randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

シャルトルーズ山塊でスノーシュー

日月でフランス南部のケラス山塊まで遠征してきたばかりですが、近場のシャルトルーズ山塊にスノーシューしに行ってきました。
休みの日に天気が良いと、じっとしてられません(^^;)


シャルトルーズは南はグルノーブル、北はシャンベリーまでの間にある山塊で、最高峰でも2082mとそう高くはありません。全体が石灰岩で構成されているため、白っぽく切り立った岸壁にいくつもの平行した地層のラインが印象的です。
最近何度か記事に書いたヴェルコール山塊と似た感じなのですが、シャルトルーズのほうがずっと緑が豊かです。かなり切り立った岸壁の、その地層のラインに沿った細い道のようになったところがいくつもあり、そのうち歩けてハイキングコースとして使われているところもあれば細すぎたりまたは途中でなくなるので歩くのには向かないところもあります。これはヴェルコールではヴィール(vire)と呼ばれ、シャルトルーズではサングル(sangle)と呼ばれます。
シャルトルーズはグルノーブル、シャンベリー(どちらも県庁所在地の町)、そしてリヨンからでも近いので週末ともなれば多くのハイキング客で賑わいます。でもそれはメジャーなコースのことで、探せば人の少ない場所もあります。


午前中歩いたエリアでは人を見かけませんでしたが、午後歩いたのは比較的メジャーでしかも山スキーに適した場所だったので何人もの山スキーヤーを見かけました。わたしが下りていく最中だった夕方にひとりで登っていく人たちが多かったです。近くに住んでる人たちが仕事の後軽くひと滑りしにやって来たという印象を受けました。


出発地点の行先案内看板。1300m台ですが既にかなり積もっています。


森の中を歩いて行きます。比較的太くて分かりやすい簡単な道です。



簡単。。だったはずの道がいつの間にかなくなりました(◎_◎;)
とっても不思議です・・・わたしって迷う天才じゃないだろうかと時々思います。


正しい道はもっと高い位置にあるみたいです。
近道ってことで(^^;) きつい傾斜の坂を上っていきます。


は~だいぶ上ってきて傾斜が楽になりました。このすぐ手前でシャモワが2匹いたんですが、素早くて写真は撮れませんでした。


おっ、目の前のこれは・・・


正しい道に戻ることができました。正面に見えるのが目的地その1のラ・ピネア(1771m)。
シャルトルーズ山塊の中で最南部に位置しており、ヴェルコールなど南方面から帰ってくるときによく見える山です。


景色が開けてきました。これは南東方面。


先ほど遠くから見て分かったように最後はかなり急傾斜な山です。
しかも日が昇るにつれ雪の表面が解けてきて歩きにくくなってきました。一歩ごとにズボズボはまります(;´Д`)


かなり悪戦苦闘して頂上に到着。南側にはヴェルコール山塊やデヴォリュ山塊が広がります。


東にはベルドンヌ山塊。3つとがっているのが最高峰のグラン・ピック・ド・ベルドンヌ(2977m)


北エクラン方面


モンブランが奥に。


手前がこのあと登る予定のシャルマン・ソン(1867m)。
駐車場からすぐのコースがふたつほどあり(もろろんこっちは経由せずに)、ファミリーに人気の定番コースになっています。
奥に見えるのはこれもシャルトルーズで代表的な山のひとつ、グラン・ソン(2026m)。ちなみに「ソン(som)」とは頂上(sommet)を意味する方言です。


さて、シャルマン・ソンに行くには主にふたつ行き方があって、ひとつは今来た道をある程度まで戻って、そのまま稜線ぽくなっている部分を歩くコース。稜線っぽいけどかなりアップダウンがありそうです。
それでいくつもりだったんですが、今ピネアから降りてきて一つ目の案内表示板に「シャルメット峠」という表示が。これは今さっき上ってきた面から反対側の面に一度下りてその峠から新たにシャルマン・ソンに登るというもの。
反対側に越えるために今ちょっと下りてきたけどもう一度上(頂上ではないですが)まで登る必要があります。前者がかなり甘ちょろい道っぽかったので「今の登りはキツかったけどこの後は退屈そうだな」と思ってた矢先だったので、この「山を裏側に越えて一度ほとんど下りてから登りなおす」コースに俄然飛びついてしまいました。


