フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ハイキングフェスティバルへ

今週末は久々の土日休みだというのにイマイチの天気予報だったので1泊で出掛けるのを諦めました。地中海はマルセイユとカシスの中間にあるカランクくらいまで遠征することも視野に入れていたのですが、その頼みの地中海沿いまでが今日は悪天候。


1年を通して大体毎日晴れている辺りなのですが・・・(;´Д`)
仕方がない、1泊お出かけプランは諦めます。


仕方ないので朝はマルシェへ。


若いタンポポの葉。定番はソテーしたベーコンをちらしてポーチドエッグを乗せたサラダです。春サラダです・・・あっそういや明日から夏時間です。1時間時計を進めます。


これはシーズンが終わりつつあるほろ苦い葉っぱたち。色も鮮やかで見た目が映えるのですが、苦いもの嫌いな人やお子様には嫌われがちです。口がさっぱりするので、ルッコラとかも合わせるとフォンデュのときの付け合わせのサラダにぴったりです。


今朝一番買いたかったのがシェーヴル(山羊)チーズ。色んな熟成期間のものを混ぜて12個買いました。


この後、郊外の大型スポーツ用品店とスーパーで買い物、一度帰宅。


昼食後、友達と待ち合わせて市内で今週末行われているハイキングフェスティバルへ。


「Salon du Randonneur」ランドナーはハイキングする人という意味です。女性系randonneuseランドヌーズをわたしもブログ名に使っています。芸がないですが・・・
毎年、ハイキングのシーズンが始まる前の春に行われるイべントで、去年も来ました。
フランスや周辺の国、海外県などいろんな地方がブースを出しハイキング客を誘致するためにパンフレットなどを準備してその地方の魅力、おすすめを紹介してくれます。色んな質問にも答えてくれます。


地方のブース以外には自然関係のツアーを実施している旅行会社やキャンプ場などの宿泊施設、ガイドブック会社なども出展しています。山グッズ関係は意外と少なく、あくまでも買い物しに来る場ではなく、情報収集が目的の集まりです。
これ、行きたいな~でも晴れたら1泊で山に行っちゃうから無理だな、と思ってたので天気が悪いがために来れたわけです(^^;


他に山関係のテーマの講演会などの催しも含まれています。


入り口周辺。わたしは先週行った山グッズ屋さんに置いてあった入場券で入りましたが一応入場料は5ユーロです。


ここ国際会議場は特に高低差とかないんですが(~_~;)、いつでも登れそうな足元の人がたくさんいました。


出展企業、地方の一覧表。結構たくさんあります。


地元・ローヌ県のブース。最高峰でも1009mと高い山はありませんが、ボージョレ地方など散歩するのに気持ちの良いエリアを擁してます。
その奥はわたしが大好きなジュラ地方。年2~3回は行くので新たな情報収集に立ち寄りました。


人工芝を敷いてみたり、黄色いハイキングのオフィシャル看板を模倣したものを立ててみたりと凝ったブースもあります。


ああっ。わたしが目下一番好きな県?オート・ザルプ県です。エクラン、デヴォリュ、ケラス・・いろんな山塊があります。今シーズンもバリバリこちら方面には出かけることになると思うのでこのブースには少し長居をしました。


ここはエクラン国立公園のブース。このおじさんはわたしが昨夏に行ってとっても気に入ったエリアに住んでおられるそうです。わたしのブログの第一話で「南エクランへ」というタイトルで紹介した地方です。中部から南部にかけての山塊の魅力を語ってくれました。あ~~夏が待ち遠しいです。


外国の中で一番たくさんブースを出していたのはお隣のスイスです。素敵な景色が満載です・・・まだフランスだけでも全然色んな所に行けてなのにどうしろっていうんでしょうか(;´Д`) 休みが足りない。。


