フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

日常の夜景・・・

街中では夜空にイルミネーションが映える季節ですね。人混みが苦手なので(あとテロとかも怖いし)出来るだけ中心地には出向かないようにしているのですが、最近たまたま思いついて撮った写真を少しアップします。


家から徒歩1分のところにある広場。どうってことない小さな広場なのに結構立派な飾りつけがされてあってちょっとびっくりしました。


仕事場のすぐ近く。


乗ってみました。結構速いスピードで3回転しました。
毎年冬の間だけ来る移動観覧車なのですが、乗ったのは初めてです。子供のためのものかと思っていたら時間も遅かったせいかもしれませんが子供なんて一人もいません(;´Д`)
みんないい歳した大人ばかりでした。



関係ないですが、画像が少なすぎるのでおまけで今日のワイン。
南仏の無農薬で造ってる生産者の薫り高い白。シャルドネとヴィオニエが使われていて、結果的にはギュヴェルツトラミネールにも似たような甘い香りです。食事向けというよりはアペリティフに向いていると思います。
この生産者は年に1度リヨン郊外の比較的規模の小さいワイン物産展に来ていて、3年ほど前に友達から教えてもらいました。シラー100パーセントの何のアペラシオン(AOC)でもない赤が衝撃的においしかったので他のも試してみたのですが、どれも値段は控えめなのに唸らされるおいしさ。前回はお目当てのシラーが売り切れだったので、それより少し高いコトー・ド・ラングドックを買いましたがとろりと濃く、そちらも気に入ってしまいました。
モンペリエの近くで日帰りでも行けそうな距離だし一度造ってるところを直接訪ねてみたいと思っています。

火山の国・オーヴェルニュ地方へ(その4・最終回)

子供たちと1泊2日のオーヴェルニュ地方への旅行、素敵な民宿を後にして2日目の行程に入ります。


民宿の近くで飼われていたサレース種の牛。オーヴェルニュの特産です。角が立派で比較的体の大きい牛です。


まずは、昨日の夕食のときに出てきた地元の白ワインと赤ワインを買える店を民宿の方に教えてもらったのでそれを買いに行きました。


これはうちに帰ってアパートの地下駐車場で車から荷物を下した時に撮ったものですが、白3本、赤5本買いました。安かったのでもっと買ってもよかったんですが、うちに死ぬほどワインあって(たぶん200本くらい😅)飲みきれずに焦っているのでこれ以上買うのはアホかと思い常識内の範囲に収めておきました。右の包みは1日目の朝に農家で買ったサン・ネクテール(チーズ)ふたつ。


オーヴェルニュ地方は山岳地帯のはずなんですが、実際に走ってみると果てしなく広い草原が広がっているだけで、アルプスやエクランのように高い山が周りにそびえてる、などということはありません。時折緩やかな勾配の丘のような山が現れます。
普段全く見慣れない光景にドキドキわくわくします(*‘∀‘)


今日の目的のひとつは洞窟見学です。民宿は1000mちょいの標高。ワインを買ったのは1200mくらいの標高。洞窟に向かって少しずつ道路は下り気味になります。
すると目の前にすごい雲海が現れました。


丁度車を停められるスペースがあったので下りてみました。子供たちも携帯で写真を撮っています。


すぐ後ろはこんな感じ。
見てると今すぐにでも登りたくなります^_^;


ふたたび車に乗り込んで洞窟のある村へ向かいます。12月中は午前中は11時~12時、午後は14時~17時という営業時間なので11時をあまり過ぎるとまずいので急ぎます。


雲海きれい~とか喜んでいたものの、今度は自分たちが思いっきりその中へ。その後雲の上に戻ることはありませんでした(~_~;)


11時すぎ、洞窟に到着。この洞窟くらいのレベルの観光地は冬に閉まってる可能性も高いのでネットで確かめたら、11月~12月半ばは閉まっていたものの、クリスマスバカンスの期間15日ほどは開いてるとのことなので安心して来たわけです。
早速入ろうと思ったら、ガイド付き案内しかやっておらず、その案内は11時半に始まるとのこと。11時半まで待ってください、と・・・でもそれって11時に開ける意味ないんじゃ??
と軽く吠えてみたものの、仕方ないので案内開始まで大人しく待機します。結局11時半開始の案内にはわたし達を合わせて全部で9人が集まりました。


ワクワクします~(≧∇≦)


携帯のライトで照らしながら中に入る子供たち。



ここの洞窟の面白いのは、ローマ人たちのお風呂屋さん?だったこと。
火山活動により、お湯は常に暖かかったのをさらに温めてお風呂として利用していたそう。水に傷を癒す効用があったため、怪我をした兵士も多く訪れたということです。


熱いお湯につかった後は、こちらの水風呂で肌を引き締めた、とガイドのお姉さんは説明していました。ぶるぶる、寒そう(;´Д`)


