randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

5か月ぶりにボージュ山塊へ(最終回)

友達とふたりで出掛けたボージュ山塊。季節外れの雪が降ったばかりなのでスノーシューとアイゼンを持ってきましたが、途中雪の多いところもあったものの結局どちらもなしでモン・コロンビエ(2045m)の頂上に。
この日風速50キロ(15m/s)が予測されており、尾根伝いに登ったわたし達は時折突風にさらされたものの登頂後は風も止み晴天とは言えないもののまあまあのお天気の中お昼ご飯を食べることができました。


ご飯を食べているとトレランの若い男性がひとりでやってきました。この日ここまでは誰にも出会わず、日曜日なのでもう少し人がいるかと思っていたので意外でした。これは友達が撮ってくれた写真ですが、風が再び出てきてフードを被ってるのはわたしで、トレランの男性はこんなに寒いのにショートパンツ。最初は半袖でしたが風が強くなったので上着を出してきましたが、それでも寒そう・・見てるだけでブルブルっでした。あんなに雪のあるところをトレランシューズで登ってきたというのもびっくりでした。よく来るらしく、2週間前にも来たけれど雪は全くなかったよと言ってました。


お昼ご飯を食べ終えてコーヒーをいれてお菓子を食べていると、じっと座っているのが辛いほど強い風が出てきたのでそろそろ出発することに。帰りに通るつもりの場所は上りより雪が多いのでスノーシューを履くことになりそうです。頂上付近の雪は融けていますが、いつでもササッと付けれるようにザックからとりあえず外してしばらく手にもって下り始めました。

左手(西側)に下りていきます。


約1年半前の12月ににひとりで来た時はこの面を往復したのですが、ほとんど記憶にありません(◎_◎;)
まだ山にはまって半年経たないくらいの頃でした。夏~秋はそこそこ一緒に行ってくれる人(友達、子供たち)がいたものの晩秋以降は山に行きたいという人が周りにいないため一人で行くことが増えてきた時期でした。


薄紫とピンクを混ぜたようなきれいな色の花はユキノシタ属のなかでは早い目に出てくるもので今年初めて見ました。


夏のコースはどうやらここを通るようなのですが、反対側を覗いた友達が「あ~無理無理」・・・岩々し過ぎていて雪があると危ないようです。
なのでここをぐるっと下から避けて通る必要があります。


雪が継続的にある辺りに来たのでここからスノーシューを付けました。


友達が撮ってくれました。笑ってますが急なところが結構続いたのでかなり疲れてます。


は~なだらか地帯に下りてきました。もうじき峠に到着します。
向かいの岩の塊はダン・ド・ロサナ。前回ひとりで来た時はこちらにも登りました。この日も天気さえもってくれて、かつ元気だったら寄っていこうと朝のうち言ってたのですが、二人とももうお疲れ気味です。こっちにも寄ると累計標高差1300mくらいになるので雪が多いときのハイキングとしてはハードになってきます。タフな友達さえ「今日はもうええわ」と(^^;


峠に到着。


先ほどまでいたモン・コロンビエ。


ここでマーモットが向かいの斜面を走って横切るのを目撃。1か月前から鳴き声は聞くことがあったのですが、姿を見たのは今シーズン初めてでした。もう少し下りたところでも見かけました。


友達が撮ってくれた1枚。


この場所は四方を山に囲まれた窪地になっています。中心部は平たいので、まるでここに湖でもあるような典型的な地形なのですが、実際にはありません。ボージュ山塊で残念なのは湖が全然ないことです。


さて、この後は谷の部分を下りていきます。


しばらく雪が多かったのでスノーシュー履いたままだいぶ下りました。雪が減ってきて歩きにくくなってきたので外している最中に、5、6人のハイキング客が下りていきました。峠にいた時にダン・ド・ロサナの頂上付近に数人人がいるのが見えたのですがその人たちでした。モン・コロンビエには行かずにダン・ド・ロサナだけ登ったそうです。前回両方上った経験から、ダン・ド・ロサナは若干高いモン・コロンビエが景色が良い東側に立ちはだかっていて邪魔。ひとつだけ登るなら間違いなくコロンビエの方だと思うんですが・・・


