randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

エギーユ・ド・レぺスール(3230m)頂上へ(4月下旬)

今から2週間前のハイキング記になります。
1650mの駐車場を6時40分に出発、2260mの地点の山小屋のテラスで休憩して再び歩き始めました。目的地は一昨年の晩秋の雪の少ない時期に登ったことがあるエギーユ・ド・レぺスール(3230m)です。


エギーユ・ド・レぺスールは遠くからでもよく見える特徴的な3つの尖がり・エギーユ・ダルヴのすぐ隣に位置しています。


自分のトレース。
あまり急でなくて、かつ無駄にアップダウンしなくて良さそうなところを狙って歩いてきています。


この辺まで来ると、もうデコボコがなくてどこを歩くかあんまり考えなくてもいいようになってきました。選択は①まっすぐ上がるか②ジグザグに上がるか、といったところです(^▽^;)


登ってきた方向、谷の反対側の奥についに顔を出し始めたのはエクラン国立公園の最高峰、バール・デ・ゼクラン(4102m)です。エクラン中北部に位置し、北部には他にも4000m近い山がたくさんあるために隠れてしまって見えないことが多いので出会えると嬉しい😻


こちらはその北部を代表する二つの頂上、ラ・メイジュ(左・3984m)とル・ラトー(3809m)。


いつも遠くの色んな山から眺めているエギーユ・ダルヴが間近に見られるのは嬉しいです。


岩があちこちにあるのですが、岩の周辺って踏み抜き率が高いのでドキドキします。何歩かに一歩は踏み抜いてしまう感じです💦


それ以前に、気温がどんどん上がってきてるせいか雪がめちゃくちゃ柔らかい(~_~;)
ズボズボしつつ進みます。


歩いてきた谷が見えています。写真よりもずっと左側からぐるーっと歩いてきました。


少し前から右手にモン・ブランがきれいに見えています。気温は高かったのに霞んでなくてラッキーでした。


あと100mです。


見た目もそんな感じ。もうこれといった偽ピークはなかったはずです。


ただし最後、ものすごく急です。


今日は2200m台の山小屋までで3人ハイキング客に出会ったけれど、それ以降誰も見かけていません。しかし最近誰か登った跡があります。


少し上ると、一息休憩してくださいよ、みたいな狭いけど平らになった部分がありました。


一部平らだけど、端っこは尖がってます。


👇同じくらいのところから。2年前の晩秋に来た時。

見た目ちょっとびっくりしますが、雪がなかったら特別難しいわけではありませんでした。高所恐怖症でさえなければまず登れます。


もうあとほんの少し・・・


飛行機雲がちょうど通りがかりました。


もう頂上まで秒読みです。


1時前、エギーユ・ド・レぺスール頂上(3230m)に到着\(^_^)/
6時半過ぎに出発して休憩込みで6時間15分くらいかかりましたが、この冬(雪がまだいっぱいあるという意味で雪山シーズン終わった感ありません)一番ぶっちぎりの達成感でした。



シリーズ最終回に続きます。

4月末のスノーシュー エギーユ・ダルヴ山小屋(2260m)を経由し山頂へ向かう

今から2週間前のスノーシューハイキング記です。2回もスノーシューなしで標高の低い山歩きをした次の週の話です^^; 
1650mの駐車場から出発。目指すは3230mのエギーユ・ド・レぺスールです。
一昨年の晩秋のまだ雪の少ない時期に登ったことのある山頂で、山スキーのコースにもなっています。とはいえこの日登ってる人は他に誰もいませんでした(;'∀')


太陽が低くてずっと日陰を歩いていましたが、ようやく日向に出た瞬間です。お日様が気持ちいい✨


適当なところで川を反対側に渡る必要があります。まだ雪が多くて渡ることが出来るところはたくさんあるものの、しっかりと雪が厚い部分を選ばないと踏み抜いてはまってしまうかもしれないので気を付けます。


当初の目的はまず山小屋を見つけることです。夏山コースは川に沿っただいぶ高い位置を通っており急斜面をトラバースする感じなため、山スキーコースは谷底を通るようになっているわけです。そして最後に山小屋の真下の辺りから一気に登るみたいです。
そんなわけで前に来た時とは違う場所を通るため、そのときの記憶を手繰るのは無意味ということになります。
まあね・・それくらい、前回と違うことでもないとアドベンチャー感がなくていけません。安心感とドキドキ感が適度に混じったコースが好みです(≧∇≦)


