フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

合宿2日目・午後のお散歩&山小屋での夕食

高校生の次男とふたりで出かけた年始の2泊3日、南仏ケラ山塊でのスノーシューハイキング記です。
突風が吹き荒れるサン・ヴェラン峠(2844m)から隣の山頂、ピック・ド・カラマントラン(3025m)へ向かうも、あとほんの少しのところで撤退、逃げるようにして山小屋まで下りてきました。
峠、これでしたよ💧・・・☟

知らん間に撮れてた一枚😅☟

コース的には何ら難しいところのないなだらかな峠と山頂なのですが、寒いわ肌が出てる部分の顔が痛いわ立ってるのがやっとだわで辛かったです💦


本当なら周回コースにして、途中でピクニックをするつもりでしたが、あんな恐ろしい風のところで何かを食べるとかあり得ないので(立ち止まるのさえイヤ、座り込むとかもってのほか)いったん山小屋まで下りてきて平和にご飯を食べた後、午後の散策に出発です。


行先はどこでもよかったのですが、山小屋の真後ろの斜面もスキーやスノーシュー向けの緩やかな斜面になっていてトレースもいくらかあります。そちらに散策に行くことしました。


初めは小川に沿った辺りを歩きました。


トロトロ歩く次男に若干イラつきながらも(^^;)口には出さずにじっと待ちます。これは軍事訓練ではないのだから・・と自らに言い聞かせ、、気長にいきましょう(;^_^A


途中少しだけ急だったものの、最後らへんはまた緩やかです。


斜面をひとまず登りきったところ。地図によればここを真っすぐに進むとブランシェ峠に向かうことになります・・・が、既に日陰だし、この後もずっと日陰を歩くことになります。


対してこちら、向かって左側はまだ十分に日向です。ここを真っすぐに進めば午前中に行ったのと同じサン・ヴェラン峠方面に向かうことになります。午前中のような恐ろしい風は吹き荒れていませんが、気温がかなり低いのでこんなにお天気が良くても日陰だと結構寒く感じてしまいます。こちらの日当たりの良いエリアを歩くことに決定(^^♪


実は今歩いているところ、午前中あんなに風が強くなければサン・ヴェラン峠から周回コースで山小屋へ帰るのに通るつもりでいた場所になります。


雪で全然分からないですけど、この辺りは湖がいくつもあるエリアなのです。たまにそれらしい平たい窪みを通りました。


細かいアップダウンはありますが、急な上り坂はほとんどありません。


自分のトレースを振り返って。スノーシューやスキーのトレースはところどころ薄っすらと残っているところもありましたが、ここらも風が強い時が多いのでしょう、ほとんど消え去っていました。


あれ、なんか座り込んでる?(@_@)
戻ってみると・・・


穴掘ってはまって座り込んで雪で遊んでる(゚Д゚;)
なかなか起き上がらないし意味不明・・・公園の砂場でいつまでも遊んでて帰りたがらない子供のようです。


次男が雪遊びをしていたところのすぐ隣は小さな湖のようで(写真右下)、凍ってはいるものの雪が風で吹き飛ばされているのかあまりなくて、水の色が見えていました。初夏に湖が融けるときはさぞかしきれいんだろうなぁ💕


「じゃあ、そこにいてくれてもいいよ。どうせもうちょっとで朝行ったのと同じ峠が見えてくるはずだから、そこで往復するし、待っててくれても」そう言って歩き始めると…


あれ、一応付いてきた(;'∀')


せっかく来てくれたので次男を待ちます。


堂々のモン・ヴィゾ(3841m)。頂上はイタリアですが(てか、今わたしがいる地点も既に国境ラインになります)ひときわ高く美しい姿からひそかに「南仏のモン・ブラン」または「南仏の富士山」だと思っています(^^;)


モン・ヴィゾのイタリア側の麓は雪がありません。同じくらいの標高でもフランス側にはびっしりと雪が溜まっているのに、不思議なものです。


きりのいいとこまで登っておこう・・・


そこら辺でいいか。。


はい、本日午後の頂上、標高約2930mの地点に到着です。午前中に通過したサン・ヴェラン峠の少し上になります。先ほどは峠からこことは正反対にある3000m台の山に登りかけてあと15mくらい(高低差で)のあたりで強風のため撤退したのでした😓


