フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

1年ぶりにジュラへ(その3)

大好きなアルボアの町を後にしてひたすらのどかな牧草地帯を走ります。


放牧されているのは東フランスが原産で今ではフランス各地ばかりか国外でも飼育されているモンベリヤール種の牛。


20分弱でこんな看板が見えてきます。


お気に入りの豚肉加工業者の直売店です。道路を挟んだ向かいにアトリエがあるので製品を運び込んでるところでした。


ああもう・・・幸せ(≧∇≦)


生ハムの塊は日持ちするのがいいんですが、うちでうまく薄く切られないので既にスライスして真空パックされたものをいつも買います。


パテ類は量り売りと瓶詰とあり、2~3日中に食べるようには量り売りのを、ピクニックや友達のうちに招待されたときや日本に持って行くお土産用には日持ちのする瓶詰を、と両方買います。


右下にあるグリルする用のソーセージとメルゲーズ(唐辛子の効いたやつ)を買いました。


普通のハムも数切れスライスしてもらいました。めちゃくちゃ美味しいのです♡


ジャムやハチミツ類はもちろん自分達では作っていませんが地元の農家のものを扱っています。真ん中にあるのはグリオッティーヌといってグリオットという甘味の少ない酸っぱいサクランボのオー・ド・ヴィ漬け。フォレ・ノワールなどのお菓子に使われる他もちろんそのまま食後酒代わりにデザートの後に出されたりします。グリオッティーヌは登録商標で東フランスはオート=ソーヌ県に会社があります。


ハイキングに欠かせないサラミ類も買いました(^^♪


さて、トランクにスタンバってるクーラーボックスに入れたるで~、とトランクを開けようとしてたら携帯にメッセージが。
グルメかつ食いしん坊の同僚のS君です。昨晩「明日ジュラに行くけど、サラミ類とかチーズとかいるなら買ってくるよ」とメッセージを送ったのですが、返事が来なかったので彼の分は買わなかったのですが「ごめん、昨日返事書いたのに送信できてなかった!合計50ユーロ以内でお任せするよ」とのこと。運のいい人です。10分後だったら、Uターンはしてなかったと思います(^_^;)
すぐさまお店にカムバック~~


・・すみませ~~ん。。
また来ました(^_^;)


S君用に適当にセレクションします(^^;


サラミやパテをしこたま買い込んだ後は肝心のチーズです✨
林道みたいな道をガンガン走ります。こんな道の割に結構対向車もあるので要注意です(;'∀')


またのどかなところに出てきました。


対向車ものどかです(;´∀`)


約25分でチーズ農協に着きました。農協はたくさんありますが、片っ端から試した結果、この地方ではこの農協に落ち着いています。


売店と製造所が一緒になっています。


カフェテリア風になった一角があります。こんな農協はちょっと珍しいです。


ジュラのワインはもちろん(あえて写真には撮りませんでした)パテ類、地ビール等のお酒もあります。右下の「ヴュー・ポンタルリエ」はパスティスに似たアペリティフ用のお酒で、その名の通りスイスとの国境近くに位置するポンタルリエの町の名産品です。生産量が少ないので全国的には出回っていませんが、地元のカフェには大抵置いてあり、「ヴュー・ポン」と呼んで注文します。


ガラス張りで工場の作業が見えるようになっています。12時に近かったのでもう終わりつつありました。全般にチーズ作りは小規模のところでは午前中のみのことが多いです。


さてさて、お目当てはコンテです。


熟成期間によって値段が違います。オーガニック認定を受けているものもありますが、わたしはいつも一番味わいの深い「ヴィエイユ・レゼルヴ」を買います。


ガシャーンっとこのようにギロチンみたいに(^^; 機械で切ってもらいます。
S君もはっきりした味のものが好きだと思うので同じやつを切ってもらいました。


コンテの他に、モルビエというジュラのチーズも買いました。2種類売っていて、味が強い方(モルビエ・チぺ)をわたし用とS君用に一切れずつ切ってもらいました。


次に向かうのはシャトー・シャロンの村です。農協からは10分強の近さ。
あっ、ハイキング用の黄色い方向案内看板がありました。フランスの多くのハイキングコースで使われているオフィシャルなものです。この辺りは山ではないけれど、村と村の間やブドウ畑、史跡等を巡るいくつかのハイキングコースが提案されているようです。