そのほか今年行きたい場所候補のひとつ南仏のメルカントゥール国立公園とピレネー国立公園などのブースに寄って帰宅。


色々もらってきたパンフレットやマップ。


ハガキやステッカーも色々もらいました。


さて、今シーズンそのうち何割の山に行くことができるのでしょうか。

今年初めてのヴェルコール山塊へ(後半)

あまりたくさん歩きたくも運転したくもなかった水曜日、近場でお手軽な半日コース、と思って出かけたヴェルコール山塊北部のアルク峠とピック・サン・ミッシェル。高低差も少なく(峠までで約500m、山頂までで約750m)、道も分かりやすいのであまり山に行かない人に「どこか簡単に登れて景色もきれいなところある?」と聞かれたときに勧める場所のひとつでもあります。


春から秋にかけての週末には多くのハイキング客が訪れるコースですが、まだ雪は結構あるし平日、しかも朝も早い目の出発だったので山頂まで誰にも会いませんでした。山頂でくつろいでいると年配の男性ががひとりで登ってきて十字架より少し下の辺りで休憩されていたので出発するときに話しかけてみました。気さくな方でしばらく話をしました。すぐ下の村に住んでおられるそうなのでおそらく何十回何百回とここには来られているんだと思います。


南方面にはデヴォリュ山塊が一列に見えます。
左端の少し丸いのが山塊最高峰のオビウ、中央の少し右を向いたとんがりが2番目に高いグラン・フェラン。もう少し右の平たいのがピック・ド・ビュール。そのさらに右隣のふたつセットでとんがってるのが今月初めにすぐ隣の山まで行ったあと登るかどうか迷って諦めたテット・ド・ガルヌジエとその相棒ロック・ド・ガルヌジエ。


サヴォアはグランド・ルース山塊方面。


そしてすぐ北にはシャルトルーズ山塊。


さんざん写真撮ってパノラマを満喫して仕事中の同僚に写真送りつけてもまだ10時です。コーヒーとおやつ休憩の時間だと思うのですが、じゃあこの後どこで昼ごはん食べる?山下りてから??という問題に直面し・・・風もなく暖かいのでこの素晴らしい景色の中でめっちゃ早い昼ごはんに(^^;


食後には日本の100均でハイキング用にと買ったドリップコーヒーです。


山頂で1時間ちょっと休憩しましたが、さすがにもういいです(^^; 雲海もどんどん薄れてきました。


頂上からなだらかな坂を真下に下りて森の道に合流して周回しようと思っていたのですが、まだ11時になるかならないか。今日は楽な半日コース、と思って来たけれどお昼とかに駐車場に戻ってしまう習慣がないので(別にこの後予定もないし)、無理やり行程を引き延ばすことに。
とりあえず北側へ尾根伝いに歩いていけそうなのでそのまま進みたいと思います。


・・・何気にずんずん歩き出したんですが、尾根の部分に再び入るまでに通らなければならない雪が残った坂の部分が案外急傾斜(゚Д゚;) しかしもう手遅れというか戻るのも渡り終えるのも同じくらいのところまで来てしまいました。アホ過ぎる・・・
雪が硬くて滑るので一歩一歩が怖い・・・今更だけどスノーシュー付けます。アイゼンがいいけど車に置いてきてしまいました。スノーシューも歯がしっかりしてるのでないよりはずっとましです。大きな動きをすると滑り落ちてしまいそうで装着する動作にもひとつひとつに緊張しました(;´Д`) 今日は癒され系らくちんコースのはずなのにいつの間にか自らをドキドキコースに陥れています。


だいぶ坂が緩やかになってきました。
また雪のないゾーンに入るのでスノーシューを外さないといけません。


左側を見るとランス・アン・ヴェルコールのスキー場が。これでは営業できてなさそうです。先ほど山頂で話した地元の方も何十年この地に暮らしているけどここまで雪がない年は珍しい、と言っておられました。


ついさっきまでいたピック・サン・ミッシェルの山頂。


また岩々した楽しいところを登ります。


何かの山頂というわけではありませんが、このへんでやめておきます。
このずっと先まで歩いて行くことは可能らしいですが、少し難易度が高そうです。雪が完全に融けてからチャレンジしてみたいと思います。


