フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

再びソロテント泊♪ 後編

先週末にひとりで出掛けたテント泊でのハイキング。土曜の午後、仕事が終わった後に出発したのですが、予定していた駐車場に辿り着けず予定変更で別の駐車場からの出発となり時間のロスはありましたが、暗くなる前に目的地に着きテントを張ることができて(´▽`) ホッ。
夕焼け、日没は雲が多いながらも美しかったのですが、楽しみにしていた星空は見ることが難しそうです。それでも0時台、2時台、5時台、6時と携帯に4つアラームを入れて寝ました。


0時台に起きると、だめです。どんよりしていて何も見えません。2時台、4時台も同じです。それどころかどんどん雲が厚くなってきている感じで、もう諦めてまた寝てると(ところで案外よく寝られます、テントで。山小屋や避難小屋以上かも)5時過ぎごろ雨が降ってきた音で目が覚めました。幸い強い雨ではありませんでしたが、その辺はテント。弱い雨でもポツポツとよく聞こえるのです。天気予報では昨日も今日も晴れ、だったのにぃ(つд⊂)エーン・・・雨は20~30分ほどで止んだようです。6時前、ウトウトしながらテントから外を覗くと・・・


あれΣ(゚Д゚)
雲が晴れて星が見える✨


急いでテントから出ます。ムラゴンの人気ブロガー、山に自分で別荘を建てちゃうことも出来れば写真の腕もプロ並みというチロルさんの勧めて下さったお手軽かつ便利な三脚を持参しています。デジカメの「星空モード」ですが、7~8秒かけて1枚を撮影するためやはり三脚がないとブレて難しいのです、固定できる適当な岩が適当な角度であるとは限らないので、先週アマゾンで購入したばかりです。
うーん、下半分は曇ってるけど上の方は何とか星が写っています(*'▽')


しかし残念なことに、分単位で空が明るくなってくる時間帯です。
これは湖とは反対側。


ほぼ真上を撮影。ヘンなものが写ってますが、わたしの指??(;´Д`)
青い💧 前に晴れた夜空を真夜中に撮った時とは全然違う明るさです・・・


どんどん明るくなっちゃったのでもう星は諦めて、テントから少し離れてテント&湖を激写( ̄▽ ̄;)


空ピンクの貴重な時間。


昨日は晩ご飯少なかったのでちょっとお腹が空いています。ミニデニッシュをいっぱい持って来ました。



今朝はインスタントのシコレコーヒーです。タンポポコーヒーみたいなものでシコレ4割コーヒー6割だったかでネスレ社から出てるのがおいしいくて、ミルクパウダー、お砂糖と既にミックスさて個別包装されているのが便利でよく山に持って来ています。


さて、日の出も十分に楽しみました。朝ごはんもたっぷり食べて大満足です。そろそろおうちを畳むとするか・・・


はい、片付きました。ただ、夜明け前の雨でテントが濡れて重たくなっているという残念なことが(;´Д`)


畔で13時間30分を過ごしたトンペット湖にお別れです。ちなみにトンペット tempêteとは嵐のこと。おっかない名前とは裏腹にわたしの滞在時は風ひとつなく美しい日没、日の出を楽しませてくれました。


峠方面に戻ります。空はまだほんのりとピンクできれいけど、結構雲があるなぁ・・・出発前に見た天気予報では昼過ぎまでは快晴のはずだったんですが、山の天気は変わりやすいというので仕方ないです。


あ、上の写真の左奥にちょこんと尖がった山が見えています。あれは冬に3度登ったことのあるポワント・ド・ゾンフィエです。夏に登ったことは一度もないという(^^;
あそこからもなかなかパノラマがいいんです。👇

昨冬は2回登りました。右下のが11月にひとりで、他の3枚は4月に友人と行った時です。


それでは季節を少し巻き戻して・・秋深まるボーフォータンです(^^;


手前にも小さな水溜り的池がありました。実はこの奥に下りたところにもまだ湖があるのですが、着いたのが日が暮れる直前だったこと、ここら辺でも十分にきれいでテントを張る場所もいくらでもあったのでこれ以上進みませんでした。


