randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

存在しない道を通ってハイキングに出かける

存在しない道ってどういう意味?と思われるでしょうが、存在しないことになっている道路という意味です。
グルノーブルからエクラン国立公園の一番北の部分や、またはそこを通過してから南に下りた地方(ブリアンソン方面)に行く主要道路である県道1091号線は1年半ほど前に途中にある大きな湖に並行したトンネルの天井が落ちるとかなんだかそういう事故が起こって以来、工事のため通行止めになっています。そのため、そこを迂回するのにすんごい南周りをするように何度も途中の道路に電光案内板やら看板やらに書いてあって、ドライバーにそちらの道路には近づかないように呼び掛けています。
わたしも常々そのメッセージを見かけていたので、そちら方面のハイキングには行けないまたはものすごい遠回りを覚悟しなければいけない、と思い込んでいました。


実はこの週末(って言っても日月でしたが)出かけた南方面のケラス山塊も、その遠回り覚悟系の地方のひとつでした。
グーグルマップなどのGPSアプリによれば、遠回りには2種類あって南に反対側から降りてぐるっと回りこむというやつ、そしてもうひとつ・・しかも第一に提案されるのは、イタリア経由して行けや。ってやつですΣ(・□・;)しかも高い高速料金払って。

グレーの細い線がイタリアとの国境です。ちなみに通れないことになっているのは画面左側の薄い黄色の線の道。この画面には入ってないもっと左のあたりに問題の工事ゾーンがあります。よって、この一番近道である黄色い道で来るルートは決して提示されないのです。


湖の上(北)を通るのが県道1091号線。黄色の道路のうち薄いグレーになっている部分が工事中のところです。
・・・が、ちょっと湖の下(南)を見てください。RS1091ってのが薄っすらあります。こっそりと載っているけど決してカーナビには出てこないこの道。秘密の通り道だったのです。工事の期間、補助道路としてつくられた舗装さえされていないほっそいほっそい道で、2台が交差出来る場所も限られてるし、もちろん大型車両は通られません。
交通量を出来るだけ制限するために、存在しないことになっているのです。
これも、出発前日に「スタッドレスにして行きや」と言ってくれた友達が教えてくれました。彼女はこの道の先にある地方の山が大好きで昔からよく行ってるのですが、工事になってからもこの秘密の道を通ってそちら方面にハイキングに行き続けているんだとか。
あんなに散々「通行止め」としつこく表示されているので疑心暗鬼だったのですが、今回初めてそこを通って南に下りました。


こんな風に何度も何度も書いています。外国からのツーリストや外国のトラック運転手などにも分かるように英語でも書かれています。
無視してどんどん問題の場所まで行くと・・・


・・・もう、仕方ないなぁ(;´・ω・) ってことで秘密の道路が指示されます。ただしキャンピングカーや3,5トン以上の車両は通れません。
湖の際ギリギリのところに作られた細い未舗装で灯りもない道路でわたしが昨日通ったのは真っ暗な夜明け前だったので、湖に落ちないかドキドキしながら走りました。日曜の夜明け前ということで対向車がほとんどなかったので助かりました。


その道を20分ほど走ったのち普通の道路に出てきました(´▽`) ホッ
すると・・・雪国でした。
フランスでは一般的にスキー場は12月半ばにオープンしますが、もうオープン出来るん違うん?という積雪量です。


お日様が上ってしばらくしたときに走っていた村から・・・


バール・デ・ゼクラン(4102m、エクラン国立公園最高峰)の立派なお姿が見えました。


今回行ったのはケラス山塊のなかでも南のほうだったのと(昨日)スタッドレスタイヤの空気圧調整しにガソリンスタンドに寄ったこともあり、行くのに4時間半かかりました(~_~;) 帰り(今日)は昨日行ったのより北のあたりからだったので4時間弱で帰って来ることができました。めっちゃお腹が空いていて早く家に帰りたかったので休憩なしで(^^;


すみません、肝心のハイキングの話にまだなってなくて。。明日にでも書きます!今日はもう遅くて疲れているのでもう寝ます・・・