フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ヴェルコール山塊最高峰へ(最終回)

ヴェルコール山塊で一番高いグラン・ヴェイモンの頂上にてちょうど居合わせた5人組のハイキング客と早めのお昼を食べた(ってかご馳走になった)あと、まだ時間が早いので尾根から少し反対側に下りていってみました。


ヴェルコールのシンボルのひとつでその特徴的な形から遠くからでもよく分かるモン・テギーユ。クライミングする人に人気です。


雪はほとんど残っていなかったのですが、ちょっと溜まっているところを見つけました。


先ほど頂上ではハイキンググループの持ってきていたものを色々ご馳走になったのですが、暖かいものをまだ飲んでなかったのでインスタントスープとコーヒーを連続で作ります(^^; 先ほどから風が強くなってきていてかなり寒く、朝一番に着ていたダウンが再登場したままです。ここは風がシャットアウトされてた場所なので一休みにちょうどいいです。


あまり下り過ぎると後で後悔するのでそろそろ元来た方向に戻ることにします。


ヴェルコールらしい面白い地形です。


パラグライダーを楽しんでいる人たちがありました。


あっ、これはさっきわたしが間違えて登って行ったところです。まじ危ないな・・
ファミリーコースなのにこんなとこ通るわけないだろ…(~_~;)
でも道っぽくなってますよね!?


タンポポみたいだけど茎がワイルドなやつ


分岐点に戻ってきました。
行きと違うところを歩きたいのでヴェイモン避難小屋経由で帰ることにしました。


初めだけ雪がありましたが、あとは歩きやすいよく踏みならされたハイキング道です。


山塊最高峰だけあって貫禄のある姿です。


あっあれは・・・


融けかけの雪の橋です。危ないので上の雪のない辺を遠回りして渡ります。


あとはまた気持ちの良い分かりやすい道が続きます。


振り返って。



プルサチーユとソルダネル。この日よく見た2種類です。プルサチーユはもうじき終わり、ソルダネルはあと1か月くらいは見られると思います。もちろん山や標高にもよりますが。



少し前を年配の女性がふたり(たぶん70代くらい)が歩いていましたが、これが結構スピード速い!負けた・・・_| ̄|○


経由地点、ヴェイモン山小屋に着きました。林野庁が所有しているようですが、誰でも使えます。中を見てみましょう、いつか泊まるかもしれないし・・


1階部分


ハシゴを登って2階へ。寝室になっているはずです。しゃがまないと入れない小さな扉です。


あ~だめだ。マットレスがない(;´Д`)


ヴェルコールの連なった頂上がよく見えます。


森には山とは違った森の花がさいています。


行きに通った道と平行してきました。


水溜りや小川が好きなお花。


このように小川に沿ってどんどん咲いています。


スイセンがたくさん咲いています。集めに来ている人たちもありました。


午後3時。駐車場に到着です。こんなに早くに帰って来ることは珍しいです。
朝はわたしの他はキャンピングカーが2台停まっていただけでしたが、結構いっぱい停まっていました。人気コースだけあります。こんな登山客っぽくない車までありました
(;゚Д゚)

ヴェルコール山塊最高峰へ(その2)

最近残雪にやられっぱなしだったため、今回はあまり標高が高くなくて雪が少ないところ、でもそれなりに登って楽しくパノラマもある山・・・と考えて思い付いたのがヴェルコール山塊最高峰のグラン・ヴェイモン(2342m)。累計標高差は1100m以上になるものの、とても分かりやすいハイキング道で、これといって難しい場所がないため家族連れにも人気のコースになっています。7時20分に標高1240mの駐車場を歩き始めました。


通過地点、パ・ド・ラ・ヴィル(1925m)から歩き始めたところ。


歩いてきたのと反対側(山の裏側)。グラン・ヴェイモンに来たのは2回目で前回はこちら側から登ってきました。こちらのコースは山の麓までがやたらと遠くて2時間以上かかったと思います。友達夫婦と行ったのですが、アップダウンも多い20㎞以上ある周回コースで9時間くらい(うち休憩は計1時間弱)かかりました。12月の日が短い時期だったので全体に大急ぎで休憩もゆっくり取られませんでした。それを思うと今回は直接麓の辺りから歩き始めたのでだいぶ楽です。
ちょうど登って来たカップルがありました。今日初めて出会うハイキング客です。


