randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

雪どけの湖の合間を歩く(その2)

先週は体調が悪かったので日曜日山に行くか少し迷ったものの、朝起きると大丈夫そうだったのでタイユフェール山塊の湿地帯エリアへ雪どけの湖をめぐるハイキングに出かけました。病み上がりということで高低差少な目(700~800m程度)の散策にする予定です。もし元気で物足りなかったらそれに加えてそこら辺の丘にでも登ればよいという気楽さです。1年前に反対側の駐車場に停めて歩いたことがある場所なので、勝手は分かっています。


湿地帯エリアに入ってきました。これはまだ地図に名前が載っているような湖ではなくただの水溜りですが、融けかけています。


目の前の少し小高くなっているところを超えればいくつかの大き目の湖が広がるエリアです。


これは丘を越えた右手の方角。背景として薄っすら浮かび上がっているのはヴェルコール山塊。


近付いてみます。湖の融けた部分に空が映って真っ青に染まってます。


そして左手には先ほどからどんどん近付いてきた3つの山のひとつ、ロシェ・キュラソン。その麓にいくつかの湖があります。


左がラ・ピラミッド。右奥にあるのが山塊最高峰で山塊と同じ名前を持つル・タイユフェール(2857m)。今年の元旦に一人で登った思い入れのある山です。
👇その時の様子

一番大きな湖、フルシュ湖です。
3、4年くらい前、今ほど山にハマってなかった頃に夏に友達と3人でハイキングに来たこともありました。今写真を探してみたら・・・出てきました~!


夏だとまるで雰囲気が違います。


水面ギリギリを歩いてみますが、パリーンと割れないように注意です(;・∀・)


このすぐ上の写真を撮ったあと歩き始めると後ろから話しかけられ、びっくりしてすっ転んでしまいました💦 なかなかイケてるカッコいい兄さんで(;´∀`)まずは「驚かせてゴメン」と謝ってきました。すぐ近くのスキー場で調理師をしてて昨日でシーズンが終わったばかりだそうです。ここには来るのが初めてで地図も持ってないし、そこらの湖以外はどこに行けばいいか分からんというのでお勧めを教えてあげました。周辺の山や最近行った山のことなど15分くらい立ち話したのち別れました。


振り返って。


さて、先ほど歩いてきたのと平行したハイキングコースを東側(来た方向)に歩きます。さっき歩いたところとの間は高さ70~80メートルほどの細長い丘のような地形になっているのでそちら側は全く見えません。


奥(中央)にはグランド・ルース山塊の華、エギーユ・ダルヴ3兄弟がはっきりと見えています。


新たに湖が見えてきました。湖の近くを歩くためにハイキングコースからは少しずれて歩いています。


これはノワール湖です。さっき目の前にあった山々からまだそんなに遠くには離れていません。


はい、バリバリっと割れないように注意です(^^;


そしてさらに歩いて行くと・・・


ラ・ヴェーシュ湖です。名前が付いた大き目の湖はこれで最後になります。


山でお天気がいいとそれだけでも嬉しいですが、雪があるとき(白と青のコントラスト)や湖(湖面に青空が反射する)の畔では嬉しさ倍増です。


春によく見られるプルサチーユ。アネモネの仲間です。2週間前のベルドンヌ山塊の2500mくらいの地点でいっぱい咲いていたのに、昨日の標高2000~2100mくらいの湖の周辺ではつぼみのものばかりでした。不思議なものです。


もう湖はありませんが・・・湿地なので水溜りは無限にあります。


完全に融けている水溜りの辺りでクエックエッと低い声がします・・・


やっぱり!いてました、カエル。何匹もいてかなり大きかったです。



やはりその2は湖の写真ばかりになってしまいましたが、実際はこの倍以上撮りました(^^;) その3(最終回)で終われるといいんだけど、長くなりすぎそうな気もするので短い目のその3とその4(最終回)にするかもしれません。

雪どけの湖の合間を歩く(その1)

前日まで体調が悪かったため、山に行こうかどうか迷った日曜日。次の休みは火曜で予報は雨です。一応準備だけして、朝起きて体調次第で決めることにして、行先だけ前日晩に考えてみます。体調にまだ自信がないため高低差の少なめのところ、そして体調が悪かったことから先週はちょっとブルーだったので、うっそうとした森の少ないところというので探しました。


目覚ましは4時半に合わせ、起きてみたら大丈夫そうです。5時20分に出発。行先はこじんまりとしたマイナーな山塊、タイユフェール山塊。エクラン国立公園と隣り合わせになっている部分です。無数の池や沼が点在し、不思議な風景が広がる場所があり、今まで2回行ったことがありますが、その時に停めた駐車場へ行く道路はまだ冬季閉鎖中のため(おそらく月末にはオープン)、手前の駐車場から林道を長距離歩くよりはむしろ反対側からスタートすることにしました。
湿地帯は2000~2100mくらいの地点で、雪の少なかった今年はもうそろそろ湖の氷が融けてきているころでしょう。
グルノーブルで高速を出て走ること30分、車窓からはグランド・ルース山塊が正面に。


