フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

パリジャンと知り合った

8月半ば、バカンスでパリからお山地方に来ていたサイクリストさんと知り合いました。


知り合った先は、あまりにも好きで何度も何度も登り過ぎて、自転車(&ラン)アプリのストラバから「あなたローカルレジェンド!」(スピードとかは関係なく、同じところにかなりの頻度で来る人がもらえる勲章😅)と、しょっちゅう称えられてしまう、ノワイエ峠です。上の写真の真ん中の部分が峠になります。
このブログに何度も出てきているので、覚えてくださっている方もあるかもしれません。
実質的な登りの部分は6,2㎞ほどと短いものの、平均8,5%なのでかなりキツい峠道です。


この日はそう猛暑でもなく、いいタイムが出そうだったので、12%近くが1㎞以上続く部分をクリアした直後の、峠までの最後の部分をダッシュで登っていたのを、カフェで休憩していたパリジャンさんに見られていたのでした(;^_^A


この日はカフェ休憩するつもりはなかったので、素通りして峠の看板の方に向かっていると、カフェから出てきてこちらに来たサイクリストさんに話しかけられました。


「君、すんごいスピードで登ってきたね!」
「いや~、最後だけダッシュでした😅」
「ああそう。でもそのちょっと前がめちゃくちゃキツいだろ?あの後でダッシュできる力が残ってるってのがすごいよ。そもそも、あの一番キツい部分、僕は今日調子あまり良くないみたいでどうしても登れなくて。降りちゃって、自転車押してきたよ。後ろから他のサイクリストが来たから恥ずかしかったけどね」
「あはは、あそこホントにキツいですよね。毎回死にそうになっています」


この方(Xさんとします)、パリから来て2週間ほどこの近くの村にバカンスで滞在している、と自己紹介をしてこられたので、しばらく世間話をしました。


Xさんが撮ってくれた写真。
どこから見てもオッさんにしか見えないけど・・・
後ろに倒れているのがXさんの自転車です。たまたま、同じメーカー(LOOK)だったこともあり!?話が弾みました。


Xさんは4人のお子さんと、甥っこふたりの計6人の子供たちを連れてバカンス用の貸家に滞在中なんだそうです。お山が全然好きでないというか、むしろ嫌いな💦奥様はバカンスをとらず、パリに残ってるんだそうで、夏休みの後半に海に滞在する時だけ合流すると言っておられました。


滞在中は、お子さんたちを保育施設に預けられる日の午前中だけ、自由時間があるので自転車に乗るんだそうです。この日もこの後、急いでお子さんたちを迎えにいって、お昼ご飯作って、午後はみんなでハイキング・・・と大忙しのプログラムみたいでした。
スーパー・パパに拍手です✨✨
翌朝、一緒にサイクリングする約束をしてお別れしました。


あたふたと去っていったXさんの後から、ゆっくりとダウンヒルしていきました。
大変だなぁ・・・うちはもう二人とも成人だから楽チンだけど、元夫と別れたときは二人とも幼稚園児で、頼れる家族もなく毎日が大変で、何年間もの間は自分の趣味の時間なんて全然取れなかったなぁ、と思い出したりしつつ・・・


何度来ても死にそうになる峠道です(;^_^A
(ちなみに写っているのはXさんではありません)


翌朝、お子さんたちを保育施設に預けた後、ダッシュで待ち合わせ場所にやってきたXさんとサイクリングを開始しました(といっても、わたしは待ち合わせ場所に来るにも、既に峠一つ越えて20㎞近く漕いでます😅)
上の写真はXさんを待ちつつ撮りました。


この日の行き先には、わたしもXさんもそれぞれ1度ずつ登ったことがある、シャイヨールスキー場をチョイスしました。話も出来ないくらい死にそうになるしんどい山道ではないし、往復でなく周回コースで行けるのも魅力です。


スキー場のカフェにて。
ふたりのロードバイク。


コーヒーをご馳走していただきました。
Xさんはノンアルコールビールでした。
お子さんたちの写真を見せてくださいました。とっても子煩悩なパパのようです✨
なんやかんやとおしゃべりしてて、1時間以上も休憩してしまいました。