目の下に広がるのはグルノーブルの町です。
今いるヴェルコール、右側に見えるベルドンヌ、そして中央やや左に見えるシャルトルーズ、3つの山塊に囲まれています。


もう一度、振り返って。
ここと山頂との中間地点位からが下り易そうだったので少し引き返したいと思います。


どんどん下ってきました。


先ほどまでいた方向を眺めて。


岩にカメラをおいてセルフタイマーで。春の陽気で歩いているとめちゃくちゃ暑いです。滑って怪我する可能性のある斜面では我慢して上着も着ていました。


振り返った写真。左側に見える坂の部分を下りた後はこの平たい部分を北側へ歩いて行きます。
時間あり過ぎなのでここでおやつ休憩。1時くらいだったのでむしろお昼ご飯の時間ですがすべてが前倒しです。


森ゾーンに入りつつあります。
このあと道が分岐するのですが、遠回りのほうで帰ることにしました。ビンボー臭いんですが、やはり、せっかく来た山から予定があるわけでもないのにそんなに早い時間に下りるのはもったいなく思います。ってかこの時点でもうほとんど下りてしまってるんですが…
実は先ほどの坂の部分も無駄に右左と大きくジグザグしながら下りてきました(^^;


森の中を30分ほど歩いて到着した1375mの地点にあるノルディックスキーの出発地点。
もともと全く通る予定のなかった場所ですが遠回り具合がちょうどいいです。


普段ならスノーシューや徒歩の人は通られないノルディックスキーのコースなのですが雪不足で使われていないため、ここを通って駐車場方面に歩いて行けます。


約30分後。朝通った山小屋レストランが見えてきました。
今歩いてきた道ですが、地図を見て「道がある…こっちから駐車場に帰れる」としかチェックしてなかったら結構アップダウンがありました。初めどんどん下るので楽勝♪と思ったら残り半分以上は緩やかながらずっと上り坂(*_*)


最後の最後に疲れた・・・
山小屋レストランがある地点に到着。さっきのとこより標高高いし(~_~;)



あれ?テラス席から声が聞こえる・・・と覗いてみたらお客さんが結構います。
え、でも朝見た時は今日休みって書いてたけど?開いてるんだったらお昼ここで食べようと思ったのに!!


これ。朝見た案内の紙には今週の休みはLUNDI(月)MARDI(火)と MERCREDI(水)って書いてました(今日は水曜日)。


で、これ今山小屋レストラン前の行先案内の表示板に張ってある紙。
今週の休みは LUNDI(月)MARDI(火)とJEUDI(木)
ヽ(`Д´)ノ ヽ(`Д´)ノ ヽ(`Д´)ノ
その日になってから変える???
もうお昼ご飯食べちゃったよ~・・・


テラスは日当たりがよく、お客さんは特にハイキングやスキーをしにきたわけでもないようなごく普通の恰好の人が多く、駐車場から30分以内という立地条件だし単にお昼ご飯を食べに来ているという印象を受けました。
がっくりしすぎて、楽しそうにしているお客さんがいっぱいのテラスの写真はなしです。


山小屋レストランから駐車場までの道。さらに何人かとすれ違いました。皆さん山小屋レストランに行くのか、雪が少なく踏みならされて歩きやすいそこら辺を少し散策するだけなのか、かなりカジュアルな格好です。
スノーシューひっかけた重装備?のわたしはそんなほぼ街着のカップルに話しかけられました。「えっ、スノーシューいりますか?」いや(山頂行かないなら…行きそうにもないし…)、いらないですよ(^^;


2時半。駐車場に到着。
朝わたしの他に1台しか停まってなかった駐車場がこんなことに(;゚Д゚)
帰りに何人かすれ違ったのでハイキングに行った人もいるにはいるようですが、ほとんどは山小屋レストランのお客さんだと思います。