あ~マーモットが穴から出てきました。今年初めての出会いでした💕今思い返すと、昨年春も初マーモットはこのエリア(谷を挟んだ反対側でしたが)だったのでした。4月の初めで(今年は雪が多かったためか出てきたのが遅いです)、ただしキィ――って声だけで姿は見つけられなかったのですが。。


あ、やった! 山小屋見っけ(^^♪
てか、なんちゅう急なとこですか💦でもジグザグにスキーで登った跡がありました。


わたしも自分なりに登りやすいとこを通っていきます。


やれやれ、一段落できるほぼ平たいところまで登ってきました。


今日は出発からまだこれといって休憩していません。しんどくて10秒とか20秒とか立ち止まったのは何度もあります。あと写真もいっぱい撮ってるし無数の小休憩はあったとも言えますが、いい機会なのでここのテラスで腰かけて少しゆっくりしていきたいと思います。実際ここより前にはどこも雪に覆われていて座れるようなところは一度もなかったし、この後も頂上までほとんどないと思われます。


エギーユ・ダルヴ山小屋(2260m)に到着です。
その名の通り、小屋の後ろにそびえるエギーユ・ダルヴ(3つ頂上があり、それぞれ3514 m、3513m、3364m)に挑戦するアルピニストさん達の前泊の宿になっています。それらはアルピニスムでしか登ることのできない山ですので、一介のハイキング客であるわたしはそのすぐ隣に位置するエギーユ・ド・レぺスールに挑戦中なわけです(;'∀')


単純計算で駐車場から600mほど登ったことになります。途中、無駄に川から上がってきてしまった後にまた谷底に下りたのでもう少しでしょうか。
高低差の大きさは初めから分かってたことなので、仕方ありません。ただ、お天気が良く気温も高いため、雪が柔らかくなっていて足がはまり気味な場所が多いのがちょっと想定外でした。少し前までは朝のうち(または1日中)気温が低くて雪の表面が硬く、もっと歩きやすかったのです。もう結構疲れたんだけど、まだあと1000mも登れんのか?わたし・・・


小屋のテーブルにカメラを置いてセルフタイマーで撮りました。山小屋までの急斜面でいきなり汗をかき、夏山仕様になりました。


ここだけ冬山仕様ですが👇

もう少し暖かくなればおさらばできるマムート様たち・・・


2月にイタリアで買ったシリアル&ナッツバー、これが最後です。クランベリーやらピスタチオやら盛りだくさんでおいしそうに見えたんですが・・・(以前のブログでも毒を吐かせてもらいました)


裏側の箱から見えない部分ににわたしが大嫌いなホワイトチョコレートが塗りつけられていたという詐欺まがいの一品でした。でも高かったし、ナッツやドライフルーツ自体はおいしいので文句言いつつも全部食べました(^^ゞ


山小屋は夏以外は管理人さんがいませんが小切手を置いて行って泊まることが出来ます。物置を覗くと木のストックは十分にありました。
すると、小屋の入り口の辺りで物音がしてビクッ(゚Д゚;) 山小屋から若い女の人が出てきたので挨拶しました。このあと同じ山に登るのかな、と思ったけれどまた小屋に入ってしまったので会話をする機会はなく、そしてそのあと見かけることはありませんでした。
この女性と朝早いうちに山小屋から下りてきたイギリス人男性山スキーヤー二人組、計3人がこの日出会ったハイキング客でした。2年前に来た時は駐車場付近でひとり見かけただけでした。どちらも平日だったからかもしれません。


さて、十分に休憩したのでまた登り始めます。


少しずつ上がってきたところ。スキーのトレースは色んなところにあるので、自分で目で見て楽そうかつ無駄にアップダウンしなくて良さそうなところを選んで登っていきます。


テキトーなわたしのトレース(^▽^;) こうやって見てみるとちょっと無意味にクネクネしています。


目的地が見えてきました。記憶によるとあれは偽ピークなんですけど、方向的にはもちろんそれで合っています。


手前の稜線になってる山の裏側からグラン・ガリビエの頂上ふたつ(西の頂上3228mと東の頂上3219m)が見えてきました。どちらも昨年8月に登っています。


そしてその手前の稜線で一番高くなっているのはエギーユ・ダルジャンチエール(3237m)。昨年秋に登りました。コース外でケルンもほとんどなく、野性味あふれるいい山でした。
👇

