フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

シーズン終わりの南仏遠征・テント泊の夜

10月21、22日に子供たちと3人で出掛けた南仏ケラ山塊への1泊旅行のお話です。イタリア国境からすぐのエリア。お昼には国内の峠道路で2番目に標高の高いアグネル峠(2744m)からイタリア側に下りてピクニックをしました。


アグネル峠から道路を少し下りた駐車場から出発してテント泊するためにハイキングしてきた谷。テントを張って焚火の準備を済ましてから少し散歩に出掛けました。日が沈んできてとても美しい時間帯です。


北側。これも地図によるとイタリアになる部分ですが、雲海になっています。空ピンクと合わさってうっとりする美しさです。


南側には夕陽に照らされるパン・ド・シュクル(右)とピック・ダスティ。前者は明日の朝登るつもりをしています。お月様が昇ってきています。


こういうなだらかな丘陵地を気が向くまま歩きつつ周りの空の色の変化を楽しみました。


先ほどまで夕陽に赤々と照らされていた山々はスポットライトを外されて少し寂しそうです。
月が少しずつ高くなってきました。


低い位置にある大きな湖は、テント泊候補地にもなったんですが、結局これよりも高低差は100mちょっと余計にあるけど、デコボコした感じの面白い地形に隠れている小さな湖がいくつかあるこちら側のエリアをチョイスしました。
同僚のS君は今年の夏、山にハマりまくっていたのでわたしとも何度も山歩きしましたが、この辺りにも9月に親友と1泊で来たそうです。こっち方面でテント泊する、と言うとこの大きいな湖の先にあるもう少し小さい湖がとてもきれかった、と勧められましたが、テント泊用の荷物一式を担いで歩くには遠すぎたので(高低差自体はこっち側よりかは少ない)、またいつか普通のハイキングででも行ってみたいと思います。


案外長い間空ピンクを見ることが出来ました。冷えてきたのでテントを張ったあたりに戻りたいと思います。次男は「今まで見た夕暮れの中でもトップクラスにきれい」と感動していました。わたしも嬉しい♩来た甲斐がありました。


こんなモコモコの草みたいなやつ、これは着火剤のようにとてもよく燃えます。


毎度のサラミ&ポテチ。これがなければ始まりません(^▽^;)


火がついてきました。木がよく乾いていたので火のコントロールがとても上手くいきました。


今日は新しい試みが。ムラゴンのブログ友・チロルさんが先日紹介していたジャガイモのアルミホイル焼き。今日はこれに挑戦してみたいと思います。重たいのにじゃがいも持って来ています(≧∇≦)


火が落ち着いてきたら炎の中に入れようとスタンバっている芋たち。


いつものことながら、石を積んで風よけも作っています。これは主に次男の仕事なので、毎回やってて上手に石を積めるようになってきました。


火は「灯り」「暖房」「調理手段」という3つの役割があります(^▽^;)


新しい試みその②もあります。

日本でこの夏買ったお鍋に入れたりする薄っぺらいお餅を持って来ました。うまくプーっと膨らみました✨ 日本に帰るのはいつも夏休みでお餅を焼く機会も全くないため、なんと子供たちにとっては初めての焼き餅体験Σ(´∀`;)
お醤油を持って来たのでシンプルに頂きました。とってもおいしいと評判でした(^^♪


この日はほぼ満月。つまり明るすぎて残念ながら星はあまり見ることが出来ませんでした。


焼き網は夏に日本に帰った時にダイソーで見つけました。めっちゃ使える(^^♪
ステーキを4枚持って来ました。表面ちょっと焼き過ぎっぽくなった割に、中はミディアムのいい感じに焼けています。フライパンで焼くよりも断然美味しかったです。フライパンも持って来てたのですが、使わずじまいでした。


ここでいきなり思い出した(◎_◎;) ジャガイモ~~

長い間火の中に入りすぎてたので周りが焦げてしまってけれど、無事な部分はホクホクとして甘みさえ感じる格別のおいしさでした。


締め〆はこれでしょ(≧∇≦)
スモアまで完食🎶


夜は更けていきます。


寝る前に撮った1枚。かなり空が明るくて、でもかと言ってここまで実際には明るくないんですけど写真では黒い空にはなりませんでした(デジカメの「星空モード」で撮影)。



2日目に続きます。

今シーズン最後の(さすがに!多分)テント泊in南仏の山

10月21、22日に子供たちと南仏のイタリア国境に接したケラ山塊に1泊遠征したときの旅行記です。峠道路としては国内で2番目の標高になるアグネル峠(2744m)からイタリア側に下りてピクニックでチーズフォンデュを楽しんだ後は峠に一度戻り、フランス側に車で下ります。


