randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

グラン・シャルニエ(2561m)へ (後編)

1週間ほど記録的な猛暑が続いたフランスです。今では少し落ち着きました。
この日も街中では37度まで上がりましたが、標高が上がってくるとともに涼しいを通り越して風の強い山頂付近では寒いくらいでした。ダウンジャケットは持ってきませんでしたが長袖Tシャツ、フリースとウインドーブレーカー兼雨合羽を総動員。


とはいっても登りがきつい辺りは汗ばんできます。よじ登り系が適度に絡んだいい山でした(^^♪


頂上の手前まで来てようやくある程度まとまった量の雪が見られるようになりました。
奥には薄っすらとモンブランが見えてきました。肉眼でも霞んでいましたが、携帯のカメラだとさらにぼんやりとしか写りません・・・


同じ斜面でも少し上にはもうほとんどありません。念のためにアイゼン持って来てるけど全然いらんかったな・・・


最後の尾根部分は雪が片面だけ残っています。


そして最後の20mほどはきれいさっぱり融けてしまっていました。登りやすい♬


少しよじ登り系があった後は平たくなっていました。
左に見える立派なのはベルドンヌ北部を代表するピック・ド・フレーヌ(2807m)。アルピニストでなくとも登れるギリギリのラインだそうで、雪の融けてきた今、挑戦したいと思っている山のひとつです。


10時25分、山頂\(^_^)/
駐車場を出発してから3時間10分が経過しています。お昼ご飯にはさすがに早いな…とりあえず写真でも撮っておこう。。


一列目はベルドンヌ北部の山々。一番左が先月末にまだ少し雪の残るときに登ったグラン・ムーラン(2495m)。
2列目はロジエール山塊、ボーフォータン山塊(いずれもサヴォア県)、奥にモンブラン(オート=サヴォア県)


手前の2列はベルドンヌ。
奥に3つ並んだとんがり3兄弟・エギーユ・ダルヴ(サヴォア県)。3500m前後ある上に特徴的な形から色んなところからよく見えます。右の方にはモン・ド・ランスの氷河がよく見えています。


エギーユ・ダルヴにズーム。一番左の峰は「猫の頭」と呼ばれています。


登って来たのとは違う斜面です。こちらには尾根伝いに少し下りてけそうです。


写真を撮ったり地図を見たりしてると11時前になりましたがそれでもまだ昼ごはんの時間ではないな・・と思っているとトレラン男性がふたり(駐車場で会ったのとは別の)がやってきたのでしばらく話していました。彼らが下りて行って時間を見ると11時過ぎ。それでも早いけど、せっかく景色のいい山頂なので少し風はあるけどここでご飯にすることに。



最近ちょっとした山パスタブームなので、今日もミニマカロニを持って来ています。小さいので早く茹るのがいいです。
ジェットボトルはお湯を沸かす以外は使えないということになっていますが最近ではパスタを湯掻くくらいには使っても大丈夫ということにしています(^^;


ただし持って来ているものはいつも同じです。チーズにサラミ・・・これを小さく切ってパスタに混ぜるだけです。味付け用にバジルソースも持ってきました。


出来上がりました。いただきまーす。
ほんとは湯掻いたパスタ、ほかの材料を最後に軽く炒め混ぜたいところなのですが、そこまではジェットボイルには期待してはいけません(^-^; 


食べ終わって片付けていると、ソロのハイキング男性が。すぐ下の町に住んでいてこの辺りの山にとても詳しいのでしばらく話を聞いてから下り始めました。
下りている途中に4人組の初老のハイキング客とすれ違いました。今日は日曜だしお天気もいいので人出も多いのでしょう。


上りも急だったので当然下りも急です💦


峠まで下りてきました。今から帰るというのにまたここから150mほど登ります(;´Д`)
行きとは違うこの道で帰りたいと思います。こちらのほうがなだらかそうです。


子供たちが一緒でなくてよかった・・・帰り道に登ることを異常に嫌がるので^_^; その度に「自然の地形だから仕方ないんよー」と答えますが「そういうのないところにして欲しい」と返されます(;´Д`)


帰り道にも花がいっぱいです。特に目新しいものはなかったですが、伸び伸びと咲き誇っていました。


緩やかな上りだったのは最初だけで、下りだしたかと思ったらキツい上りになったりと、ある意味行きに通った道より質が悪かったかもしれません(^-^;


