フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

山友Cさん、S君と坂道ライド

わたしのサイクリングに、平坦のみを走る行程というのはあり得ないので「坂道ライド」とわざわざ言うのもおかしなタイトルなんですが、峠道ではない地味目の山道を3つハシゴしたので、そう書いてみました。


ひとつめの山道を登り切った地点から。
コースを考えてくれたのはCさんです。その少し前に3泊4日自転車旅行のコースを考えた時も「有名な」「伝説の」峠道、山道を通る!!とご機嫌だったのですが(アイロニーで、実際には全然無名の、地元の人しか来ないような山道😂)、今回も3つめの山道はそこそこ有名(地元レベルですけど)なものの、他のふたつは地元サイクリストさんさえあまり来ないような山道で、登りながら「伝説の~」と嬉しそうでした(;^_^A


ふたつ目の山道の終点、というか舗装路がおしまいになる地点にて。
ここはマイナー過ぎて?ストラバのセグメントにもなくてサイコンも持っていないから勾配は分かりませんでしたが、感覚では最後の2㎞くらいは10%くらい、特に終点までの400mほどは15%以上だったと思います。立ち漕ぎでギリギリなんとか登れたけど、キツかった😓


S君と。Cさんはめちゃ重たいアルミ製自転車(13㎏)なのに、わたし達ふたりよりもずっと早く登れるという脚力の持ち主です。わたしとS君はレベルが近く、この日は最初のふたつの山道ではわたしの方が少し早かったです。


水場があったので、お水チャージしていきます。
めちゃくちゃ暑い一日で、出発時はちょうど良かったものの、この頃から日差しがあまりにも厳しくなってきました。


下りていきつつ。
派手なヘアピンカーブですが、実際にきつかったのはカーブしていない直線部分でした。
この後、しばらく平坦が続いた後最後の山道に入りました。特に急な坂でもなかったはずなんですが、既に1000m以上登っているからか、猛暑のためか、足が重たくてペダルが回りません。対して、先ほどはしんどそうにしていたS君がエンジンかかったみたいに、スピードアップして(わたしがスピードダウンしているだけかも)、どんどん先に進んでいきます。Cさんは「ガンバレ」と日本語で応援しながら一緒に走ってくれました。「ガンバレ」と「ガンバッタネ」は以前に教えてあげたので、山スキーや自転車の登りの最中に声をかけてくれます。


終点近くにあるル・ラヴェルクの集落。


最後の2㎞ほどは未舗装路で、終点にはちょっと有名な修道院があるそうなんですが、往復4㎞も自転車を押して歩く気がしません。ここでUターンすることにしました。


the end of 舗装路からの景色。
周りにはハイキングのコースもいっぱいあるようです。


Cさんが知らないうちに取ってくれていた一枚。


よく分からない一枚😂
わたしの物まねなんだそうです・・・決してこんなポーズを取ったことはない(はず)なんですが、わたしが写真を撮ってもらうときめっちゃポーズとってる、としょっちゅう揶揄してきます😤


ル・ラヴェルクの集落まで下りて、可愛いチャペルの前で一枚。


チャペルに郵便ポスト(投函する用の)がくっ付いていました😮


チャペルの中に入ってみます。


クレーシュ的なものが飾ってありました。
大抵、キリスト生誕の場面などをテラコッタ製の素朴なフィギュア(南仏で伝統的に作られていて、サントンと呼ばれる)で再現していて、クリスマス前に飾ることが多いのですが、ここは羊の飼育の場面が再現してありました😂しかも囲いの中にギューギューに羊がいて、リアルなことこの上ないです🐑🐑🐑


羊ではなくて、山羊チーズを作っている農家があったので寄ってみましょう。


ボーダーコリーちゃんがやってきました。
最初こそ吠えられたものの、すぐに大人しくなり足元にお座りしました。
かわいい😻


入り口。


農家のおばあちゃまが出てきて接客してくれました。
色んな熟成というか乾き具合のものがあり、全部同じ値段です。確か1,30ユーロとかそんなでした。ふたつだけ大きなものがあり、わたしはそのうちひとつを購入。S君は小さいのをいくつか選んでいました。


帰り道。


わたしが買ったのは、これでした。
ジュニパーベリー(ネズの実)を真ん中と周りにも少し散らしたものでした。
ジュニパーベリーは中くらいの標高のお山にいっぱい自生していて、ジンの風味付けや、お料理にもたまに使われるスパイスですが、チーズに使っているのは初めて見ました。「めちゃくちゃよく合う!」とは思わなかったけれど、地元にある素材を使ってみようという心意気に好感を持ちました😊


この日のライド記録。


お読みいただきありがとうございました。

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