45分ほどとそう長くはありませんでしたが、洞窟でお風呂という珍しい遺跡を見学できてよかったです。
お昼は以前に2度来たことのあるこの近くのレストランを予約したのですが、13時に予約しているのでちょっと時間があります。
洞窟からすぐのところにある有名なサン・ネクテールの教会に行ってみることにしました。


オーヴェルニュ式ロマネスク様式。12世紀に建てられました。
この地方にはロマネスク様式の教会がたくさんあります。


半円形のアーチが典型的なロマネスク様式です。


クリスマスが近いのでクレーシュ(キリスト誕生の場面を再現したもの)が飾られていました。


先ほどの晴天が信じられないような濃霧の中、レストランに向かって車を走らせます。


レストランのある村に到着。4~5年前に2度来たことがあります。
レストラン以外には店の1軒もない小さな地味な村です。


何ともいえない地味な店構えですが、ここがまた人気あるんです。本当は前日(日曜)のお昼を予約したかったのですが、満席。。仕方ないので1日目と2日目の予定を入れ替え、2日目のお昼を予約しました。


前菜は3人とも軽く燻製した鴨ロースの乗ったサラダを注文したのでどっさり3人分が大皿に盛られてやってきました。
ワインはコット・ドーヴェルニュをグラスで。昨日飲んだ赤とは違い、たぶん品種はガメーだったと思います。


メインには鴨の自家製コンフィ(脂煮)。下にジャガイモがこれでもかっていうほど詰まってます。
そして、オーヴェルニュの名物料理、トリュファード。ジャガイモとラルドン(ベーコンみたいなもの)に、若い地元チーズを足して溶かしたもの。サヴォア料理のタルティフィレットに似てます。
あまりに量が多すぎて両方少しずつ残しました・・・もったいない・・・


チーズは地元のものばかり。サン・ネクテール、思いっきり熟成されたカンタル、そして青カビ系はブルー・ドーヴェルニュ。こんなにとろとろになってるのは見たことがありません。
デザートは普通にイル・フロッタント(カスタードソースにメレンゲを浮かせたもの)。それにエスプレッソで至福のときを終えました。子供たちにも大好評でした。


常に濃霧の中です。レストランから車で25分ほどのところ、帰り道からそう離れていない場所に「フランスで最も美しい村」のひとつがあるので寄ってみたいと思います。


城壁の一部、門が残っています。


ここの教会もロマネスク様式です。


牢獄付きのお城がありましたが、冬季休業中でした。


12月後半なのにまだ葡萄だらけです。


村役場の看板もかわいい~情緒ある村の雰囲気を壊さないように街並みにマッチしたものが作られたのでしょう。


村役場のある建物。


小さな村で店もお城も閉まってるしあっという間に見学おしまい(-_-;)
この後もうひとつ周辺の「最も美しい村」に行こうかと思っていたのですが、テンションを下げるこの曇り空。夕方は帰り道渋滞する場所もあるし、ゆっくりと帰途につくことにしました。



帰りに休憩したサーヴィスエリア。雪が降ってます。


サービスエリアにもちゃっかりオーヴェルニュのチーズが売っていました。


そしてサラミ類にサラミ収納木箱にサラミを切る専用の台。高速道路のわりにコアな商品が売っています。。
サラミ切り台はちょっと欲しくなりましたが見なかったことにして帰りを急ぎました。


帰りは案の定少し渋滞に巻き込まれましたが、19時前に帰ることができました。


帰り道は天気が悪く雪が降りましたが、わたしたちが歩いたところにも晩から翌日にかけて雪が降ったみたいです。


雪があるとないとで全く違った景色です。
今度はスノーシューで歩いてみたいです(^^♪


オーヴェルニュ旅行、4回に分けて書きましたが全部読んでくださった方、ありがとうございます。















  

火山の国・オーヴェルニュ地方へ(その3・民宿編)


今回のオーヴェルニュ地方への一泊の旅は民宿に泊まりました。
オーヴェルニュ地方の中心都市でありミシュランタイヤの本拠地であるクレルモン・フェランの近くにヴュルカニア(Vulcania)という火山関係のテーマパークがあり、そこに行くことが今回の旅の第一の目的でした。あと1日はオーヴェルニュのなだらかな山を散歩しようというのが初めに描いた旅の輪郭でした。
観光客の少ないシーズンなため開いている民宿が少なく、ハイキングコースとヴュルカニアの中間くらいにあって高くなくて夜ご飯も作ってくれる・・という条件を満たしたところを探すのに苦労しましたが何とか予約できてホッとしたところで「ヴュルカニア」のホームページを開くと。。
3月まで冬季休業中
・・・旅の主軸となるイベントなんですがぁ!?
ショボい博物館とかだったら用心して調べるけど、オーヴェルニュ地方を代表する観光施設であるテーマパークが11月から3月まで閉まるとは想像もしませんでした。フランス生活も長くなってきましたが、いまだに打ちのめされることは時々あります(;´Д`)
ヴュルカニアの代わりにちょこまかした行程で2日目は埋めることにしました。


