randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

1年ぶりにジュラへ(最終回)

お菓子、豚肉加工品、チーズと買い込んだ後に向かうのはシャトー・シャロンの村。「フランスで最も美しい村」のひとつに選ばれています。


この村にはわたしのお気に入りのワイン生産者があります。先日地下カーブのワインをちょっと整理してみて分かったのは「ジュラワインがたくさんあり過ぎる」が、しかし「ジュラワインのなかで一番活躍する(一般受けする)マクヴァン・デュ・ジュラはほとんど残っていない」・・・よって、今日買うのはマクヴァンのみです。


わたしの行きつけの生産者のうちがある通り。ほかにも2軒ほどワイン生産者があります。


あじさいのお花ギリギリに停めさせていただきます(;'∀')


こんにちは~~(*‘∀‘)


出てきたのは奥さんのマリー=アンジュさんです。「あらあら久しぶりだわね、あいにく主人はブドウ畑で仕事中で留守なのよ」とワインを注いでくれます。


マクヴァン・デュ・ジュラ。サヴァニャン種のブドウジュースに少しマール・ド・ジュラ(サヴァニャン種のブドウの蒸留酒)を足したもので甘口。良く冷やしてアペリティフワインとして重宝します。サヴァニャンはジュラ地方特有のセパージュ(品種)で、かなり癖があるので甘ったるいだけのアペリティフワインとは一線を画しています。サヴァニャン100%のコート・デュ・ジュラなどのワインだとキツ過ぎて飲めないフランス人も多いのですが(多分フランスに数ある白ワインでも一番変わった白ワインだと思います💦)、マクヴァンだと大体の人が受け付けます。
わたし自身は普通のジュラワインも好きなのでつい買ってしまうのですが、やはり出す機会が少なすぎて(あと何にでも合うわけではないので)結果としてうちでダブついています・・・


6本だけにしておきました。


この日、村の教会の前の広場で観光客向けのマルシェが1日中行われているようでした。マリー=アンジュさんが「車うちの前に置いてまま行って来たらいいわよ」と言ってくれたのでお言葉に甘えてしばらく車を置かせてもらうことに。小さな村なので村の中心地には駐車スペースがほとんどなく、夏はツーリストが多くて停める場所はありません。村の下(村は高台になっています)なら駐車場はありますが、いささか遠いので助かりました。


教会の手前にある可愛いレストラン。でも夏のツーリストの多い時期以外は閉まっています(^^;


ロマネスク様式の教会の中。


おっ、やっとるやっとる(*'▽')
・・・でも、小さっっ!!


まぁ、なんか色々あったんですが、これと言って欲しいものも見つからず。。てか既に今日たくさん買い物しすぎてて購買気力なし(^▽^;)
そのまま少し先にある展望台の方に向かいます。


ブドウ畑に囲まれています。周辺の村や町の説明があります。


お昼ご飯ですよヾ(*´∀`*)ノ
さっき買ったばかりのパン、ハム、パテです。おいしい。。幸せ✨あっ、コルニッション(ピクルス)忘れた・・残念。。


先ほどイルサンジェで購入のライムのクリームの入ったタルトです(^^♪ いつもはこれにチョコレートエクレアもあることを思えばちょっと寂しい。。でも絶品でした😻


そこらへんになっていたブラックベリー。


リンゴの木。


お腹いっぱいになったところで車までプラプラ帰ります。


絵になる窓際が多いのです。


さらばシャトー・シャロン。。


ブドウ畑の真ん中を走ります。


途中から行きと同じ県道に戻ってきました。


リヨンに近い辺りまで戻ってきました。県道沿いにはかつてフランス料理界の重鎮であり天才料理人だったアラン・シャペルの元レストラン兼ホテルがあります。若くして亡くなられたので後妻さんで未亡人のスザンヌさんがシェフを迎えてすっと経営していましたが、数年前に店を畳んでしまい、建物はそのまま買い手が付かないままのようでそのままになってあります。近代フランス料理の歴史を刻んだ人物のお店なのでチェーンのホテルなどでなく、それなりに才能のある料理人が買い取って欲しい・・と願わずにはいられません。


