フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

3週末連続の避難小屋泊ハイキング

先月、避難小屋に泊まるのが大流行していた時のハイキング記です。
前の週は18歳の次男が付き添ってくれ、地元に住む友人が避難小屋に合流してくれましたが今回はソロです。


出発地点の駐車場のハイキング客用の看板。
この日の出発地点は標高1600m台とかなり高い目です。


初めは林道をしばらく歩きます。


駐車場でも遠くからカラン・・コロン・・とカウベルの音が聞こえていたのですが、唐突に牛さんたちが林道のわきに佇んでいました。


かかっ、可愛い😻
肉牛として名高いシャロレーズの若い牛さん達でした。


ワンちゃん連れでテント泊しているご夫婦と少し会話を交わしました。
駐車場自体の標高が高いので、重たい荷物持ってたくさん登らなくてもテント泊するのにいい感じの場所に来られるのが魅力的なエリアだと思います。


後ろから「ヤ―、ヤ―」とドイツ語らしきものが聞こえてたと思ったら大学生くらいのカップル二組でした。なんと荷物はすべて男の子が持ち、女の子はふたりとも手ぶら( ゚Д゚)レディファーストにもほどがありますっ(羨ましい)



しばらく木の少ない視界の開けたところを歩いていましたが、このあと普通の森の中の登山道になります。


あまり面白いとは言えない森の中をひたすら登っていきます。
唯一の癒しはラズベリーです。この日も前の週やその前の週に続いていっぱいあるエリアでした。すべての山にあるわけではないんですよね、土壌とかが関係あるんだと思います。
ちなみにこの日歩いているのは、面積も狭くマイナー気味なタイユフェールという山塊です。


1時間半くらい登ったでしょうか。
これは振り返った景色です。視界が広がってきました。


これは向かっている方角の景色。日向になり始めて白っぽいお山が暖かい色にほんのりと染まっています。長くは続かない、朝の好きな風景です。


平たい盆地のような地形の場所に出ました。
あちこち、地べたが赤っぽくなり始めています。


ブルーベリーの葉っぱ。
緑から直接赤になることが多いのですが、たまにオレンジになっているのも見かけました。


ここは標高2000~2100mほどの広い盆地であらゆる方向にハイキング道が出ています。
地図に載っている正式なものの他にも、小さなものがいっぱいあるのでハイキング客は思い思いの方向を散策することができます。



湖がたくさん集まったエリアとして知られています。
これは一番大きなフーシュ湖。この辺りには夏に3回くらい、冬に2回ほど来たことがあります。ただし盆地の反対側の駐車場から来たこともあったし、こちらの駐車場から来た時も一度は後ろにある山の稜線に直接向かったので、今来たのとまったく同じように歩いてきたのはかつて1度だけでした。


休憩しとこうか・・・
泊りの時に使うオスプレーの38リットルのザックです。


まだ歩き始めて2時間くらいだけど、うちで朝ご飯を食べたのは6時前だったので既にお腹が空いています。おやつタイムにすることにしました。


インスタントカフェオレと、前の日に焼いたクランベリーと胡桃入りのチョコレートケーキでした。
20分ほど休憩しました。この日は避難小屋まで行って、午後は軽く周辺を散策するだけの予定なのでゆったりです。


荷物をまとめて歩き始めます。
フーシュ湖のそばにある小さな湖(池?)を眺めつつゆっくり進みます。


メインハイキングコース上にある湖のひとつ。
透明感にうっとりです。


ところで、この日泊まるつもりの避難小屋は今まで通りがかって中を覗いたり、小屋の前で休憩したりしたことはあるのですが、いずれも違う方の駐車場から来た時で、しかも小屋自体メインハイキングコースから若干離れていてちょっと見えにくい場所だったことを覚えています。最後に通りがかったのは雪のいっぱいある時で、3年以上前。こちらの駐車場から歩いて行って見つけることが出来るのかどうか、軽く不安だったりします(^-^;


小さなお子さんを連れた若いお父さんがいました。今到着したばかりで、今晩はここでテント泊する予定なんだそうです。大きな岩が風よけになるんだとか・・・


最後の湖。
正面にはモン・ド・ランス氷河やメイジュといった北エクランの高い山々が。


湖畔まで下りてきました。
左奥にはエギーユ・ダルヴやエギーユ・ド・ゴレオン。3500m前後のお山たちです。


一見必要なさそうなところが鎖場になっていました。
湖や小川で湿った土地なので、きっと寒い時期だと、凍り付いて危ないんでしょう。


どこに避難小屋があるのか分からなくなり(やっぱり)、この激坂を登りましたが、違ってすぐに下りてきました(;^_^A


地図を見ながら「ここら辺しかあり得んだろ」というところを5分ほどウロウロしていると見つかりましたε-(´∀`*)ホッ


ラ・ジャス避難小屋です。


正式にはベルジュリー(羊飼い小屋)・ド・ラ・ジャス。
標高2000m台になります。


1日目午後編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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