頂上より。今いるところからのパノラマに似ています。グラン・ガリビエは左に見えているし、右側の奥はエクラン国立公園です。


その、エクランはこちらです。登りはじめには手前の山(3000m台とかなので💦)に隠れてほとんど見えてなかったのですが、どんどん美しい姿を現し始めました。


それもそのはず、3000m台まで登ってきています。あと200mちょいです✨


そこが頂上かと思うでしょうが、まだ先があったことを覚えています。第一、見えてるところまでだと100mもない位でしょう。


12時になってるけどまだ少しかかりそうなのでもう一度おやつです。もうお腹空き過ぎ・・・デニッシュ類を持って来ました。雪の上の斜面なので座れるわけでもなく、立ち食いです(;´・ω・) それでも5~6分休憩しました。



次に続きます。

春なのにわざわざ雪深いところでスノーシュー

最近お天気に恵まれてよく山に行っているので、ハイキング記が追い付いてない感じです・・・これは今からちょうど2週間前の火曜日のハイキング記です。前回・前々回にアップした春到来💕みたいなスノーシューなしハイキングの、実に2日後のお話になります(^^;


雪の多い冬でしたが、場所によるものの2000m以下では少しずつ融けてきたことを実感しています。かといってそれより上がると場所によっては2メートル以上の深さの雪が残っているのでスノーシューは不可欠です。


今年に限ったことではないのですが、雪が減ってきたこの時期は
①標高低いところをスノーシューなしで歩く
②それなりに高い駐車場から出発して標高高いところをスノーシューで歩く
のどちらかに狙いを絞るのが理想的だと思っています。


天気予報ではバッチリ晴天の地方が多かったため、1日中思いっきり歩きたい気分です。日照時間も長くなってきたし今まで行ってみたいとは思っていたけれどその高低差の大きさや、雪の量が多く不安定な時期だと雪崩の危険性のある部分も通ると聞いているため躊躇していたエギーユ・ド・レぺスール(3230m)に思い切って挑戦することにしました。そのすぐ近くのポワント・デ・ラティシエール(2865m)にはこの冬登っています。
これ👇

3月に谷を挟んだ向かいのエリアを歩いたときに撮った写真です。


エギーユ・ド・レぺスールには2年前の晩秋の雪の少ない時期に一度登ったことがあります。これ👇

雪が少なくても1600mの高低差はそれなりにしんどかったのですが、当時、コース外で道のはっきりしない山に登ったことはほとんどなかったため、どこを歩けばいいのかという戸惑いも多かったのを懐かしく思い出します。しかも夏山シーズンでもスキーシーズンでもなく平日だったためか誰ともすれ違うこともなかったのでした・・・
それに、最後の部分がこれだったんですよね・・・👇

もし難しそうだったら、今回、最後の部分は諦めてもいいと思いました。この山は山スキーで登ることが出来るのですが(わたしにとっては山スキーで行ける=スノーシューでも行ける、です💦)、最後の100mほどは急斜面そのものや急斜面の麓を通るため、山スキーサイトを見ると、雪が多く不安定な時期に行った人のコメントでは「稜線の部分は諦めた」というものがちらほらとありました。彼らに無理=わたしには絶対無理、でもあります(^▽^;)


最近は雪が融けてきたことや、気温が高い日ももうだいぶ続いているため雪の状態は安定しているようです。何にしても過信は禁物なので無理をせず、実際にその地点の状態を見て決めようと思って出発しました。


うちから約2時間、テレグラフ峠から。駐車場とトイレがあるので小休憩をする地点です。


毎回写真を撮るのですが、サイクリストの像(実は藁でできてる)。今回張り切って早く出発したのでまだ薄暗いです。Valloireヴァロワールはここから谷少し下りた場所にあるスキー場のある町。語源的にはオール(Or、黄金)のヴァル(Val、 谷)だそうで、お天気に恵まれた地方であることからだそうです。
Galibierガリビエはこの辺りを代表する山で、その峠はツール・ド・フランスに難所としてよく組み入れられています。


ヴァロワールのスキー場を通過し、しばらく走ります。なんか道路わきにテントがいっぱい張られています・・・軍隊のもののようです(*_*)


戦車とかもいっぱい停まっています。スキー場を越えた辺りから左右にぎっしりです。これは何かイベントとか訓練とかあるな・・・(゚Д゚;)


標高約1650mの駐車場に到着です。風が結構あります(◎_◎;)
ここで風がまあまああるってことは、3000m台とかってどうなん??・・・考えたくないです💦もしかして強風で撤退とかもあるのかも?とか頭をよぎります。


イギリスナンバーのピカピカの三菱のSUVが1台だけ停まっていました。出発準備をしているとミリタリーの方たちの車が何台か来ました。白いワゴン車にもユニフォーム姿の方が数人乗っていました。


