randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

1泊で行ってきます!

まだ前回のハイキング記も最後まで書けていないのですが。。。
予約投稿のセットをしてこれは投稿しようと思います。


この日曜と月曜は約1か月ぶりの2日連続の休みです。
そういうときって大抵、少なくとも1日は天気悪いんだよな~、と期待せずにちらちらとは天気予報を毎日見ていました。
そしたら・・・
これですよ、これ😻👇

2日ともフランスじゅうでほぼいいお天気♫
それどころかここ1週間ほど毎日晴天がつづいています。雨や曇りの日が多かった今年の夏よりもいいお天気かもしれません。


どこでも晴れなので、どこに行ってもいいようなものですが、せっかくなので行ったことがないエリアにしました。先月10キロメートル続く稜線歩きで最後イヤになったモン・スニ山塊の南側と隣り合わせの地方で、山塊的にはアルプ・グレ山塊になります。


ちょうど2日間たっぷり歩けそうでコース的には周回できそうでちょうど中間あたりに山小屋がある・・といった条件を満たしています。
山小屋は9月半ばから管理人さんはいませんが、鍵は掛かってないので勝手に使える…と、山小屋のHPにはありましたが念のため今朝、HPに載っている管理人さんの携帯番号にかけて確認しました。大丈夫なようです。嫌なサプライズは御免ですので・・・


しかもうちからそんなに時間はかかりません💖
日帰りのときに片道3時間4時間運転して遠征したりするのに、1泊の時は2時間半で行ける所を選ぶという(^▽^;)
ただし、高速部分が長いため、距離的にはうちから結構遠い部分になります。上のグーグルマップの地図で分かるように、イタリアとの国境のあたりになります。



さて、もう0時になるのでさっさとザックの準備をして(今から💧)さっさと寝たいと思います。行ってきまーす\(^_^)/






ゴレオン湖からゴレオン峠へ

水曜日に出掛けた日帰りハイキング。経由地であるゴレオン湖まで駐車場で一緒になった男性ハイキング客と一緒に歩いたのちは湖畔でゆっくりしてから下りる、という彼を残して本来の目的地であるエギーユ・ダルジャンチエール(3237m)を目指します。湖まではハイキング道があるのに対し、この後は道がありません。地図、コンパス、そして何より見た目が頼りです。


水面に映し出される谷の反対側にそびえるメイジュ。エクランでも特に美しい姿をしている山です。反対の岸にぽつんと建ってるのはゴレオン山小屋。帰りにでも様子を見に行ってみたいと思っています。


進行方向。川の流れに沿って谷底を歩いて行きます。乾燥している時期のようで何本も細い筋になって流れている小川にはほとんど水がなく、右岸(写真では左側)から左岸に歩き移らないといけなかったのですが、水の少ない場所を探すのも簡単でした。もっと水嵩が多いとこうもいかずに一苦労だと思います。


おお、唐突に大自然のなかにこんなデカい看板が立っていましたΣ(゚Д゚)
駐車場付近で見かけることはあっても一度山の中に入ってしまうと行き先案内のシンプルな看板以外はまず見かけることがないので、ちょっとびっくりでした。
このエリアが氷河期の爪痕が残された典型的な地形であること、絶滅危機にある植物の繁殖地であることなどからヨーロッパ単位で作られた保護地区「ナチュラ2000」に指定されていること、その理由から「石でメッセージを作って置くのはやめて下さい、植物を傷めます」とあります。石でメッセージって何?と思いますよね。そんなしょっちゅうでもないのですが、時々そういう一帯があります。
帰りに撮ったものですが👇

すぐ近くだと逆に読めません。少し離れたところに高くなってるところがあり、そこから読むようにみんな石を置くようです。


これは少し離れただけでも読めました。「マーク、誕生日おめでとう 17年8月12日(多分)」 ほかにはカップルが二人の名前を残すとか…でも読めないものが多かったです。


こういう白くて細長い石がいっぱい落ちてるから創作意欲?が掻き立てられるんでしょうね。


落書き地帯を通り抜け先に進みます。
おっ、なんか奥に特徴的なのが見えてきました。


右のふたつの出っ張りは3つの頂上で構成されるエギーユ・ダルヴ(3514mと3515m)です。その右にあとひとつあるのは猫の頭とも呼ばれ(実際そういう形をしているのです)3365mと少し低くなっていてこの位置からだと見えません。
左の独立してるのはエギーユ・デュ・ゴレオン(3427m)。氷河もありアルピニストでないと登れない山と認識していたのですが、帰りに寄ったゴレオン山小屋で会ったすぐ下の村に住む年配の男性によれば、氷河が後退したことによって最近では装備がなくとも登れるようになったとのことです。が、今までネットで調べた限りどこからどう登ればよいのかは見つけたことがありません。その人は一応説明してくれたんですけど初めて来る場所だし、その説明は全然インプットできませんでした(;´Д`)


