フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ラストスキー・下山編(5月下旬)

新しい友人・Dさんと5月下旬の週末に、今シーズン最後の山スキーをした時のお話です。


一度稜線まで登った後、別の谷に位置する湖に登り返してきました。
湖の周りが融け始めていて、美しい水色にうっとりです。
ここから下りるつもりでいたんですけど、湖のすぐ上には簡単に行ける峠があります。
そっちまで登ってから帰ることにしました。


写真中央がその峠なんですけど、Dさんは右側の稜線のもう少し高い位置まで登ることにして、そちらからわたしが登る峠にトラバース気味に下りてくるということです。
平均して山スキーで毎回1500m前後、ときには2000m以上登っているDさん、この日の行程は1000mほどだったので物足りなかったのかもしれません(;^_^A


はい、もう峠に到着しました。
わたしも1200~1300mくらい登ることはよくありますが、この日は前日の自転車の疲れがまだ完全には抜けていない感じだったので、1000mで十分です(^▽^;)


峠にはサヴォワ(地方)のシンボルの十字架が。
この峠は昔、サヴォワが独立公国としてイタリアの一部だった時代、フランスとの国境の一部になっていました。手前がサヴォワ、奥がフランスでした。


旧・国境にてセルフィーしときました。


Dさんが戻ってきました。
湖まで下りていきましょう。


下りていくわたしをDさんが動画を撮ってくれていました👇

湖に向かって
最高に気持ち良かったです(^^♪


湖を通り過ぎ、さらに下りていきます。


この後しばらくは、狭く急になります。


以前は怖かったタイプの場所ですが、こういう場所も今シーズン何度も行って慣れてきました。


Dさんに続きます。


振り返って。
真ん中らへんでちょいとコケてしまいました💦この日唯一転んだ場所でした。


急なところを終えると、ずっとなだらかなところが続きます。


広い雪崩跡の上を滑ります。


登ってる時はまだ硬くて、「下りる時も硬かったら嫌だな」と思ってましたが、幸いいい感じに柔らかくなっており、足首にガタガタと衝撃が来ずにすみました。


いよいよ雪のないところが近づいてきました。


名残惜しみつつスキーを脱ぎます。
今シーズンのスキー、これをもって終了です✨


考えてみると、今シーズン初めのスキーは昨年11月半ばでした👇

南仏、ケラ地方にシーズン初めて積もったドカ雪を友人Oさんとハントしてきました。
何度もブログに書きましたが、雪の多かった日本の冬春に対し、フランスはとても積雪の少ないシーズンでした。それでも、何とか6か月以上スキーをすることが出来、怪我をすることもなく、ありがたく思っています。


アフタースキー編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

ラストスキー(5月下旬)・湖に到着

知り合って間もない熟練山スキーヤーのDさんと今季最後の山スキーをした時のお話です。


この日の行程の中で一番高い地点だったクレット・ド・ラ・マルモッタン(2657m)。
中央に写っているのはロシェ・ブランといって、ここベルドンヌ山塊を代表するお山のひとつです。頂上の少し下をスキーで登っていく人が数人見えていました。Dさんも何度か登ったことがあるそうです。
わたしにはちょっとレベルが高いっぽくて無理かな、と思ったんですが「雪の状態さえ良ければ、君でも行けると思う」とDさん。ただ、スキーテクニック以前に、コースによって最低でも1700mの高低差を登らないといけないそうので、それもキツいですね(;^_^A


気温が高くて雪が湿っているため、シール(スキー板の滑り止め)が水分を含んでしまっています。板に貼ったまま、ストックの棒の部分で、こそげるようにして水分を絞り出します。こうすると、シールを早く乾かすことができるということです。なるほど、いろんなテクニックがあるんですね~
シールが水分を含んでいると重たいだけでなく、再び板に貼りつけにくいんです。


時間は10時前です。朝ごはんが5時だったので、お腹が減ってて当然です。
甘いものも持ってたんですが、どちらかというと塩味系のものを体が欲しがっていたので、サラミやチーズの出番でした。