うおぉ・・Σ(゚Д゚)
どんどん降りてきます。スノーシューやスキー担いでます。え~この人たち、まさかわたしと同じ方向来るの?平日だし、静寂の中一人静かに歩こうと思ってんのに・・・
結局、谷の反対側で訓練が行われたようでわたしが登った方には誰も来なかった様子です。(´▽`) ホッ  少し前のブログや去年のブログにも書きましたが、谷の反対側の標高約2400mの地点に軍事施設があるので、あちら側で訓練が行われる方が自然と言えそうです。


高低差も大きく距離も長いコースなのでいつもより早い目の6時半過ぎに駐車場を出発。まずは道路と平行して流れている川を横切ります。しかし、雪が思った以上にあります。1600m台はもうほとんど融けていると聞いていましたが、やはり場所によるんですね。このエリアは他所よりも雪深いことを何度か来て実感しています。


橋を2度渡ります。一つ目の橋を渡って振り返ったところ。谷の反対側の山肌を見るとだいぶ雪は減っているようです。前回はまだ真っ白でした。


うーん、雪結構あるけどスノーシュー履こうかどうしようか・・・今のところザックに引っかけています。2月にここを歩いたときは雪はもちろんたっぷりあったのですが、気温が低い&踏みならされていたため表面が硬くなっていて靴のままでも歩けたため、ここの斜面はスノーシューなしで登ったのでした。その時はたまたま同時に駐車場に到着したこの少し上にシャレーを持っているおじさんと一緒にここの部分を歩いたのでした。


今日は気温が高いのでこんなにズボズボです。うう・・どうしよう。でも履いたと思ったらすぐ土の出てるところになってまた脱ぐの面倒。。とりあえずこのまま進みます。


見た目硬そうなんですけどね・・・


パラパラパラ・・と聞こえてきたなと思ってたら軍隊のヘリコプターが来て先ほどの駐車場のあたりを旋回してます。むむ、今日はきっと特別な訓練に違いありません。


小川がすごい勢いで流れています。雪融け水で増水しているのでしょう。これが下の川に流れ込みます。


ほら、雪の少ないところに来ました。でもよく見てみると道になってるところに限って雪が残っています。道の部分って道幅の分だけ平たくなっているので当然です(~_~;)


仕方ないので雪のない急斜面を動物のように這いつくばりながら登ってきました(^▽^;)
枯れ草とサラサラの砂でズルズル滑るので見た目以上に難儀しましたが、、夏山万歳(≧∇≦)


雪の多い地点に合流ました。ここでスノーシューを履きます。


シャレーが3軒ほどあるエリアです。


たった3軒なんですが、集落扱いです。標高1845m。・・・って、もう200m近く登ったってこと?じゃああと1400mほどです(;´∀`)


目的地、エギーユ・ド・レぺスールは有名で色んなところから見える3つセットの尖がりエギーユ・ダルヴの真横に位置しています。3つの尖がりのうち高いふたつ(共に3500m台)が見えています。


振り返って。今日はずっとまだ影の中を歩いています。


小川の反対側(谷の向こう側)はとっても急な傾斜なので雪崩の跡が見えます。


何となく標高上げてきましたが・・・前の地形が見えてくるにつれ、どの位置を歩いてたにしろ、一度谷底まで下りないといけないことが分かりガッカリ。ただでさえ高低差大きい日なので悔しさ倍増です。少しずつ下りながら前進します。


谷底に近い小川の少し上を歩いていると正面からふたりの山スキーヤーが歩いてきました。「山小屋に泊まられたんですか?どこに行かれるんですか」と聞きました。そしたらフランス語はあまりしゃべれないイギリス人でした。そーいやイギリスナンバーの車、駐車場に停まってたな・・・山小屋まで昨日行って、後はそこら辺をウロウロ、特に頂上とかは目指さない、とのことでびっくりしました。イギリス人の山スキーヤーってのも初めて会いましたが(夏山ではドイツ、イギリス、オランダ辺りのハイキング客に会うこともあるんですが)、彼ら欲がないんでしょうか・・普通のフランス人の山スキーヤーはすごい高低差の夏山でもしんどいような高い山に登る人が多いので。。
この日出会ったハイキング客は合計3人でしたが、そのうちのふたりでした。


木がスキー場のリフト支柱のような感じで並んで立っている場所がありました。


川に近い位置を歩きますが、近付き過ぎて落ちないように気を付けます。


後ろを振り向くと、谷の反対側のセルス山塊の山の後ろが明るくなってきています。
山歩きをしていて幸せになる瞬間のひとつです。



次回に続きます。