グーグルフォトがこの日撮った写真の位置を示してくれています。赤いラインが国境、左がフランス、右がイタリアです。


そして、グーグルフォトは今までストックされてる写真の位置も示してくれますが…☟

昨年10月下旬に子供たちとフォンデュピクニックした辺り(フランスで2番目に標高の高い峠道路、アニエル峠からイタリア側に下りたところでした)と直線距離で2キロほどしか離れていなかったという・・・駐車場(道路)的にはだいぶ違うところだったというのに、面白いものです。


さて、もう景色も見飽きたので(歩いてるときとあんまり変わんないんですね💦)さっさと山小屋まで帰るとしましょう。



途中、お日様が山の後ろに隠れました。つまり今までずっと日向を歩けていたということになります(*´ω`)


山小屋までもう少しです。右側中央よりやや下に見えてるやつです。


帰りは早歩きであっという間でした。テラスには他の人のスノーシューも立て掛けてあるのでわたし達も隣に。


突風で激寒だった午前中に比べると風の少ない日向の部分中心に歩いていたので寒くは感じなかったですが・・ザックに入れていたペットボトルは凍ってました。


山小屋から凍ってない水を(^▽^;)汲んできて暖かい飲み物を準備しておやつタイムです。出発前にうちで焼いたヘーゼルナッツ入りチョコレートケーキを持ってきています😊


昨日の宿泊客はほぼ全員スノーシューの人でしたが、今日はスキーヤーと半々くらいのようです。ちなみに昨日は定員40名のうち37人、今日は19人が泊まると山小屋の方が言っておられました。大晦日は満員だったそうです。


昨日は夕食後に星空の写真を撮りに出ましたが、夕食前に既にだいぶ暗かったので7時前に撮った空です。


昨日となんら変わらないような写真ですが、一応・・・


晴れ渡った空だったので今晩も星がよく見えます✨


さて、お待ちかねの夕食の時間です(#^.^#)
ここの山小屋での夕食は午後7時。といっても7時くらいに宿泊客がお皿やフォーク、ナイフなどを並べるのを手伝い始め、食事自体が始まるのは7時15分くらいだったと思います。テラスで空の写真を撮っていると出てきた20代後半くらいの山スキーヤーのカップルと食事前にお話しして話が弾みつつあったのですが、残念ながら別のテーブルでした。


隣の席はひとりしか写っていませんがもう一人向かいにも女性がいて、マルセイユから来た二人組の40歳前後くらいの女性山スキーヤーさんでした。お二人ともまだ小さな子供を持つお母さんですが、旦那さんに子供を預けて2泊でやってきたそうです😊
わたしが2回しか行ったことがない南仏(ここよりももっと南になります)メルカントゥール国立公園の山について詳しかったので(マルセイユからだともっとも近い本格的な山になると思います)色々おすすめを聞きました。


今日はホウレンソウのスープでした。
この後、写真を撮り忘れましたがサラダが出ました。ゆで卵と胡桃が入ってたのは昨晩とほぼ同じですが、干しブドウの代わりにオリーブだったので連泊する人が全く同じものを食べないようにとの配慮なのかな、と思いました(*´ω`)


メインは仔牛のブランケット(シチューみたいなもの)。フランス家庭料理の定番です。付け合わせにはお米とキノア、丸麦が混ざったものでヘルシー志向かつとってもおいしくてみんなおかわりしまくりでした。


チーズは地元のものばかり、牛乳製と羊乳製です。昨晩は2種類でしたが今日は3種類ありました。真ん中のとろりとしたブルーチーズが悶絶もののおいしさ。ゴルゴンゾーラを思い浮かべるあまりフランスでは出会わないタイプのものです。同じ製造元のチーズを帰りに道の駅的ショップで買ったのですが、熟成が進んでいて、とっても美味しいけれどこれとは全く違うパターンの味になっていました。こういった手作りチーズは自然のものなので全く同じ状態のものに出会える確率は少ないということです・・・


デザートは水切りだけされたフレッシュチーズ(フェッセルと呼ばれます)。ラズベリーソースにグリルしたスライスアーモンドがかかっているへんが山小屋にしては洒落ています。横に添えてあるのは昨日の晩御飯のデザートだったチョコレートケーキを薄く切ったものでした。さては・・ちょっと余ってたなっ(;´∀`)


おまけの1枚。塩コショウ入れはケラ地方の伝統的なモチーフ入りの彫刻でした。林業がとても盛んで家具や小物が職人によって作り続けられているようです。



次はようやく最終回です(;'∀')

