フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

晩秋のような景色の中、湖畔ピクニック

8月末にアルプスに初雪(多分)が積もった翌日に友人Cさんと出掛けたハイキング記、後半です。


2200m台から出発、2000m台まで一度下りてから、2600m台の峠まで登って反対側に下りていきます。ご覧の通り、雲がかなり立ち込めていますが、雨の予報ではなくてむしろ、午後からは良くなっていくということでした。


下りていくにつれ、手前にも湖が隠れていたのが見えてきました。
湖大好きなので、テンション上がります(^^♪
しかし、それにしても草は茶色、奥のお山も冠雪していて8月の景色とは思えません。この辺りは6月くらいまでは残雪があるそうだし、8月にはもうこんな晩秋みたいになってしまいます。高いお山の夏は本当に短いな、とつくづく感じさせられました。
この時点でもう2時だったので、ランチするのに良さそうなところを探しつつハイキング道から少し下りてきました。


平たくて広い岩が見つかりました。
湖畔といいつつあんまり畔ではなかったけど、これ以上下りてしまうと、また登るのが大変です😂
本日のメニューはラディッシュ、バナナ、サラミとチーズ、パン。
チーズは地元ユバイ渓谷の農協のものと、いつも行くマルシェで買う山羊チーズです。


レンズ豆、ニンジンサラダにチーズを適当に切って載せてボリューム満点な一品になりました。


ランチ後も、しばらく下りていきます。
また登るのが分かってるので、あんまり下りるのは嫌なんですが、そういう地形なので仕方ありません(;^_^A


ほい来た!
ハイキング道にもなってないけど、ここから登っていくそうです。
Cさんは事前に地図の等高線を見て、道が描かれていないところでも「こんなコースで歩ける」と案を出し、実際近くに来ると「ここら辺だね」とフツーに登りだします。that's 山男だっていつも感心します😮


岩ゴロゴロ地帯を通過。
確かに、ちょっと歩きにくいことはあっても、通れない岩壁に阻まれるようなことはありません。


夏の後半によく見られるお花、アデノスチルが雪に埋もれてしんなりとしています。
まさか雪に降られるとは思ってなかったよね・・・😥


稜線に到着しました。
反対側にも湖がありました。こちらには下りず、このまま頂上へと稜線沿いに登っていきます。


左奥が頂上になっているようです。
斜面にようやくうっすらと積雪が見えてきました。
この日は、今シーズン初の積雪が見たいがために、元々行く予定だった低いお山でクライミングという予定を変更して、標高の高いこちらに来たのでした。


アルコールの香りづけなどに使われる高山植物のジェネピ。
ハーブティーにもできるので摘んで帰りたいところなんですが、ここら辺はメルカントゥール国立公園内になり、採集禁止なのです。


頂上に一足先に到着したCさん。
あんまり待ってくれないのが特徴です😂


2960mくらいの頂上に到着しました。
めっちゃガスってるけど😓
ちなみに、ガスっているのは登ってきた方の斜面です。危機一髪(別に危険というわけでもないけど、道がないから周囲が見えないと歩きにくい)だったということか・・・


お読みいただいてありがとうございました。

初雪の時のハイキング

8月末にアルプスに初積雪があった時のハイキング記です。
常に1か月前後あったタイムラグが2週間ちょいに縮まり、ホッとしています😅


この日のハイキングはお馴染みの山友Cさんと。
峠道に位置する標高2200m台もある駐車場から出発しました。メルカントゥール国立公園内になるため、駐車場には国立公園の車が停まっていました(黄緑の四角いのがメルカントゥール国立公園のロゴ)。朽ち果てた建物群は、元軍隊の駐屯地です。


歩き始めは11時と遅い目でした。元々、低いお山にクライミングに行く予定だったのが、前日に高いお山に雪が降ったと聞き「初積雪が見たい~」と我がままを言うわたしのために、もっと高いお山に行き先を変更してもらったのでした😅


歩き始めて間もなく峠に到着しました。
この辺りはイタリアとの国境に近いため、かつての軍事施設の跡がたくさん残っています。


Cさんが出発前に地図を見ながら適当に考えてくれたコースです。
「ここからしばらく下りになるね」とCさん。
帰りは登り返すことになるようですが、仕方ないですね💦


画像の中央下にハイキング道が薄っすらと見えています。


緩やかな下り道を20分ほど下りたでしょうか。
クロッカスに似た(これは真上から撮っているので似ているようには見えませんが)コルシックという花があちこちに咲いていました。