谷の右手にお目当ての山があります。左側の日が当っているのがそれです。
まずは峠まで登ります。手前に低くなっている場所が2か所ありますが、その右側がそうみたいです。こうやって見るととてもこの斜面を登れるようには見えないのですが(@_@)ハイキングのサイトで見ると可能なんだそうです。とりあえず登り口が分からないのですが、峠の真下位から登れということだったのでそのようにチャレンジしてみます。


この辺?悩んでてもキリがないので比較的デコボコが少なさそう、かつ岩壁みたいな変なものが先にない辺りを狙って登り始めます。


あー、ケルンありますね。小さすぎて草に埋もれててすぐ近くまで来ないと見えないのであまり意味をなしてないです💧
でもまあいい線いってるとこ歩いてたという慰めにはなります。


壊れてるとかね・・・全然見えないよ~
湖を後にした頃から薄々感じていたことがここら辺まで来てはっきりしてきました。
ここ全然人気(にんき)ない
はい、今日もです(-_-;)


登り始めて少しのとき。
ところで、この日なんと駐車場からここまでずーーっと日陰歩いてるんです。青空だからそんなイメージないんですけど、ちょっと寒いですよ~!!真夏の猛暑の日とかいいかもしれません。


サボテンのような植物。真ん中からビューっと茎が出てきて花が咲く系だと思いますがもう花は咲いていませんでした。


どんどん登っていきます。登りはじめはデコボコした地形だったのですがここまで来ると
特に障害物はないので峠のように(って峠なんですが)少し低くなっている位置を目指して登っていくだけです。


結構登ってきました。メイジュ(左)、ラトー(中央)の右にはモン・ド・ランス氷河が見えるようになってきました。本当に絵になるエクラン最北端の端正な面々です。


おおっ、いよいよ今日初めて日向にでます。嬉しい・・・
奥に目的地の山が見えています。まだ結構あります。


じゃじゃーん\(^_^)/
お日様こんにちは💚
真正面は前述のエギーユ・デュ・ゴレオン。


この辺りまで来るともう土や草はなく、完全なザレ場です。


傾斜も半端なく急でズルズル滑ってめっちゃ登りにくい💦
一歩一歩もれなく滑ります。1mくらいズズズ―っと滑るのもしょっちゅうです。靴傷みそうだな・・・でもまぁその後止まるというか止めることはできるので雪の斜面みたいにシャーっと下まで滑り落ちるということはありません。


ぜいぜい・・・何とか上の方まで登ってきました。


峠ですか?ここ・・・?


おおっ💖
そんな感じです。コース外なので看板のようなものは一切ないのですが。


稜線の反対側の谷。去年の秋にこの谷を通って今日行くのと同じくらいの標高の山、エギーユ・ド・レぺスールに登ったのを今ようやく思い出しました。あそこもパノラマが素晴らしかった・・・雪が結構あって少し大変だったんでした。アイゼンも登場したな~。
思い出の一枚👇 

エギーユ・ド・レぺスール(3230m)頂上。手前の3つの大きな尖がりが前述のエギーユ・ダルヴ。その後ろのなだらかなラインのほぼ真っ白な尖がりが今登っているエギーユ・ダルジャンチエールです。すげー雪だな、と日付を見てみたら11月2日とありました。ブルブル。
この頃からコース外の山にも積極的に登り始めたような気がします。一番最初は多分その1、2か月前に登ったエギーユ・ド・ラ・グランド・サシエール(3751m)だったと思うのですが、それまでもちょっとコース外、というのはあったしはっきりとは思い出せません。


2週間ちょっとしか違わないのにそれに比べたら夏山ですね。ありがたいことです。先月に雪は少し降って積もったりもしたんですが、その後暖かい日が続き融けてしまいまったようです。
左に見えているのは全部エギーユ・デュ・ゴレオン。左の部分が一番高く、そのすぐ隣のお椀のようになった地形のところに氷河が残っています。この後全貌を現します。


岩も面白いです。石や岩が好きでついつい見入ってしまいます(^^;


岩にカメラを置いてセルフで撮っておきました。
峠ではおやつを食べたり写真を撮ったりして10分強休憩しました。



キリのいい峠で今回はお終いです。
次回では山頂を目指します。

「女王の鏡」ゴレオン湖へ

今週の水曜日に出掛けた日帰りハイキングです。わたしは日曜も休みなのですが最近ずっと日曜のお天気が悪く、平日の休みに山に行くことが多いです。
この日の行き先はグランド・ルース山塊。エクラン国立公園の最北部と隣り合わせのエリアです。