その4(多分最終回)に続きます。




1年ぶりにジュラへ(その2)

子供たちを東フランスの祖父母に受け渡した後はドライブしながらお気に入りの食べもの関係のお店をいくつか回りつつゆっくりと帰ります。


ジュラワインの中心地、アルボア。東京にも店があるイルサンジェはわたしのお気に入りのチョコレート屋さんです。といってもケーキ類や菓子パン、キッシュなどチョコレート以外にも結構色々売ってます。


キッシュや塩味系タルト、パイ包みなど。一番右はパテ・アン・クルート。お肉の部分が空気に触れて乾燥したり変色したりしないようにアルミを掛けてるのでしょうが、肝心のお肉(詰め物)が見えなくて残念です。
なぜフランスではお菓子屋さんでキッシュとか塩味系のものがよく売られてるのか不思議に思われる方もあるかもしれません。お菓子のことをフランス語でパティスリーpâteisserieといいますが「pâte」とは元々、小麦粉を捏ねて作った生地のこと(現在ではパスタのことも)。昔は小麦粉の生地をつかったものがすべてが「パティスリー」で甘いのも塩味のもすべて職人(パティシエ)の仕事だったことの名残だそうです。


店はとっくに開いているものの、ケーキ類はどんどん厨房から運ばれてきている最中です。


プチ・ガトーもまだまだ全部で揃っていません。ここのチョコレートエクレアとレモンタルトが大好きでいつもそのふたつを買うのですが、聞いてみたらエクレアはまだあと30分ほどかかるそう。今日はレモンタルトだけでいいか…レモンではなくライムのタルトでした。


そしてお目当てその2は菓子パン。クロワッサン、アーモンドクリーム入りクロワッサン、ブリオッシュ、そしてこれは新顔というか今まで見たことがなかったのですが、奥に写っているパン・オ・レザンです。どれもかなり小さめなサイズです。ひとつづお願いします。


暑いし、チョコレートは今日はいらんか・・と思っていたのですが、目の前にあるとやはり欲しくなります。今度来るのはいつになるか分かりません!少しだけ量り売りで入れてもらいます。ここので好きなのは柚子風味のガナッシュ「ギンザ」(多分日本のお店があるのが銀座界隈なんでしょう・・)、カシューナッツのプラリネ(珍しい)、ピエモンテ産ヘーゼルナッツのプラリネ、塩味ガナッシュ(アルボア周辺はもともと岩塩で栄えた地方であります)などなど。ひとことで特徴を言うとすればとっても繊細でキレのあるチョコレートです。そんなにチョコレート命!ではないわたしでさえ時々無性に恋しくなる味です(^^;


今回は買いませんが、色々なスペシャリティがあります。一番有名なのは冬場のマロングラッセで、グルメな人たちの間では全国レベルで知られているくらいです。


年代物のレジで計算をしてもらいます(^^;


1年ぶりに来られて大満足♡


イルサンジェはテラス席もあるのですが、わたしはいつも別の店に行きます。


同じ広場の一角にあるカフェ。昔は古ぼけたどうってことないカフェだったのですがいつの間にか持ち主が変わったのか改装されスタイリッシュに変身していました。ここはおいしいコーヒーを使っていて(店によって、というか仕入れている豆屋さんによってはまずいところも割とあります)、値段も普通(エスプレッソで1,5ユーロ)、そして地下にあるトイレがとってもきれいのです♬


古い建物なので階段を降りると地下はこんな感じです。


はい、これが噂の( ´艸`)きれいなトイレです。


おやつ兼トイレ休憩を終えたらアルボアの町を後にします。


その3に続きます。

1年ぶりにジュラへ(その1)

子供たちがおじいちゃんおばあちゃんのところにしばらくお泊りするので、今日は東フランスまで送って来ました。かなり遠いので、途中地点であるフランシュ=コンテ地方のジュラ県のある村で待ち合わせをして連れて帰ってもらいます。