雪山合宿2日目 風吹き荒れる峠へ

どんどん日が経ってきてしまいましたが、お正月に2泊3日で次男と出かけた南仏ケラ山塊での山小屋泊ハイキング旅行記です。


朝7時前。食堂に来ると山小屋の方がろうそくの火で朝食準備中でした。ソーラーパネルがあるので電気はありますが節電なのでしょう、夜間(朝7時まで)は電気が付きませんでした。山小屋はたいていそんな感じなので宿泊客はみなヘッドランプを持参しています。


お月様と金星でしょうか、非常に明るい星が隣に。


凍えるような寒さだけどコーヒーを飲みながらテラスで空を見ていると、昨夜夕食を同じテーブルで食べたご夫婦の奥さんがやって来たのでふたりでぽつりぽつりとおしゃべりしつつ空の色が少しずつ変わってくるのを眺めていました。


ピンク、紫、水色のグラデーション。大好きな色合いです。


昨日夕暮れ時にオレンジ色に輝いていたエクラン方面。


だいぶ明るくなってきました。スノーシューハイキングツアーの方たちのスノーシューとポールがまとめてあります。山小屋でレンタルしてるもののようです。寒いのでそろそろ中に入ろう・・・


朝ご飯の準備が整っていました。飲み物はコーヒーや紅茶、ココア、そして農家性のとってもおいしいリンゴジュースがありました。
左のボウルにはフロマージュ・ブラン(水切りした固いヨーグルトみたいな感じ)とミューズリー。それに各テーブルにパンとバター、手作りジャムが2、3種類置いてあります。


昨日の夕食メンバーと同じ顔ぶれで揃って朝ご飯です。
今回、2食付きでしか年末年始は予約取ってないと言われて仕方なくそうしましたが、いつもは素泊まりで自炊しています。その癖で?パンとかやたら持ってきてしまい、とても食べ切れなさそうなので朝食の時にみんなで分けて食べてもらいました(^▽^;)
みんな1日歩く(またはスキーする)気満々なので食欲旺盛です。


肌が切れそうな寒さですが、お天気は最高です。今回この地方を選んだ理由のひとつに3日間ずっと晴天の予報が出ていたからというのもあります。


ゆっくりと朝食をとり、準備をして出発したのは8時45分くらいでした。


少しずつ山小屋が小さくなってきます。そういえば、雪に隠れていて見えないですけど山小屋の前は湖なのです。こうやって見ると小屋の右手にそれらしき地形(円盤状に平たくなってる)が見えます。


なだらかな斜面を登っていきます。こちら方面に峠はふたつあり、そのどちらでもスノーシューやスキーで登ることができますが、近い方、サン・ヴェラン峠(2844m)に狙いを定めました。


山小屋からの最もポピュラーな行先の一つなのでトレースはしっかりありますが、途中から複数のトレースに分かれてきたのでわたし達も時々トレースから離れて思い思いのところを歩きました。


スノーシュー自体今回が2回目のためあまり早く歩けない次男を待ちます。


昨晩話をしたグループの方たちも言っていましたが、風が少しずつ強くなってきました。もっと強く吹くときもあるのでしょう、シュカブラが浮いていますΣ(゚Д゚)
風がトレースをかき消してしまっていてこの辺りからはノートレースですが峠や山頂といった目に見えているものを目指すため、問題ありません。


稜線が近づいてきました。


日向に出られるのは嬉しいけれど・・雪煙が太陽に照らされていて風が強いことが分かります💦


いよいよお日様登場です。

わ~いお日様💕明るくなった♬
・・・が。さ、さ、、


寒いぃぃい~~Σ( ̄□ ̄|||)


ひょえぇ~~風が半端ないです💦


強風の中、第一目的地であるサン・ヴェラン峠に到着です。
「うぉぉおお~~」ひっくり返る次男。ちょっと演技入ってる・・と思います、いや違ったっけな。ふざけたりもしてたのでよく分かりません(;^_^A


最終目的地、ピック・ド・カラマントラン(3025m)はケラ山塊に全部で28座あるという3000m台の頂上の一つ。簡単に登れるので人気らしいのですが。。


風が・・・簡単なはずの山の難易度を上げてくれています💦
ここら辺の稜線は国境になっているので、こちら側に下りるとイタリアです。


常に風が吹き荒れているのでしょう、シュカブラが浮きまくりです(-_-;)


次男、スピードダウンです(;´・ω・)


