フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

最近の風景(日常編)

いつもブログにはアホみたいに雪山か、山道の写真ばっかり載せていますが、住んでいるのは雪山でもなければ、山道沿いでもありません( ̄▽ ̄;)


夕方の信号待ちの街角で。
メイン道路のひとつなので、トロリーバスの線が張り巡らされています。
リヨンの町にたくさんあるバスレーンは自転車も安心して走ることができます。
サイクルレーンも既にあちこちにありますが、まだどんどん新しく作られてきており、現市長がエコロジストの党の方なのも影響しているかと思います。


おいしいパン屋さんのひとつ「アントワネット」。市内に3軒あり、これは中心地にある店舗。食事パンがメインでケーキ類はありません。菓子パンとしてはブリオッシュが数種類あり、紙袋にも「アントワネット パンとブリオッシュ」と書かれているので、よっぽどウリみたいです。
「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」と日本語に訳されているマリー・アントワネットの有名なセリフの「お菓子」とは、ブリオッシュなので、それから店名を付けたものだと思われます。


大きなパンがほとんどで、丸ごと買わなくても計り売りをしてくれます。
どれも粉の旨味を感じることができる発酵時間をたっぷりとって丁寧に焼かれたパンたち。
みよん家は、食事のお供にはそこまでパンを消費する方ではないのですが(フランス人の中には、食事中に結構な量のパンを食べる人もいます)、チーズは大好きなのでやっぱりそれなりには食べてます。
この日は2種類のパンを半分ずつ切ってもらって買いました。


少し前のブログで、息子たちと街の高台に自転車で行ったことを書きました。
それがきっかけで、最近はちょこちょこ町の坂道を登るのがブームになっています(^^ゞ


先日みんなで行った寺院にまず登ったのち、別の見晴らしのよい小さな広場に来てみました。トータルで14㎞弱、200mほどの高低差を登りました。タイムは約54分なので、あまり時間がなくても来られる手軽さが嬉しいです。


この日は前述の寺院に登る前に、別の高台にも登っておきました。
曇り空でしたが、先週は暖かい日が多くて自転車でも辛くなかったです。


自転車では大した量の買い物はできないので、マルシェに行くときは愛車デミたんの登場です。マルシェの近くに大きなアジア食材スーパーがあるので、よく同時に買い物します。
この日は自転車やスキー中の行動食用の和菓子を探しに行きました。
第一希望は餅菓子💕・・・なのに、なぜか餅類が売り切れまくっていて、今までに買ってまあまあおいしかったやつはどれも売っていません。仕方なく、別のものを探してみます。


お、まともっぽいものが。
日本製ミニ羊羹、6個入り。ええやん、ええやん(^^♪
と値段を見ると、4,55ユーロ・・・700円弱かぁ・・・高過ぎるような気がして買わなかったのですが、ひとつ100円ちょっとなら、そんなに高くはないのかもしれませんね。ケチ過ぎて、判断能力の鈍ってるわたし_| ̄|○
次行ったら買います💦
この日はこっち系をいくらか買いました
👇

胡麻とかピーナッツとかの飴がけ。
糖分だけでなく、ナッツ類の油分もあるからカロリー高くて運動時にはもってこいのような気がします。ナッツやシード系は大好きなので、こんなシンプルなお菓子でも嬉しくなってしまいます。


ブログによく登場している友達のDさんは、先日、スキー仲間と山に籠って縦断スキーハイキングをしていました。行き先はヴァノワーズ国立公園だったそうです。
時々、電波がある時に送られてきていた美しい写真の数々・・・


羨ましい(T_T)
夕暮れ時にこんな高いお山にいるのは、泊りがけの山旅の醍醐味ですね。
毎日高低差2000m以上を登ったり下りたりして、山小屋を渡り歩くとんでもない体力、精神力、テクニックを必要とした旅だったようです。
こういうのも👇