うちを出たのは6時半。ついうっかり山行きの高速方面に行きかけてしまいました(^^; どっか遠くに行くとしたら10中8,9山なので。。
今日は北東部に向かいます。当然、山に行くときとは全く違う景色です。雄大なアルプスの代わりに地平線が果てしなく続く・・これはこれできれいです。


幹線道路の部分だけ高速に乗った後、料金所の手前で下りてあとは県道をひたすら走ります。色んな町や村を通過したり景色を見るのが好きなので毎回高速は使わずに行きます。もちろん高速代の節約という意味も大きいです。


途中、鶏で有名なブレス地方を通ります。ブレスの鶏は国内で唯一AOP(原産地呼称制度)指定されており、高級食材です。


フランスのあちこちのスーパーで売っているブレス・ブルーというチーズの工場の前を通ります。


3分の2ほど来たところの村の駐車場で一度トイレ休憩です。高速と違って公衆トイレが道路上にほとんどなく、ここジュード村の公衆トイレ付駐車場は大変貴重です(;´∀`)


ほぅ。。ジュード村の周辺にもハイキングコースがいくつか設けられているようです。たぶん来ることはなさそうですが(^_^;)


ジュラ県の県庁所在地であるロンス・ル・ソニエを通過中。フランスの国家「ラ・マルセイエーズ」の作詞をしたルージェ・ド・リールの生誕地として有名なほか、世界中で愛されるポーションチーズ、La Vache Qui Rit(ラーフィングカウ)の工場もあり、数年前にはラーフィングカウ博物館も作られたそうです。


9時15分、待ち合わせ時間に15分も遅れて到着(;´Д`) 途中何度も道路工事があり、あとバカンス時期なのでキャンピングカーやトロトロ走る外国の車が多く、いつもよりも相当時間を食ってしまいました。
おばあちゃんは当然とっくに到着しています(-_-;)ごめんなさい・・・
おばあちゃんはヴィッツに乗っていてわたしのデミオと並ぶとここは日本かという風景です。ちなみにヴィッツはYaris(ヤリス)、デミオはMazda2(ドゥー)といいます。


…てか、おばあちゃんの車あるけど、おばあちゃんいないし( ゚Д゚)
ここは実はパン屋さんの駐車場なので、もしかして中にいるのかと入ってみましたが、いません。パンが案外おいしそうだったのでバゲット一本買っておきました。お昼はピクニックというか外で食べるつもりなので丁度よかったです。


あっ、これはガレット・オ・シュークルといってこの辺りの地方菓子です。ブリオッシュ生地を延ばして生クリーム(サワークリームみたいなとろりとしたもの)をたっぷり塗った上に砂糖を振りかけて焼いただけのシンプルなお菓子です。ジュラよりもブレス地方のほうがよく作られています。というのも、ブレスの生クリームはAOP指定されているほどの特産品なのです。今日からしばらくわたし一人なので大きすぎるので今回は買いませんでしたが好きなお菓子のひとつです。


5分ほどするとおばあちゃん、帰ってきました。わたしらを待ちつつ散歩に出かけたら遠くまで行き過ぎて帰ってくるのに時間がかかってしまったらしい、、


子供たちを受け渡しした後はドライブ&お買い物しつつ帰路に着きます。


ええと、まず寄るのはジュラワインの中心地であるアルボアです。


アルボアはパスツール生誕の町として有名。


アルボアのシンボル的時計台のあるサン・ジュ教会。


小さな町なので町の中心地まではすぐです。


中心となるレピュブリック広場。


バカンス時期で観光客が結構多かったので車停められるか心配でしたが、いつも通り広場からすぐのところに停めることができました。


この町でのお目当ては・・お菓子屋兼チョコレート屋のイルサンジェHirsingerです✨
東京にもお店があるのでご存知の方もあるかと思います。



その1はここまでです。
長かった夏休みもあと残り3日間を残すのみ。明日からひとりで2泊で山歩きに行くつもりなので今から荷物の準備です(^^♪