ここから高速を使ったら1時間半で帰れるんですが、時間もたっぷりあることなので久々に地道で帰ろうかと思います。


まずは峡谷になってる道を通ります。アドベンチャーっぽくてワクワクします。


チーズ王国であるサヴォアの山々に比べるとチーズの生産地であるイメージのないヴェルコールですが、あまり有名ではないもののAOP(原産地呼称保護制度)に指定されているチーズ「ブルー・デュ・ヴェルコール・サスナージュ」があります。サスナージュは麓の町の名前です。生産量も少なければ生産エリアも狭く、農協1軒、農家9軒のみによって作られているそうです。
AOPのHPによると年間生産量は約200トン。同じAOPチーズでもボーフォールが年間4千500トン、コンテは4万8千トン生産されているのと比べるといかに細々と作られているかが分かります。ちなみにボージュ山塊でのハイキングの帰りに農家でよく買うトム・デ・ボージュは800トンだそうで、これもAOPチーズの中ではとても少ない生産量と言えます。


峡谷を抜けてすぐの村に「この先にチーズ農家あり」の看板があったので来てみたのですが、誰もいないようです。前の看板に書いてある農家の名前から電話番号を調べてかけてみたら留守電。どうやら夕方の搾乳の時間以外は売ってもらえないようです。あとは前もって連絡しておくか。
がっくりうなだれて農家の前で停車していると、向かいのあぜ道からものすごい勢いで大型トラクターが下りてきました。「ひゃ~潰される」と焦りましたが、トラクターは急ターンして農家の敷地へ。
今、10秒前に聞いた留守電の声の主であるこのチーズ農家のご主人でした。


ご主人、こんなでかいトラクターに乗って登場されました。


説明すると「じゃあ5分ほど待っててください」と言い残し、何やら作業をしておられるので、その間農家の周りをぐるっと歩いてみました。


すてきな車の隣に停めさせていただきます。


ニワトリがコッココッコと追いかけっこしてました。


ここの部分がブティックになっています。


オーガニックの認定を受けているチーズ達で、メイン商品は3種類のようです。
左がブルー・デュ・ヴェルコール・サスナージュ。中央が農家の名が付けられたハードタイプのチーズ、ラピーユ。右がサヴォアでよく作られているようなタイプのチーズ、トム。


こんな小さなチーズもありました。サン・ソルナンと名付けられています。
ヴェルコールからあまり遠くないところで作られているサン・マルスランを彷彿させる大きさと見た目です。サン・マルスランはリヨンでは非常によく食べられているチーズでその需要からか、今日ではほとんどが工場生産となっています。


ブルー・ド・サスナージュ(1998年にAOPを取得する以前には「ヴェルコール」は付かず、単にそう呼ばれていました)以外は初めて聞くチーズです。それもそのはず、この農家独自で作って名付けてるものなのです。


サスナージュは買おうと決めていましたが、他にも買って帰りたいな・・・
ハードタイプのはサスナージュよりも高い値段が付いてるけど、それだけおいしいのかな…?味見させてもらうことに。・・・ウッ。なにこれ、おいし過ぎるΣ(゚Д゚)
めちゃくちゃ味わい深いです。ボーフォールみたいにクリーミーな後味ではないのですが敢えて似た味わいのチーズを探すとすれば、スイスのフリブールとかアッペンツェルとか…シャープな旨味、と言いましょうか。結局サスナージュよりもこちらの方をたくさん買ってしまいました。


コンクールでの受賞記念プレートがいくつも壁に。


たくさん買えて満足満足。
農家を後にし帰途につきます。あっ、地道ね、地道・・・癖で高速に入らないように気を付けないと。。


普段高速から見るのと全く違う景色です。
こんなのどかなところをちまちま運転して帰ってきてもまだ夕方でした。いつもは早くても7時半、8時、下手すると10時11時に疲労困憊で帰宅ということもあるのですが、全く疲れることもなく早い時間に帰れたので学校から帰って来た子供たちとゆっくりすることが出来、とっても充実した休日でした。