氷河の上だそうΣ(゚Д゚)
クレバスに落ちた人を助ける訓練も行ったんだそうです。
何だかわたしには想像もつかないレベルのお話です・・・
で、帰って来てうちに遊びに来ました。


ヴァノワーズとは何の関連もない、しかしおいしい高級ワイン、コート・ロティを手土産に持って来てくれました。


コースを説明してくれるDさん。
「わたしの行けるレベルの場所に今度山小屋泊で行こう」とお願いしておきました(;^_^A


お読みいただいてありがとうございました。

雲海とシャモアのお山、下山編

雲海がしっかりと出ていただけでなく、シャモア(野生の山羊の一種)にも出会えて、ウキウキして登っていったスキーハイキング。


朝日に照らされるシャモアたち。


雲海をバックに。
超地元なので、ここにはもう何十回も登っているという友人Dさんが撮ってくれた一枚。
この日は、下の方は全くの無風だったのですが、標高を上げるにつれ強風に。
とても雪の少ない今シーズンのフランス。この辺りは風が強いことが多いらしく、元々少しの厚さしかない雪が風に吹き飛ばされてガチガチになっており、下りが思いやられます😥


振り返って。
中央右の高いお山は、ここシャルトル―ズ山塊最高峰のシャムショウド。
今登っているダン・ド・クロールが2番目の標高になりますが、最後の部分は岩壁をよじ登らないといけないので、手前でUターンすることにしています。


「本日の頂上」にするつもりの岩壁ギリギリの地点までもう少しです。


この日、登りで唯一怖かった地点。
ツルッツルで急で登りにくかった💦
でも何とかスキーを外さずに登ることができました。


必死!!で到着の場面。
一足先に着いていたDさんが撮ってくれていました。
「本日の頂上」からの景色をご覧ください😊
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Dent de Crolles 1
Dさんがスキー板から滑り止めを剥がしているのが写っています。
雪に突き刺しているスキー板の先が風で揺れているのが分かると思います。
寒いので、ゆっくりとしたい気分ではありません。


保温マグのコーヒーを急いで飲もう・・・


Dさんがバナナを半分くれました。
さて、いよいよ下りていきます。
登ってきた斜面は、後半は雪がとても薄くて凍り気味でガリガリだったので(朝の駐車場での気温はマイナス7,5度でした)、出来るだけ良い状態のところを探しつつ下りていくことにします。👇



Dent de Crolles 2
ザーッと右側(下りる方面に向かって)にトラバースします。
雪の量は確かに、さっきのところよりかはあるけれど、ガリガリなのには変わりないし、何よりもめちゃくちゃ急で、しかも幅が狭い💦
👇

Dent de Crolles 3
横滑りでズズズッと下りていきます。
Dさんはジャンプしつつターンしますが、わたしはこれはまだできないのです。
そして、幅が少し広くなって普通にターンできるようになった地点。
それでもかなり急で、結構怖いです。
👇

Dent de Crolles 7
雪がもう少し量あったら、スピードが出なくて怖くないんですけどね・・・
傾斜が少しましになってきた辺り。
👇

Dent de Crolles 4
土が出ていたり、低木があったり石があったりするので、注意しながら下りていかなければなりません。



Dent de Crolles 6
幸い、Dさんが下から見守って&アドバイスをくれます。


傾斜が緩やかになってわたしにも余裕が出てきたところで写真を撮ってくれました。
例年なら、このくらいの岩は十分に隠れてしまうくらいの雪があるそうで、こんなに障害物競走的なスキーにはならないんだそうです(;^_^A
でも、これはこれで楽しいです。
麓の辺りは、傾斜もなだらかで、雪も柔らかめ(風が少ないので、雪の状態がまし)、気持ちよく滑ることができました。
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Dent de Crolles 8
Dさんの「ヒャッホー🎵」的な叫びが入っています(^-^;