リヨンに戻ってきました。うちに直行でもよかったのですが、同僚S君に頼まれたパテやハム類、チーズがなんとも邪魔です。というのもわたしはまだ夏休み中で仕事を再開するのはこの日から数えて5日目だったので、切り売りのパテなどが気になります。なので、直接仕事場に持って行くことに~~


うちに帰ってきました。整理されてかなりましになったうちのカーブです(^^♪


好きでやってるとはいえ、1日中運転して疲れたのでコーヒーと買ったばかりのチョコレートで一服。その後は翌日からの2泊でのハイキングの準備に入りました(;´∀`)
この2泊の山歩きをもって長かった夏休みも終わることになります💦












1年ぶりにジュラへ(その3)

大好きなアルボアの町を後にしてひたすらのどかな牧草地帯を走ります。


放牧されているのは東フランスが原産で今ではフランス各地ばかりか国外でも飼育されているモンベリヤール種の牛。


20分弱でこんな看板が見えてきます。


お気に入りの豚肉加工業者の直売店です。道路を挟んだ向かいにアトリエがあるので製品を運び込んでるところでした。


ああもう・・・幸せ(≧∇≦)


生ハムの塊は日持ちするのがいいんですが、うちでうまく薄く切られないので既にスライスして真空パックされたものをいつも買います。


パテ類は量り売りと瓶詰とあり、2~3日中に食べるようには量り売りのを、ピクニックや友達のうちに招待されたときや日本に持って行くお土産用には日持ちのする瓶詰を、と両方買います。


右下にあるグリルする用のソーセージとメルゲーズ(唐辛子の効いたやつ)を買いました。


普通のハムも数切れスライスしてもらいました。めちゃくちゃ美味しいのです♡


ジャムやハチミツ類はもちろん自分達では作っていませんが地元の農家のものを扱っています。真ん中にあるのはグリオッティーヌといってグリオットという甘味の少ない酸っぱいサクランボのオー・ド・ヴィ漬け。フォレ・ノワールなどのお菓子に使われる他もちろんそのまま食後酒代わりにデザートの後に出されたりします。グリオッティーヌは登録商標で東フランスはオート=ソーヌ県に会社があります。


ハイキングに欠かせないサラミ類も買いました(^^♪


さて、トランクにスタンバってるクーラーボックスに入れたるで~、とトランクを開けようとしてたら携帯にメッセージが。
グルメかつ食いしん坊の同僚のS君です。昨晩「明日ジュラに行くけど、サラミ類とかチーズとかいるなら買ってくるよ」とメッセージを送ったのですが、返事が来なかったので彼の分は買わなかったのですが「ごめん、昨日返事書いたのに送信できてなかった!合計50ユーロ以内でお任せするよ」とのこと。運のいい人です。10分後だったら、Uターンはしてなかったと思います(^_^;)
すぐさまお店にカムバック~~


・・すみませ~~ん。。
また来ました(^_^;)


S君用に適当にセレクションします(^^;


サラミやパテをしこたま買い込んだ後は肝心のチーズです✨
林道みたいな道をガンガン走ります。こんな道の割に結構対向車もあるので要注意です(;'∀')


またのどかなところに出てきました。


対向車ものどかです(;´∀`)


約25分でチーズ農協に着きました。農協はたくさんありますが、片っ端から試した結果、この地方ではこの農協に落ち着いています。


売店と製造所が一緒になっています。


カフェテリア風になった一角があります。こんな農協はちょっと珍しいです。


ジュラのワインはもちろん(あえて写真には撮りませんでした)パテ類、地ビール等のお酒もあります。右下の「ヴュー・ポンタルリエ」はパスティスに似たアペリティフ用のお酒で、その名の通りスイスとの国境近くに位置するポンタルリエの町の名産品です。生産量が少ないので全国的には出回っていませんが、地元のカフェには大抵置いてあり、「ヴュー・ポン」と呼んで注文します。