Xさんと、スキー場への山道のゴール看板前にて。
なんかお揃いみたいにふたりして上下真っ黒でした😅


バカンス中、午後はお子さん達&甥っ子君達とよくハイキングをするので、お勧めの行き先はないかと聞かれました。
このスキー場から出ているコースがいくつかあり、分かり易い看板が少し先にあるので、その前までご案内して、いくつかのコースについてコメントしてあげました。


この日のライド記録
👇

距離51㎞、獲得標高は1144mでした。
ちなみに、下の丸枠に出てきてる人が、少し前のブログで長男も一緒にサイクリングしたLさんという方です。この方とも、サイクリング中に知り合ってストラバ友になったのでした。


Xさんとは、この後にもう一度サイクリングをしたので、それも書きたいと思っています。
お読みいただいてありがとうございました。

スキー場巡ってみた(ロードバイク)

坂道しか興味ないわたしにとって、サイクリングの行き先は大抵、山道になります。
自宅から近い丘陵地でも、山道はいくらでも登ることはできますが、連続した登りは長くても、6~7㎞以内くらいのことが多いので、それよりも長い山道を登ろうと思うと、丘陵地ではなくてそこそこ高いお山地方に行く必要があります。


アルプスの有名な峠道は、観光客の車がまだ少ない夏の前半にかなり登ってしまったので(アルプスの中でも遠い南仏の一部の峠道は除いて)、最近ではスキー場への山道を登ることも多いです。


オーシエールスキー場は、中心地の標高が1850mと高い目です。
ロゴマークはクマちゃんで可愛い💖


どうせだから、スキー場の舗装道路のうち、一番高い辺りまで登っておきます。


スキー場だけど・・・ハイキングする人が結構あり、グループ客が歩き始めるところでした。わたしはわざわざスキー場を歩く気はしないけど、一部の人たちにとっては安心感があるのかもしれません。


中心地まで下りてきました。ツーリストの車もそこそこ停まっているし、お店の一部は開いているけれど、スキーシーズンほどは賑わっていません。


開いているカフェを見付けて、15分ほどコーヒー&トイレ休憩していきました。


のんびりと新聞を読んでいるイギリス人の老夫婦がおられたので、写真を撮っていただきました。


オーシエールスキー場からのダウンヒル。
このスキー場は、2年前のツールドフランスの山岳ステージのうち一日の、ゴール地点になったため、元々悪くはなかった道路がさらに整備されて、とっても走りやすいです。


順番が入れ替わったけど、オーシエールに登る前に、もっと小さくて全然無名なスキー場にも登っておいたのでした。ライユスキー場といって、地元の家族客くらいしか来ないと思います😅


ライユスキー場の手前でひとつ、スキー場の後にもひとつ峠も越えます。
最後の峠は傾斜が5%前後くらいのところが多くてなだらか。峠然としておらず、言われなければ誰も峠だと思わない代物です(;^_^A


平和な(=激坂ではない)峠の手前の、平和な景色・・・


仔牛ちゃん、といっても結構大きな子が、お母さんのおっぱいを飲んでました。
可愛い(*´▽`*)


この日のストラバ(自転車&ランのアプリ)の記録。
右上のヘアピンカーブの連続がオーシエールスキー場で、左端にちょろっと出っ張ってる線がライユスキー場です。
👇

距離75㎞オーバーは、いつも半日しかサイクリングしないわたしにとっては最長レベル。
獲得標高1464mは夏の前半は当たり前でしたが、最近では、よく登った方です。
行動時間は3時間半強。オーシエールスキー場でのコーヒー休憩を足すと4時間弱でした。
平均時速。以前は登りのタイムは見ていても、全体的には全く気にしていなかったのですが、下りは怖くてスピード出せないにしても、平たいところはなるべく早く走るようにして何とか時速20㎞以上で漕げていたので、嬉しかったです。


ところで、短すぎて?全然人気のないライユスキー場への山道・・・
👇

女子で記録が残ってる人が7人しかいなくて、1位になってしまいました😅
ちなみに男女合わせると105人(それでも少ない💦)中26位でした。


お読みいただいてありがとうございました。

大学生の長男とお出掛け&デミたんのお手入れ

お山地方の友人Oさんから、しょっちゅう「君の子供たちも連れてこいや」と言われていて、長男は特にいつも忙しくて中々時間が取れなかったのですが、今回ようやく一緒に行くことができました。
次男は彼女と旅行中で同時には来られませんでした。