グラン・シャルニエの最後らへんにはよじ登り系の場所もありましたが・・
意外なところ(簡単な道が続いていたので)で鎖場が登場しました。


右下の野原の部分にポツンと見えるのが駐車場に看板が出ていた山小屋です。テラス席に何人か人が座っているのが見えます。駐車場から1時間くらいで来られるので、ここが目的地と思われる小さな子供のいる家族連れに何度かすれ違いました。


まだ2時過ぎになったところですが、特に付け足したいようなコースもなかったので素直に駐車場に戻ると・・・
おおおっΣ(゚Д゚)
朝わたしともう1台しかありませんでしたが、満員御礼といって差し支えありません。
スキー場なのでだだっ広い草原やゲレンデの坂もあるし、マウンテンバイクで遊んでいる人たち(主に中高生くらいの若い子たち)も結構いました。


よく行く辺りから正面に見えているのに登っていなくて気になっていたグラン・シャルニエに登ることができてホッとしました^_^;















グラン・シャルニエ(2561m)へ (前編)

先週は最高気温が37度くらいまで上がる猛烈な暑さが続いたフランス。
春くらいからかなりリピートしているベルドンヌ山塊北部に日曜日にひとりで出掛けてきました。行き過ぎて、このエリアの地図はもうボロボロです(^^;


高速を出てからしばらく地道を走ります。ベルドンヌ山塊北方面はサヴォア県に位置し(大半はグルノーブルが県庁所在地のイゼール県になります)、ワインも生産している地区を通ります。ブドウの木が青々と育っています。


今日の出発地点はスキー場であるシュペール・コレ(1630m)。7時ちょうどの到着です。
高い地点からの出発ですがアップダウンがあるコースで合計1170mの高低差になるようです。


わたしが一番乗り・・と思っていたらトレランの男性がふたりすぐに到着。ワインで有名なブルゴーニュ地方からの遠征だそうです。
1週間前のヴァノワーズで登った2600~2700mあたりには結構雪が残っていたので、この日行くところがどうかよく分からなかったので、一応アイゼンとピッケルは車に積んできました。彼らは地元の民宿に宿を取り毎日ベルドンヌ山塊でトレランしていているそうで、わたしが行くところの近くまで前の日に行ったそうです。雪はほとんど残ってなかったよ、山頂の手前は見えなかったから分からないけど、というのでとりあえずピッケルはいらんな、と。アイゼンもいらなさそうだけど地形のせいで変に雪が残っている地点があるかもしれないので一応連れていくことに。


スキー場なので来るまでの道も良かったし駐車場も広く、トイレがあったりもします。


徒歩1時間5分(コースタイム)のところに山小屋があります。泊まれるようですが駐車場からの距離を考えるとカフェ・レストランとしての利用が多そうです。


準備を整えて出発したのは7時15分。トレラン男性たちには先を越されています(;´Д`) いつものことながらみんな準備が早い・・わたしが遅いだけなのか??


ワタスゲがいっぱい咲いていました。今年初めての出会いです。


だだっ広いスキーのゲレンデを登っていきます(-_-;) スキー場からの出発は好きではないのですが、グラン・シャルニエに登るにはここからの出発しかないので仕方ありません。


奥にはシャルトルーズ山塊が見えます。


リフトの終着地点です。


2081mの地点になります。


さて、この後はスキー場からは離れていきます。やれやれ・・・


左にあるのが今日の目的地、グラン・シャルニエ。後ろに並んでるのは同じベルドンヌ山塊でも中部から南部の山々。


まずは稜線を歩いて行く気持ちの良いコースです。


ほんのちょっと雪が残っていますが今日中にでも融けてなくなってしまいそうな量です。


しばらくなだらかな稜線を歩きます。・・・が、グラン・シャルニエに登る前に峠に向かって下っていくことになります(;´Д`)


こういう感じです。。


あれ、まだグラン・シャルニエに着いてもいないのに山の説明が書かれた立派なな看板がありました(◎_◎)


