フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

プロスキーヤーの友達カップルに寿司作ってみた

山スキー超上級者の3人と新雪たっぷりの春スキーを楽しんだ(転びまくった、わたしだけ)日の夜のお話です。



スキーには友人Oさんのわんこラフィちゃんとお隣さんのわんこも一緒でした。疲労困憊で行きよりもずっと大人しいラフィちゃん😅


Oさんちに戻ったのは午後3時頃でした。

この日、一緒にスキーに行った女性プロスキーヤーMさんと彼氏のFさんを晩ご飯に誘ってありました。



お山では雪だったのが、この辺りでは雨で肌寒い…

裏庭に宝がストックされているコーナーがあります。ちなみにこれとは別に、大きめの薪ばかりまとめてある場所も玄関近くにあります。



一般家庭用にしては大きなボイラーに火を入れました。スウェーデンだかフィンランドだか北欧製だと言ってたと思います。



プロスキーヤーのMさんと彼氏のFさんはお寿司が大好物と聞いているので、巻き寿司をいっぱい作りました。



7時過ぎにMさんFさんカップルがやって来ました。

イタリアの発泡酒が手土産です(*^^*)



まず餃子を出しました。お箸を使うのも上手なふたり。Oさんはフォークでした😅

自宅で作って冷凍しておいたものをOさんちに持って来たのです。解凍したときに皮同士がくっ付いてあちこち破れてしまったのが残念(._.)

近年フランスでは餃子はポピュラーになりつつあるのですが、3人とも初めてらしく珍しがりながらもパクパク食べてくれました。



お寿司の他は鶏肉入りの中華風春雨サラダと生野菜です。こんなの食べてくれるのかな、と不安だった春雨サラダがかなりの人気でした😅


ワインはブルゴーニュの白、リュリーです。

みんな美味し〜っていっぱい食べてくれたので、ほんとはスキーのあとゴロゴロしときたかったんだけど頑張って作った甲斐があった٩(^‿^)۶



デザートはFさん(彼氏)のお手製のチョコレートムースです。



ムースに添えるサクサクのお菓子も一緒に持って来てくれました。気が効いてる(〃ω〃)


新雪の山スキー&夕食会の盛りだくさんな休日でした。

お読みいただいてありがとうございました。

下りるのにもひと苦労、新雪の春スキー

山スキーの鬼カップル、友人Oさん、2匹のわんことスキーで雪山散策をしたときのことです。



登り始めは青空だったのにどんどん曇ってきて頂上に着く頃には雪までちらついてきました。



こんな天気だけど一応頂上ランチ。

Oさん達は何度も来ていてよく知っている山ですが、視界がこれ以上なくなるとさすがに下りるのも厳しいので長居はできません。



物欲しそうにしているわんこ達にチーズの皮をやりました。



シール(滑り止め)を剥がし、靴を下りのポジションに変えて出発準備完了です。



ほとんど見えない(;´Д`A

よく知ってる人と一緒でなければ怖すぎます。



少し下りるとましになりましたε-(´∀`; )ホッ



峠っぽい地形のところまで下りてきました。

…と何気に書きましたが、モソモソの新雪が40センチほどあり急斜面。ターンの時に何度も転んで雪まみれに。゚(゚´Д`゚)゚。

好条件の斜面を調子良く滑れるようになり「わたしも人並みに滑れる⁉️」といい気になってたけど、まだまだ初心者中の初心者だったと思い知らせる瞬間です_| ̄|○



頂上を振り返ると、そこまでは天気が悪いようにも見えません。下界から見るときっと雲の狭間にいることなんだと思います。



森林限界の辺りのなだらかな斜面まで下りてきました。


 

ちょっとくらい急でも新雪の量が少ないのでとても滑りやすいです。もうコケることもありません♩



森の中に突入。初めは木の間隔が広い目です。



川を越えた反対側は急斜面で岩も多く、木の間隔もとても狭いので、どう滑ればよいかOさんが詳しくアドバイスしてくるのですが、急斜面の森は今シーズン、農家滞在中にひとり裏山でかなり練習したのでそんなに怖くないんです。あまり細かくごちゃごちゃ言われない方が滑りやすいんですが(⌒-⌒; )せっかくのエキスパートの意見なのでありがたく聞いておきました。しかしこちらを見てないときは無視してました。



急斜面の森を抜けて平たい辺りに戻ってきました。

全く平らだったり、たまに上り坂にもなり、ストックで体重を押しつつ進むので上半身の筋トレに良さそうです(^◇^;)

雪が途切れる地点ではスキー板を外すことも多いし、雪から顔を出している石、岩、木の根っこに気をつけないといけないのでスピードは出せません。



最後の2キロ弱は全く雪がないのでスキー板は外して歩きます。足首がかなり痛くなってきたのでOさんが板を持ってくれています。



駐車場に着きました。雪は相変わらず降り続いています。


番外編に続きます。

お読みいただいてありがとうございました。

必死のパッチで頂上へ

友人Oさん、2匹のわんこ、山スキーの超上級者の知人カップルと新雪の山をスキーで登ったときのお話です。



車を停めた村から20分ほど雪のない林道を歩いた後、森を1時間弱登り、森林限界を超えて新雪たっぷりの斜面を登り始めて30分ほど。休憩するというアイデアはない人達なのでキツい💦💦



Oさんと仲が良いスキー・アルピニズムのプロスキーヤーMさんとその彼氏Fさん。既に稜線に一度登ってから滑り降りてきてました。後少し降りた後再び稜線に登るそうです(・・;)



峠っぽいところを通過します。



斜面が急になってきたので真っ直ぐにはなかなか登れないためジグザグに登ります。



雪深いときはスキー板の角度を変えるのが慣れないと結構難しいんです💦矢印の人がその最中です。

急斜面ほど折り返す角度が鋭角になり、片方の足首に不安がある(あまり動かない、痛い)わたしには苦手なテクニックです。



しかも困ったことに最近、スキーの滑り止め(シール)が消耗してきて、あまり雪にひっかからなくなってきています。そろそろヤバいな、でもシーズン最後までいけるかな、と思ってましたが登りにくいったらありゃしません。新しいの買うで❗️と決意しつつアイゼンをとりあえずはめました。



稜線の低い辺りと同じ高さまで登ってきました。

しかし傾斜がキツい…ジグザグの角度を変えるのに毎回一苦労です。


Oさん「しっかり片足を踏ん張って。頑張りが足らん❗️このテクニックが出来んかったら大半の山には登れへんぞ❗️」


ここでFさんが後ろから登ってきて言いました。

「この(先に登った人の)トレース、めちゃくちゃ急なところ通ってるよ。最短距離でさっさと登りたい僕らにはいいけど、初心者でしかも足首の安定が悪いみよんには無茶過ぎるって」

MさんもOさんに言います。「あなたがもうちょっとましなトレース作ってあげなさいよ❗️」


そ、そうだったのか…今シーズンあんまり一緒にスキー行ってなかったけど、やっぱり鬼コーチだったのか😂



一番急な辺りはクリアしました。

頂上は遠くなさそうです。



登り始めは青空だったのにかなり雲が支配してきました。



うへーっ、疲れたぁ💦

ようやく頂上(2628m)に到着です。駐車場からはアップダウン込みで1100mほど。大変だった割にはそんなに登っていません。新雪のある時はそう感じることが多いです。



かろうじて青空が残ってるのは駐車場方面です。



一枚撮ってもらいました。



雲が迫ってきて視界がなくなるので大急ぎでミニピクニックです💦


後編に続きます。

読んでいただいてありがとうございました。