少し下りたところにハイキングコースに出発できる駐車場があるようです。
ハイキング中としか思えない景色ですが、ハイキングを全くしない人でもアクセルを踏むだけでこの景色が楽しめてしまうのですから、峠道路さまさまです。ただし、雪深いため年間5か月弱しか開通していないという弱点もあります(^^;
ぶっちゃけ、ここら辺で車から降りて即テント張っても何の不思議もないくらい風光明媚なところを走っていますΣ(´∀`;)


地図によると、税関だった建物らしいです。



もう少し下りると比較的大きな駐車場がありました。シーズンオフということで日曜なのに車はほとんど停まっていませんでしたが、この広さからして夏には結構な賑わいを見せているのかもしれません。


どうやらあの峠を越えた奥に今晩のお宿に定めた湖があるようです。この駐車場が標高2600m、峠が2917mなので高低差は300mちょいといったところです。


地図ではこんな感じ👇

右半分に大き目の湖がひとつ、その先にもうひとつふたつありますが、わたしが目を付けているのはその左にあるちっちゃな湖です。大きな湖に行くには200mちょいの高低差で行けるようなのですが、こじんまりとした湖に魅かれるし、地図を見ても分かるようにこちらの方が地形が複雑で面白そうです。


次男。手に持ってるビニール袋には焚き火用の木が入っています。
長男の持ってる袋にはもっとたくさん木が入ってさらに重たいのですが、この緑の袋はわたしと次男が交代に持つことにしました・・・が、次男がしんどそうだったので結局このあとすぐチェンジ。最後までわたしが持ちました。ザック自体の重さは長男とわたしがほぼ同じ、次男のが軽い目となっています。


アフリカの人?みたいに木の枝の入った袋を頭に乗せて歩いてくる長男(゚Д゚;) まあ、好きにしたらいいんですが。。


わたしのこの袋は底の部分がマチがなくて頭に乗せると安定しないので(^^; 両手で体の前で持って歩きました。

緩やかなとこもあるんですが、時折急になります。荷物が軽ければ楽勝なファミリー向けコースだろうに、ザック12キロ、木が3キロくらいで必死のパッチです。


ジョンシアンが束になってまだ咲いています。いいお天気が続いているせいでしょう。この時期、3000m近い場所にこんなにきれいに咲いてるとは思いもしませんでした。


幸い、お天気は良くて気持ちいいし暑くも寒くもない快適な気温です。10月下旬のこの標高にしては申し分ないハイキング日和でした。これを書いているのはハイキングから10日しか経っていないというのに、この辺り一帯はもう雪景色のようで、この日や翌日通った峠道路も冬季閉鎖期間に入ってしまいました。


峠はもうすぐそこっぽいです。


着きました♬レシャシエ峠(2917m)。


すぐ目の下に水溜り的池が見えてますが、目的地に定めたもう少し大きな湖は中央少し左の日陰にあります。


北側。谷の奥になんか色々見えてますが・・・雪を被っている遠くの山はイタリアのようです。
手前のラインはケラ山塊の3000m前後の山になりますが、ケラ山塊は2、3の有名な山を除けば全国的に知られたような山はないので、というか単に勉強不足で何の山だか全然分かりません💦


子供たちが全然来ないので、荷物を峠に置いてそこら辺の高台に登ることにしました。一番奥、といってもここからは頂上は見えていないようなのですが、ピック・ド・フォレアン(3081m)です。最後まで登る時間ないかもしれないけど・・・


緩やかな傾斜の部分を登って稜線部分に辿り着きました。ケルンが積まれています。


もう少し行っとこか・・


峠部分を振り返って。荷物を置いているところはもうほんの少し右下で、ここからは見えません。


この辺は幅が広て怖くない稜線なのでさっさと進めますが、頂上付近はもっと幅が狭そう&さすがにそろそろ子供たちも峠まで登ってきそうです。


ということで、稜線部分のキリのいいちょっと小高くなったところで引き返すことにしました。約3050mの地点です。ここが本日の頂上間違いなしヾ(*´∀`*)ノ


急いで峠まで下りてきました。長男のザックだけがわたしのザックの近くに置いてあります。??下を歩いてくる子供たちの姿が。この後聞くと、木の入った袋が重すぎたのでまずはザックだけしょって峠まで登り、ザックを下ろして木の入った袋を取りに戻ったんだとか(@_@)その間、次男は疲れて座って休憩・・・むむむ。


