朝ごはん、デザート、おやつ、とあらゆる機会に食べてあっという間になくなります(^▽^;)(^▽^;)


日が変わって、これは昨日の写真です👇


郊外の大型スーパーに行ったとき。
ふたりの警備員が入り口でチェックを行っています。
先日ブログに書きましたが、フランスでは衛生パス(ワクチンの接種を終えている・または72時間以内の陰性証明)がないと立ち入りできない場所が増えてきています。すべての飲食店、感染者の多い県のショッピングモール、医療・スポーツ・文化施設、イベントなどがそうです。


お読みいただいてありがとうございました。

湖畔テント泊・下りるのが結構大変でした

2年ちょっと前に両足首骨折、うち片方は脛骨と腓骨の両方を複雑骨折という大けがをする以前にハイキングで行った場所の中で、お気に入りかつ無理のない場所に少しずつ出かけている今年の夏です。


かつてひとりでテント泊をした湖に次男と一泊しました。
テントを片付けて出発しつつ、最後に振り返って。


足首に負担になり過ぎないように、荷物は次男のザックを重めにしてありますが、日帰りの時に比べるとずっと重たいです。


岩々のエリアがしばらく続きます。先ほどの湖と今向かっている峠とはあまり標高が変わらず、だからといってずっと平たいわけではなくなんとなくアップダウンの連続になっているのです。


すぐ真向いの特徴的なとがった山。ここは冬山で3度登ったことがあります。
最後に登った時の写真を👇

頂上直前の急な稜線。


頂上にて。一緒に登った友人Aちゃん。
さて、夏山に戻ります(^▽^;)


この日は日曜日でしたので、数人のハイキング客とすれ違いました。
間もなく峠に到着しました。昨日はガスっていて視界ゼロだったのですが、今日はモン・ブランが正面にドーンと構えています。真下に見えるのはサン・ゲランという人口湖で水力発電をしています。
ちなみに先ほどの湖に行くには、この谷から登る人の方がずっと多いようです。わたし達は右手にある、写真には写っていない谷から登ってきました。
峠のすぐ左手には、グラン・モン(でっかい山、というやる気のない名前)という山頂があり、前にひとりでテント泊したときは帰りにこちらにも登りました(峠からの高低差600mくらい)、今はちょっと無理です😓


峠まではなんの問題もなかったのですが、このあと駐車場まで下りるのが果てしなく長く感じられました。これは川を越えるところで、さり気に残雪の上を歩くことになります。土が掛かっていて雪には見えないでしょうが・・・フランス語でポン・ド・ネージュ(雪の橋)と呼びます。スノーブリッジと日本でもいうみたいですね。崩れないか、様子をよく確かめてから渡らないと川に足を突っ込んでずぶぬれになる危険もあります(・・;)


半分以上下りた地点にシャレ―の廃墟があるので、ここで少し休憩しました。
この時はかなり足首が痛くなってしまって落ち込みました。前の週に行った湖と比べると、距離も高低差もほんの少し多い程度でした。先週ほぼ痛みがなかったのでもうちょいイケる、とタカをくくっていました。


駐車場まであと20分くらいの地点にも川があります。写真では分かりにくいですが、ちょっと深さがあって石の上を歩かないと靴が完全に浸ってしまいます。そして川面より十分に出っ張った石があまりない💦駐車場から歩いてきたハイキング客たちは靴を脱いで渡っていましたが、わたし達はもう帰るだけなのでちょっとくらい濡れてもいいか、とそのままある程度ジャバジャバと渡りました(^▽^;)


最後は林道歩きになります。


あ~っ、いいもの発見✨


香りが良くて甘ーい野イチゴ(フレーズ・デ・ボワ)です。


駐車場付近の斜面では牛さんたちが草を食んでいました。
ここボーフォータン山塊は酪農、夏は放牧が盛んで、名産チーズにボーフォールがあります。ほとんどは薄茶色のタリーヌ種でしたが・・・


この前の子のように、アボンダンス種も少しだけ混じっていました。どちらもボーフォール作りに欠かせない品種です。


やれやれ、ようやく駐車場にたどり着きました。
決して普通のハイキング客にとっては厳しいコースではないのですが、やはり足首が完全には良くなっていないこと、そしてテント泊だったため荷物が重い目だったことからか、ちょっと辛かったです(;´Д`)


お昼前だったので、駐車場の一角にひとつだけあったテーブルでお昼ご飯をピクニックしていくことにしました。


放牧のタリーヌちゃんが一頭だけ近くに。



お読みいただいてありがとうございました。

幸せな湖畔での朝

次男と先月、お気に入りの湖へテント泊ハイキングしに来た時のお話です。


朝6時過ぎの空の色。


早朝の空の色を楽しむことはテント泊の醍醐味のひとつなので、次男がテントで寝ている間、インスタントコーヒーを飲みながらまったりしていました。
ちなみにコップは二つ出ているけど、手前のにしか入っていません😅


奥の空のピンク色が消えるころになって次男が起きてきました。
左側の湖畔にはもう日が当たっています。わたし達がテントを張ったこの場所は、夕方は遅くまで日向になっていてよかったのですが、後ろに高い山があって朝は日陰からなかなか出られません。日陰ってだけで結構寒いんですよね。でも、朝ごはんの準備を持って移動するの面倒だし、もうここで食べる?と次男に聞くと・・・


普段からあまりわたしに対して自分の意見を強く言わない次男(奴隷体質)なんですが、珍しく「僕は日向でご飯が食べたい。ほんの2、3分歩くだけだよ?」と朝ご飯セットの入った袋を持って率先して歩いていきました。


ここら辺が間もなく日が差してくるから、準備をしてるうちに日向になるよ、と次男。


その通り、あっという間に日向になりました。
あ~お日様暖かい✨


そんなに猛暑でもなかったのでバターを持って来ていました。あと、思いついて板チョコも初登場です。おやつにもなるシリアルバーも足してみました。


パンにバターを塗って板チョコを乗せて。なかなかイケます。


ニュテラの小瓶には胡桃ジャムをいれてあります。これも、バターととてもよく合います。


至福の朝ご飯タイムを終えて、テントまで戻る途中にカエルを見つけて観察中の次男。


前回のキャンプでは夜に雨や雹が降り(雷も落ち)大変でしたが、今回はいいお天気。にもかかわらず、朝露だけでこんなにフライシートが濡れてしまっています。湖畔って湿気がひどいんでしょうか・・・


他のものを片付ける間、大きな岩に干しておきます。朝ご飯の前から干しとけば良かったなぁ・・・と毎回同じことを思います(^-^;


テント撤収の鬼門!?サーマレスト(マットレス)片付け中の次男。結局、袋の半分までしか入らず😅
でも二人だとザックに余裕があるので大丈夫です。


準備完了です。
目の覚めるような青空(≧∇≦)


次男に撮ってもらいました。上下ユニクロです✨


下山&アフター編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。