Dさん撮影の一枚。
麓の辺りにあるシャレ―の廃墟。


最後は森をしばらく滑ります。


最後の2~3㎞は除雪されていない道路から戻りました。
行きは森をショートカットしつつ登りましたが、石ころが出っ張っている箇所が結構ありました。登りでは滑り止めが付いているので、多少なら気になりませんが、下りではスキー板を傷めてしまいます。



駐車場近くの道路で、スノーシューで散策している方たち数名とすれ違っただけで、ほとんど誰にも出会わないまま、無事に車まで戻りました。


お昼ご飯にはシュークルートを頂きました(≧∇≦)
お腹が空いていて、2回お代わりしてしまいました( ̄▽ ̄;)


お読みいただいてありがとうございました。

可愛いやつにまた会えた

今年のフランスは本当に雪が少なくて、今の時点では標高の高くない駐車場からだとスキーを背負って歩く部分が多くなっており、雪も古くて(もう1か月以上まとまった積雪がありません)滑るのが難しい雪のことが多いです。
去シーズンもかなり雪が少なかったのですが、これから毎年こんな雪の量なの!?と空恐ろしくなってしまいます・・・


これはまだそこそこ雪があった今月初めのお話です。
最近よく一緒にスキーをするDさんの地元シャルトル―ズ山塊に来ました。


除雪最終地点は標高1100mくらいだったと思います。
ここから普通にスキーで歩けることは、1~3月くらいだと当たり前のことなんだそうですが、これを書いている今では、こんなに雪はないに違いなく、スキーを外してしばらく歩かないといけないと思います。


車両通行止めのバリケードを越えて、振り返ったところ。
朝結構早かったので、他に1台しか停まっていませんでした。


10分くらい道路を歩いて・・・


道路をショートカットすることができる森の小径に入ります。
実はここは1月の中旬にも来ているのですが、その時は森の中にはまだ十分に雪がなくて、ほぼ道路中心に登った記憶があります。


時々、道路に出てはまた森に入る、の繰り返しです。
道路から登るよりも楽しいし、何より早く登ることができます。


この辺りはさらさらの雪でした。


森や道路を30分弱登ると、野原に出ました。
下界は曇り空でしたが、この辺りは既に靄から出て明るくなっています。


野原を大きなジグザグで登っていきます。


少し登ると・・・わわっ、ちょっと期待はしていたんだけど、立派な雲海になっていました🤩


シャレ―の廃墟前を通ります。背景に見えているのは、今向かっているダン・ド・クロールの真正面に位置する山で、こちらも山スキーヤーたちが気軽にやって来るんだそうです。


感動!
テンション上がります✨


キックターン中。
こうやってジグザグの向きを変えます。ここはなだらかだから簡単だけど、急斜面だったり、雪が凍り気味だったり、デコボコの地形だったりすると結構難しいです。
「ここは簡単」と書きましたが、山スキーを始めた頃はこの動きも出来ませんでした(;^_^A


雲海を撮っていると・・・
かわいいシャモアが佇んでいました。


絵になるシルエットです。
ちっちゃな角が可愛い😻


こっちはそんなに可愛くないけど(^▽^;)
Dさんが撮ってくれていた、お気に入りの1枚です。


こちらも、Dさん撮影の1枚。
とっても美しいので、載せたいと思います。
わたしを時々待つついでに結構撮っていますね(^-^;


進行方向にもいました😻


シャモアやアイベックスの写真を撮ろうとしても、動いているか、立ち止まっているとしてもお食事中のことも多いので、案外顔を上げている写真はなかなか撮れなかったりします💦


Dさん撮影。
ぽわぽわとした毛が、朝日に照らされています✨
後ろは子供みたいで、角はとても短くて体も小さいですね。
シャモアは、ニホンカモシカに少し似ていますが、鹿ではなくて山羊の仲間です。
雲海やシャモア撮影でえらい時間を食ってますが(;^_^A 一応少しずつ登っています。


後半に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。