フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

憧れのガリビエ峠に再挑戦

ツール・ド・フランスでお馴染みのガリビエ峠(2642m)。1947年の第一回から通算35回行程に組み入れられていて、アルプスの峠の中で一番登場回数が多いのです。
昨秋、峠道が閉鎖される少し前に、ナンチャッテで少し下にあるロータレ峠(2083m)からだけ登ったことがありましたが、今回ちゃんと!?下の町から登ってみました。


これはいつかのツール・ド・フランスの行程の一部ですが、今日はこれを往復する予定です。
ガリビエ峠はオート・ザルプ県とサヴォワ県との県境になっており、前回とは反対側の、サヴォワ県側から登ります。出発地点の町から片道35㎞、高低差は2050mほどになるようです。途中にテレグラフ峠という別の峠を経由するので、帰りにも少し登る必要があります(;^_^A
ガリビエ峠にチャレンジしよう、と決めたのが2、3日前で何度も車で行っているから大体分かってるつもりで、ちゃんと調べずに「高低差1600mくらい?」と勝手に思い込んでいたので、前夜寝る前にチラリと見たサイクリングサイトに、高低差2000m以上と書いているのを見て、意気消沈しました(;^_^A


だからと言って、行き先を変更したりはしませんよ~
前の週末に、結構しんどいと言われているグランドン峠(21㎞、高低差1600m)を足つき1度で登れてたので(スピードは遅いけど)、自信が少しずつついてきたように思います。


フランスの多くの人が4連休だった先月末の週末でした。
日中はかなり気温が上がるという予報だったので、5時にうちを出ました。


トイレ休憩をした高速のSA。
オピネルの里、サヴォワ県なので色々な商品が飾られています。
ナイフに混じって、真ん中らへんに見えている白と黄色のものは、道路の道しるべを模したもので、「テレグラフ峠、ガリビエ峠」と書いてあります。


7時過ぎにサン・ミッシェル・ド・モリエンヌという町に着きました。
これといった大きな駐車場はなかったので、街中にいくつかある小さな駐車場に車を停めました。
ここは標高715mになるようです。そっか~、715mしかなかったか・・・ここが1000m以上はあると勘違いしていたので、高低差が1600くらいかと思ってしまっていたのでした😅


準備完了。
7時18分。まだサイクリストさんの姿は見られませんが、ただでさえ登るの遅いし、猛暑になったらキビしすぎるので、これくらいでちょうどいいです。
気合いを入れて、いざ出発です。


はい、ひとつ目の峠、テレグラフ峠に着きました。
例によって、足つきしたくないせいで途中の写真がありません(;^_^A


峠の標高は1566mなので、850mほど登ったことになります。距離は約12㎞。平均勾配は7,1%らしいです。
タイムは1時間18分と、わたしにしてはそう悪くありませでした。


ここからしばらくは下りになり、中規模のスキー場、ヴァロワールと通過します。
街中はほぼ平らで、町を抜けた辺りから少しずつ傾斜が上がってきます。
何度も車で通っていて、そんなに傾斜があるイメージではなかったのですが、確かに5%以内のなだらかな部分もある代わりに、7~8パーセントくらいが続くところも結構あります。


スキー場のある町・ヴァロワールから約12㎞、プラン・ラシャと呼ばれる地点に到着したときはヘロヘロで、足つきどころかガッツリ休憩(7~8分だったかな)しちゃいました(^▽^;)
でも、ここで休憩している若いサイクリストさんグループもいたので「足つきや休憩しちゃうのはわたしだけじゃないんだ」とホッとしました。
ちなみに同じ場所の冬の写真👇

大きく「Col du Galibier」「Col du Lautaret」とある看板は、ひとつ前の写真で左端に写っている看板です。


休憩したけれど、疲れはとれていない気がする😓
でもこれ以上いつまでもダラダラしていても、そんなに元気になるとは思えないので、仕方ないか・・・と漕ぎ始めた地点の写真です( ̄▽ ̄;)


登頂(でいいのかな?ロードバイクの場合も?)編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

速報・ビンディングシューズデビュー

今更過ぎて、恥ずかしい話なんですけど、ようやくビンディングシューズを購入、使ってみました。



たまたま週末、山スキーとロードバイクの師匠Oさんちに自転車しに来ていたので、Oさんの知っているお店に来ました。ロードバイクとマウンテンバイク関連商品を扱うお店です。