ようやく峠に到着の子供たち。「お母さん、いつも『わたしは歩くん遅い。体力ない』って言ってるけど、どうやったらこんなけ重たい荷物持って休憩なしで登って来れるん?」と開口一番言われましたΣ(´∀`;)
だって同僚S君と歩くといつもわたしの1,5倍の速さで歩かれて待たせてるし、他のハイキング客にもよく抜かされるし。すぐ疲れるし。決して人より早いとは思わないんですが、ここしばらくのテント泊で重たい荷物にも少しずつ慣れた&最近1700mとかの高低差のハイキングに2回ほど行ったので訓練されてる時期なのかもしれません。


結局、元々地図を見て想定していた湖はもう日陰に隠れてしまってて寒そうだったので、手前にある底の浅そうな水溜り的池の近くにテントを張ることにしました。


こんな感じです。


初めは日向だったのですが、テントを建てている間にこの辺も日陰になって急に寒くなってきました。


地図を見ると周辺に2本ほど小川があるようなのですが、夏が猛暑だった&良い天気が続いているせいか乾いてしまっているようで見当たりません。ちょっと離れた下の方にひとつ川が見えていますが、また登ってくるのが面倒くさい・・・ようやく使えそうなのがすぐ近くのこの細い水の流れ。水は地図に載ってる小川に期待して最低限しか持って来ていないので助かります。


流れもゆっくりだけど…一応流れている水なので(^▽^;)
沸騰させて使えば大丈夫でしょう。結局、この沸騰させた水を少し冷ました後ペットボトルに入れたものがこの夜湯たんぽ代わりに役に立ちました(*'▽')


この木が重たかったんですね・・・今朝イゾアール峠道路(アグネル峠道路の前に通った峠道路)の森の部分で拾ってきたものです。なにせここの駐車場はすでに2600mとかなので森林限界既に越えちゃって木もないと分かっていたからです。


寒~~い💧
熱い紅茶で温まろうと試みます。


まだ6時半にもなっていません。さすがに今から焚火を始めると夜早い時間帯に木がなくなりそうなので、せめて7時まで待ってから火を起こすことに決めました。じっとしてるから寒いんだ!少しお散歩することにしました。


振り返って。アグネル峠近くのイタリア側の高い山々はまだ日向です。


少し大きめの湖まで歩いてきました。


元々はこちらにテントを張ろうと思っていたエシャシエ湖です。わたしたちのテントを張った場所からだと徒歩10分くらい。こっちもいい感じです✨ただ、石が多くてデコボコしてるので、テントを張るだけの平らで石のごろごろしていない場所があるのかどうかは分かりません。探したらなんとか見つかりそうですが・・・左手に壁のようにそびえる高い山は先ほど子供たちを峠で待っているときに登ろうとして最後までは行かなかったピック・ド・フォレアンです。これのせいで早い時間帯から日陰になってしまうんですね。


アップダウンの多い丘陵地です。崖とかもあまりなくて基本どこでも歩けるので思うがままに散策出来て気持ちがいいです。


サボテン的な多肉植物・・・7月くらいには真ん中からニョキニョキ~っと茎と花が出てくるジュバルブだと思います。


テントを張っている近くまで戻って来ると長男が黄昏ていました(;・∀・)



夜編に続きます。

アグネル峠(2744m)近くでチーズフォンデュ

10月21、22日に子供たちと一緒に南仏の山まで遠征した時のお話です。
行き先はその2週間前に土日休みがあった時に行こうと思って、でもお天気が悪くて行けなかったアグネル峠方面。標高2744mで峠道路としては国内2番目の高さになります。うちから5時間近くかかりますが、高速はリヨン~グルノーブルの1時間弱で、あとは景色の良い山道、特に峠道路をハシゴするドライブ的要素も大きな今回の旅です。


ツール・ド・フランスでも有名なイゾアール峠を越えてケラ地方に入りました。いくつかの山間部の町や村を抜けた後、いよいよアグネル峠道路に入ります。峠道路にはサイクリストさん向けに現地点の標高、傾斜、目的地(峠)までの距離が示された小さな看板が時々立っています。


はい、ここでイタリア方面に左折(≧∇≦) 峠はイタリアとの国境になっているのです。
ただし、峠道路のイタリア側は既に冬期閉鎖期間に入ったと数日前のニュースにありました。こちらから峠に向かう分には問題なさそうです。