なだらかなハイキング道を進みます。


ブルーベリーはそれこそあちらこちらに生えているのですが(一番たくさん生えてる植物とも言えます)この辺りはそれに加えてラズベリーもあったのでした。昨日は暗くなる前に湖に着いてテントを張りたかったので思う存分食べられなかったのですが、今朝は好きなだけ(≧∇≦)


南方面はとても晴れていて、遠くエクラン国立公園の山々が見渡せます。


一方、今向かっている峠方面(北側)はこんな曇り方です。上方は厚い雲に覆われているのですが、ヘンに晴れ間というか隙間があります(;・∀・)


真正面に隠れているのはモン・ブランです。あちこちから見える富士山みたいな存在ですが、この辺りからだとこんなに大きく見えるのです。


ルーズ峠に到着します。


昨日は駐車場からこの峠を越えてトンペット湖に向かいました。この峠からグラン・モン(2686m)に登ることが出来ます。アップダウンを計算した高低差は600m強ほどのはず。帰る前に向かう手軽なハイキング先なはずなのですが、昨日休憩なしで日帰りの時の倍以上に重たい(11~12キロほど)荷物で750mの高低差を休憩なしで大急ぎで登ってきたためか、腰と背中が痛いのです・・・しかもこの雲の厚さ。これ、この後ひどくなるの?それとも晴れてくるの??
しかし帰るにはさすがに早すぎます。少し様子を見つつ登り始めることにしました。


進行方向はテンション下がるこのどんより曇り空。


振り返るとこの青空(~_~;)
もう天気のことは深く考えずにボチボチ、ゆっくりと登り続けます。
ダメだ、キツイと思ったらいつでも引き返す気満々です。月曜日に腰痛で仕事を休むわけにはいきません💦


30分か40分登ったところで急なところが出てきました。
そうだ・・・


ザックをデポしちゃうことにしました。サブバック、というか大き目のウエストポーチ(モンベル製)に貴重品を入れて身軽に出発です。


はー、荷物少ないとさすがに楽だ✨スピードもだいぶ違います。


少しずつ雲が薄くなってきていたのですが、ついにモン・ブランが完全に見えました💕


えーと、ここを一度下るのか・・・
低くなったところに分岐があります。どうやら、この下の谷からでも登って来られるようです。・・・イヤな予感がします。
というのは、もしかして「ここから下りたら駐車場にかなり近道」っていうんじゃ!?という予感です。だって。。ザックさっきのところにデポしちゃったんだもの~~同じ道から帰るしかありません(;´・ω・)


イヤだなー見ないでおこうかな・・とも思ったけど興味本位で見てしまいました。すると、確かにこの谷を下りても帰ることが出来るのですがどちらも2時間30分で同じでした。(´▽`) ホッ。。これが1時間30分とか書いてあったら地団太踏むところでした(^^;


さて、安心したところで?さらに登っていきます。ボーフォータン山塊というと丘陵地のようになだらかで登り甲斐がないと思う人も多く、口の悪い人は「牛のための山(montagne à vache)」なんて形容したりしますが(実際放牧が盛んなこともあり)、こんなに野性的な雰囲気の山もあります。


頂上が近くなってきたところでトレランの3人組に追い抜かされました。


さて、頂上はもうすぐそこです。この時期この標高(2500m台)に雪が残っていることに驚いてしまいました。


手前を登り切ってまた少し下がります。再び最後の部分を登って・・・


ようやく頂上です。思ったよりも遠かった・・・トレラン3人組が少し下りたところでセルフィーを撮ってました。


グラン・モン(2686m)頂上\(^_^)/


少し低くなったところにアンテナがあり、電波届きまくりなので友達や同僚にメッセージや写真を送り付けます(≧∇≦)
10分ほど頂上に滞在した後はボチボチと下り始めました。