雪のないゾーンまで下りてきました。モン・マルジェリアのスキー場の真正面です。


行きと比べて花があまりありませんでした。


下界は春です。


16時10分。車を停めているエイヨン・ル・ヴュー村(924m)に到着。峠から約1時間半の道のりでした。


ここから車で10分かからないスキー場の麓になるエイヨン・ル・ジュンヌ村には酪農農協ショップがあり、確か日曜午後も開いていて(昼休みはあります)何度か行ったことがあるのですが友達に聞くと、それもいいけどわたしの行きつけの農家のほうが興味があると言います。


行きつけの農家は2軒あるのですが、うち1軒は朝晩の搾乳の時間帯以外は前もって電話しておかないと誰もいないことが多く、もう1軒は規模が大きくていつも誰か働いていて敷地内に住居もあるため飛び込みで行ってもまず誰かいます。後者に行くことに。
車で約15分の距離です。


農家のある村に到着。


敷地に入るといつも誰か忙しく働いているのにしーーんと静まり返っています。日曜だからな~…(-_-;) 農家の人もゆっくりする権利がありますよね。なのに、休息中の奥さんに自宅から出てきてもらってしまいました(;´Д`) ごめんなさい💦


笑顔がチャーミングなマダムです。


まずは毎回買うグリュイエールタイプのチーズを2切れお願いしました。熟成されたものにあたればボーフォールのように味わい深く、キロ9ユーロととても安いのです。そのまま食べてもおいしいですが、うちではこれでよくフォンデュをします。
そして今回初めて見るチーズがありました。ひとつ上の写真の上の段の中央にある黒い模様が入ったようなチーズ。これは彼らのオリジナルチーズでラクレットタイプのチーズなのですが、中に「熊のにんにく」と呼ばれるニラのような野草を練りこんだもの。試しに少しこれも切ってもらいました。
それにサラミとテリーヌを買いました。サラミは別の農家で作ったものですが既に2、3回買ったことがあり奇をてらわないストレートなおいしさ。テリーヌは初めて買います。
友達はトム・デ・ボージュ(ひとつ上の写真の右下のやつ)を一つの半分買っていました。


お土産も買えてホクホクと帰途につきます。帰り道も景色がきれいです。


正面には迫力のダン・ド・ラルキュルザ。ボージュを代表する山のひとつなのにまだ登ったことがありません。とても登り甲斐があるらしいなので近いうちに行ってみたいと思っています。
👇ボージュ山塊のハイキング地図の表紙もこの山です。


山の麓はブドウ畑になっています。ワイン農家の看板もいくつか見かけるのでたまには寄って帰ればいいようなものですが、大抵ここの地点を通るときは既にチーズをしこたま買った直後なため、さらに何かを買う気は失せていることが多いのです(~_~;)



あ~もう雪は疲れるなぁ、5月なのに・・・でももうさすがに終わりでしょ。。と翌朝天気予報を見てみると👇

・・・またかい_| ̄|○
寒いし。もう雪、飽きたんですけど~~。。。
そして今週末は3連休でどこか遠征する気満々だというのに雨の予報Σ( ̄ロ ̄lll)
毎日予報が変わってるので1日に何回も見てどこか天気がましな地方はないか探しているのですが、ここしばらくフランスじゅうで悪天候なのです。今週も曇り~雨(=山では雪・・)が多くしかも寒くてヒートテック大活躍だし、上着は薄手のダウンをもう1週間くらい着ています。皆さんのブログを拝見していると日本のGWはお天気がいいみたいで羨ましい!!
・・・どうなっちゃうの~わたしの3連休。。。(つд⊂)💦










5か月ぶりにボージュ山塊へ(その2)

うちからもっとも近い山のひとつ、ボージュ山塊に友達とハイキングに行きました。
標高924mの村にある駐車場から出発する周回コースです。目的地はモン・コロンビエ(2045m)。1年半くらい前にひとりで来た時は周回せずにピストンで12月末でしたが雪が少なくて歩きやすかったため峠を挟んで真向かいにあるダン・ド・ロサナにも登りました。今日も余裕があれば、そして雲がでてきてなければそちらにも登ろうと言いつつ出発しました。


森を出てすぐ、標高1500mくらいのところにあるシャレー。


来た方向を振り返ると道路(谷)を挟んだ反対側にモン・マルジェリアが。こじんまりとしたファミリー向けのスキー場になっています。


少しずつ登ってきました。そんなに雪がないのでまだスノーシューはザックに引っかけたままです。重たいんで早く履きたいんだけど・・・


コロンビエ峠経由で登る場合はまっすぐ進みますが・・・


わたし達は南の尾根伝いに上ることにしたので反対側に向かいます。でもそちらも峠になっています。


はい、着きました。コシェット峠(Col de la Cochette, 1694m)です。11時15分、歩き始めてから3時間近くたとうとしています。


初めは雪がほとんどありませんが急です。雪があったらちょっと厳しそう。


振り返って。奥に見えているのはベルドンヌ山塊。


雪の量が増えてきましたが、雪の多い部分は一時的で、全然ないゾーンと交互なので依然スノーシューなしです。傾斜がとても急で友達は四つん這い体勢(^^;


