フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

半年ぶりにキツい峠道に挑戦した

先月終わりに、友人Oさんのところに自転車&スキーをしに遊びに行った時のお話です。


この日は自転車でキツい目の峠道に登ることにしました。
昨シーズンには3度登ったことのある山道で、うち一度はOさんちから直接出発しました。
その場合、別の峠も経由することになるのでさらにしんどいコースになります。シーズン初めで、まだあまりしんどいコースには自信がないので、今日のところは車で麓まで行くことにします。


峠から10㎞くらいのところに車を停めました。
可愛らしい小さな教会の隣の駐車場です。


実質的な峠道の部分の傾斜を示すグラフです。
ヒルクライム専門のサイトから。
平均勾配は8,21%(8㎞)と、ロードバイクに頻繁に乗るようになったのが昨年秋という初心者のわたしには中々キツい峠道です。


口から腸が出そうになりつつも、なんとか足つきなしで到着しました(ゼーゼー)


2、3日前に積雪があったところなので少し雪が残っていました。


本日のおやつはドライフルーツミックス。
アーモンド、クランベリー、かぼちゃの種、プルーン、ドライマンゴーを自分で混ぜたものです。


峠の反対側の景色。
こちら側は峠から少し下は放牧地になっており、平均勾配4,25%となだらかなようです。
こちら側からは登ったことはないのですが、下りたことは一度だけあります。


峠には夏の間だけ開いているカフェがあります。
正確には、ナポレオン旅籠といって、ナポレオン3世がこの地方の主要峠道に作るように決めた旅籠で、現存している4つのうちひとつになります(もちろん再建されています)。


まだ閉まっていたナポレオン旅籠の前でわたしの自転車のサドルの位置を直してるOさん。
なんか最近、自転車に長く乗ると腰が痛くなるなーと思ってたら、知らないうちにサドルが後ろにズレてしまっていたのでした。気付かないわたしって💦💦


雪渓の上で。
こないだスキーの帰りに出会った78歳のロードバイクのおじさまが、雪の上で「写真撮ってくれる?」と言ってきたのを参考にしました( ̄▽ ̄;)


下り始め。
ヒルクライム中は一枚も写真を撮らなかったので、帰りは撮りまくりです。
というか、撮ってもらいまくりです。


好き過ぎるこの景色✨


ヘアピンカーブの部分は、見た目ほどしんどくなくて、写真中央右に写っているグネグネの部分が2㎞ほど10%以上が続く一番しんどいところです。
14~15パーセントの部分では、下りたくなってしまいましたが、今回足つきなしで登れたら、他の色んな山道も登れるという自信に繋がるので、なんとか登っておきたかったのでした。


こういうサイクリング用の看板が1㎞ごとにあります。
県や地方ごとに結構色々ありますが、ここオート‣ザルプ県の看板は見やすくてきれいで一番好きです。


GoProを持って行ってたので、ダウンヒルを撮ってみました(11秒)👇

Col du Noyer
最初のヘアピンカーブの部分。
前を行くのはもちろんOさんです。
よくOさんに「君はダウンヒルでスピード出し過ぎる」と注意されるので、今回は大人し目です(;^_^A


最後にあんまり関係ない1枚です。

久しぶりに会ったOさんの飼い犬、可愛いラフィちゃん。
日中は広いお庭で、隣家のボーダーコリーと駆け回っていますが、夜はおうちで変な狭い場所が定位置です(^▽^;)


お読みいただいてありがとうございました。

今年初めてマーモットに出会った日

タイムラグが少しだけましになって、先月下旬のお話です。
全体的にフランスのこの冬春は、かなり雪が少なかったのですが、特に降らなかったのが、わたしの山スキー&ロードバイクの師匠の友人Oさんや、スペイン人スノーボーダーの友人Nさんが住むフレンチアルプス南部でした。


4月の下旬。仏アルプス南部に、もう今シーズンは期待していなかった積雪がありました。
これは標高2000m台のロータレ峠周辺の道路です。


雪の多かった日本と違って、一回一回の積雪がとんでもなくありがたく感じられた今シーズンのフランス。
今回積もった雪を無駄にはできません✨


その前にまずは、寄っとく場所が。
行きつけのチーズ工場のショップです。
まだ時間が早くて閉まっていましたが・・・


自販機があるので、問題なしです(^^)/
一部の商品しか買えないけれど、わたしが一番よく買うグリュイエールタイプのチーズは主力商品なので、いつでもケースに入っています。
ただし、今回かなり多い量(確か1,5㎏くらい)しか残ってませんでした。
この時、うちにあまりチーズが残っていなかったのでそれでも大丈夫だったけれど、Oさんが「俺に半分売って」と言うので半分は置いて帰りました。