一度はスッキリ晴れたモン・ブラン方面はまた雲に覆われています。厚くなってくるような感じの雲ではないものの頂上からモン・ブランが綺麗に見えなくて残念。


ジョンシアンが季節外れにポツンと咲いていました。


急にこちら方面にまでガスが流れてきました。一気に視界がなくなります。


下り始めてすぐに眼下に湖が。先ほどまでいたトンペット湖かとまず思ったのですが、少し様子が違います。地形とか・・あとこちらの方が岩々ザレザレしています。あとで地図で見比べると、全部で3つほどあるトンペット湖のすこしさらに先にあるふたつの別の湖でした。
トレランの人たちが下りて行った方の道に何となくわたしも釣られて歩いて行ったのですが、何かおかしい・・視界も少なくてすぐに気づかなかったのですが頂上から割とすぐにさり気に分岐していて(先ほどの看板のあったのよりもずっと高い位置で)、登って来たのとは違う方面に下りて行ってしまうところでした。デポしてるザックがあるので特にそれはマズいです。早く気付いてよかった、少し登りなおして正しいというか自分が来た道へと続くケルンを見つけた頃にはガスも晴れてきていました。


タンポポみたいな薄黄色の花。夏の終わりによく見られます。


急なところも重たい荷物がないと楽勝です(^^♪


ケルンはあちこちにあって助かります。


大理石?高貴な感じの石でできたケルン✨


登ってる最中にも見えていたものの、すぐそばまでは来なかった水溜り的な池に寄り道。


さらに下りていくと・・無事ザックをデポしたところまで戻って来ました。よかった、ちゃんとあって(´▽`) ホッ・・・


紅葉したブルーベリーで山肌が赤いです。
もう何回やったか分からないイッキ食い(^▽^;)モン・ブランをバックに✨


峠の大きなケルンが見えています。


峠を通過、そのまま湖に向かって谷を下りていきます。少し雲がかかっているものの、昨日の夕方は全くモン・ブランも見えなかったことを思うとよいお天気になってきているといえるでしょう。


そうだ、もう飲み水がほとんどなくなったので汲んで行きます。


ブルーベリーの集め過ぎで指も紫色なので洗っていきます(^^;


ハイキング道沿いの小川で手を洗っていると60歳前後と思われる男性が登ってきたので挨拶をしました。マウンテンバイクで湖まで来て、湖畔に自転車デポしてここまで上ってきたそうです。元気過ぎるΣ(゚Д゚) お隣の県、オート=サヴォアの県庁所在地・アヌシーから来られているそうで、話好きな面白い方だったので奥さんが追い付くのをを待つ数分間、地元の山や近辺の農協情報(^^;)を交換したりしました。


面白くない森の部分をしばらく下りていくとようやくサン・ゲラン湖に到着します。


サン・ゲラン(ゲラン聖人)の可愛い彫刻。サン・ゲランは12世紀の司教で、彫刻の下に「(放牧の牛や羊などの)家畜たちの守護聖人」とあります。なるほど、この辺りは牛の放牧が盛んです。


水はとっても澄んでいます。湖畔でお昼ご飯にしようと良さげな場所を探しながら歩きます。


放牧の牛のミルクを入れるタンク。


景色の良い湖畔のテーブルには既に先客があったりで、結局駐車場近くまで戻って来ました。ここでいっか・・・


大したもの残ってませんが・・・マグの中は「担々麺風春雨スープ」です。


散歩している方のワンちゃんが水浴びしに湖に入っていました。この日、お昼過ぎには夏のように暑かったです。


デザートとコーヒー。
今回ボンベがほんの少ししかガスが残っていないのしかうちになかったので、そういうのを2個持って来ていたのですが一つ目がまだもっていました。荷物なるべく軽くしたいテント泊でいらんもの持ち歩いてたと思うと悔しい・・・


ダムになっている部分に近付いてきました。駐車場はもうすぐそこです。


牛さんと湖。アボンダンス種の牛です。


移動式搾乳所。放牧地帯で時々見られます。ハイキング客の目を意識してか牛さんの絵が描かれいます(;・∀・)


ただいま~~\(^_^)/


のどかなアレーシュの村。


この辺りをこの夏のツール・ド・フランスが通ったのでマイヨ(覇者の着ることが出来るTシャツ)の飾りが村中にありました。
このあとすぐにチーズと同名のボーフォール村を通過し、時間が早い目だったせいか渋滞もなく無事帰宅することが出来ました。

×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。