フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

テント泊2日目・救世主現れる

山友Cさんと初の試み・テント泊自転車旅に出かけた時のお話です。
昨日書いた1日目の記録には、テントの写真を載せませんでした。というのも、ご飯を食べてからテント設営したため、真っ暗で写真が撮れなかったのです。


翌朝。服は朝一番に近くの川に洗いに行きました。


なんかちっちゃいカタツムリがいくつもタイヤに💦💦


シュラフもしばらく干しておきます。


テント撤収中のCさん。
果樹園の入り口付近の空き地にテントを張りました。
果樹園の木の間には紐が通してあったため、テントやシュラフを乾かすのに使わさせていただきました。ところで、サクランボの若い木でしたが、収穫はもう終わっていたのか、まだあまり成らないのか分かりませんでしたが、なにせ収穫に来るようなことはもうなさそうでした。


大体片付いたので、朝ご飯にします。
パンと蜂蜜、わたし製パン・デピス(なぜか胡桃とアーモンド入り)、コーヒーです。


ところで、1日目にCさんのタイヤが2度もパンクしてしまったことを書きました。
タイヤがすり減ってしまっていたため、いくらインナーチューブを交換しても、またパンクするのは時間の問題でした。そこで、Cさんが昨晩連絡をしていた人があるんですが・・・


朝食が終わるころにスズキのSUV車でやって来たのは・・・
何と、昨日夕方まで一緒にサイクリングをしたS君でした。Cさんちの鍵を隠してある場所を教えて、うちにある車輪のスペアとインナーチューブを持って来たもらったのでした。


車輪交換中のCさんの自転車。


ほんでまた、この重たい荷物を括り付けるんですね😅
ところでハンドルに洗濯ばさみで留めてあるのは、ミックスナッツです。


すみませんねー。こんな軽い荷物で・・・
シャツが乾ききっていないのでサコーシュに挟みました。漕ぎ漕ぎしているうちにすぐ乾きそうです。
ところで、昨日は「3泊4日は長すぎる」と日帰り参加だったS君ですが、聞けば今日の夕方までは時間があることで今日も一部の行程を一緒に走ることにしたようで、自転車を出してきました😊


しばらく山道を登って着いた小さな村の水場で洗顔しているところ。
フランスの田舎にはよく残っている、共同洗濯所です。他に共同石窯なんかも時々残っていて、今でも使えることもあるようです。


変なポーズをとってふざけているCさん。
なんでもわたしの物まねなんだそう!?です😠😂


みんなでセルフィーしたのに、だれもカメラを見ていなかった(撮ったCさんさえも)…


数メートル先でもう一枚撮ったのに、また失敗していた😥


2日目午後編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。

テント泊自転車旅に出発

もう1か月も前のことになってしまいましたが、山友Cさん念願の!?自転車テント旅に出かけた時のお話です。Cさんと出会った春くらいから「おれはぁ、自転車でスロベニアまでテント持って旅行するのが夢なんだ。君一緒にどう?」と言われていました。冗談かと思って「ちょっと遠いね」と相手にしていなかったら「ほんなら夏休みに2週間くらいでピレネー縦断は?」と若干まともな(んだかどうか分からないけど)話になり、「自転車テント旅自体したこともないのに、長いのは無理」とあしらっていました。


そうすると、満を持して!?「じゃあ、近場で3泊4日ってのはどう?」と現実味を帯びたプランを提案してきました。
風光明媚な高いお山でハイキング中にテント泊することはあっても、道路わきや公園で?おうちのない人みたいに寝ることには慣れていません。
それに、荷物なしでも自転車で山道を登るのはしんどいのに、あれこれ積んでなんて登れない!と渋ったのですが、「やったこともないのに『イヤ』とは大人げない」と痛いところを指摘され(わたしの方がCさんよりも一回り年上)、「山道ばっかりではないし、おれがほとんどの荷物を担ぐから」と・・・断れないところまで追い込まれました😅


Cさんと仲の良い友人S君(右)も誘ったんですが、3泊4日はちょっと長いということで、一日目だけ日帰り参加することになりました。スマホ画面(S君の)で行程を確認中。
それにしてもすごいでしょう、Cさんの荷物😂