ガラス張りで工場の作業が見えるようになっています。12時に近かったのでもう終わりつつありました。全般にチーズ作りは小規模のところでは午前中のみのことが多いです。


さてさて、お目当てはコンテです。


熟成期間によって値段が違います。オーガニック認定を受けているものもありますが、わたしはいつも一番味わいの深い「ヴィエイユ・レゼルヴ」を買います。


ガシャーンっとこのようにギロチンみたいに(^^; 機械で切ってもらいます。
S君もはっきりした味のものが好きだと思うので同じやつを切ってもらいました。


コンテの他に、モルビエというジュラのチーズも買いました。2種類売っていて、味が強い方(モルビエ・チぺ)をわたし用とS君用に一切れずつ切ってもらいました。


次に向かうのはシャトー・シャロンの村です。農協からは10分強の近さ。
あっ、ハイキング用の黄色い方向案内看板がありました。フランスの多くのハイキングコースで使われているオフィシャルなものです。この辺りは山ではないけれど、村と村の間やブドウ畑、史跡等を巡るいくつかのハイキングコースが提案されているようです。


その4(多分最終回)に続きます。




1年ぶりにジュラへ(その2)

子供たちを東フランスの祖父母に受け渡した後はドライブしながらお気に入りの食べもの関係のお店をいくつか回りつつゆっくりと帰ります。


ジュラワインの中心地、アルボア。東京にも店があるイルサンジェはわたしのお気に入りのチョコレート屋さんです。といってもケーキ類や菓子パン、キッシュなどチョコレート以外にも結構色々売ってます。


キッシュや塩味系タルト、パイ包みなど。一番右はパテ・アン・クルート。お肉の部分が空気に触れて乾燥したり変色したりしないようにアルミを掛けてるのでしょうが、肝心のお肉(詰め物)が見えなくて残念です。
なぜフランスではお菓子屋さんでキッシュとか塩味系のものがよく売られてるのか不思議に思われる方もあるかもしれません。お菓子のことをフランス語でパティスリーpâteisserieといいますが「pâte」とは元々、小麦粉を捏ねて作った生地のこと(現在ではパスタのことも)。昔は小麦粉の生地をつかったものがすべてが「パティスリー」で甘いのも塩味のもすべて職人(パティシエ)の仕事だったことの名残だそうです。


店はとっくに開いているものの、ケーキ類はどんどん厨房から運ばれてきている最中です。


プチ・ガトーもまだまだ全部で揃っていません。ここのチョコレートエクレアとレモンタルトが大好きでいつもそのふたつを買うのですが、聞いてみたらエクレアはまだあと30分ほどかかるそう。今日はレモンタルトだけでいいか…レモンではなくライムのタルトでした。


そしてお目当てその2は菓子パン。クロワッサン、アーモンドクリーム入りクロワッサン、ブリオッシュ、そしてこれは新顔というか今まで見たことがなかったのですが、奥に写っているパン・オ・レザンです。どれもかなり小さめなサイズです。ひとつづお願いします。


暑いし、チョコレートは今日はいらんか・・と思っていたのですが、目の前にあるとやはり欲しくなります。今度来るのはいつになるか分かりません!少しだけ量り売りで入れてもらいます。ここので好きなのは柚子風味のガナッシュ「ギンザ」(多分日本のお店があるのが銀座界隈なんでしょう・・)、カシューナッツのプラリネ(珍しい)、ピエモンテ産ヘーゼルナッツのプラリネ、塩味ガナッシュ(アルボア周辺はもともと岩塩で栄えた地方であります)などなど。ひとことで特徴を言うとすればとっても繊細でキレのあるチョコレートです。そんなにチョコレート命!ではないわたしでさえ時々無性に恋しくなる味です(^^;


今回は買いませんが、色々なスペシャリティがあります。一番有名なのは冬場のマロングラッセで、グルメな人たちの間では全国レベルで知られているくらいです。


年代物のレジで計算をしてもらいます(^^;


1年ぶりに来られて大満足♡


イルサンジェはテラス席もあるのですが、わたしはいつも別の店に行きます。


同じ広場の一角にあるカフェ。昔は古ぼけたどうってことないカフェだったのですがいつの間にか持ち主が変わったのか改装されスタイリッシュに変身していました。ここはおいしいコーヒーを使っていて(店によって、というか仕入れている豆屋さんによってはまずいところも割とあります)、値段も普通(エスプレッソで1,5ユーロ)、そして地下にあるトイレがとってもきれいのです♬


古い建物なので階段を降りると地下はこんな感じです。


はい、これが噂の( ´艸`)きれいなトイレです。


おやつ兼トイレ休憩を終えたらアルボアの町を後にします。


その3に続きます。