シールを剥がして、靴の後ろのレバーを下ろして固定し、ビンディングの後ろも留めました。それじゃあ、下りていきます。


Dさんが撮ってくれていた1枚。


下りてきたところを見上げて。
雪が凍ってたりしたら、怖いような急斜面です。


さらに滑ってから振り返って。
中央奥から下りてきました。


雪の硬さはちょうどいい感じです。
新雪の気持ち良さはもちろんないけれど、ザラザラとした砂浜のような雪で、スキーが沈むこともありません。


Dさんの通るところを参考にします。
でも今シーズンは結構一人で滑ったので、誰かが見せてくれなくても、どこを通るのがベストか自分で考えられるようになりました。

障害物競走的に楽しい斜面です(^^♪
昨シーズンまでは、こういう岩の出っ張った狭い急斜面は、怖くて滑られなかったのでした。


さて、ひとつ前のブログに氷が融けかけている湖が見えたことを書きましたが、そこに寄り道して帰ることにしています。
ただし、そのためには少し登り返す必要があります。


登り返しつつDさんがスマホで撮っていた写真。
わたし達が下りてきたところを線でなぞりました。


雪のあるところはかなり急で、雪が柔らかくなってきてズルズルと滑って、登るのが難しかったので、むしろスキーを脱いで、雪のないところから登ることにしました。


わたしが板をザックに引っ掛けようとしていると「大した距離じゃないから、俺が持つよ」とDさん。


すみませんねー💦
どうもありがとう🎵


ほう・・・
どうやら着いたようです。


Dさんが撮ってくれていました。
湖の周りを手ぶらでウロウロするわたし。


同じく、Dさん撮影の一枚。


湖の周りの氷が融けつつある美しい景色を360℃ご覧ください
👇

雪解けの湖
きっと今頃は、半分以上融けているんじゃないかと思います。


下山&アフタースキー編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

先週の自転車記録がイカれたことになっている

先月下旬のラストスキー記がまだ書き終わっていませんが、スキーの話ばっかりでも飽きてしまうので、今日は日常の話題です。


自転車やランニング用の大手アプリ、ストラバの無料バージョンを使っています。無料でも知らないうちに色々記録してくれています。
一週間単位でもトータルが表示されるのですが、先週の記録がどえらいことになっていて、自分でもびっくりしました。
👇


1週間で距離約250㎞、時間約16時間半、獲得標高6000mオーバー
ちょっとどうかしてますよね💦💦
週末にガッツリ乗ったことが大きいのですが、距離的にはもうひとつ心当たりがあります。
最近、研修先の郊外の町までほぼ毎日自転車で往復しており、片道12㎞とそこそこあるんです。
研修先の郊外の町は、隣町の隣町、くらいな感じで結構遠いので、初日は市営交通機関で行きました。そしたら、乗り換えもあり、片道1時間15分もかかってしまいました。往復で2時間半、これはきついです・・・


翌日は車で行ってみました。行きも帰りも渋滞があるので45分くらいかかります。
それに、よその町なので、駐車のルールがよく分からない💦この看板って何?なんでグレー??右下の四角は何???
どのゾーンが無料なのか有料なのか分からずウロウロ、研修に遅刻しそうになりました😓


3日目。それじゃあ自転車か?とグーグルマップで行き方を調べて、いざ出発~


自宅からの行き方が3つほど表示されたので、一番早いということになっているのを選ぶと、後半こんなとんでもない道(ハイキング道?)を通らされました(・・;)


舗装されていない道を結構な距離、走らされました。
どう考えても、ロードバイク向けの道ではありません。リヨンはフランス第2の大都市なのに、そこから近辺の町に行くというのに、どうしてこんなトレッキングコースみたいなところを通らないといけないのだろうか・・・ノД`)・゜・。
未舗装路なためスピードが出せず、グーグルマップに出ているような時間では行けなくて、この日もあやうく遅刻しそうになりました_| ̄|○


翌日からは、大自然を満喫せずに😅普通の道路のみを通って、片道30分から35分という、バスやトラムより、車よりも早くて安い(タダ✨)交通手段になりました。
これによって、自転車アプリに一日当たり24㎞(高低差はほとんどなし)ずつ記録されることになりました(^-^;


昨日は、研修が半日しかなかったので、町の高台のエリアのマルシェに自転車で行きました。2、3日坂道を登っていないと「脚力が落ちて、坂が登れなくなるんではなかろうか」と心配になってくるのです(⌒-⌒; )


ピークは過ぎたものの、まだサクランボはよく見かけます。
ここの農家はサクランボ、ズッキーニ、ハーブを売っていました。


今年はサクランボ、当たり年のようです(*´ω`)


前のお客さんのお買い物を待っている間、さくらんぼを2度も3度も手渡してれました(^▽^;)
「おいしいだろ?これ食べたらもっと早くペダルをこぐことが出来るよ」と農家のおじさま。


高台から川沿いまで下りて、可愛らしいパン屋さんに寄ります。


可愛らしいだけでなく、パンもお菓子もおいしいのです✨
夜は、ブログに最近出てきている友人のDさんをうちに招待しました。
Dさんとはうちから結構離れた山奥で山スキー中に知り合いましたが、Dさんの職場はなんと、うちから徒歩10分くらいの場所だったのです( ゚Д゚)


まずはお山地方のクラフトビールで乾杯です。
白ビ―ルなので、キリっとしていて軽いです。


冷蔵庫で冷やしておいたジュラのマクヴァンを開けました。甘くて香り高く、アペリティフにぴったり。
黒っぽいのは、紫ジャガイモのポテチです。


マクヴァンは甘すぎてチーズには合わないので、コート・デュ・ジュラを出してきました。
この日はもともと、街中で飲みの予定だったのですが、先週末に大量に仕入れてきた!?チーずがあったので「いっそ、うちに来ない?」と変更したのでした。
つまり、チーズやサラミはアホみたいにあるけれど、お料理は作っていない( ̄▽ ̄;)


帰ってきた息子たち二人も一緒に。


マルシェで買ったばかりのサクランボウを使って作ったクラフティ―がデザートでした。


次回はDさんとのシーズンラストスキー記に戻ります。

お読みいただいてありがとうございました。