こういう岩々なところは大好きです。


こんな岩々ゾーンにもよく見ると岩と岩の間に小さな花が咲いています。


北東方面、オート=サヴォアの山々。モンブランは肉眼でも霞んでいましたが、スマホの写真ではほとんど見えないですね・・・


ザ・ガレ場(≧∇≦)


「ミネラルな」景観になってきました。フランスの登山用語?で岩々して水気がなく植物の育っていない場所をミネラルな、と表現します。


あ、草が生えてるところに出てきました。もうあまり「ミネラル」ではありません(^^;


エクラン山塊とデヴォリュ山塊。


エクランにズーム(スマホにはこれくらいが限界。。)


グランド・ルース山塊。エギーユ・ダルヴの3兄弟が今日も主張しています(;´∀`)


頂上までもう少しです。


10時9分、グラン・ヴェイモン(2341m)登頂\(^_^)/
男子3人組のハイキング客が先客でいました。


城壁のような「バリエール・エスト(東のフェンスの意味)」を眺めます。


東方面のパノラマは登っている最中とあまり変わりません。こちらはデヴォリュ山塊。


3人組のハイキング客と話しているとあと二人登ってきました。全部で5人のパーティだったわけです。しばらく彼らと最近行った山のことや雪の量の話をしました。
「そろそろアペロ(アペリティフ)にしようや。君も一緒にどうだい」
はっ?(@_@) 現在10時25分。コーヒー休憩の間違いではありませんか??


しっかり混ぜてもらいました(^▽^;)


パスティスを持ってきてる人がいてみんなに振舞っています。
ポテトチップに始まりチーズやサラミ、ハム、ミートパイ、ゆで卵、ベニエみたいな彼らの地元のお菓子…全部少しずつ分けてもらいました。
40分ほどの宴の後、彼らは11時過ぎに出発。ヴェルコール山塊とデヴォリュ山塊に挟まれた小さな山塊・トリエ―ヴの辺りの人たちでした。連絡先を交換し、今度一緒にハイキングしましょうと言って別れました。彼らは朝6時から歩き始めてかなり長い周回コースを歩いている最中でした。



きりがいいのでその2はここでお終いです。次が最終回です。
明日あさってと子供たちと1泊で出掛けるので最終回は少し時間が空いてしまうかもしれませんm(__)m



















ヴェルコール山塊最高峰へ(その1)

もういい加減雪にも飽き飽きしてきたこの頃ですが、行きたいところ(大体2500m以上)にはどうしても雪がたくさんの残っています。記録的に雪が少ない冬だったのに春(それも今月に入ってとか)にドッと降ってしまったために例年並みにしっかりと残雪があるのです(;´Д`)
最近行った山と雰囲気がガラっと違う山、そして標高がそんなに高くなくても登り甲斐があるところは。。と思い付いたのがヴェルコール山塊の最高峰、グラン・ヴェイモンです。


ヴェルコールと言えば城壁を思わせる石灰岩の山々。南北になんと50キロにわたって伸びています。これは高速から見えるヴェルコール山塊。


本当に特徴的な形をしている山塊です。しょっちゅうは飽きますが、たまに無性に来たくなります。


うちから2時間15分でグレス・アン・ヴェルコールの町へ。本当なら1時間45分位で来れたはずなのですが途中高速道が工事中で早くに下りたこと、そして下りた先の町でガレージセールの準備をしており、掘り出し物を狙って早く来た人たちの車で村の周辺が大混雑してたためだいぶ遅くなりました(~_~;)


村はずれの道路の行き止まりはこじんまりとしたスキー場になっています。そこの駐車場(標高1248m)に停めます。


歩き始めは7時20分です。真ん中が今日目指すヴェルコール山塊の最高峰、グラン・ヴェイモン(2341m)。特徴的な扇形をしていて、遠くからでもよく目に付きます。


今日は青や紫色の野草が目立ちます。
春から初夏によく咲いているまん丸で可愛いグロビュレール(すぐ上の写真)が今回あちこちに出始めていました。マツムシソウに似ていますが少し品種が違うようです。