最近、わたしのお古のロードバイクに乗り始めた長男。
Oさんち周辺は、山道ばかりでサイクリングに最適です。
自転車2台積み込まれたデミたん。半端なくギューギューです(;^_^A


Oさんちに向かう途中にある、お気に入りのパン屋さんでお菓子を手土産に買っていきました。


このブログに何度も登場したことのある、ブリオッシュ生地を伸ばしたタルトです。
むしろ、巨大なクリームパンと言った方が分かりやすいかもしれません。
カスタードクリームには風味は付いていませんが、ブリオッシュ生地にはオレンジフラワーウォーターほんのりと香ります。
わたしたちが到着した朝は、Oさんは用事があって忙しかったので、別のプログラムを考えています。少し前に、サイクリング中に知り合ったLさんという方と会う約束をしていました。
Lさんは南仏の方で、この地方にバカンスで2週間ほど滞在しているということでした。


Lさんと、大まかなサイクリングコースを考えていたのですが、前日に自転車に乗り過ぎて筋肉痛の長男が「あんまりしんどい峠道は無理」ということで、楽なコースに切り替え、カフェ休憩を長くとりました。写真は休憩中の3人の自転車です。
この後、少しみんなで走ったのちにお別れしました。


お昼ご飯の写真とかはなくて(^-^;
午後のお話へと続きます。


愛車デミたんのブレーキパッドが古くなってきていたので、ネット購入しました。
わざわざOさんちに持って来なくても、うちでも出来るんですが、たまたまこの日の前日に届いたので、持って来たわけです。


次男はメカニックが得意で、ブレーキパッド交換やオイル交換など基本的なことは全部自分でできるんですが、長男はそこまで経験がないため、Oさんにちょっと見てもらいました。
Oさんも日本車のブレーキパッドはやったことがない(少し仕組みが違うらしい)、と少し手間取っていましたが、すぐに理解して残りの3つは長男がひとりでやっていました。


その後、デミたんの前輪のタイヤを交換しにタイヤ屋さんへ。
これも、ヤバいくらいすり減ってきていたのでした💦


1時間ほどかかるとのことで、近辺を散歩することにしました。
車の修理工場や、ディーラーの並ぶ地区です。
どうせだから、ランドローバーに入ってみよう・・・


最新ディフェンダーを興味深くのぞき込むOさん。
Oさんの年季の入ったディフェンダー(300tdi)とは、もはや関係ない車といえます。
車体もホイールもピカピカで、酷路は走ってはいけなさそうな高級感が・・・


外見のラグジュアリー感からすると、意外にもスッキリした内装でした。
あんまり応接間っぽくなると(ボキャ貧失礼)、ワイルドな感じのブランドイメージと異なるってことなんでしょうかね・・・


時間を潰しきれなくて、タイヤ屋さんに戻ってきました。
お山地方だけあって、雑誌コーナーに地元新聞社のデラックスなお山特集号が✨


わーい\(^_^)/
トーヨータイヤが付きました✨


それなりに盛沢山な一日だった気がしてたんですが、Oさんが「俺は今日まだ自転車に乗っていない」と言い出しました(・・;)
筋肉痛中の長男はパスで、わたしとOさんだけ近場の峠道クライムすることに💦


車で来た長男が撮ってくれました
👇

グレーズ峠 ヒルクライム
平均10パーセントが5㎞続くしんどいやつです。
この峠道に入る前にも、それなりにしんどい峠を経由するので、訓練としか言いようがないコースです😅


着いた💦
足つきはしないものの、毎回死にそうなる道路です。


車で来た長男が晩ご飯を運んでくれました(*^^*)


峠ピクニックです。


ピクニックのあとは、ダウンヒルです。


長男に撮ってもらいました。
厚い雲のサンセットは、なかなか雰囲気がありました。
出発した時点では雨だったのですが(それでも決行😓)、峠に着く少し前に止んでくれたのでした。


お読みいただいてありがとうございました。