あれれ、なんか立ち止まったりしちゃってます。
ここで待とう・・・


「どうする?続き登る?」と聞いてみます。
「うん」と答えたもののその声は力弱く・・・


峠から頂上は180m(高低差)ほどなので、いい天候の時ならスキップしてる間に到着(イメージ😅)のはずなのだけど。


突風が吹き荒れる今日は修行コースになってしまっています。辛そうにしている次男に「そこの岩のとこに座って待っとき。お母さんササっと往復してくるから」と言い残して先を急ぎます。


稜線に着いてから右側(イタリア側)ばかり見ていましたが、こちらは左側、今上ってきた方面で、そして昨日歩いてきたのもこの谷底の奥からです。


イタリア側・・・驚いたことに谷間には雪がありません。3000m近いというのに。大きな湖が見えていますが、凍ってもいないように見えます。日当たりが良いということなのでしょうか。


頂上が近いようです。岩が出っ張ってるので左からぐるりと回るか・・・


頂上のケルンらしきものが見えています。もう少しです。しかし・・・相変わらずの強風、台風のような突風です。飛んでいきそうに?なるので進むどころか、立ち止まって踏ん張るのがやっとです。もうちょっと・・・


高度計で3010mのこの地点・・・ここで諦めました(T_T) 無理ではなかったと思うし、断崖絶壁というわけではないので特に危険でもないと思うんですけど、辛過ぎました(+_+)


「本日の頂上」からの景色。多分あと15m登ったところで全く同じだったと思います(^^;)
中央に見えているのはモン・ヴィゾ(3841m)。普段歩いている山からも、見えることがあります。すぐ近くに見えるけど地図を見ると直線距離で10kmくらいのようです。一番左に写っているのはパン・ド・シュークル(3208m)。10月下旬のシーズン最後のテント泊した際、2日目に登りました。


その時の写真。改めて見返してみると、今いるエリアが山小屋のすぐ後ろにある特徴的な尖がりの山(テット・デ・トワリ、3175m)のおかげで分かりました。テント泊した近くの峠(1枚目)、そのすぐ上にある3000mちょいの山から撮ったものです。☟

その時は「面白い形の山があるなぁ」くらいの印象で、2か月半後にこのすぐ麓に泊まりで来ることになるとは思いもしませんでした。


こちらはフランス側。中央に飛び出ているのはロッシュブリュンヌ(3321m)。8月に登頂しましたが、頭一つ出っ張ってるため、そのパノラマの美しさはため息ものでした。


さて、景色も十分に楽しんだし次男を待たせているので強風の中、逃げるようにして駆け足で下りて行きます。


あれ、左の岩の陰が風よけになるかと思ってそこに座っとき、って言ったんですが周辺をウロウロしています。聞くと、その岩のところ、座ろうとしたらすぐ横が崖になっていて、怖すぎて座るの諦めたので寒くならないように動き回ってたんだとか💧


大迫力のシュカブラのサン・ヴェラン峠に戻ってきました。本当ならこの後、山小屋の真裏にあるブランシェ峠の少し下のあたり(雪に隠れていますが湖がいくつもある地帯です)経由で山小屋に帰ろうかと思ってたんですが、この風に心折れました😓 一時も早く山小屋に帰って、風のないところでお昼御飯が食べたい~!!


少年の心を持ち続ける高校2年生男子。シュカブラでパフォーマンスしまくりです(^▽^;)


クジラみたい・・・?
自然が作る模様は本当に見ていて飽きません(*´ω`)


次男が撮ってくれていました(^▽^;)


山小屋が眼下に見えています。なるほど、こうやって下りてくると山小屋が建っているのは窪んだ土地であることがよく分かります。景色はちょっとイマイチになるけれど、風からは守られます。


昨日の午後、山小屋に到着したときは既に日陰になっていたし、さっきもっと上から見たときにはまだ日陰だったのですが、ちょうど日向になっています。冬は特にお日様が低い位置を通るので日陰の時間帯が長そうです・・・


周りを小川が流れています。


山小屋に戻ってきて、テラスを使わせてもらってお昼ご飯です。日向で風がないと暖かく感じます。実際にはこの日、ずっと零下だったのですが(;^_^A


帰ってきてすぐに山小屋の方に「テラスで自炊しますね」と声をかけると「お湯いるか?いっぱい沸かしたところなんだよ」と分けてくださいました😻


水を沸かす時間が短縮されました(*^^)v 冷やし中華・・・とか書いてるけれど、寒いのに冷麺では食べませんよ~(≧∇≦) ボウルにゆで汁+麺を入れ、そこにスープを開けてラーメン風に食べます。何の脈絡もないですけどダイソーで去年の夏に購入のイワシやサバのパウチを乗せます。これは・・・ご馳走なんです(;´∀`)、そうは見えないかもしれませんが。