下りだしました。あんまり下らないでぇ~💦


1956mのクララン峠に到着です。100m以上下ってしまいました・・・


峠から直接まっすぐ登っていけるのがプチ・シャルニエ(2181m)。地図に載っているのはここに行くコースで、グラン・シャルニエへの道は途中までは「メインの道ではないが細い道が存在する」という意味の細い黒の点線がありますが途中で切れています(・・;)
でもこのエリアを代表する山でもあることだし、しかもさっき立派な看板まであったし、道がないってことはないでしょう(;´∀`)


しばらく登っていくと、、あっ、手作り看板が立っています。「プチ・シャルニエあっち、クララン峠あっち」・・・グラン・シャルニエは関係なしですかい!!??あんな立派な看板作っておいて??でも地図で見ると右に分かれていくほうがそれです。


なるほど、プチは簡単に登れてしまいそうです。奥のグランにしておいて正解です。


傾斜も緩やかで爽やかな道が続きます。


木や草が伸びすぎて通りにくくなっているところもあります💦


これほんとに上っていってんの?と疑わしくなるほど緩やかな道です。


上の写真の奥のほうまで進んだとき、話し声が聞こえるのであっちから人が歩いてきたのかと思ったら、男性がふたり座っています(・・;)


シャモアを観察中でした。立ち止まって少し話をしましたが、「猛暑のせいかどうか分からんけどあんまりいない」と言っていました。強面のお二人でしたが動物が大好きらしく、この日も早朝からここで魔法瓶入りのコーヒーを飲みながらずーっとシャモアやマーモットを観察しているそうです(;´∀`) ちなみにグラン・シャルニエには登らないそうです。


さて、目の前の景色の雰囲気が変わってきました。乾燥した感じになりつつあります。


ツクモグサがいっぱいです。


道が急になってきました。


シャルトルーズの南(左)から北まで一気に見渡せます。


振り返って。プチ・シャルニエが遠くなっていきます。


確かにわたしもこの日はシャモアやアイベックスには一度もお目にかかりませんでした。
その代わりにマーモットはこの辺り、グラン・シャルニエの麓のあたりでたくさん見かけました。



前編はここまでです。後編に続きます。







次男と避難小屋に1泊(後編)


夕方出発で次男と避難小屋に1泊しに出掛けました。歩くのが目的というよりも単に山の中で寝起きしたいというだけの話です。というのも2日前にヴァノワーズ国立公園での1泊2日ハイキングから帰ってきたばかり、わたしに関して言えばヴァノワーズの直前に南仏へ3泊4日でハイキング旅行に行っていたということもあり、ふたりしてあまり歩くモチベーションが高くないという背景があります・・・


前夜は少し雨がぱらつきましたが、今日はお天気は良さそうです。


10時前に寝たにも関わらず7時前まで爆睡してしまいました。山ではその日歩いたところや次の日歩くところのことなど脳裏から離れず、眠りが浅くなりがちなのですが前日はほとんど歩いてませんし、当日もあまり歩く予定がありません。もし次男がほんとに歩きたくなかったら駐車場に帰るだけでもいいと考えているくらいです。そりゃーよく寝られるはずだ(^^;)


目が覚めてすぐに寝床から撮った一枚。
屋根裏が寝室スペースになっています。ここの避難小屋はマットレスが何枚もあり、地べたに直接置いてあるものやベッドもあります。それだけでもありがたいですが、毛布も3枚ほどあります。でも誰か使ってるかもしれないしシュラフは持って来ています。


次男はわたし以上に爆睡でしたが8時には起こして朝ごはんにしました。


今回は何とバター持参です✨ お肉持ってくるにあたり、冷凍させておきましたがそれだけでは不安だったので凍らせたペットボトルを持ってていました。なのでバターも遠慮なく?一緒に持って来ていました。
ラズベリージャムは前週行ったメルカントゥールの帰りに買ったものです。


朝ごはんの後片付けをして8時45分に出発です。
若いカップルはまだ起きてきません。

薪にするための木がこれでもかというほど置いてあります。


ペルシュ峠に向かいます。


ヤマツツジ、3~4分咲きでしょうか。


もう間もなく峠です。


ペルシュ峠(1984m)に到着。


この後はこの小高い丘に登ります。峠の看板には20分とありますが2週間前にひとりで来た時には12分でした。今日はどれだけかかるでしょうか。


15分でした(^^; ル・シャポテという山頂で2074mになります。
今いるサヴォア県とオート=サヴォア県にまたがって広がるボージュ山塊が後ろに浮かび上がっています。