谷底に小屋が建っています。


避難小屋かな?それとも羊飼いさんが使うプライベートな小屋かもしれません。


雨戸の前にあった看板。
おお、どうやら避難小屋のようです。「きれいに使いましょう」という内容のメッセージでした。


思いっきりボケてしまったけど(;´Д`) 入った正面はこんなでした。
左の家具の中は・・・


鍋など入っていました。でも使いたいような感じではありません(^-^;
向かって右にある梯子を上がると・・・


屋根裏部屋。
マットレスや毛布はなく、羊の放牧に使うのであろうネットなどの資材の物置きになっていました。このときは見かけなかったけれど、羊の放牧に使う時期もあるのかもしれません。
階下の机の上にあった衝撃的なもの。
👇

ソニックの帽子がテーブルの上に😂
ゲーム好きなハイカーさんの忘れ物でしょうか・・・


こじんまりとした状態の良さそうな薪ストーブがありました。
Cさんは「冬になったらここに1泊してあちこち登って滑るのもいいかもね」と楽しいことを考え付いてくれました😊


避難小屋を後にして、稜線に向けて登っていく途中。


岩ゴロゴロのところを歩きます。


だいぶ稜線に近づき、眺望が良くなってきました。


峠はもうすぐっぽいです。


着いた♩
2600m台の峠のケルンと眼下の景色。


峠の反対側はこうでした。
奥のお山はしっかりと冠雪していましたが、期待に反してここまで全然雪が積もったところを歩いていません・・・
ところで、出発地点の駐車場に来るには、車で国内で3番目に標高の高いボネット峠を越えているのですが、峠の手前側の斜面には雪が結構積もっていたんです。
👇

薄っすらとですが、真っ白の山肌にワクワクしていたのに、ハイキングで歩く反対側の斜面は南向きということで今のところ雪には出会えていません・・・
後半に続きます。


お読みいただきありがとうございました。

最近飲んだ地ビール

冷え性なので、あんまりビールは飲まないんですが、夏の終わりに飲んだおいしいビールの写真があるので載せてみます。


時々ブログに出てくる山の大先輩である77歳のPさんちにお邪魔したときに頂いたビール。


ツールドフランスに登場することもある有名なヴァントゥ山(モン・ヴァントゥ)近くで作られているビール。その少し前にも、同じくヴァントゥ山の麓で作られている別のメーカーのビールを飲ませていただいたんですが、個人的にはこちらの方がずっとおいしく感じられました。瓶がとても重たく、高級感もあります。
毎回出される黒オリーブも、同郷の二ヨンス産。まったりとしてコクがあるのです。


一方、自転車友のひとりS君ちでもおいしい地ビールを頂きました。


エクラン国立公園の近くで作られているそう。たまたまマルシェに出店していたので買ってみたんだそう。
手前の暖色のラベルのやつのほうがわたしには飲みやすかったです。


暑い時はビールもいいかな、と思うのですが、飲みなれているのはワインです。
ある日の友人たちとのアペリティフ
👇

サヴォワ産の白ワインと南西部の赤ワイン。
メロンやチーズ、サラミなど手間をかけない、手軽な集まりです。暗くなるまで喋り倒した後は、ランプを持ってきてバーベキューへと続きました。


ビールとワインの写真だけというのも、スポコンブログとしては許されないかと思うので😂、同じ時期にロードバイクで登った峠の写真も乗せておきます。


今シーズン4回くらい登ってるヴァルス峠。ソロライドでした。


これは山友Cさんと登ったカイヨール峠。今シーズンもう6回目くらいだったと思います。
峠の3~4㎞手前の地点で。麓の町から30㎞と長いんですが、高低差は1300mちょっとと、大したことがありません。


峠の反対側に少し下りてから登り返したところ。


峠の石碑にて。


イタリア人サイクリストさん達。
Cさんがハチャメチャな(しかし物おじしない)イタリア語で喋りまくってました😂


下りつつ。
何度も来ているカイヨール峠ですが、羊の放牧をしているのには初めて出会いました。
この日は午後が雨予報だったので、急いで下りていったのでした。


お読みいただきありがとうございました。