randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ロゾン湖の畔でピクニック

前日の肌寒い(てか雪降ったし)曇り空と打って変わって気持ちの良い青空のなか山小屋を後にしたのは9時でした。他の宿泊客は皆もう出発しています。わたし一人の時だと、1番早くに山小屋を出たりするのですが(夜明け前に出ていくアルピニストさん達以外では)、今回子供たちや長男の彼女Mちゃんも一緒なため、ゆったりしたスケジュールで動いています。特に山に来るのが初めてのMちゃんには「山って楽しい」という印象を持って欲しいのです。


山小屋は標高2430mの地点にあります。今日は下りるのがメインですが、湖の前に少し(多分100mくらいの高低差)上がることになります。


6、7月が旬のヤマツツジですがほんの少しだけ咲いていました。こんな時期に咲いているのを見るのは初めてです。品種が違うのかな・・・


今日も川を越えるところがいくつもありましたが、昨日ほど大変な場所はありませんでした。


すぐ上は滝になっています。窪んだところがちょっとお風呂みたいになっていて暑いときに入ると気持ちよさそう・・(;´∀`)


歩いていると暑くなってきてみんな上着は脱いでいます。 


向かいに見えている中央の山は谷の反対側にあるのですが、このエリアを代表する山のひとつ、ル・シラ(Le Sirac 3441m)。エクランの多くの高い山同様、アルピニストにしか登れません。しかもAD(Assez Difficile かなり難しい)にランク付けされています。


湖が近づくにつれ、子供たちが水切りで遊ぶための平たい石を集め始めました。石の多いゾーンでは歩くのストップして必死で拾っています。湖で石を投げて遊ぶのは彼らが山に来て最も楽しい事のひとつなので(^▽^;) 勝手に集めさせておきます。わたしはその間、ブルーベリーでも食べて待ってます。


湖はもうすぐそこです。


ロゾン湖(Lac du Lauzon 2008m)に到着。駐車場からだと400mほどの高低差のため、人気のあるファミリーコースになっています。今まだ11時なので湖の反対側にふたりハイキング客がわたしたちとほぼ同時に到着していただけでしたが、お昼には15~20人くらいの人たちが湖のまわりでピクニックをしていました。それでも近くに大きな町が全然ないためか景色の良さ、コースの簡単さの割には人が少ないと思います。


あ~~幸せ(*'▽')
本当なら湖経由で山小屋に登って、昨日登って来たほうの道か、そのバリエーションでもう少し遠回りできる道がそちら側にあるのでそっちから帰るつもりだったのですが、昨日がお天気悪すぎたので回る方向を逆にしたのでした。こんなにきれいな湖で視界がないのは残念すぎます。


長男は素人水切り選手権にエントリーしても全然おかしくないほど水切りの達人なのです(;´∀`) そんなんやったことない~って言う彼女にさっそくレクチャー開始。


まだお昼には少し早いので子供たちにはココア、自分用にコーヒーを淹れます。


あんなに長い時間かけて拾った石、結構あっという間になくなってしまいました。そしてここら辺にはいい石があまり落ちていなかったので石切り教室はもうおしまいのようです。ココアを飲みつつ学校の友達の話とかで盛り上がっていました。


さて、昨日から数えて4食目の自炊です。生肉はさすがにもうなくてサラミが1本残っているうちの3分の1くらいを小さく切ってベーコン風に使います。
残りは普通に切りわたしがご飯作りをする間、チップスと共に食べてもらいます。


ジェットボイルで茹でたパスタにサラミ、バジルソース、グリル(フライでなく)オニオンチップスを和えます。朝ごはん用にと持って来たバターが残っていたのも投入。サラミとバジルソースに塩気があるので塩は少しか入れません。


自作レシピのわけ分からん料理ですが、こんな景色の中で食べるとおいしい(≧∇≦)
ご飯を食べた後も少しダラダラしてやっと腰を上げたのは1時頃でした。ちょうど2時間ほど湖畔に滞在したことになります。