最初の20㎞くらいは平坦と緩い登り中心だそうです。普段、そんなにしんどいと思ったことはない道ですが、わたしの荷物はたったの4㎏くらいだというのに、いつもよりもキツく感じます。というより、わたしの3~4倍の重さの荷物を積んだCさんがいつも通りのスピードで手ぶらのS君とスイスイ走っているのが信じられない😱
ちなみにCさんの自転車は20年くらい前の代物なので、自転車自体13㎏(わたしのは7,5㎏くらい)もあるんですが💦


20分くらいか走った辺りで急にCさんが「あ~~っ!!」と大声をあげて停車しました。
「バーナー忘れた😓」
S君と一緒に取りに帰るというので、わたしは遠慮して😅道路わきで待っておくことにしました。体力温存しときたいです💦


わたしの荷物。細長いのはテントのポールです。3人は寝られるしっかりとした大きなテントなのでポールも重たい_| ̄|○ 
サコーシュにはLEDランプ、モバイルバッテリー、ゴアテックスの雨具、夏用シュラフ、ダウン、着替えなどがギューギューに詰められてあります。今回の旅行用に通販で買ったものです。少し前に峠道で出会ったスイス人のサイクリストさんご夫婦がジュネーブからマントンだかニースだかまでホテル泊の旅行中で使っていたサコーシュが良さそうだったので、写真に撮らせてもらい注文したのでした。小さく見えるけど10リットル入ります。


一方、バーナー取りに帰るのに置いていったCさんの荷物はこちらです。
テント、マットレスふたつ、シュラフ、タープ(雨予報も出ていたので)、着替え、食料、水など。これを自転車に全部括り付けた総重量は30㎏近くになり、わたしには支えるだけでも大変です。どうやってこれで坂道登れるのか、不思議でなりません・・・
45分くらい待ったでしょうか。ようやくふたりが戻ってきたので、改めて出発しました。


スキー場のある村まで登ってきました。
教会と村役場のある広場では結婚式が行われていました。


「自転車と山スキーとハイキングにはパスタ!」と思い込んでいるCさんの準備した野菜入りスパゲッティを分けてもらいます。


食後、村のカフェでSくんがコーヒーをおごってくれました。
さて、続きの行程も長いみたいだしそろそろ出発です。


再出発後20分くらい。
なんと道を間違えてしまったようです。戻ると遠回りになってしまうので、このまま進むことにしました・・・
ところでS君のサドルに注目してください。


バナナが引っ掛けてあるけど😂
ロバのように荷物を積んだCさんとは対照的です😂


やれやれ、ようやく下りになるようです。


いい感じの渓谷を走りました。


1日目に通った中では、一番気に入ったエリアです。
この後、しばらくしてS君と分かれる分岐にやって来ました。


分岐地点で3人でセルフィーをしておきました。
また近々一緒に自転車しようね、気を付けて!とお別れしました。


ラベンダー畑が時々ありましたが、まだシーズン前でお花は咲いていませんでした。
今頃はきっと見ごろなんじゃないかと思います。


ところで、今回の行き先は有名な峠道や観光地は皆無の、ひたすら車の少ない地味な、しかしそれなりにきれいな場所、ということでCさんが考えてくれています。
距離や高低差からかかる時間を大体計算し、買い物できそうな食料品店のある村も出発前にチェック、お店に電話して開店時間の確認までしてくれていたようです。はちゃめちゃなイメージ(失礼)なんですけど、案外丁寧なとこともあります。


長く走るにつれ、疲れてきて一服します。
これはディスカウント系スーパー「リドル」のエナジーバーです。一度たまたま見つけて買ってみると、なかなかおいしい!しかし、限定販売だったようで、その後全く見かけません・・・レギュラー商品にして欲しいです。