おうちに連れて帰った子たち。パッケージに入ってるのはフェッセルと呼ばれる、ほんの少し水切りしただけのフレッシュチーズ。
サスナージュは味見しないで買ったけど、これも今まで食べたものよりずっと美味しかったです。小さなチーズも意表をついたおいしさ。これでひとつ1,3ユーロ。。もっと買えばよかった!!子供たちも初めて食べるちょっとマニアックなチーズに大喜び。


フェッセルにはお砂糖をかけてデザートに食べました。美味し過ぎて長男はふたつ目おかわりしてました。


お気軽コースの割にパノラマや雲海を楽しめ、美味しいチーズを作る農家にも出会えて大満足の1日でした。







今年初めてのヴェルコール山塊へ(前半)

色んな山からその遠景を楽しむことが多いヴェルコール山塊。城壁のように連なった石灰質の白っぽい山々が南北50キロメートルに亘って伸び、標高はそう高くないもののすごい迫力です。
去年の秋に子供たちとハイキングして以来約4か月間来ていませんでした。最近南方面に何度か出かけた際にハイキング中や帰りの道からもヴェルコールの山がよく見えたので久しぶりに行きたい気持ちが高まっていました。
今週は仕事がしんどくてあまりたくさん運転する気もたくさん歩く気もしなかったので近くて楽なコースをヴェルコール山塊で探しました。前に一度来たことのある場所ですが、その時は丸1日かけてもっと遠くまで行って周回するコースでした。


登山口へ上がる山道から。6時20分。グルノーブルの町に灯りがともっています。
後ろはベルドンヌ山塊。こちらも比較的近いのでよく行く山塊です。


6時45分。ランス・アン・ヴェルコールのスキー場を経由してだだっ広い駐車場に到着です。家を出たのが5時20分くらいだったのでかなり近いと言えます。
日が昇るのが早くなってきて、日の出を山で見ることは不可能になってきました(;´Д`)
12月、1月ごろはちょっと早く家を出たら少し登って視界が開けてきた辺りで山が明るくなるのを見ることができたのに・・・今はそのためには家を3時4時に出る必要があります(~_~;)
もう少し暖かくなれば避難小屋などで1泊して山で朝を迎えることもできますが、寒がりなのでもう少しの間我慢です。


今回の出発地点は1266mの地点。思っていたよりも雪があります。一応スノーシューとアイゼンと車には入ってますが、両方持って歩くのは嫌なので迷った末、スノーシューを持っていくことに。前日に山塊別積雪量を調べたらスノーシューが必要なくらい雪があるようだったし…


駐車場にあった看板。ハイキング地図にも載っているこの先にある山小屋レストラン兼民宿の宣伝です。ハイキング地図を見ただけでは伝わってきませんが、可愛いお店みたいです。え~お昼ご飯持ってきたけど、ここで食べたいなぁ・・・たまにはそんな贅沢も許されるんでは?と思ってフト見ると・・・


「今週の閉店日。月曜、火曜、水曜」Σ(゚Д゚)
え~っ水曜の今日は休みかぁ・・・残念。



準備を整え、7時ちょうどくらいに出発しました。めちゃくちゃ踏みならされている雪なのでスノーシューは必要ありません。


ああっ、出た!このマーク。「スノーシューのやつは低い辺りウロウロしとけ」コースにもなっているようです。


出発から約20分。山小屋レストランが見えてきました。


テラス席も広いです。


いい車が前に停まっています。


この辺りは木ががちょっとまばらになって視界が開けていますが、このあとまた森に入ります。


この地点で同じエリアにあるノルディックスキーのコースを横断するのでスキーヤーに気を付けてください、の看板がありました。


場所によってはもうほとんど雪が残っていません。


ここの分岐からGR(グランド・ランドネ)の比較的しっかりとした道から小さい目の道に入ります。ペンキマークも変わります。
今日は地図に載っているハイキングコースを歩くのでアドレナリンが出る機会はありませんが迷う心配がないのでストレスなしでぼーっと心を無にして歩けます(^^; 今日は冒険より景色に癒されたい気分なのでこんな感じがちょうどいいです。