Oさんは午前中は予定があるので、おうちにはお昼に到着することになっています。
手っ取り早くスキーできる場所ということで、シーズンを終えたスキー場に寄っていきました。


Oさんちから近いので、何度も来たことがあってよく知っているスキー場です。
新雪、嬉しい(*´▽`*)
かなり湿った感じの雪だけれど、文句は言っていられません。
少し前を行く男性スキーヤーさんがいます。


追いついたので、おしゃべりしながら一緒に登ることにしました。
男性も、ここのスキー場はよくご存じなようで、ゲレンデから離れてオフピステの斜面を進んでいきます。


わわたしのほうが登るスピードが速かったので「先に行ってくれてもいいよ」とおっしゃいますが、「いえ、急いでないし一緒に歩きましょう」と返事しました。

新雪がもったりと重たく、自分でトレースつけるのがイヤで、後ろ歩くのが目的だったとバレてたかもしれませんけどね( ̄▽ ̄;)


リフトの最終地点まで登ることにしています。
「ここのスキー場の向かいにある山に行こうか迷ったんですよね」と話すと、「ああ、僕も同じ。でも水分をいっぱい含んだ重たい雪だし、向かいの山はかなり傾斜がきついから、午前中でも雪崩になるかもしれないと思って、安全なこちらにしたよ」とのことでした。


リフトの最終地点の少し奥まで進みました。
駐車場から800m弱登ったことになります。


男性もパンとサラミ、チーズを持ってきていたので、周辺のお勧めの山などの話をしつつ、一緒ピクニックをしました。男性はロードバイクもされるということで、「シーズン初めキツイよねー。冬の間は山スキーで結構登ってるのに、なんでだろうね」と、盛り上がりました(^▽^;)
この後、男性とは別の斜面から下りることにしたので、ここでお別れしました。


湿った重たい雪で、難しかったです💦


駐車場まで4分の3くらい下りてきたところで、目の前を横切るものが・・・


今年初めてのマーモットでした💖
9月下旬~10月上旬くらいから4月上旬~中旬くらいまで冬眠するのです(わたしの見る感じでは)。
声だけは、少し前から聞いていたのですが、姿を見られたのはこの日が初めてでした。


2匹、じゃれ合いながら走り回っていました。わたしの姿に気が付いて、穴にいつでも戻れる安全な場所に移動したマーモット。
予定外の積雪にびっくりしたことでしょう。冬眠するくらいだから、寒いのは苦手なんでしょうが、すみかの穴は奥深いし、雪の上とはいえ気温自体はそう低くはないので、辛そうな感じには見えませんでした( ̄▽ ̄;)


下界は、もちろん春です。


Oさんに会うのもかなり久しぶりでした。
着いて、自転車やスキーを車から出すと早速、スキーのエッジを研いでくれました😅


わたしのスキー靴、少々傷んでたのを直してくれました。
直せると思わなくて、中古スキー靴の個人広告を探し始めていたところでしたが、あと1シーズンはいけそうですε-(´∀`*)ホッ


午後は周辺の山道で自転車に乗りました。


お天気がちょっと怪しかったので、短い目のコースにしておきました。


晩ご飯。
砂肝のコンフィとジャガイモとさやいんげんのソテー。
スキーや自転車をしたから、カロリーゼロなはず・・・


お読みいただいてありがとうございました。

長男が帰ってきた

先週の金曜日の夜に、年始からブダペストに短期留学していた長男を次男と一緒に空港に迎えに行ってきました。
元々は、昨年度に日本の大学に短期留学する予定だったのが、コロナ影響で中止になってしまっていたのでした。妥協策として選んだのが、大学の分校があるブダペストだったわけですが、滞在中にはハンガリーの田舎や、ウイーンやフィンランドにも旅行に行き、充実した滞在だったみたいです。


4か月半ぶりの再会(^^)/
長男の大きい方のスーツケースをコロコロする次男。


ハンガリーの名産品、トカイとフォアグラをお土産に買ってきてくれました。


ゆっくりと休む暇もなく、翌朝6時に3人でお山に出発しました( ̄▽ ̄;)
元々は、今季初のテント泊ハイキングに行くつもりをしていたのですが、行き先を考えるうちに、雪がどの程度残っているのかがよく分からず、いっそのこと、スキーやスノーシューのできるところに行くことにしました。


今後1か月間ほどで、3人揃って予定がない唯一の週末だったのです。
車の中でも、歩きながらも、山小屋でも、次男は長男とずっとおしゃべり。とても嬉しそうでした。


今の季節、スキーをするということは相当の距離を歩くことを覚悟しないといけません(^-^;
これは、駐車場から1時間ちょっと歩いた辺りです。


泊った山小屋。


帰りの1枚。
今回、ふたりはスノーシューでした。
順を追って、また記事にしたいと思います。


お読みいただいてありがとうございました。