この後、ショックなことが。
Cさんの自転車が2度もパンクしてしまったんです。
自転車乗られる方なら分かると思いますが、インナーチューブ交換するのってちょっと時間がかかりますよね。もう夜8時半を過ぎていて、日が長いのでまだ明るいんですけど、気分的にブルーになってきました。予定していたところまでは全然行けそうにありません。
で、なんで2度もパンクしたかというと、タイヤがすり減っていて薄ーくなってしまっている部分が2、3か所もあったんですね。「タイヤ、新しいのにこの春換えたばっかりなのに!」とCさん。「でも出発前にチェックしてなかったおれが悪いんだけど」とスゴスゴ。今回に限らず、普段から荷物の重たいCさん。普通よりもずっと早くすり減るんでしょうね。タイヤの薄くなっているところに、パンクしたインナーチューブを切って内側から当て布的に入れたんですが、あっという間に2度目パンクしてしまったわけです。


てことで、1泊目に予定していた辺りからだいぶ手前になるけれど、メイン道路から少し離れた川沿いにやって来ました。これで「道路沿いでテント張って、翌朝に警官に職質される」というわたしの思う「テント泊自転車旅行」のイメージから離れることが出来そうですε-(´∀`*)ホッ


川辺で焚火・・・


茄子を焼き中。


焚火では火力が弱いので、バーナーでお湯を沸かします。


パスタを茹でます。
明日のお昼ごはん分もあるので、結構な量を茹でました。
蕎麦に見えるかもしれませんが、全粒粉のスパゲッティです。


なんか・・・茄子がいっぱいあったので、暗くなっても茄子を焼き続けました(;^_^A


1日目の記録
👇

行動時間は4時間17分ですが、外にいた時間はその倍くらいです💦


お読みいただきありがとうございました。

去年出会ったサイクリストさんに再会した

ここ数年はわたしにとって、新しい出会いの場といえば、お山の頂上や山小屋(山スキー)、峠(ロードバイク)くらいなもんです😅
昨夏、何度も登っていた激坂の峠道があるんですが、その峠で出会った方(Vさんとします)とは、ストラバのコメントやショートメッセージなどで時々やり取りはするものの、約1年間会っていませんでした。先日久々にサイクリングを一緒にすることになりました。


Vさんと前回サイクリングをした時は、うちの長男も一緒だったので、近況を聞いて下さいました。


今回、Vさんのお友達のJCさんという方も来られました。わたしとは初対面です。
JCさんは電動アシスト自転車でした。
地図でコースを確かめてくれています。


有名な峠道などに行くでもなく、車の少ない丘陵地の小さな道路中心でした。
細かいアップダウンのある小麦畑の真ん中を走る気持ちの良いライドです。
猛暑の時期でしたので、午前中の2時間ほどで帰ってこれる手ごろな周回コースを考えてくれていました。


目的地のひとつの高台にある教会。こうやって見ると、どうってことのない教会に見えますが、巡礼の人が結構来るそこそこ有名な教会らしく、この日もイベントのテントが張られ、多くの信者さん達や、神父さん達も何人もおられました。


教会からさらに少し登って、峠に着きました。
聞いたこともない峠で、しかも視界ゼロ😂


Vさんは去年とは別の自転車でした。日本でファンが多いビアンキのきれいな緑色のやつです。前のやつが重たかったので、これは快適!とご機嫌でした。
途中で、どこかのカフェに入ろうかと言っていたのですが、これといったお店が見つからず、結局Vさんのところにお邪魔することになりました。


「大したものないんだけど・・・」
と季節の果物をきれいに盛ってくれました。
アプリコット、イチジク、レッドカラント、ミラベル(甘いすもも)。


昨日焼いたというアプリコットとアーモンドのタルト✨
女子力高過ぎやしませんか!?


素朴てとってもおいしかったです。


飲み物はオーツミルクにチコリコーヒー。
電池入りの小さなミキサーで泡立ててくれています。


ありがとうございます(*´▽`*)
優しいおいしさで、ほんわかした気持ちになりました。


この日のライド記録。


影響されやすいので(≧∇≦)
Vさんが愛用しているというメーカーのチコリコーヒーをBIOのお店で早速購入。
オーツミルクは時々買っていますが、うちになかったのでこれも買いました。


お読みいただきありがとうございました。