フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

テント泊自転車旅、2日目午後

友人Cさんとのテント泊自転車旅、2日目のお話です。
毎日ひとつの大きな峠を越える4泊5日の行程で、1日目は高低差1600m近くのボネット峠を越えました。峠を反対側に900m(高低差)ほど下りた地点ででテント泊、2日目はさらに谷間の道路を下りていきます。


お買い物をしたサン・テチエンヌ・ド・チネという小さな町を経て、次の町イゾラを目指す道路。サイクルレーンがあり、大変気持ち良く走ることが出来ました。


お昼前にイゾラに到着。ここも小さな可愛らしい町です。


パンが底を尽きていたので、パン屋さんに入りました。
ついでに菓子パンも購入(^^♪


Cさんの自転車は15㎏ほど、わたしの自転車には5㎏ほどの荷物が括り付けてあります。
というのはベースとなる持ち物の重量で、買い物をした後は、さらに重くなります。


荷物をほどくのは面倒なので、買ったパンは上に括り付けました。
さて、この町から次の峠道が始まります。


町外れにあった峠道の開通・閉鎖を伝える看板。
目指すのはロンバルド峠(2350m)。イタリアとの国境になっている峠です。
4年ほど前に、車で来たことが一度あるだけでどんな峠道だったのかあまり記憶にありません。景色は覚えているのですが、当時自転車には乗っていなかったので道路の長さや勾配はまるで気にしていませんでした。
今回、いくつもの峠を越えるのでいちいち調べなかったのですが(しんどいやつでも、どっちみち越えないといけないので😂)戻ってから検索したらこれでした。
👇


平均7,5%と結構厳しい山道が20㎞以上、高低差1500m近く登ることになります。比較的マイナーな峠なので「どうせ大したことないんだろう」とタカをくくっていました😓
1100mくらいはあるんだろうと思い込んでいたイゾラ(麓の町)の標高が800m台だったのが痛い勘違いでした_| ̄|○


県ごとに違うサイクリング用看板。
ここアルプ・マリチーム県の看板は比較的愛想のない!?色合いも地味なものです。
ISOLA2000というのは峠の数㎞手前にあるスキー場の名前です。


荷物が重すぎてスピードが出せないCさんを2度ほど途中で待ちました。
同じくらいの重さの荷物で夏の前半にもテント泊自転車旅行をしているのですが、その時は山間の地方ではあったものの、そんなに長くて急な峠道はなく、重たい荷物でもわたしよりも速かったCさんですが、アルプスの高低差1500m前後の長い峠道をハシゴする今回の旅行ではかなり苦戦していました。


2度目にCさんを待った地点・・・
木に注目してください。


野生のスモモがなっていました。
種の周りは酸っぱいけれど案外甘みもあり、おいしかったです。


さらに2〜3km登った地点。

スイスナンバーのクラシックカーが3台停まっています💖
この左下のエリアはピクニック&キャンプエリアのようで、テーブルや椅子が日陰にあったので、ここでランチにすることにしました。


昨日の晩ご飯の時についでに茹でておいたパスタに粉チーズやスパイスで味付けしたもの、午前中に通過した村のマルシェで購入した地元産チーズと生ハム、麓の村のパン屋さんのバゲットで元気回復ランチとなりました。
チーズはちょっと大人しい目の味でインパクトがいまいち足りなかったんですが、この生ハム、甘みがあってとってもおいしかったです。


ランチ後、2~3㎞漕ぎ漕ぎしてスキー場のイゾラ2000(ドゥー・ミルと発音)に到着。


Cさんを村の入り口で待つ間、暇つぶしにミラーガラスの建物でセルフィーした一枚。


スキー場のカフェでコーヒーかビールでも飲んでいこう、って言っていたんですが9月というと夏のバカンス客が帰ってしまったあとで閑散期に突入、開いているお店が見つからずとりあえず川でお水チャージ😓頑張って重たい荷物でヒルクライムしている割に可哀そう過ぎるわたし達・・・


スキー場を通過した後は、傾斜が少し楽になりました。
もう峠まで1㎞ちょっとという地点。なんでここで停まったかというとですね・・・


ラスベリーが道路わきに生えていました💖


わーい🎵
・・・ってやってると、Cさんに追い抜かれました💦


で、到着したロンバルド峠(2350m)。
ここからイタリアに入ることになります。


バイカーのグループのシールが貼られ過ぎて、もはやほとんど読めない峠の看板(;^_^A
メジャーどころの峠は道路公団か何かが定期的にシールを剥がしてきれいするんですけど、ここは放ったらかしみたいです😓


夕方・夜編に続きます。
お読みいただきありがとうございました

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