フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

わんこ2匹と雪山スキー散歩

少し前のお出掛け記です。


この日は友人Oさんの愛犬ラフィちゃんとお隣さんのわんこ、オスロくん(オスのボーダーコリー)を連れてお山散策に行くことになりました。


後部座席で人間みたいな顔して大人しく座っています😅Oさんちとお隣さんの庭は壁などなくて自由に行き来できるので2匹は毎日、一日中一緒に遊んでいる仲です。


村(駐車場)からしばらくは雪が十分にありません。
前日は雨でしたが、標高の低いところでは雪にはならなかったようです。


クロッカスが咲き始めていました。


20分ほどスキーを担いで歩いた時点で山から既に下りてきた60代くらいのおじさまとすれ違いました。上の写真はおじさまの後ろ姿です。この時点で9時40分。目的地によって高低差1200〜1400mほどのコースですが、7時に歩き始めたそう。カッコいい✨


ようやくスキーを履くことができました。


日当たりの良いところでは雪がなくなりつつあります。


この辺り、平たいばかりか時々下りにもなります。疲れなくていいけど、帰りが思いやられます💦普通に歩く時でも帰りに登り坂になるのはちょっとイヤだけどスキーだとかなりイヤです😅


速い人たち💦
Oさんにラフィちゃんにオスロくん、時々待っててくれてます。


この日、実はOさんと仲の良いカップルスキーヤーと現地待ち合わせをしていました。わたしが歩くの遅いので早い目に出発してたのですが、早速追いつかれました(⌒-⌒; )
ちなみに女性のほうはスキー・アルピニズム(山スキー)の国内ランキング3位、世界ランキングでも上位に入っているプロスキーヤーで、彼氏も大会には今は出ていないもののかなりのレベルという恐るべきカップルなのです。わたしが使ってるスキー板はこの女性(Mさんとします)から頂いたものです。スポンサーが変わったから使えないんだとか😅


そんな山スキーの鬼カップルはすんげースピードで行ってしまいました。Oさんも釣られてスピードアップしてましたが、わたしがいたことを思い出したみたいでしばらくしたところで待っていてくれました(^◇^;)


しばし川沿いに登ります。


川の上流で反対側に越えます。真冬は雪がたっぷりで大体どこでも渡れるみたいですが、春になってくると渡るのにも一苦労です。
わたしのスキーを持ってくれてるOさん。


川沿いの辺りから森林限界を超えたようです。
Oさんの前に二人のスキーヤーさんが歩いています。5〜6人グループの最後を歩いている方たちでした。わたしを待っていたOさん「前のグループ歩くん遅いから抜かそうや」は?😅
Oさんにそそのかされてスピードアップしざるを得なくなり必死の思いで抜かしましたが、再び抜かされ返すのも面倒なので速度を保ち続けないといけなくなり😂それはそれは大変でした。もう、一体何のために💦平和に歩きたいものです…


振り返って。
なんやかんやしてる間に結構登ってきました。駐車場は谷底の左の方でここからは全く見えません。


ひたすら登り続けます。
この辺りから少しずつ前日に降った新雪が深くなってきました。お友達カップルは稜線の左手にある頂上(わたしとOさんが目指してるのとは別)を目指してとっくに到着したみたいです。


後編(か中編かも)に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

いくつかの平凡な出来事

少し前に知り合いの酪農農家のお手伝いをしながら滞在していた時のことです。



雪深い地方で村の標高自体1600mあるので3月4月はまだ冬です💦頻繁に雪が積もります。



この日も朝起きると外は真っ白でした。

デミたんもほぼ雪だるまです💦



仕事には普段からゴム長靴なので雪でも困りません(⌒-⌒; )



ここで住み込みで働くことの大きなメリットはなんといっても朝夕の仕事の間にスキーができることです。



そして新雪で足跡がない山の美しさといったら💖

この日黙々とひとりでスキーで登っていると、ハスキーがテクテクとやってきました。



犬ぞりなんかで活躍しちゃうだけあって、雪景色に映えまくりです∑(゚Д゚)

農家の飼い犬オリちゃん(ベルジェ・デ・ピレネー)や友人Oさんの飼い犬ラフィちゃん(ボースロン)とスキーするといつも「うーん、映えてるな」って思っていたけど、比じゃありません。



しかも人懐っこい❤️

可愛い✨



この人達のわんこでした。

しばらく立ち話をしましたが、最寄りの少し大きめ(この辺では)の町の方たちでした。綺麗な場所だけど、マイナーなので遠くからやって来る人はバカンス期以外ではほとんどありません。


