フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

峠のチーズ農家を見学

4週間の予定の再ロックダウン、2週間半が過ぎました。
延長のお知らせはまだありません。
きっと延長される、と初めっから疑ってかかってるのですが(がっかりしたくないので)、もしかして本当にあと10日間ほどで終わるのでしょうか・・・?


ロックダウンしたとたんお天気が良くなって暖かい日が続いている気する、と先日書きました。


先月に種を撒いたハーブがじゃんじゃか出てきています。
これは何かお分かりでしょうか・・・


だいぶ前に日本のダイソーで買ったコリアンダーでした。
記憶に間違いがなければ、確か料理研究家でハーブ研究家でもあったような気がするブログ友のチロルさんは「カメムシのような香りがするハーブ」と形容なさっていますが、わたしは大好きです(*´▽`*)


思いっきり期限が切れてましたけど(^^;)3週間ほど前に撒いてみたのです。
ちゃんと出てきて(´▽`) ホッ
ところでこの種はイタリアから日本に、そしてまたお隣のフランスに戻られたんですね。
お疲れ様です(;^_^A 



さて、細切れに書き進めているロックダウン前の週末お出掛け記の続きです。
酪農をしている知人Sさんが若い牛さん達を迎えに行くのに友人Oさんとお付き合いします。


Oさんのランドローバー(手前)とSさんのフォード・レンジャーの2台で来ました。
家畜ケージに2頭ずつ、計4頭の若い牛さんを連れ帰る予定です。


さて、牛さんを育成する農家の方との待ち合わせまでに少し時間があります。
この日の朝、ここに来る前にSさんの農家でもお会いした、Sさんのチーズ作りの師匠であるFさん夫妻の農家がこのすぐ近くなのです。あいにく、お二人は今日は用事があって夕方までお留守なのですが、ぜひ皆さん寄っていって下さい、と言われています。
みんなで行くことにしました。


Fさんの農家の前に車を停めます。
先ほどランチをしたロータレ峠から反対側に峠を下りてすぐのところにあります。


Sさんの飼い犬、オリちゃんに似た子がいます。同じ品種、ベルジェ・デ・ピレネーで羊や牛の放牧をしている農家ではボーダーコリーと並んでよく飼われているワンちゃんです。


チーズ作りのアトリエに案内してもらいます。
Fさん夫妻は一応、現役を引退しており(しょっちゅう手伝いに来てはいるものの)、奥が後継者の若夫婦の旦那さまです。Sさん、農業高校の研修生のC君、一番手前がOさん。
ところで、奥に牛乳を温める大きな銅鍋がぶら下がっている木の柱が見えますよね。
これとほぼ同じものを、Fさんの指導でSさんの放牧地のチーズ作りのシャレーにもOさんが作りました。
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こんな中世チックなものを今の時代に新たに作る、というのがある意味スゴイです(;'∀')


チーズ熟成庫。
Sさんの農家は今年の1月にチーズ作りを始めたばかりなので(それまでは牛乳は地元のチーズ会社に売っていた)、熟成も含め、全てが試行錯誤です。
しょっちゅうSさんのお手伝いに行っているOさんも色々質問を投げかけていました。


ここで作っているうち一番大きなタイプのチーズ。数か月の熟成期間を要する代わりに、急いで売らなくても良いという長所があります。むしろ古い方がおいしくなります。


見学を終え、農家の外に出ます。
薪がこれでもかといっぱい積んでありますけど、ここら辺は標高2000m近くあり、冬は雪深いしとんでもなく寒いんですよね・・・
この日は暖かく、もう一匹の牧羊犬のボーダーコリーちゃんが日向ぼっこ中でした。


半端なく絶景な農家の前でコーヒーを頂きました。


Fさんの農家をおいとまし、さらに道路を下りた隣村の駐車スペースに車を停めます。
聞けば、牛さん育成農家自体はこの村にあるわけではないのですが、夏の間牛さんが暮らしている放牧地がこの近くなようです。
他所の農家の車も道路に何台かスタンバイしています。何軒かに売る若い牛さん達をまとめて放牧地から下ろすのでしょう。


うわ、カッケーのが唐突に停まってました。
フェアレディZ、こちらでは370Zと呼ばれています✨


この後、牛さん育成農家の方から連絡があったようで、待ち合わせに来ていた農家の車全員で細い道を通って谷底まで下りて行きました。
ここら辺は、風光明媚なエクラン国立公園の入り口になります。ちなみに谷の反対側はセルス山塊という別の山塊になり、国立公園でもなければ地方自然公園にもなっていません。しかし、同じくらい美しいです(;^ω^)



まだ牛さん達に出会えていませんけど、今日はここで一度終えます。
お付き合いいただいてありがとうございました。

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