羊の放牧地帯に入るようです。放牧地帯での注意点が書かれています。


峠はこっちかと思い込んで登っていくと何かおかしい・・・はい、もっと左側でした・・
雪でペンキマークが見えなくなってるのに「今日は楽勝」と高をくくって勘に任せてテキトーに進むとこの有り様です。方向音痴はいちいち地図見ろよって・・・(;´Д`)
そしてさすがにそろそろスノーシューの出番です。


誰かのトレース発見~ 道の形がよく見えます。峠はあちらの方角のようです。


峠に到着しつつあります。広く平らな峠です。


最終目的地のピック・サン・ミッシェル方面。


8時30分、アルク峠(1735m)に到着。この辺りは雪が完全に融けています。


来た方向を振り返って。


峠の一番平たくなっているところ以外には雪が残っていました。
期待通りの雲海です。ヴェルコール山塊からは朝のうち雲海がよく見えるので今日も見えるかなとわくわくしていました。
今日は時間に余裕があるのでまだ疲れていませんが15分ほど休憩します。


これは南東方面。



北東方面。岩の塊はこの後登るピック・サン・ミッシェルの一部です。


南方面。前回に来た時にはこちらの山肌に沿ったコース外の道をどんどん歩いて行きました。とても細くなっていたり急傾斜の場所も多かったので雪があるときは歩きたくありません(~_~;)


北側。これが今日の目的地、ピック・サン・ミッシェル。頂上はここからは隠れていて見えません。もうスノーシューいらないのでザックにひっかけます。こないだまでこんなにちゃんと引っかかると思ってなかったのでザックに突っ込んでたんですがさすがにこのほうがいいです(^^;


つい15分前まで冬の世界だったのに完全に夏山です(゚Д゚;)


登り始め。振り返って。


西側の斜面は緩やかで、基本どこを歩いても登れる感じです。わたしはもちろん景色が一番いい尾根の部分を歩きます。


わたしが好きなタイプのちょっと急な岩々した登りです。


振り返って。


奥に見えるのが頂上です。つまり少しアップダウンがあります。


アップダウンの地点にきました。


もうすぐです。


案内看板。「ピック・サン・ミッシェル 1966m」…どうしてこれが一番高いところ(画像の右上の辺り)に立ってないのかが不思議です。


頂上はすぐそこです。十字架が見えます。


9時30分、ピック・サン・ミッシェル頂上に到着(^O^)


バリエール・エスト(東のバリケード、フェンスの意味)と呼ばれるヴェルコールの延々と続く連なった山頂が見渡せます。その先には山塊最高峰のグラン・ヴェイモンやヴェルコールのトレードマークのモン・テギーユも見えています。


山頂の十字架に手作りの木のプレートが括り付けてありました。何か書いています。


「大好きなお父さんへ」・・・直訳で「愛されるお父さんへ」
ピッケルやエーデルワイス、アウトドアナイフなどのイラストが彫られています。山が好きなお父さん、山で亡くなられたのでしょうか・・・しんみりとしてしまいました。


北方面の山は峠からよりもここ山頂からの方がよく見えます。


はるか遠くにはモンブラン。


つい先日麓の村まで行ったエクラン山塊のメイジュ。


エクラン最高峰のバール・デ・ゼクラン。


雲海とパノラマにうっとりです。
そしてまだ9時30分!!これが本日の最終目的地のなのでなんぼでもダラダラできます!!いつもキツキツの予定を立てがちなのでこういう余裕系は珍しい・・・


長くなってきたのでこの辺で前半を終えたいと思います。その3まで延ばさず前半後半で収めるつもりです(^^;