この日は稜線まで行かず、高低差600mちょっとの短いコースにしておきました。

これだと、お昼には農家に戻って来られます。5日連続で稜線(高低差1000〜1100mほど)まで登ったこともあるんですが、農家に戻ってゆっくりする間なく夕方の仕事(かなり力仕事)に入るから疲れるんですよね(^◇^;



この日は牛舎の2階に借りていた部屋でゆっくりする時間がありました。夕方、下りるとオリちゃんがわたしが来るのを待っていました⁉️可愛い💖

朝デミたんに積もっていた雪は既に融けていました。


別の日、スキーインストラクターをしている知り合いとその同僚から農家の裏山のわたしの定番になってる稜線コースに行くよ〜って連絡がありました。



わたしは農家の朝の搾乳、おやつタイムのお世話が終わってから出発したので彼らにはだいぶ遅れをとっています。追いつくのは無理だけど、どこかで会えるとは思うのでとりあえず急いで登ります。



電波があるところまで来て、彼らと連絡が取れました。丁度稜線から下りてくるところでした

インストラクターだからカッコよく滑り下りてくるはず、写真撮ってあげよう、と構えていて…



撮れたのが、まさかのこれ( ̄◇ ̄;)

雪が柔らかくて滑るの難しいんだと💦



まあね…

確かに気温が高い目の日はお昼前になると雪が融けてきてこんなことになりがちです(⌒-⌒; )



少し立ち話をした後、別れて(写真撮りましたよ!とは言わずに😅)わたしも稜線へと登りました。



稜線の裏側の景色。



質素ながら幸せな稜線ランチの後、農家まで1000mちょっとの高低差のスキーを楽しみました。


お読みいただいてありがとうございました。

絶景雪景色から嫌になる長い林道へ

少し前の雪山ハイキング記です。


駐車場からアップダウンを合わせて1400m近く登った稜線。


プロトレックいわく2818m。少し上の頂上が2881mなはずなので大体合っていると思います。


絶景独り占めランチ(´∀`*)

景色は素晴らしいしテクニック的にも難しいところがないのに人気がないのか、週末だというのに4人(2×2人)の山スキーヤーに出会っただけでした。コース的に距離が長いのと、エリア自体が大きな町から遠いからかもしれません。


そう…駐車場までの道のりが長いのであんまりゆっくりもしていられません。荷物をまとめてスキーの滑り止めを剥がして下りる準備をします。


下り始め。雲が迫ってきて一部視界がありません。ドキドキ💦


でも下りる方面は大体見えているので大丈夫です。


時々、雲の中をくぐりながら…


少しずつ下りていきます。


自分のシュプールを振り返って。

こうやって見ると案外青空⁉️


先程おやつ休憩をした避難小屋前まで下りてきました。


避難小屋を振り返って。


さらに下りてから振り返って。


森林限界の辺りにある避難小屋まで下りてきました。朝はこの右手の急斜面から登ってきました。ここは近道ではあるのですが、わたしには急過ぎるし途中から雪があまりないので大変そうです。


そんなわけで、帰りはひたすら林道を下ります。

ひとつ前の写真の辺りから駐車場まで約9kmあります(>_<)


雪がごっそり融けてる場所も何度かあります。

石ころ混じりのところではスキー板をいちいち外して歩かないといけません。


9kmあるうち最後の2〜3kmは広々としていてデコボコがなくとても滑りやすくなっています。この辺りはクロスカントリースキーのコースになっているのです。既にシーズンは終わっているので自由に通ることが出来ます。


とはいえ、日当たりの良いところはほとんど雪が残ってません。雪のあるところをみんな無理矢理通って行ってます(⌒-⌒; )


最後の1kmほどは雪のないところがほとんどでした。カラマツの葉でフカフカの絨毯みたいになっているところもありました。

ヒーヒーいいながら、しかし無事駐車場まで戻ると夕方になっていました。



帰りに寄るところがあります♩

お気に入りの山羊チーズ農家です。冬の間は山羊さん達はあまりミルクを出さないので小規模な農家では冬はチーズを作っていないことも多く、何ヶ月間かここの美味しいチーズともご無沙汰でした。



4つ買いました(๑˃̵ᴗ˂̵)

クリーミーで繊細で幸せになるおいしさです。



長くなってしまった少し前のハイキング記はこれでおしまいです。

お読みいただいてありがとうございました。