もう一度振り返って。


山の南壁。


また雪のないゾーンです。


ふぅ、ちょっと傾斜がましになりました。


上るにつれ南側の眺望が良くなってきました。手前はボージュの2000m前後の山々。右奥にはシャルトルーズ山塊最北部のグラニエ。2000m弱の山で、頂上だけ雪を被っています。白っぽい山脈はベルドンヌ。


岩々したところに見られるアリッサムの一種。


もう頂上は遠くないはず・・・
天気予報でも風速50キロ(15m/s)という予報でしたが、時々突風を含む強風でこの辺り厳しかったです。


右手奥にはモンブランがあるのですが、常に雲がまとわりついています。


頂上の十字架が見えています。


雲が出てきています。


もう少し~!


友達の足跡。かなりはまってます。


12時20分。やっと着きました、モン・コロンビエ頂上。朝8時20分ごろ出発したのでちょうど4時間かかった計算です。地図には2045mとありますが、十字架には2043mと刻まれています。


ケルンに石を足してる友達。


グランド・ルース山塊。霞んでいるものの、シンボルのエギーユ・ダルヴ(尖ったのみっつ)は形がよく見えています。


モンブランは残念ながら雲から出ることはありませんでした。


奥はヴァノワーズ国立公園。左端はモン・プーリ。中央がベルコット、右がグランド・モットと最高峰のグランド・カッス。どれもアルピニストでないと登れない山々です。
一列手前はこの冬3回スノーシューをしに行ったボーフォータン山塊。この日もひとりだったら多分ボーフォータンに行ってたと思います。日帰りで2時間以上かかるところは遠い、と友達が言うのでボージュになりましたが・・・


北側はオート=サヴォア県。すぐ目の前はトゥルネット(2351m)。ポピュラーなのに行ったことがないので一度行かないと、と思っています。有名なだけに人が多そうなイメージなのでちょっと躊躇してしまうのですが・・・


同じく北側。アヌシー湖が奥に。


さてごはんですよ~
登ってる最中2度おやつを食べましたが、またお腹が空いてきました(^^;
奇跡的に強風が止んでいます。風がきつ過ぎたたちょっと下りて食べようかと思っていたのですがこれなら大丈夫です。
内容はいつも大体同じですがパンとチーズにサラミ。
それにインスタントスープ。カルフールのオリジナル製品でしたが日本製に比べてイマイチでした。ううう。食後にサブレとコーヒー。友達はコーヒーが苦手なのでホットチョコレートを作ってあげました。




・・・きりがいいのでその2はここで終わりです。今日もいまから晩ご飯準備です。
































5か月ぶりにボージュ山塊へ(その1)

全体的に南寄りの方が天気が悪かった日曜日。比較的良い予報が出ていたのは東方面のサヴォア県でした。フランスでは先週3、4日間季節外れの雪が降り、標高の低い辺りでもだいぶ積もったようです。もう使い収めかと地下カーヴに片付ける寸前だったスノーシュー、もしかしてまだ必要なのか・・・?スノーシューが嫌な場合は雪の少ない標高の低い辺りをウロウロすることになりますが、それでは面白くない・・・
逆にスノーシューをするなら、出来るだけコースの初めのうちから使いたいのでハイキングの出発地点自体が高い場所にある標高の高い山が理想。ただし、うちからの距離は遠くなります。
わたしは朝早く出るのも遠くまで行くのも苦にはならないのですが、一緒に行く友達は日帰りなら片道2時間が限度と言います。朝早いのも苦手(;´Д`) サヴォア県で2時間以内で行ける山というとボージュ山塊のみ。ついでに言うと、彼女はボージュ山塊があまり好きではなく最後に行ったのは社会人になってすぐの頃だそう(アラフォーです)・・・ええい、文句ばっかり言いなさんな~~ヽ(`Д´)ノ ボージュ山塊行きに決まりです。