うちから2時間半ほど運転した辺り。最後の村を通過し、あとは小さな集落をひとつふたつ経由しつつ林道の終点が駐車場になってるはずなのですが、村をでたところに「(この先)通行止め」の看板がΣ(゚Д゚)
この先200m、にゼロが手書きで付け足され2000mってなってるけど、これって落書き?それとも本気??グーグルマップではあと終点まで2,5キロほど残っているということになってます。


目の前のすぐ左に車が停まっていて、ライトが付いています。車から降りて話しかけに行きます。そしたら中の男性から先に「あなた、地元の人?」いえ、ハイキングに来たんですと答えると、向こうも同じだと。
「これってここに車停めたほうがいいってことですかね(ちょっと広くなってる)」「そもそも通行止めは200m先?2キロ先?」「通行止めのバリケードがある部分が狭くて車停められなかったり、Uターンできないくらい細い道だったりするとまずいよね」「うん、この先、崖に沿ったガードレールもない道になってるみたいだしUターン難しそう」などと1分ほど話し合ってたんですが、とりあえずもう少し進んでみようということに。


結局問題の地点は200m先ではなく2キロ先でした。工事関係の車両もなければバリケードも置いてあるものの、開けられています。もう一度ふたり車から降りてこの先進むかどうか考えます。結局その周辺に車が停められるほどのスペースがなかったため、すぐ目の前の集落を通り抜け、道路の終着地点の広い駐車場に車を停めました。


男性ハイキング客とわたしの車。標高1870mの地点です。
「夕方帰り道、シャベルカーとか道の真ん中に停めてあって通れなかったりして」「道に穴が開いちゃってるというパターンもある」とか話しながら(ホントにあり得ますよね)靴を履き替え、出発準備を整えます。


少し先にも車が1台停まっています。停めてある場所からして、ハイキング客ではなさそうです。放牧地帯なのでそれ関係の人の車かもしれません。
男性は「僕は平日に来ることが多いから、夏以外はあんまり人に会わないんだよ。湖まで行くんだけど、一緒に歩いても構わない?」「もちろん!わたしも平日だと特にひとりも会わないことが多いかな。今日は湖を経由してその先の山に登るつもり」「どこ?(地図見て)え~これ、道ないじゃん💦」「最近は3000m以上の山ばっかりだから、大抵道ないんですよ」「君って・・どこの国の出身(フランスでは外国人っぽくてもフランス国籍の人も多いため「なにじん?」って聞き方はあまりしません)?」「日本人です」「やっぱり!女の人なのにひとりでコース外の山に登るとか、しかも夏でもないのに、絶対日本人だと思った」「え、どの辺が日本人なんですか?(◎_◎;)」「いや、他の国の人よりオリジナリティがあるというイメージだから」・・・分からんもんです、フランス人が日本人に抱いているイメージって(^▽^;) 
そんな会話を交わしつつ一緒に歩き始めました。


谷の反対側にはエクランでも最も美しい山のひとつ、メイジュ(中央・3984m)が朝の光を浴びています。この日1日中眺めることになります。右隣はラトー(3809m)。


わたし達は反対方面の峠のようになってる方に登っていきます。
男性は研究者で、クローンの研究をしているそうです。休みの日に山に来て気分転換するのが何よりの楽しみなんだとか。湖巡りがテーマらしく、先ほど車に積んであった湖の写真集を見せてもらいました。本に載っている湖をひとつひとつ制覇しているそうです。


登って来た谷を振り返って。朝の光が終わりつつあります。


ほんの5分か10分で普通の昼間の光になってきてしまいました。それでも、快晴の予報なのでありがたいことです。


単調な道が続くので、しょっちゅう振り返ってはきれいなメイジュやラトーを見ながら歩いていました(^^;


だいぶ登ってきました。


下の草の多い辺り方には牛もいましたが、羊の放牧地帯でもあるようで群れを高い位置で何度か見かけました。


もうすぐです。湖の畔にあるという山小屋が見えてきました。


ゴレオン湖(Lac du Goléon 2458m)に到着です。駐車場から600m弱の高低差、約1時間10分でした。分かりやすく障害物もなく普通に歩ける道だったのでさっさと登ることができました。


ゴレオン山小屋。


湖の反対側に回ってみます。無風で水面に波がないため、この美しさ!


このアングルは有名で、「女王の鏡」と呼ばれるそうです。美しさでは類を見ないメイジュ(しかもLa Meije、と女性系)を女王に例えているのでしょう。


ゴレオン湖がまでがハイキングコース(ピンクの線)になっており、その後はコース外になります。
わたしがこの後目指すのはその北に位置するエギーユ・ダルジョンチエール(Aiguille d'Argentière 3237m)です。この辺りの山の山頂を結んだラインがオート=ザルプ県(こちら側)とサヴォア県との県境になっています。


男性は湖の辺りでしばらくのんびりしてから下山予定、というのでここで別れました。
次回に続きます。