駐車場までは400mほど下ることになりますが、まず初めに少し登ります。
次男が撮ってくれていた先頭を歩くわたし。食料がほとんどなくなったせいで行きより荷物が軽い(*^▽^*)ってもう下りるだけなんですけど。


湖のある方面をバックに長男とMちゃん。


滝の前で次男。


手を繋いで歩いてる(;´∀`)仲良しさんです・・・


これから下りていく方面。奥に谷が続いていますが、この谷を少し上がったところにも小さな山小屋があり、行ってみたいところのひとつです。


道はジグザグになっているので時々方向が変わります。
右下に大きな建物が見えますが、その前の駐車場に車を停めています。


ほんの一瞬森のようなところを通り・・・


間もなく駐車場です。道路の最終地点になっている場所です。車で来てそこらの山をバックに記念写真を撮ったら、全く歩いていなくても結構なハイキングをしたかのように見えるに違いない素晴らしいロケーションです。


昨日出発前に3人の写真を撮った初めの行先案内板。天気が違うと全然別の場所のように思えます。


湖から1時間15分ほどで下りてきました。ジオベルネー山小屋ホテル。天気の良い日曜だけあっていっぱい車が停まっています。この山小屋ホテルはレストランも大きく、ハイキングはせずにここにお昼ご飯だけ食べに来ている人も結構いるかと思います。
ここは去年の5月に来ました。結構トラウマな思い出なんですけどね・・・
よろしかったら見てみて下さい(;・∀・)👇


前回も前まで行ってみた立派な滝「花嫁のベール」、素敵な名前です。


後は車で帰るだけなので最後にちょっと遊ぶ子供たち。


帰り道もまるでハイキング中のような景色のところをしばらく走ります。
まだ2時半を少し回ったばかり。こんなに早くに帰途につくことはまずありません。しかし今回Mちゃんも一緒だしこの日は夏休み最終日でした。翌日から始まる新学期(しかもフランスの学校では新年度でもあります)に差し支えると困るので早い目に駐車場に戻ることを目標にしていました。この時間帯に出たら道も混まないはずです。


早く帰りたいのは山々なのですが、帰りに寄ろうと楽しみにしていたところがあります。今までも通った時に気にはなっていたのですが、時間が早過ぎたり逆に遅過ぎたりでほとんどいつも閉まっていたのです。今回泊まった山小屋にもここの宣伝の紙が置いてありました。ここヴァルゴデマール地方、その少し南のシャンプサー地方の農家、小規模経営の食品や工芸品を集めて売っているお店です。ツーリストインフォメーションも兼ねているということは一般の業者ではなく地方自治体による経営と思われます。


ここで扱っている商品の生産者のマップが入り口に。


入り口に大きくインフォメーションの「I(アイ)」マーク付いてるからそこそこちゃんとしたコーナーを想像してると、中央の黒い椅子が3脚置いてるところでした。 冊子とかほとんど何もおいてありません💦でも椅子に座ったら地元に詳しいおじちゃんとかが横に座って色々教えてくれるのでしょうか(;'∀')
商品はたくさんあって楽しいです。子供たちは興味がないと言って車の中で待っています。気にせずにじっくり見てみたいと思います。


手前に広いスペース、奥に少し狭いスペースがあります。奥は主にワインやビール、蒸留酒や薬草酒といったアルコール類、そして羊毛製のものが中心のテキスタイル類やナプキンやテーブルクロスといったインテリア関係。エクランは羊の放牧が盛んで食肉用の他にウールの生産も昔から行われているのです。ただ、デザイン的に素朴過ぎてあまり実用的でない感じのするもの(なんかおばあちゃんっぽいというか💧)が多いのが玉に瑕です。部屋着としては良さそうなのですが。。
ワインは全然有名でないこの地方、作られていることさえ知りませんでした。赤やロゼもメルローのモノセパージュでありましたが、メルローだけで作られてるフランスの赤ワインであんまり好きなのはないので試飲もできないしやめておきました。白はちょっと変わったセパージュのものもあったので2本だけ買いました。1本7ユーロ台と結構高かった(試飲できずに美味しいのかどうか分からないものにしては)のです。
あと地ビールも小さい瓶のを話のタネに、と3種類買いました。


