フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

今シーズン初めての一家3人でテント泊ハイキングに出発

8月上旬の週末のお話です。
次男とは7月に2度テント泊ハイキングに行きましたが、彼女とバカンスでお出かけしていた長男は不参加でした。家族3人そろってのテント泊ハイキングがようやく実現しました。


これは、行きの道中で。
標高2000mちょっとのロータレ峠のお気に入りのテーブルにて朝ご飯ピクニックをしました。


つい先日書いたばかりのガレット・ブレッサンヌ。ブリオッシュ生地を薄く伸ばして生クリームとグラニュー糖をたっぷりとかけて焼いたブレス地方(フランスのアン県)の名産品です。


時間が早くて余裕があったので、当初は予定していなかった峠道、ガリビエ峠に寄り道して行くことにしました。次男は何度も運転したことがありますが、長男は昨夏に一度来ただけです。


バカンス客の多い時期でしたが、まだ朝早いので通行車両は少なかったです。
お花とうちの子(デミオ)を撮ってみました。


遠くから見たらフォルクスワーゲンのバスかと思ったのですが、近づくと違いました。
懐かしい感じの水色が素敵な一台。運転手さんが少し離れて車の写真を撮っておられました。


峠を少し反対側に下りた後、Uターンしてきました。越えてしまうと別の地方に行ってしまいます😅
ガリビエ峠からロータレ峠に戻る途中の、道路が美しいビューポイントから。右に見えるのが北エクラン(国立公園)を代表する山、メイジュ(3963m)、中央奥に見えるのがエクランで一番高いバール・デ・ゼクラン(4102m)。19世紀後半にサヴォア地方がフランスに統合されるまではフランスで一番高い山でした。


ロータレ峠に下りてから、フレンチアルプス南部の中心都市のひとつ、ブリアンソンを経由しイゾアール峠へ。ここを越えるとケラ地方(ケラ地方自然公園)に入ります。
ちなみにこの日はロータレ峠までがわたし、その後長男が運転していました。ここイゾアール峠以降は次男にバトンタッチです、デミたんの後部ガラスに付いているAマークはフランスの初心者マーク。日本だと1年間だけですが、フランスでは通常3年、付き添い運転制度を利用して免許を取った場合(次男がそうでした)は2年間となっています。


イゾアール峠からさらに進んでフランスで2番目の標高になるアニエル峠まで来ました。イタリア国境になっている峠です。


お昼時だったので、ハイキングに出発する前にピクニックをしていきます。テント泊だとただでさえ荷物が重たいので、一食済ませてから出発したほうが軽くなります😅


フランス側もきれいなのですが、イタリア側にお気に入りのゾーンがあります♩
アジア食品スーパーで最近見つけてしまったカラムーチョも持ってきました。


メインはステーキです。いつも行かないちょっと高い目のお肉屋さんで買った牛肉。めちゃくちゃおいしくて、たまにでいいから、また行こう・・と決意(^-^;


湿原気味なエリアなので、ワタスゲがいっぱい咲いていました。



ちっちゃいマーモットが。大人のマーモットで太ったやつだと猫くらいはありますが、これは大きめのリスくらい。たぶんまだ子供なんでしょう。普通、マーモットはもう少し薄茶色というか黄色っぽいのに、この子はなぜかグレー。こんな色の子は初めて見ました。


デミたんのところまで戻って・・・


再びフランス(峠)に戻り、少し峠から下ります。


シーズン中の週末ということで、ハイキング客用の駐車場が満車!で、仕方なく少し離れた地点に駐車スペースを見つけて停めました。


まだハイキングにも出発していませんが😅長くなったのでここで一度投稿します。
お読みいただいてありがとうございました。

速報・好き過ぎる避難小屋へ

まだまだ書き終わっていない今月のハイキング記がいくつもあって、速報なんて書いてる場合じゃないんですが(;^_^A
週末に2泊3日で「おそらく一番好きな避難小屋」にカムバックしてきました。


そんなに難しい場所ではないもののコース的に長く、足首に人工関節を入れる初夏の手術前にはとても行けなかったので、先日ブログに書いた湖と同じように「またあそこに行きたい。行けるのだろうか」と悶々としていたところのひとつでした。


避難小屋と、朝日に照らされるグラン・モレタン(左・2775m)


2泊ともほかに泊り客もなく、貸し切りでした。
避難小屋のテーブルにカメラを置いてセルフタイマーしました。


今の時期、ブルーベリーだらけです。


2日めの散策、

ほんの少し前までは、こんなとこまで再び登れるようになるとは思ってもいませんでした(T_T)


