フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

雲海が見える稜線へ

書きかけのブログの内容とは何の関係もないけれど、日本ではお雛祭りだったので大好きなちらし寿司を作ってみました。

具材が少なくてちょっと寂しいけれど(;^ω^)
雛人形もないけれど、気分だけ😊


さて、前回はスキーでお散歩中、気持ちの良い避難小屋(夏季は羊飼い小屋)で休憩したところまで書きました。


鍵が開いているので中も使えましたが、日向で無風だったのでテラスでランチにしました。


誰も来なくて独り占め、1時間近くも居座ってしましましたがそろそろ出発しよう…
この後、稜線へ出るつもりです。


小屋を振り返って。



さらに振り返って(^◇^;)
トレースを見てると清々しい気分になります✨


小屋周辺にはトレースがありませんでしたが、小屋を経由せずに稜線に登るスキーヤーさん達のトレースに合流しました。


稜線にはいくつか高くなっている地点があり、それぞれの方向に向かうトレースがあります。
全体的になだらかな斜面なので、どこに登っても大差はなさそうです。


登ってる途中から雲海が見え始めました💖
昨シーズンに右手のふたつの頂上には登っているので、今日は稜線の真ん中らへんを目指すことにします。


わ~い💖到着しました。農家から高低差で1000mほど(アップダウン数えずに)、避難小屋からだと300mほど登ったことになります。
期待してた通り雲海が綺麗✨


頂上におられた山スキーヤーのご夫婦としばらくおしゃべりを楽しみました。


少し先の頂上のひとつには数人のスキーヤー(スノボかもしれんけど)さん達がいました。


ご夫婦に写真を撮っていただきました。
この後おふたりは滑って行かれ、わたしも下りる準備を始めました。


どこも大体なだらかなので思うまま適当に下りていきました。
あえて言うと、誰もまだ下りていないまっさらな部分を狙いました(^^ゞ


半分以上下りて、森のゾーンに入ります。
…と同時に雲に入ることにもなります。雲海が出てたってことは、下界は雲の中なんですよね💦


雲に突入しました。


ほんっとに視界なしです💦💦
幸い、この辺りは昨年も含めて何度か通ってる場所なので地形は大体頭に入っていますが、それでも厳しい(-_-;)


遠くを見たところで何も見えないので、ひたすら足元だけに集中してトレースを追ってゆっくりと滑っていきました。


無事農家に帰ることができてε-(´∀`*)ホッ
農家の飼い犬、オリちゃんが迎え入れてくれました💖


お読みいただいてありがとうございました。

雪山にポツンと羊飼い小屋

先月、お山地方の知人Sさんの農家のお手伝いをしながら滞在していた時のお話です。

朝夕に計5〜6時間お手伝いする他は自由時間ですので、毎日スキーで裏山を散策していました。



積雪の翌朝だったので、まっさらな雪にスキーのトレースを付けつつ歩きました。

思わぬところに唐突に山小屋があったので、お昼も近いし休憩していくことにしました。


ドアには鍵がかかっていません。

避難小屋として使えるということなんでしょう。ちょっと中を拝見…


おおっ?意外にもきれいです。テーブル、椅子、棚に薪ストーブ✨あ、でも…⁉️



喜ぶのは早い(⌒-⌒; )

煙突に繋がる管が足りないです💦💦

木や薪もあるのに残念⁈です。いや、今日は泊まるつもりないけど、立地条件も小屋の状態も良いので泊まってみたいけど、標高2200m台くらいなので朝晩はかなり寒そう…薪ストーブ使えるほうが嬉しいです(^-^;



ちょっと衝撃的なものが( ̄◇ ̄;)

業務用みたいな冷凍庫⁈ソーラーパネルで発電できるのでしょうか…それにしても、山小屋でこんなもん見たのは初めてです💦



奥にも一部屋ありました。寝室のようです…が、なぜベッドの上にシンクが??

ツッコミどころの多い山小屋です😂


小屋内のテーブルと椅子も使い勝手が良さそうでしたが、テラスが日向になっているし、風もなくて寒くないので(気温は0℃くらいでしたが)、外でランチにしようと思います。



小屋の椅子をひとつお借りしました。

手すりがテーブル代わりです。



ちょっと細いテーブルだけど💦景色の良いレストランだと思い込むことにします(*^^*)