出発前からハプニングに見舞われましたが、今回は泊まった民宿がとってもかわいくてご飯もおいしく大当たりでした♫
しかも完全に日が暮れてしまう前に迷わずに一発で来れたのもよかったです。


,昨晩予約の際、電話で話したマダムが出迎えてくれました。電話でもかなり英語訛りの強いフランス語を話していたのでどこの人かな~と思っていたら(わたしも人のこと言えないですが(^^;)、在仏26年のイギリス人でした。



入り口を入ってすぐがダイニングキッチンだったのですが、あまりに可愛くてビックリ。


まずは部屋に案内してもらいました。わたし達には隣り同士の二部屋をあてがわれました。二段ベッドのある部屋を子供たち、わたしにはダブルベッドのある部屋。それにわたし達専用のバスルーム兼トイレがあります。


廊下もかわいいです。


下で飲み物でもいかがですかと誘われ、ミルクティーを淹れてもらいました。
晩ご飯の準備まで少し余裕がありそうなマダムとしばし雑談。あとはハイキングや観光の本を出してくれたので暖炉のそばでそれを読んでました。


10日ほど前に1日がかりでクリスマスの飾りつけをしたとのことで、家じゅうがクリスマスムードでした。家の前の大きなモミの木にも電気の飾りがついてました。



何よりも素敵だったのが、このダイニングスペースです。台所にも家族用のテーブルがありましたが、この日はリヴィングでみんなで食卓を囲みました。


20年以上前に牛舎であったこの農家を買い取った頃には人が住めるスペースは今ダイニングキッチンになっている部分だけだったそうです。何年もかけて工事を重ね今のような素敵なおうちになったのこと。このリヴィングのテーブルがある辺りは干し草を置くスペースだったそうです。そういうおうちの歴史も聞いていると楽しかったです。


民宿の方たちと食前酒を楽しみます。わたしはリンゴと栗のリキュールに発泡酒を足したものをいただきました。
ご主人(というかマダムの彼氏)は以前は山のガイドをされていたそうで山の話題で盛り上がりました。,息子さんもガイドを目指しているそうです。素晴らしい(*´▽`*)


まずはサラダと野菜とベーコンのスフレのようなものをいただきました。
メインにはこの地方特産の高級牛肉(乳牛も存在する)であるサレース(Salers)の煮込みとマッシュポテト。これは地味な見た目ながらひしひしとおいしかったです。
牛肉ってフランスでは赤ワインを入れて煮ることが多いんですが、彼女は「イギリス風牛シチューよ。イギリスではワインは入れないの」と言ってました。


地元のワインが食卓に。サラダにはシャルドネ。あまり辛口でなく穏やかな酸味。適度にフローラル。
ピノ・ノワールは軽い目なものの、若干感じられる独特の乾いた渋みが全体の軽やかさを引き締めています。


シェーヴルはここらのものではありませんでしたが、長く熟成されたカンタルと、わたしもこの日の朝農家を訪れて買った超・地元チーズ、サン・ネクテール。
軽めのピノ・ノワールがよく合いました。


お楽しみのデザート💓
・・・正体不明の紙袋のようなものが現れました( ゚Д゚)
ピザの一種でこんなんありますよね、包んで焼いてるやつ・・・でもそれではない・・・


アップルパイでした(´▽`) 
カスタードソースをかけていただきま~す


はぁお腹いっぱいです。どれもおいしかった~
あ、そうそう。パンも自家製でした。パン焼き機とかで焼いたんでなくて自分で丸めて
オーブンに並べて焼いたもの。
最後にエスプレッソを淹れてもらってお部屋に引き上げました。


翌朝は昨日と同じスペースで朝ごはん。
ヴュルカニアに行けなくて時間持て余し気味なので、朝ごはんも遅い目で8時45分ころにお願いしました。ぐっすり寝ることが出来て子供たちも満足。どうも通常はわたしがスケジュール立てるとキツキツで早朝から行動、みたいなパターンが多く子供たちには不評です。


また手作りパンが出てきました。2種類あって一つは全粒粉入り。クリスマスツリーの飾りがされています。もうひとつはミルク入りパン。
ジャムも手作りでアプリコットとブラックベリーとがありました。


不思議なものが食卓にありました。はちみつの入れ物に入ったコンデンスミルク?のような白濁してとろりとしています。何のことはない、はちみつの入れ物に入ったはちみつでした。白黄色っぽく濁ったクリーミーなはちみつは時々見ますが、こんな真っ白なのは初めて見ました。味は結構普通でした。


ゆったりと休日の朝ごはんを楽しんだ後は、荷物をまとめて出発です。
マダムの素敵なセンスが発揮されたおうちと気合の入った料理のおかげで旅行全体に華やかさが加わった気がします。
またぜひ来ます!と約束して民宿を後にしました。


2日目の様子は明日にでも続きを書きますね😊