いただきまーす\(^_^)/
わーめっちゃおいしい~♬、と次男。わたしも幸せ💕
とりあえず熱々なだけで「おいしい」の半分はクリアされるというハードルの低い 雪山ご飯です💦


あまりに気持ちいいのでコーヒー飲んでマドレーヌ食べてゆったり。
ボチボチ片付け始めると、10人ちょっとくらいのグループ客がやって来ました。あれ、みんな荷物がほとんどなしか、あってもごく小さなザックです。あ、そういえば少し前に荷台を引いたスノーモービルがたくさんの荷物(ザックやら山用でないような旅行鞄まで💧)を小屋まで持って上がってきていました。どうやら昨晩山小屋に泊まっていたのと同じ「山小屋泊でのスノーシューハイキングツアー」の新たな参加者なのでしょう。


ちょうどわたし達が片づけを終えたのと皆さんがテーブルに着き始めたのが入れ替わりでした。必要のない調理器具などを寝室に置きに行って軽い荷物で午後の散策に出発します。



次回に続きます。

雪山合宿1泊目・山小屋での夕べ

1月1日~3日に次男と出かけた南仏ケラ山塊でのハイキング旅行記です。
予約したのはイタリアとの国境にほど近いラ・ブランシュ山小屋。標高2500mの地点にあり、山スキーやスノーシューをする人が多いので夏の3か月間に加え、冬から春にかけての3か月半ほども営業しています。


到着して小屋内を覗くと管理人さんやスタッフの方がわたし達の前に到着したグループの対応で忙しそうだったので、まずはテラスに荷物を下ろしてお屠蘇をいただきました。といっても日本酒ではなくてイタリアの発泡酒でしたが(^^;)


そうしていると、15人くらいのスノーシューハイキング客グループがやってきました。
先に到着した人達に挨拶をしつつ、小屋の中に入り管理人さんに「こんにちは。今着きました」と声をかけます。


管理人さんが小屋の案内をしてくれます。
入ってすぐ右手が台所。結構広いです。急に暖かいところに入ったのでカメラのレンズが曇ってます💧


食堂。窓が3方にあるので広々と感じられます。寛いでおられる方たちが4、5人おられました。


食堂の真ん中にワインがずらーっと並べられていました。ラベルに値段が書かれているのですが、ボトル10ユーロくらいからとお手頃なものが多かったです。


(カメラの曇りが取れてから撮ったものです)
いかにもシャレーっぽくてなかなか素敵な建築です。


お手洗いも広くて立派。トイレふたつ、シャワーが3つもありました( ゚Д゚)
山小屋と一口に言っても色んな規模がありますが、ここはベッド数は40と中規模な割にきれいで設備もよかったと思います。暖房もよく効いていて全く寒い思いはしませんでした。


フランスの山小屋は例えばここのように定員40名だとしたら、二段ベッドの並んだ広い寝室が2つか3つあるのが平均的だと思いますが、ここは数名で使う小さめの寝室がいくつもあり、山小屋というよりもジットと呼ばれる相部屋式の民宿みたいでした。わたし達は3人くらいで使う小さな寝室をふたりで使わせてもらいました。ラッキー(^^♪1階部分にひとり、2階(屋根裏)部分には2~3人寝られそうです。


次男は少し疲れたのでしばらくベッドでゴロゴロしてると言います。わたしは他のハイキング客の方とおしゃべりしたいので食堂に行きました。


わたし達のあとからやってきたグループの方たちの半分くらいが食堂でおしゃべりしていたので仲間に入れてもらいました。既に前日(大晦日です)から泊っていて今日1日スノーシューで歩いて先ほど帰ってきたとのことでした。大勢でやってきたお友達グループだと勝手に思い込んでいたらそうではなくて、山小屋に泊まってスノーシューハイキング、というツアーみたいなのに集まった人たちらしく、皆さんマルセイユだとかパリだとかいろんなところから参加されていました。手前左の男性が地元在住のガイドの方で、詳しいのでこのあたりのお勧めを冬山夏山問わずに色々お聞きしました。


外の景色と地図を見比べます。明日歩くところのアイデアもいただきました(*^^)v
夕食は7時からということでまだ少し時間があります。ちょっと外に出よか・・・


フランスの山小屋では上履きが準備されていますが、大抵は偽クロックスです(^▽^;)