とは言え、スノーシューには厳しすぎる登り坂です(;´・ω・)


登っていった人たちあるけど、スノーシューの後ではなく靴のようです。
でもわたしは斜め歩きで頑張ってスノーシューで登ります。


は~めちゃくちゃしんどかったですが何とか登り切りました。
・・・で、登った反対側の光景( ゚Д゚)
トレースのある部分は地図からしても正しい道のようなのですが、怖すぎる・・・
スノーシューでは無理だし、脱いだにしても重たくて嵩もたかいので今日の小さめリュックだと入らないし、結び留めてもブラブラして大変です。


で、まだましそうなのがそのすぐ右にある谷底に直接下りていく方法。
どうせ左側の道も地図によるとそのあとこの谷に並行した辺りを下りていくことになっているし・・・


が、20分くらい注意深く(何せめっちゃ急なので)下りて行ったのですが、谷としてありがちなことですが川というか水が流れているのでそれが凍ったのが雪から露出して、しかも絶壁っぽくなっている部分があり、周りを見てもそれを避けて通れるような代わりの場所が見つかりません。

普通に雪がない状態のときに歩ける場所がそのままスノーシューで歩けるとは限らない良い例でした(~_~;)
諦めて上のほうまで戻ることにします。今下りてきた谷は結構怖いので谷から遠ざかりつつ、行きたい方面に向かって稜線に戻りたいと思います。


あ~助かった(;´∀`) 無事「退屈コース」まで戻って来ることができました。


シャルマン・ソンがだいぶ近づいてきています。


シャルトルーズ最高峰のシャムショウドが真向かいに。左奥はダン・デ・クロール。どちらも山肌を縫う細い道・サングルが有名です。


この景色のよいところでお昼にします。今日は阪神タイガース座布団です。


わたしが景色の写真を撮っていたら山スキーヤーの女性が来て写真を撮ってくれました。頼んでもないのに・・・よっぽどツーリストっぽかったんでしょうね(^▽^;)


写真を撮ってくれた山スキーヤーの女性


さて、休憩おしまい~ 目的地シャルマン・ソンに向けてまた歩きます。


オラトワール(小さな礼拝のための祭壇)がありました。


麓にある行先案内板。
雪がない状態で55分…だとスノーシューで1時間ちょっと…往復で軽く2時間プラス山頂でちょっと休憩…2時半か・・・


今日はここでおしまい


というのも1週間前に調子が悪かった掃除機をまずゴミ捨てステーションに捨ててからそこから最寄りの家電量販店に買いに行ったのですが、良さそうだったのが品切れ(新しいの買ってから捨てろという説も)。注文しておいたのを仕事が休みの今日取りにいかないと、今度はいつ行けるか分からない…というのっぴきならない状況にあったのでした。掃除機なくても生きていけるけど、子供に「お母さん休みの日に掃除機取りに行かないで山に行った」と思われるのも嫌なので、今日はこのあと電気屋さんに行こうと思います。
ちなみに今回はリベンジは必要なしです(^▽^;)


帰りは幅の広いらくちんな道から下ります。何度も山スキーヤーとすれ違いました。特に上っていく人が多かったです。


こんな可愛らしい素敵な老夫婦ともすれ違いました。
帰りに通ったこの道はかなり踏みならされているので真ん中を歩く限り、スノーシューなしでも大丈夫な硬さでした。わたしは脱ぐと重いのでもちろん履いたままでしたが。


帰りのグルノーブルまで下りる道が半端なく景色がきれいです😻


グルノーブルまで下りてきました。高速に乗るまで町中のイゼール川に沿った道路を走ります。これ渋滞してちんたら走ってる最中なんですが、ゆっくり周りの景色を見渡すことが出来て、本当に山に囲まれた町だなぁと実感。


このあとリヨン周辺の幹線道路の夕刻の帰宅ラッシュの大渋滞に巻き込まれつつも無事掃除機を取りに行ってうちに帰り、子供たちに誇らしげに新しい掃除機を掲げることができました(;´∀`)

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