チーズは買って無駄がないので少しずつ6種類(山羊乳2種類、牛乳製4種類)買いましたが、うちに帰って食べるとどれもおいし~~
で、今まで幾度となく繰り返された後悔「なんでもっと買わんかったんや・・・」


ハチミツは特別大好きってわけでもないんですが、こういう濁ったちょっと癖のあるクリーミーなやつは好みなのでひと瓶だけ買いました。


平野部では果物の栽培も盛んなため、フルーツのピュレやシャーベットも売っています。
全く聞いたこともない超地元メーカー(≧∇≦) おいしそーだけど、クーラーボックスがなかったら持って帰るの無理です・・・


これこれ、シャンプサー地方の名物料理、トゥルトン。中にジャガイモのピュレやフロマージュ・ブラン(熟成されていないフレッシュなチーズ)が詰められた揚げ餃子のようなものでこれは冷凍されたもの。甘いバージョンでラズベリージャムが入ったものもあります。でも以前お土産に買って帰ったら子供たちはあまり好きでなかったので(3~4年前ですけど)やめておきます。


こっちですよ、大事なのは(;'∀')
豚肉加工品コーナー(^^♪ 上段はフロマージュ・ブランや生クリーム、ヨーグルトなど。


特に大事なのはこちらです。ハイキングのお供に欠かせないサラミ達ですよ✨
1本ずつ5種類買いました。


レジに近い辺りにはスキンケア関係、ハーブティーなど食欲そそり系ではないものが並びます。
この辺りは全体に高度が高い目というのはあっても南仏には違いない(オート=ザルプ県は行政管轄では「プロヴァンス・アルプ・コートダジュール」地方になります)のでハーブ関係もいっぱい育てられているようです。


レジかごも可愛い💚
ジャムを3種類買ったので、Mちゃんのご自宅用にラズベリーのをプレゼントしました。


帰り道、お腹が減ったので前の日の朝ごはんの残りのブリオッシュ・プラリーヌとその日の朝ごはんの残りのプレーンなブリオッシュなどを出してきて高速のSAでおやつ休憩をして帰りました。渋滞も全くなく、Mちゃんを自宅に送り届けたのは6時ジャスト。わたし達も6時半前には帰ることができました。



おまけ↓


白ワイン2種類。違ったセパージュのもの。


「レコルタン」はブドウを育て収穫したところと瓶詰したところが同じであるという証明。わたしは基本レコルタンのものしか買いません。もちろんブルゴーニュなど有名ネゴシアンが超一流のワインを産出していることもよくあるのは百も承知ですが、それでも丹精込めてブドウを育てた人が誇りをもって自らワインにしている、という図に魅かれるのです。


ラベルが可愛い地元ビール。一番手前は白ビール。「グラシアル=凍り付くような(白ビールはキンキンに冷やして飲むので)」、の語尾「ALE」が英語のエール(ビールの種類)と掛け合わせてあります。


ハチミツとジャム。ハチミツは本年度のパリの農業祭にて行われる権威のあるコンクールで銀賞を獲得しています。
ジャムはアプリコットとカシスを買いました。朝ごはんが楽しみですヾ(*´∀`*)ノ


チーズは、このハイキングからほぼ1週間たった今ではほとんど全部食べてしまいました。そのほとんどが「うきゃぁ、なんでもっと買わなかった!!??」と悔しくなる美味しさで、サラミ類はまだ新し過ぎてあまり乾燥しておらずわたしの好み的にはまだ食べ頃ではないので地下カーブに置いてあります。



長男の彼女Mちゃんも連れての初めての4人でのハイキングでしたが、Mちゃんもとても喜んでくれて、長男も終始ニコニコと幸せそうでいつもとちょっと違うけど楽しいハイキングになりました。長い長いフランスの夏休みを締めくくるのによい思い出になりました。
ハイキング記も長くなりましたが、読んでくださった方、どうもありがとうございます。