みんなこれで山小屋の周辺くらいまではウロウロします。雪あるし、靴に履き替えようかなと思ったんですが面倒くさくてこのまま出てきました・・・ツルツルと滑りまくりです(*_*)


山小屋ではビールやワイン、暖かい飲み物も注文できますがお金がもったいないのでジェットボイルでお湯を沸かしてハーブティーにしました。山小屋で飲むビールはおいしいのですが極度の冷え性なので寒い季節はたとえ暖房が効いた屋内でも論外です💦


空がピンク色にほんのりと染まっています。


反対側はゆっくりとオレンジ色に色づいてきました。


エクラン国立公園南部になります。


奥の空はピンクから薄紫にと変わってきたようです。


少し山小屋から離れてみます。偽クロックスで雪の上ツルツルと滑って脱げそうになるし、せめてポール(山小屋のテラスに立て掛けてある)取りに行く?と思いましたがスリッパにポールもおかしいのでそのまま1歩1歩脱げそうになりながら山小屋周辺をウロウロ。


寒くなってきたので(せっかくのハーブティーもほとんど冷めた😓)小屋内に戻ろうとしたら一人の山スキーヤーさんが到着しました。間もなく高校生の息子さんもやって来ました。なんとピレネーからの遠征だそうです( ゚Д゚)


食堂の片隅にある薪ストーブの周りには宿泊客の登山靴がずらーっと😊


次男が下りてきたのでチョコレートを一緒に少しかじりました(^▽^;)食事前だというのに💧 リヨンの超おいしいチョコレート屋さん「パロマス」のピエモンテ産ヘーゼルナッツ入りの板チョコです。そいうえば、偶然にも山小屋の周辺の稜線の反対側はイタリア、ピエモンテ地方になります。直線距離で2~3kmほどの距離です。


ケラ山塊の写真集があったので次男とぱらぱらとめくりました。行ったことのある場所もあれば、名前さえ聞いたことのないところもあります。行きたい場所がまた増えてしまいました(^^;)


管理人さんとスタッフの男性。まだ20代後半くらいに見えます。とても感じのよい方たちで、始終ニコニコされていました。あとひとりとてもテキパキと動くもう少し年配のお手伝いの男性、そして翌日のお昼時には調理の方がさらにひとり手伝いに来ていました。


ご飯の前には宿泊客もお皿を並べたりお水を汲みに行ったりとお手伝いに参加するのが山小屋スタイルです。わたし達のテーブルは6人がけのテーブルでした。席割は山小屋の方が決めることが大半です。先ほど到着したばかりの親子山スキーヤー、それにグルノーブルから来た50代前半くらいのご夫婦と同席しました。
普段、わたし達は山小屋に泊まっても素泊まりでいつも自炊なのですが、今回予約するときに年末年始の時期は2食付きでしか予約取ってない、と言われて仕方なくご飯も頼んだのでした。出発前に次男に「今回ご飯も頼んだよ」と言うと「えええぇっ!!すごぉいΣ(´∀`;)」と大袈裟にビックリされてしまいました・・
いつもだと自炊したものを、テーブルの空いている席を使わせてもらって食べる、というパターンです。


この日のメニューです。まずは人参と乾燥エンドウ豆のスープ。伝統的に山小屋の晩御飯はスープが必ず出ます。大きなボールに各テーブルに配られ、各自好きなだけいただきます。ほっこりした味わいが嬉しくてみんな1度か2度お代わりしていました。
次はサラダ。ゆで卵、くるみと干しブドウ入りでバルサミコ酢の入ったドレッシングが干しブドウとよく合いました。
メインにはセップ茸がたっぷりと入ったリゾット、ホウレンソウ添え。これが・・・感激のおいしさでした。ちょっとしたイタリアンレストランくらいのレベルです。お米の火の通り方が完璧で相当作り慣れていると見ました!かなりお腹いっぱいだったにも関わらず、おかわりしてしまいました( ̄▽ ̄;)
チーズは地元のもの、羊ミルク製と牛乳製のブルーチーズと。これもおいしくてしっかりと食べてしまいました。そうすると、もうさすがにお腹は爆発寸前・・・デザートはチョコレートケーキでしたが、もう全く入る余地はなく辞退しました💦


夕食後に星を見に外に出ました。


この日も晴れ、翌日も晴天の予報でしたので雲は全く出ていなかったと思います。満天の星空の下、ボーっとしばらくの間立ちすくんでいました。



2日目に続きます。