動画もひとつ。
17秒です。

Col du Merlet fin d’été 2021
避難小屋から帰る途中に越えた峠で出会った雲海。
ワンちゃんは牧羊犬で、2匹で峠から少し下の羊たちの群れを見守っていました。


あまり遅くなり過ぎないうちに記事に書きたいと思っています。
お読みいただいてありがとうございました。

この夏の一番大きな買い物、と日常少し

7,8月はほぼ毎週末山に行っていました。お出掛け記が停滞しているのですが、今日は違う内容にします。


今月初めに買ったもの・・・
少し前から探していてドイツのアウトドア用品サイトで見つけたものです。


ネット注文して5日ほどで到着しました。
テントの中に敷くマットレスです。


大手サーマレスト社のものを幅の狭いもの(51センチ)、広いもの(64センチ)と持っていますが、どちらも一人用。広いものでも二人で使うには狭すぎます。そもそも、一人用のテントをふたりで使うこと自体、ちょっと無理があるんですが、寝られないことはない、ただマットレスの幅が狭すぎるのがキツい…とわたしも子供たちも思っていました。


二人用のテントを買うのが一番正しい選択だとは承知の上ですが、軽い山岳用テントは高い(>_<)



これも一人用なのですが、幅76センチとかなり広いです。わたしの持っているMSRの一人用テントHubba NXにちょうどぴったり入る幅。サーマレストのだと、隙間がだいぶある感じです。

重さも771gと決して重たくありません。


このクライミットというメーカー、フランスで見かけないので知らなかったのですがアメリカのメーカーで、日本ではポピュラーみたいですね。


ただ、ひとつ誤算!?が。
勝手に膨らむタイプのものではなかった💦
幅の数値だけ(あと重量・・それと値段)に集中しすぎてて、それ以外の情報を全く無視していました。まぁ膨らますのはまずわたしではないからいいけど(^o^)丿ひとりで行くときはサーマレスト持って行くから・・・


サーマレストのマットレスに比べると厚みがあります。
このVの字型がここのメーカーのマットレスの特徴らしく、快適なんだとか。
実は、この後すでに使ったので後日のテント泊ハイキング記にレビュー⁉書きますね。


マットレスの写真だけってのもなんなので・・・
ある夏の日のご飯です。


去年の今頃、ワイン生産者さんのところを直接訪ねて買った白ワインを開けました。


ふたり分のワイングラスでラブラブな感じですが、長男が彼女のおうちに招待されていて次男とふたりでした😅
お山で大活躍のサラミはおうちごはんでもしょっちゅう登場します。
それとワカモレとトルティーヤチップス。


ワインが少し甘みのあるフルーティーなタイプのものなので、メロン生ハムによく合いました。


ワカモレに続いてアボカド続きだけど、サーモンとアボカドのタルタル。ケッパーとベランダのアサツキも入れました。


チーズはコンテとボーフォール、マルシェで買った近郊の農家の山羊チーズでした。


桃がデザートでしたが、ただそのままでしたので写真はなしです(^-^;


ある日曜日。珍しくお山に行かない週末でした。
子供たちと郊外で開催される「カッコいい車のミーティング」を見に行こうと思っていたのに、中止になっていることに当日の朝、出発前に気付き、お出掛けする気満々だったので、代わりに車で30分ほどの地方にドライブしました。
これはお城の前ですが、人が住んでるので中には入られません(;^_^A


ドンブ地方またはブレス地方といって、沼が無数にある地域です。比較的大きな沼の前のピクニックテーブルで、地元のお菓子屋さんやパン屋さんで売っている名物のお菓子「ガレット・ブレッサンヌ」を食べました。


家族みんなめちゃくちゃ好物のタルトです。
薄く伸ばしたブリオッシュ生地にこの地方名産の生クリームをたっぷり乗せて砂糖を振りかけて焼きます。


2軒のパン屋さんに寄って、タイプの違うものを2種類買いました。
上のよく焼けてるやつの方が生クリームの酸味が強めで、下の方は生地がふわふわでした。
かなり大きいものなのですが、朝ごはん、デザート、おやつ、とあらゆる機会に食べてあっという間になくなります(^▽^;)(^▽^;)


日が変わって、これは昨日の写真です👇


郊外の大型スーパーに行ったとき。
ふたりの警備員が入り口でチェックを行っています。
先日ブログに書きましたが、フランスでは衛生パス(ワクチンの接種を終えている・または72時間以内の陰性証明)がないと立ち入りできない場所が増えてきています。すべての飲食店、感染者の多い県のショッピングモール、医療・スポーツ・文化施設、イベントなどがそうです。


お読みいただいてありがとうございました。