randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ついに!念願のオビウへ

オビウってなんじゃいって思われるでしょうが、グランド・テット・ド・ロビウ(Grande Tête de l'Obiou,2789m)といって、フランスの山地のなかでもマイナーめなところのひとつ、デヴォリュ山塊(Massif de Dévoluy)の最高峰の山の名前です。
この山が、エクラン国立公園の中部や南部に行くときに道路からよく見えて、それはそれはきれいなので、いつか行きたいと思っていたのですが、今日ようやく実現しました。


まず、デヴォリュ山塊についてですが、スイスとかに近いほうの山ではなく、南仏に向かいつつある方向にあります。乾燥して岩々しており、よくイタリアのドロミテに似た景観をしていると言われています。ここがフランス、しかもローヌ・アルプ地方(3県にわたる山塊ですが、うちふたつの県はローヌ・アルプ)だということがちょっと信じられない迫力の光景が広がります。


駐車場に向かう山道で。すごい雲海が広がっていました


駐車場から見たオビウ。華麗なお姿


今日も快晴です。ラッキー!!


今日も「ここはどこの国?どこの惑星?」的なことになりそうな予感です・・・


後ろを振り返ると普通の景色。牛の放牧地帯でもあります。奥はエクラン国立公園。


左の部分はプチ・オビウと呼ばれ、ふたつの間から入り込み、グラン・オビウの裏側から登ります。こっち側はクライミングする人が好んで登ります。


プチ・オビウの「オルガン」と呼ばれる部分。ほんとうにパイプオルガンみたい。
オビウをはじめデヴォリュの山はガレ場にザレ場がほとんどでしかも急こう配だったりするので落石が頻繁にあるため、ハイキング客はみんなヘルメット持参です。


峠(とは地図に書いてませんが)に着きます

峠からの景色


オビウの西壁。こちらから登ります。
昨日はひとりで行ったんですが、駐車場へ向かう山道が始まる麓の村で3人組のハイキング客と知り合いになり、結局1日一緒に行動しました。


奥に飛び出てるのがグラン・フェラン(Grand Ferrand 2758m)デヴォリュ山塊で2番目に高い山です。

植物がほとんど育っていないオビウですが、例外的に生えていた植物のひとつはアデノスチル。こういう岩々した高い山が好きなようで(石灰質の山はダメらしい)、この夏も2500~3000メートルの地点でよく見かけました。


頂上までもう少しです


急なところもあります


摩訶不思議なところを通ります


頂上(2789m)に到着。うわ、わたし真っ黒…今写真見てビックリ


残念ながらガスってきました。向かいに見える高くなってる部分はプラトー(お盆という意味。地形でいうと周りより高くて平たくなってるところ)・ド・ビュール。その左側の端の部分がピック・ド・ビュール(2709m)、デヴォリュ山塊で3番目に高い山。


一緒に登った人たち。真ん中の人の旦那さんが撮ってくれました。左の人はたまたまリヨン郊外に住んでいて、夫婦もそう遠い場所ではないので、今度一緒にハイキングに行こう!と電話番号を交換しました。


どんどん下りていきます


コースを少し外れて洞窟探検です


入って正面の奥の部分は水たまりになっていて凍ってます


左の奥は狭くてかがまないと進めないのですが、深く続いていて一番奥には氷の壁が。一年中融けないみたいです。



ルノンキュール。普通9月に入るともう見かけないので(8月でももうあんまりない)珍しいです。


いつも反対側から見ているデヴォリュ山塊から今回はエクランを見ることができて大満足な1日でした。