標高2000mに近い辺りにふたつ村がありました。


その後は荒涼とした景色の中を走り抜けます。


峠付近。左手に面白い形の山がふたつそびえています。手前のは明日登るつもりをしている3200m台の山です。裏側はかなり雪が積もっているけれど、こっち側の斜面を登るならまあ大丈夫っぽいです。もし難しそうなら他に適当なところを探して歩こう・・・


11時過ぎ、アグネル峠に到着しました。ここに来るのは初めてです。これで今シーズンにフランス国内の標高の高い峠道路、1位から5位まで全て制覇\(^_^)/ まぁ自転車で登って来たわけじゃないですから、特に自慢できるような話でもないんですが(^^;
看板(イタリアのものです)にはバイクや自転車のクラブのシールがいっぱい貼られています。


ところで、👇これはわたしがよくチェックする峠道路の情報サイトなのですが・・・

この日はまだアグネル峠も、そのすぐ直前に通過したイゾアール峠も開いていたのですが、1週間もしないうちに雪のため閉鎖(Fermé)されました(+_+) これらの標高の高い峠道路は年間5か月弱しか開通していないのです。 


追記・・・
11月2日(金)現在のアルプス(南方面)の峠道路の状態
👇

2、3日でまた多くの峠道路が冬季閉鎖期間に入ってしまいました・・・


さて、10日間ほど時間をさかのぼって、お天気が良く雪もまだ積もっていなかった10月21日・22日の週末に話を戻します(^^;


国境の石碑


サイクリストさんの木の彫刻がありました。ここケラ地方は林業が盛んできれいな彫刻が入った家具や民芸品、おもちゃなどが特産品です。


今日はわたしの運転でしたが、15歳から取れる仮免を10月上旬にとったばかりの次男が明日は運転して帰ることになっています。
峠道路、イタリア側が閉鎖されているというわりには、ここからしばらく下りていくには問題なさそうです。もっと低い位置でバリケードなりなんなりで閉まっているのでしょう。少し下りたところに小さな池があるのがご覧になれると思います。うちで地図を見ながらピクニックする場所候補地として目星を付けていたのです。子供たちに聞いてみます。「あれなんかいんちゃうの?」


峠からほんの少し下りたところに2、3台停めれそうな駐車スペースがあったので体力温存(^^;のために車で移動。そこからピクニックに必要なものだけ持って歩き始めました。山小屋があり(閉まってるようでしたが)その看板がありました。


うーん、なかなかよさそう。


振り返って。中央左に見える白い建物が、山小屋。


朝7時半に標高2058mのロータレ峠で朝ご飯ピクニックした時はものすごく寒くて日中はどうなるのかと不安でしたが、とてもいいお天気な上、風もあまりなくポカポカしているくらいです。


メニューは・・・夢にまで見た屋外フォンデュですよ(≧∇≦) チーズは農協で購入のボーフォールです。


風が少ないとはいえ、まずは石で風よけを作ります。


ワイン担当者(^▽^;)


ポテチやサラミをつまみつつのんびりと。


この時期、しかも標高の高いあたりはもうお花はないのですが、ポツンと咲いていたジョンシアン。


フォンデュ鍋は固形アルコールで温めるのですが、うちでやるときはまずガス台で沸騰させた白ワインの入った鍋に小さく切ったチーズを入れて中火以上にしばらくかけてよく溶かしてからフォンデュ台に移します。そのことをすっかり忘れてフォンデュ台と鍋だけ持って下りてしまい、これでは火が弱すぎて白ワインにチーズがちゃんと溶けません。おろしチーズなら何とか溶けるかもしれないですが、残念ながらナイフで切ってるので💦
車までダッシュでジェットボイルを取りに戻りました(;'∀') 車まで10分ほどだったので助かった・・・


もうひとつ忘れたもの…かき混ぜる木のへらです。仕方ないのでパン切りナイフ(なんてものは持って来たのに💦)でギザギザでない方を下にして底を擦らないように注意しながら混ぜました。何とかいい感じに乳化した状態になってきました(´▽`) ホッ


サラダやドレッシングは抜かりなく持って来ました。
いただきまーす✨


気温が低いせいか、途中ときどき鍋の温度が下がりすぎることがあったので生ハムなどが乗っていた厚紙を乗せて中が冷えすぎないように調整。


デザートはマドレーヌです。


岩の上にカメラをおいて記念撮影。



お昼のピクニックだけでひとつの記事にしてしまいましたが、この後ようやくテント泊に向けてハイキングです(^^;