ボージュ山塊のハイキング地図。サヴォアではワインも生産しており一部のブドウ畑は山の麓にあります。それ以上に酪農がさかんでハイキングコースも放牧地帯を横切ることがよくあります。放牧地帯=牧草が豊かでなだらかな丘陵地、なわけですが、荒々しさとの対極にあるようなこの平和的な景色、これがどうやら彼女の趣味ではないようです。あと最高峰でも2217mと全体的に低い。低い山は嫌いなようです(~_~;)


でもほら、この近さですよ~~
わたしひとりなら日帰りでも2時間半くらい運転することはざらです(^^;
問題のスノーシューですが、少し迷った結果持って行くことに。今回考えてる山は割と面倒な場所もあった気がするので一応アイゼンも。また重いことになってしまいました(;´Д`)


友達が迎えに来てくれたのは6時40分。
目的地の駐車場まであと少し。お天気は予報よりも良い快晴!


白く出っ張って見えるのが今日上る予定のモン・コロンビエ(2045m)の頂上です。
あたり一面なだらかな牧草地帯、まわりの山々の稜線も緩いカーブを描いています。穏やかな気分になり癒される感じですが、これが友達にとっては山らしくないみたいです。ギザギザの尖がった山や岩々した山の方が好きみたいです^_^;


モン・コロンビエには1年半ほど前に一度ひとりで来たことがあります。その時はピストンのコース、ついでに峠を挟んで隣にあるダン・ド・ロサナ(1891m)にも帰りに登っておきました。
この日は周回で歩こうということになり、出発するのと戻って来る駐車場とが違うので道路を2キロほど歩く必要があります。


前回一人で来た時に停めたのと同じ村、エイヨン・ル・ヴュー(924m)に車を停めます。これは村役場の建物。ロバが2頭待機?しています。何??村役場のロバ?と思ったら・・・


そのすぐ隣がロバ観光💦の会社でした。ロバに小さい子供を乗せて家族で自然の中をお散歩というコンセプトだと思います。


さて2キロ先の集落までてくてく歩きます。友達が「山を下りてきてから道路を歩くのはイヤ」と言うので初めに歩くことに(^^; 約20分で到着。


ラ・ボチエールの集落にあるハイキング客用の看板。標高925m・・・先ほどの村から1m上りました(;´∀`)


数日前ほどではないですが結構寒いです。霜が降りています。


農家や民家の間の道から山道に入ります。まずはミニ礼拝所の前を通ります。


めちゃくちゃたくさん咲いていたのがこれ、「熊の耳」と名付けられたプリムラの仲間の黄色い花。ちなみにフランスの山には熊はいません。唯一、南西部ピレネー山脈に保護され観察の対象となっている熊がごく少数いるそうです。


まだ森林部ですが、比較的開けていて見晴らしのいいところがほとんどです。


先週もたくさん見たジョンシアンがかなり標高の低いうちから見られました。ただし帰りの道の森林部には全くありませんでした。


これも行きだけたくさんあったランの仲間の野草。


1100mくらいの辺りから雪が残っていました。2,3日前に降った雪が前日の陽気で早速融けかけている様子です。


先ほど通った村々が小さくなってきました。


木の茂ったゾーンに入ります。日が当たらない分、融けずに残っている雪が多いようです。


少しずつ雪の量は増えてきました。スノーシューいるようになるのかな・・・ザックに引っかけてきてるので、ぜひ使いたいものですがまだまだ待つ必要があります。


右の坂はかなりの傾斜。雪の多い季節は完全に雪崩ゾーンですね。


まだ岩や石が雪から出ているところが多いのでスノーシューは履きませんが、ゲイターだけ着けます。こないだまでハイカットの冬用というかスノーシューと合わせる靴を履いていたのであまり必要なかったのですが、今日は普通の靴のため雪が入りやすいのでゲイター、必需品です。


森を脱出し日当たりが良く雪が完全に融けたところを通ります。右上にはシャレーの屋根のようなものが見えてきました。


地図にも載っている一つ目のシャレー。夏に放牧業の人たちが使う農作業具などが片付けてあります。簡単な住居にもなっています。


右半分に写っているのがモン・コロンビエ。峠を挟んだ左側はダン・ド・ロサナ。
このコロンビエ峠らへんを通って登頂するつもりでしたが、モン・コロンビエの南の尾根(写真には写っていない右のほう)からも登れるようです。コース自体の展望がそちらの方が良さそうなので、急遽そちらに向かうことにしました。



・・・あんまり上ってないですが💦(標高にして550mくらい。。)そろそろ晩ご飯の支度ですので一度ここで投稿します^_^