標高1400mのところにある駐車場。うちから約2時間弱でした。もうひとつ手前、1300mくらいのところにも駐車場&案内の看板があったのでまずそこに停めて歩き始めたのですが、まだいけそうだったので再度発進💦 いつもならたった100mの標高差のために車に戻ること自体面倒と思うんですが今日のテーマは「病み上がり」「癒し系」ですから(^^;
既に1台停まっています。日曜だものね。 ただし普通の日曜ではありません。大統領選挙の第一次投票日ですよ~ 日本人のわたしは選挙権がないので知ったこっちゃありません(;´∀`)


歩き始め。7時30分を少し過ぎたところです。


今日は軽い靴です。癒し系ハイキングですから十分です。ふざけた寝巻のようなズボンでリュックも小さいやつです。


ハンチングがおっさんハイカーそのものです。


あ~爽やか・・・健康っていいな!(いや、ほんとに)


滝がザーザーと流れ落ちています。


地図を見て森少なそうと思ったんですが、ここまで少ないとは。これが唯一あった木がちょっと茂ったゾーン。


ものの5分で森ゾーンおしまい(;´∀`) 
冬季通行止めになってる方の駐車場はこちらより200mほど高い1600mくらいの標高にあるんですが、森の部分がもう少しありました。


貴重な?森ゾーンを出てまた野原ゾーンへ。


あ、分岐の看板が見えてきました。今日は癒し系なので地図にちゃんと載ってて行き先案内板があるコース中心に歩くつもりです。


エクランの山々もよく見えてきました(右)。


1780mの地点にある分岐点。


歩き続けます。


先ほどの分岐点からGR(特にメインとなるハイキング道)に交わっています。GRのペンキマークはフランスじゅうどこでも白と赤と決まっています。


雪が極端に少ない冬だったようですが、1800mあたりの地点でようやく雪が残っているのを見かけました。この辺りは日当たりが良いので特に早く融けてしまったのでしょう。
この雪にしても今日中に融けてしまう可能性大です。


広大な草原に到着しました。


今日もクロッカスだらけです。


シャレーのような小屋があったのでコースから少し外れるのですが、見に行ってみます。
次回のお宿になるかもしれないし・・・


Σ(´∀`;) だめだこりゃ。壁が1枚足りませんでした。


小屋の前から。
いい場所にあるのに残念です。


地図にも載っているシャレー(放牧業のための)が見えてきました。見えにくいですが左下のあたり、山の麓です。


これは次回のお宿にはならないので(^^; 通り過ぎて道を急ぎます。


こんなに湖&沼だらけの場所に向かいます。
前に見えているのは手前からラ・ピラミッド、ル・タイユフェール、ロシェ・キュラソン。どれもタイユフェール山塊を代表する山と言えます。


あ、癒し系にふさわしくない場所も通らないといけません。


振り返って。車から正面に見えていたグランド・ルース山塊は今日1日を通して眺めることになります。


通過地点のひとつ、ルフュージュ・デュ・タイユフェール前の分岐点(2056m)。夏のシーズンには管理人がいる山小屋です。


湖が集まっている方角に向かって歩き続けます。


影を記念撮影(^^;


春は雪融けで川の勢いがいいです。
前回ここら辺に来た時は確かここら辺でお昼ご飯を食べました。
約1年前です。
👇 5月だったのでもうひとつの駐車場に行く道が開いていたので反対側からのスタートでした。



川幅が広い・・・今日は病み上がり&癒し系なのに勘弁して(;´Д`)
軽い靴で水も簡単に染みてきそう(防水スプレーはかけてますが)なので濡れなさそうな場所を探すのに5分くらいかかりました・・・ザックに引っかけていたストックもここで登場。


この辺りからは雪が結構残っている場所がかなりありました。


振り返って。
小川とも沼とも区別がつきませんが、湿地帯エリアに到着したことは明らかです。


ここでその1は終わりです。その2ではしつこいくらい湖の写真が登場します(^^;

南仏・カランク 第二弾(最終回)

マルセイユに1泊してのカランク散策2日目。
午前中は天気が悪かったので徒歩でマルセイユの市内観光、お昼ごろにホテルの前に停めていた車に戻って再びカランクへ出発です。1か月前に子供たちと来た時にはカシ側のカランク、前日はマルセイユとカシの中間の辺りをうろうろしたのですが、今日はマルセイユ側のカランクを歩くつもりです。