ロードバイク用のビンディングシューズとマウンテンバイク用のビンディングシューズを試してみます。



マウンテンバイク用のビンディングシューズは結構歩きやすいのと、ペダルへの付け外しが簡単なのがわたしには好ましく、マヴィックというメーカーのものを選びました。



なので、ペダルに付ける部品も買いました。



靴の裏はこうです。

出っ張ってる部分がロードバイク用のビンディングシューズに比べて少ないので、結構普通に歩けるのです。サイクリング先でもウロウロするのが好きなわたし向けです^^



前日夕方に購入、Oさんちの前の道で10分練習して、翌朝イゾアール峠(往復39km、獲得標高1200m)でビンディングシューズデビューしました♪


イゾアール峠サイクリングのことはまた順を追って、記事に書きたいと思います。

お読みいただいてありがとうございました。

Dさんのお友達と合流のアフタースキー(5月下旬)

長々と書いているうちに、3週間も経ってしまった今シーズン最後の山スキー記です。


雪のあるところはおしまいで、これから駐車場までは夏山歩くぞ~ってところで1枚。


岩々してて、スキー靴でちょっと歩きにくいんですよね・・・


気合いで歩いていきます。


鮮やかな青色のジョンシアン(ゲンジアナ)があちこちに。
右後ろはブルーベリーです。


道路が近くなってきました。


右下のヘアピンカーブのところに車を停めています。
この道路、前日の午前中に自転車で登ったんですよね・・・21㎞続く上り坂のうちの最後の部分で、11,5%あるのでとってもしんどかったです。


無事、車まで帰ってきました。
ところで、Dさんのお友達のSさんという方が前の晩に、この辺のどこかの駐車場で車中泊して今朝早くからどこかでスキーしてるそうなんです。本当は昨日、晩ご飯でも一緒に食べられるかと思ってたのに、連絡がうまくとれず、会えずじまいでした。
先ほど連絡が付いたので、これからSさんのいる駐車場へと向かいます。


おっ、いました。
車の中で寝転んで読書中でした。
優雅✨


本物のキャンピングカーではないけれど、大きめのワンボックスカーをキャンピングカー的に改造してあるみたいです。


中を見せてもらいました。
台所や簡易トイレもあり、めちゃくちゃ快適そう😻


よく冷えていたビールを出してくれました。
DさんがSさんに「峠から南に下りた湖にテント張った」と電波がなくなる前にメッセージを送ったので、南に位置する湖まで行ってみたのですが、誰もいなかったそう💦
Dさんに「君らがいたのは南東方面の湖だからっ!あと、湖の名前言ってくれたらもっと確実だったけどね。でも夕暮れの綺麗な湖の写真が撮れたから許すよ」と( ̄▽ ̄;)
湖をテント泊先に提案したのは、先に峠に着いていたわたしで、Dさんはついてくる形だったので湖の名前も方向もイマイチ把握できていなかったのでした(;^_^A


Sさんは朝5時に山スキーに出発(わたし達は5時起床、歩き始めは6時過ぎ)、ふたつの頂上をハシゴする高低差約1600mのコースに行ってきたそうです。


昨日の晩ご飯の残りのサクランボがあったのでDさんが出してきました。
ご実家のお庭になっていたものだそうです。


Sさんもご自宅にはサクランボの木があるらしく、いっぱい持って来ておられたので、やたらとサクランボだらけの食卓になりました(^-^;
わたしは残っていたサラミを出してきました。


お二人と別れて、帰途に着きました。
三つ又になった峠道なので、3通り帰り方があり、どれもそうひどく遠回りになることはありません。今まで2回しか通ったことのない道から帰ることにしました。


水仙が一面に咲いている斜面があったので車から降りて散策しました。
よい香りに包まれて、幸せ~な気分になりました。
1泊2日で「峠道サイクリング+ハイキング+テント泊+山スキー」という夢のような週末をありがとう、お山✨そして山スキーでリードしてくれた新しい友人Dさんにも感謝です(*^^*)


お読みいただいてありがとうございました。