こないだ氷が融けかかっていた湖というか水溜りはきれいさっぱり融けてしまっていました。左はシャルトルーズ山塊。


2週間前には向かいのロニエにももっとたくさん雪が残っていたし、ここら辺にはクロッカスがいっぱい咲いていました。


来た道とは違う道から下ります。つい今しがた通った道と大体平行しているもう少し高い位置にある道を通って山小屋からすぐ上にある峠を経由して帰ります。


尾根の少し低い位置をあるくことになります。


前回少し出始めていたトレーフル・デ・ザルプが旬であちこちに。一番たくさん見た花のひとつです。葉っぱの形は違うけど花の形を見て分かるようにシロツメクサ(クローバー)の仲間です。


オモジン・デ・ザルプ


この辺りもブルーベリーだらけです。若い実が付き始めていました。実・・というか花なんですね、これ。赤いところが花びらで中はまだ空っぽなのです。


こんな街灯みたいなのがぼちぼちあって・・・


少し開くとこうで


もう少し開くとこうなります。凝ったタイプの風ぐるまみたいで可愛い・・・


峠に着きます。


グルヌイユ(カエル)湖のある峠に到着です。


この湖もこないだはクロッカスに囲まれて半融け状態でした。氷や雪が融けたうえ、干からびて水の量が少なくなっています(◎_◎;)
次男「カエル湖っていうけど、カエルいない~」


その代わりオタマジャクシはいっぱいいます。


小屋まで下りていきます。10時40分です。
すると先ほどはまだ寝ていたカップルが朝ごはんを食べている最中でした。


あとは駐車場まで戻るだけです。行きは1時間ちょいかかりましたが下りは1時間もかからないはずです。


駐車場に12時前か・・・昼ご飯どうしよう。うちに帰るのは2時半近くになりそう。
そこで思い付いたのは、昨日前を通った避難小屋あたりで食べてしまうというパターン。幸い食料は多めに持って来ているので何か作れそうです。


小屋の中


ストーブもあります。直接料理台にもなっている年代物っぽいストーブです( ゚Д゚)


玉ねぎとチーズ入りパスタにしました。
いただきま~す(*´ω`*)
ご飯を食べているとよちよち歩きの男の子を連れた初老の男性がやってきて孫の姿をパチパチと写真に撮りまくっています。少し話をしてみると今はすぐ下の村でリタイア生活だけどずっとリヨンで消防士をしていたそう。わたしも知り合いに消防士が何人かいておじさんが長く勤務していた消防署にも出入りしたことがあり、意外なことで盛り上がってしまいました(^-^;
単に孫とお散歩中かと思ったら、趣味でパラグライダーをされていて離着陸する場所がこの近くにあり、来週草刈りに来るから今日はその下見をしに来たということです。アクティブだぁ~~( ゚Д゚)


小屋の前の水場の彫刻。ちょっと怖いんだけど上手です。よちよち歩きの男の子、こっちに歩いて行き、彫刻を見てギャン泣きしてました(^▽^;)


バリケードの下をリンボーダンスでくぐり抜ける次男(^^; 「昔はもっと体、柔らかかったんだけどなぁ」・・・年と共にもっと硬くなりますよ(;´Д`)


小屋から5分で駐車場です。お、わたしの車の横に一台寄り添うように停まっています。
大して登らずにきれいな場所に行けるのでシーズン中の週末にはきっと多くの人が来ることでしょう。


高速の入り口まで約20分。空き空きの高速を楽勝で帰ろう~と思ったら、高速に入った途端にまた睡魔が・・・夜ちゃんと寝たのに。。満腹で運転するのも眠くなってダメですね…コーヒーを飲みに料金所近くのサービスエリアに寄りました。


この地方はフランスでは定番の登山用ナイフ、オピネルのおひざ元なのでコーナーがありました。


クラシックなイラストが印刷された缶詰のビスケット。つい先日エスケープルートとして緊急下山したスキー場、クールシュベルの缶もありました。思い出に買っておこうかと一瞬思いましたよ( ̄▽ ̄;)