マルセイユの中心地から30分弱でレ・グードの村が、その1、2キロ先に小さな集落カルロングがあります。その中間の駐車場に車を停めます。周辺は海水浴場のようで夏には訪れる人が多いのでしょう、駐車場が2、3ありどこも大きかったです。
朝のどんよりした曇り空と小雨が嘘のようなお天気になりました。年がら年中、毎日ほとんど晴れている地域なのです。
今日の第一目的地はマルセイユの里山、マルセイユヴェール(433m)です。
まずはこの道を上っていきます。いずれメインハイキングコースにぶつかるようです。メインのコースにいない限り、ここが登山口とか行き先案内とかの表示は全くないので「カランクはペンキマークがしっかりあるし迷わないよ」と聞いていたけど、方向音痴&勘のすこぶる悪いわたしは地図を買っておいて大正解でした。


前日歩いたところでは全く見かけなかったこれ、アスフォデル・ラミフィエがいくつか咲いてました。
さらに不思議なのがこの南国海抜ゼロメートルに近い場所で4月に咲いていたこの花がエクラン国立公園北部の山間の標高約1600mの地点で6月に咲いていたこと・・・
👇 確か6月上旬だったと思います。調べると、石灰質の土地を好むことくらいしか共通点が・・・若干品種が違ったりするのかもしれません。それか単に暑いところも寒いところも好きっていう奇特な花なのか・・・


まだ歩き始めて30分くらいしかたってませんが、なにせ歩き始めが1時近かったので、
もうお昼ご飯にしたいと思います。マルセイユから一番近い辺りだし、日曜だしハイキング客も多いかと思ったけれどついさっきまで天気が悪かったせいか、前日に比べてあまり人は見かけませんでした。


パンとサラミにインスタントお味噌汁とお菓子の簡単なお昼ご飯を食べ終えて歩き始めようと思ったら・・・Σ(゚Д゚)にわかに掻き曇ってきました


すごい勢いでガスに包まれてしまいました。仕方ない、道は広くてはっきりしているので歩き続けます。


しばらく上ると小さなお城か教会かの廃墟がありました。


さらに上った辺り。3色のペンキマークが足元に見えます。地図によると3つのハイキングコースが頂上付近で交わるようになっているので、もう頂上はすぐそこということになります。


ありました、頂上の十字架です。山の北側にはガスがかかっておらずマルセイユの町がはっきりと一望できます。


さて、わたしは残念ながらガスってる方面に向かって歩いて行きます。


え~と、わたしが歩くのは青ペンキマークなので・・・これ?登るの?


そして下る・・・上りも下りも急こう配です。マルセイユの里山かと思って甘く見てたら痛い目に遭います(;´Д`)


平たいところに来ました。ε-(´∀`*)ホッ


ここもひとつの頂上となっています。「L'Homme Mort(死んだ男)」の西の頂上、374m。なんちゅうネーミングでしょうか。何か特別な意味でもあるんでしょうか・・・


ガスってるので「死んだ男」にならないように注意を払いつつ歩き続けます(^▽^;)


ああ、また平たいところです。助かった。ここは「Plateau(平たくなってる土地) de l'Homme Mort」。まだ「死んだ男」から逃れられてないようです。


海岸線が近づいてきました。
まずはソルミウ峠まで行って、そこから少し戻る形で今度は海岸に近い部分を通るハイキングコースに進みます。


リウ島とその手前に小さく細長いプラーヌ島。


ちいさな出っ張りは、ソルミウ岬の付け根の一部です。


海岸に近いところまで下りてきました。


海岸線ぎりぎりを通るこのハイキングコースは、それまでに歩いた他のコースに比べて細く歩きにくいところやよじ登るところも多く、歩き甲斐のあるコースでした。


まだかなり曇ってるけれど、暑くも寒くもなく歩きやすいです。峠まではぼちぼちハイキング客にもすれ違ったのに海沿いに下りてくるここのコースはあまり人気がないのか誰も歩いていません。


松の木のトンネルみたいになってるところをくぐります。


あっ、ロープだ。これは楽しい・・・


アドベンチャー気分です。


面白い地形のところを通ります。


見上げたらこうなっています。いや、ここ登りません(^^;


歩いてきた方角を振り返って。


これは今から歩いて行く方角です。足元注意ですね。


海抜ゼロメートルまで下りてきました。


下りてきたということは・・・
上るんですねーまた。


えっ、本気ですか…?


本気ですよー。だってペンキマークありますΣ(゚Д゚)
でも登ってみたら、案外普通に登れます。


あ、なんか家とか港とか見えますけど、わたしが車停めたのはもっと先の岬みたいになってるあたりです。


この辺りはGR(大きなハイキング道)に合流して安全な広いハイキングコースが最後まで続きます。が、思いのほか長く、さんさんと降り注ぐ太陽が厳しかった・・・このちょっと単調な(きれいんですけど…)道が1時間半くらい続き、ちょっとイヤになりました(~_~;) 自分で決めたコースだから仕方ありません。。


最後40分くらいは早歩き~駆け足で19時ごろ駐車場に到着。
さて、うちまで3時間半のドライブが待ってます。ちょっと遠いけど、太陽と美しい海岸線を十分に楽むことができて充実した週末でした。