サラミとチーズにパン、お茶という変わり映えしないメニューです。



うちで焼いてSさんの農家に持って来たバナナ胡桃ケーキがデザートです。


ところでこの小屋、来たのは初めてだけど、昨シーズン、スキーで別の斜面から稜線に登ったときに上から眺めていたことに後から気付いてグーグルフォトで探してみました。

👇


稜線から下りてくる時、小屋が一番よく見える地点から撮った気がします。

帰ってからSさんに話すと、この辺りは夏には羊の放牧が行われるそうでこの小屋に羊飼いさんが寝泊まりするんだそうです。その他の季節はハイキング客が自由に休憩したり泊まることができる避難小屋になっているとのこと。もう少し暖かくなったら泊まりに来たいな〜(๑˃̵ᴗ˂̵)


なんだか小屋での休憩だけで長くなってしまったので一度投稿します。

お読みいただいてありがとうございました。

新雪キラキラのスキー散策

先月、酪農のお手伝いをしながら滞在していた知人Sさんの農家。
朝夕あわせて5~6時間ほど牛さんのお世話、搾乳のお手伝いをします。


朝は6時半くらいに牛舎に行きます。
というか牛舎の2階が住居なので、通勤時間10秒(*´▽`*)
扉を開けると牛さんたちの視線がすごいです。夜の間に干し草を食べ尽くしてしまっているので激しい視線で「さっさと干し草ばら撒けよ」というプレッシャーをかけてきます(・・;)
ちなみに上の写真はある程度干し草を撒いた後です。


前日に生まれたばかりの仔牛ちゃんの様子を確認します。とっても元気そうです😊


搾乳がすむと大抵Sさんや農業高校の研修生(いる時といない時があります)たちとコーヒータイムなので、クレープやパンケーキを焼きます。農家の仕事関係の方が同席することもあり、情報交換やコミュニケーションタイムでもあります。


その後、夕方の4時くらいまでは自由時間なので大抵農家の裏山をスキーで散策します。


牛舎兼住居の建物。
前日が雪だったので木にも屋根にもたっぷりと積もっていました。


農家の少し上にある駐車場に停めているデミたんは雪だるまになりかけていました(;'∀')


登り始め、村を振り返って。
農家の裏山は一部スキー場になっていますが、今シーズンはコロナ影響で一度もリフトが動いてないし、スキー場の一番下にある子供がそり滑りをする小さなゲレンデ以外は圧雪もされていません。


ここら辺はゲレンデではなく、林道なのかハイキング道なのか夏に来たことがないから分からないけど、スノーシューでの散策にお勧めとされている場所です。既に山スキーで登った人がいくらかあるようでトレースがありました。
雪をかぶった木の枝は積雪の後長くは続かないご馳走景色です。気温が低くても、太陽が当たると溶けてきてしまうので、午後にはこれだけ真っ白のままではないことが大半です。


なだらかなところが多いですが、ちょっと急なところもところどころ。


若い男性グループが結構なスピードで登ってきたので先を行ってもらいました。
と、思ったらそのすぐ先で休憩しだしたのでまた抜かさせてもらいました(^-^;
またまた抜かされ返すのも嫌なので、この後スピードアップしざるを得ませんでした💦


ぜーぜー(;´Д`)
この辺り、一番急な場所です。後ろを振り返り先ほどのグループが背後に迫ってないか確認しつつ(別にまた抜かされてもいいのに…)大急ぎで登ります(;'∀')


きりのいい平たい場所につきました。画像に入っていませんが、リフトの出発地点にもなっている2200mの地点です。村から600m登ってきたことになります。


右手にメインのゲレンデは続いていて、前シーズンにそちらから登ったことが何度かありましたが、今日は初めて左側に進んでみようと思います。右側に比べてとても緩やかな上り坂になっているし、すでにトレースがあります(^^♪


登りつつ、振り返って。雲が溜まっている下のあたりが村になります。


なだらかとはいえ、このくらいの傾斜はあります。


斜面を登りきると平らな場所に再び出ました。
ところでトレースはどこに続くの・・・?素朴な疑問( ̄▽ ̄;)なんか若干下がっていく、というかアップダウンが結構あるけど。。
ふと右側にもトレースがうっすらとあることに気づきました。昨日の雪で消えかかっているけど、こちらの方がダイレクトに右の山頂に向かっているような気がします。


ということで、右の消えかかったトレースについていくことにしました。


久しぶりに動画を貼ってみました👇
約14秒あります。

Crévoux en ski de rando
ノートレースの美しい雪景色で思わずビデオを撮っちゃいました(^^ゞ


お??
なんか小屋がある✨
なるほどー、こっちのトレースは小屋経由で山頂(稜線)に行くパターンだったんですね。


ノートレースなのに先客がいる?ストックやスキーがあるけど・・・
と少し離れたところから思っていたのですが、忘れ物というか落とし物のペアではないストック、それにスキー板(レンタルのものっぽいシールが貼ってる)1枚でした(;´・ω・)


わ~い、気持ちのいい場所にある山小屋で休憩しよう💖✨


後半に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。