フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

クレイジー週間の〆

他人から見ても、自分で見てもクレイジーに違いなかった1週間の〆のサイクリング記です。3つの峠をハシゴする125㎞・3444mUPのサイクリングの翌日は控えめにちょろっとだけ乗りました。


近くの短い山道をふたつ登って、パン屋さんに寄って帰りました😋
この日は体も休め、滞りがちだったリモートワークもばっちり進めて、翌日に備えることが出来ました。


その翌日は、今シーズンまだ一度も登っていない大好きな峠道が目的地です。
これ👇

大好き、というには自転車で登ったのは昨シーズンの1度だけですが、ハイキングをするときや、単にドライブで何度も車で来ている景色が素晴らしい峠道なのです。
麓の町から峠までは21㎞ほどと長い目で、高低差的には1364m登ることになります。


あんまり近いところに停めてしまうと面白くないので、適度に離れた場所から出発することにしました。1か月ほど前にイゾアール峠&ピュイ・サン・ヴァンサン(スキー場)を周回で登った時に停めたのと同じ、ギレストルという小さな町のロータリーにある駐車場です。


行程の初めは、イゾアール峠に行った時と同じです。
メインの県道は自動車専用で、自転車は平行した、しかしだいぶ高い位置を通る細い山道を通ることになります。


前回は「うひゃー、高低差がプラスされてしまうの嫌だなぁ」って思ったのですが、景色が良くて、何よりも車は入ってこない道なのが素晴らしいです。今回はここを通るのも楽しみにしてきたのでした。


距離にして3~4㎞くらいの山道です。そんなにきつい傾斜のところはないし、車はもちろんサイクリストさんも全く見かけず、ひとり気持ちよく走ることが出来ました。


メインの県道に戻ってきました。
渓谷沿いの爽やかな道路をしばらく走ります。


この時点でちょうど10時。まだ日陰で涼しく気持ち良かったです
ただバカンス時なので、交通量は既に結構ありました。
ここの川ではカヌー、ラフティングが出来るのでカヌーを積んだ観光客の車も時々走っており、その一部はイギリスやオランダナンバーでした。


渓谷沿いに30分ちょっと走ったでしょうか、イゾアール峠へと続く道路との分岐まできました。前回はここで左に曲がったのでした。今日はこのまま真っすぐに進みます。


麓のそこそこ大きな町ヴィル・ヴィエイユを通過。「大きな」というのはこの地方では、という意味で人口は今調べたら1836人でした😂
上の写真はその後さらにどんどん登った標高1900mくらいの集落にて。


この後は水場は確かなかったと思うのでここで水をフルチャージしていきます。
途中、ミニ滝みたいになってるところはあるのですが、涸れていることもあるかもしれないので、期待しないでおきたいと思います。


初めに載せた峠道の勾配のグラフは、今回ブログを書くのに調べて出してきたもので、この日は、1年前にクライムした時の「距離は結構あるけど、緩やかで楽な峠道」というあやふやな印象の記憶を頼りに登っていきました。そしたら「距離はあるし、結構しんどい峠道」でした😂
そうだった、あの時は峠の反対側に結構下りて登り返すために、こちら側はもっと峠に近いところから出発したので、楽な印象だったのでしょう(;^_^A


そんなわけで、結構しんどい思いをして到着したアニエル峠(2740m)。国内2番目、ヨーロッパでは3番目の標高になります。
電動アシスト自転車で最後らへんで競い合った!?二人組の女性のひとりが撮ってくれました。


峠の反対側はイタリアです✨


後編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。

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