何気に急な登り坂がしばらく続きます。今日は荷物が軽いのでそんなにキツくはありません。


また青い・・・


累計標高差は1150mになるそうですが、危険なところもなくすいすいと行けるためとてもポピュラーなコースとなっています。ペンキマークは黄色と緑であちこちにありました。


少し木が減って見晴らしが出てきました。


蘭っぽいのも紫・・・


黙々と登り続けて約30分。森から抜けてきたようです。
なんか色々派手に咲いてます(^^;
しかし携帯のカメラでフォーカスがうまくいかずにピントズレまくり(-_-;)
デジカメは2か月ほど前から故障中なのです。。


グラン・ヴェイモンが全貌を表します。


ボワ・ジョリはくまなくあちこちにありました。


先日のベルドンヌで今シーズンの初対面を果たしたソルダネル(イワカガミと同じかな)がこの日はいっぱい咲いてました。


対してベルドンヌで絨毯のように咲き乱れていたクロッカス、今回はこの萎み気味のを見たくらいで全然ありませんでした。すでに咲き終えたのか、それとも土壌が違うので咲いてないのか・・・


ペンキマークが丁寧に案内してくれますがなくても何の問題もないくらいしっかりと踏みならされた道です。


レザン・ドゥルス(クマブドウ)の若い実がいっぱいです。


地図に載っているハイキングコースなので分岐点にはこのようにしっかりと案内板があります。


ジョンシアン・プランタニエールもこの時期もっともよく見かける花のひとつです。


もう少し雪が残っていると思っていたのでアイゼンとゲイターは持ってきていますが、今のところ必要なしです。あってもこの程度の雪です。


右手の切れ込みみたいなところを目指します。


お、ちょっと滑りそうなところに来ました。


アイゼンいるほどじゃないけどザックに引っかけてたストックの出番のようなので出してきました。


はい渡り終えました・・・で、えーと。続きは。。これ??
斜め上の岩場?ほんとに?
でも続きはこれしかないし一応なんとなく誰か(動物かもしれんけど)が登ったみたいな後もあるし、と登っていきましたが、まじ危ない・・ファミリーコースだったはずなのに。。そういえばペンキマークもここらにはありません。落ち着いて一度下りてみます。下りるのがまた怖くて1歩1歩慎重に下りました。


ピンクが「危な・・」でそろりそろりと下りてきたところです。
引き返して少し上に上がると続きの道が雪から出てるのが見えてました。
緑が正しい道です。ここの部分、滑りやすくて危ないので誰もトラバースしなかったんでしょう、アイゼンとかない人が多そうなファミリーコースなので当然です。
何のことはない、正しい道に合流できるように手前の辺りを適当に斜めに上がればよいだけのことでした。
・・あまりのアホさ加減にまた自分がイヤになりました(;´Д`)


正しい道はこっちです。でもこちらも急で今までとちょっと様子が違ってきています。
でもさっきみたいな「滑落」という単語が頭をよぎるような場所ではありません(^^;


こんな岩々のところにプルサチーユが頑張って顔を出しています。


ちゃんと道になっています(´▽`) ホッ


さっき下から見えていた切れ目のところに到着します。


着きました。パ・ド・ラ・ヴィル Pas de la Ville (1925m)
パとは峠みたいに切れ目になっていて反対側に越えられるところです。ひとつの山の中での話なので峠ではありません。


登って来た方面を振り返って。左からグラン・ルース、エクラン、デヴォリュ各山塊。


ヴェルコール山塊は第2次世界大戦中にレジスタンス運動家が隠れ込んで活動していたことでも有名です。時々記念碑があり、ここでもひとりの運動家の慰霊碑がありました。


さて、続きは岩々ゾーンが現れます。



もう少しで頂上ですが、長くなり過ぎたのでその1はここで終わりです。